紅葉は終わりを告げシベリア気団の勢力が増してきた今日この頃
プータローは人間ほいほいに捕まって抜け出せないでいた
「あぁー、あったかい…だるいなぁ。」
頬を机上にのせまた一つみかんをつまむ。
「すっぱ。」
思いにふけてまたつまむ。
残り一つを食べようとしたところ、そこにあったはずのみかんが無くなっていた。
思わず上を向く
「うーん、すっぱいねこのみかん。でも私は好きかなぁ〜」
プータローを覗き込むようにして口をもぐもぐと動かしながらアヤノは身勝手に言う
「俺のみかん!かえせ」
「え〜食べちゃった」
そう言い残し部屋を後にしていく後ろ姿を見送るようにプータローは深く落ちていった…
やだやだ