>>585 ノックもせずに大きくドアが開けられると、一点の光に寄せられていた視線がそちらの方へ移る。 「今日も学校、行かないの?」なんてデリカシーのないことを聞く親。 そんなことはわかってるってのに何回も聞くんだから鬱陶しいったらありゃしない。 「…どうせ○○さん居るんだから行きたくない」 「そう、ご飯置いておくからお母さん会社行ってくるね」 こうやって気まずそうな母を毎日眺めて居る内に、自分が親不孝者だっていう意識も消えかけてきた。 これを絵にまとめる