純狐:この答えに辿り着くまで思ったより時間が掛ったわね。
人間を使うという奇策を打ったのだから、すぐに気付くと思ったのですが……。
早苗:また会ったわねー! 今度こそ決着を付けるとき!
純狐:……月の民は夢の世界に逃げ込んだ。
月の都に居られなくなった月の民はそうするだろうと私は読んでいた。
勿論、私は先手を打った。夢の世界に刺客を送り込んでいたのです。
さあ出ておいで! 地獄の女神、ヘカーティアよ。
ヘカーティア:んもう。待ちくたびれたわよん。
早苗:むむ、敵が二人?
ヘカーティア:二人に見えるかしら?
ふふふ、まあ良いでしょう。この人間が純狐を手こずらせてるの?
純狐:手こずるなんてもんじゃ無い。この人間のおかげで我々の敗北が半分だけ決定した。
ヘカーティア:ええええ? それほどまで……。
純狐:月の民は滑稽だわ。こんな人間を送り込んでくるなんて。
ヘカーティア:ふーん、面白い。純狐がそこまで言うんなら本物ね。
早苗:何かヤバイ雰囲気……。ひとまず退散して味方を呼んでこようかしら。
ヘカーティア:そーんなに怖がらなくてもいいわよ? 何も本気で戦ったりはしないわよぉ。
どうやら純狐も敗北を覚悟しているみたいだし……もう勝ち負けは重要じゃ無いみたい。
だから私達も正々堂々一人ずつ戦うわ。これは余興みたいなもんよ。
早苗:そうですか、安心しました。
では改めて……さっさと勝負しろ! この変なTシャツヤロー!
ヘカーティア:よーし、可愛いねぇ。ちょっと遊んでやるわ。
本来なら、人間など相手にしないんだけど、『貴方は私に暴言を吐いた』
それだけの理由で貴方を地獄へ堕とす。ただそれだけの理由だ! 死んでも悔しがれ!
東方紺珠伝 STAGE 7 切り札はいつだって悪手 - Evel Trinity 夢の世界
より引用
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