「 カレーは飲み物ッス! 」
頬に米粒を付けて満面の笑みを浮かべる彼女を見て、私は困惑しながらも必死で作った苦笑いを顔に貼り付けていた。
食事を始めてからはや30分。その間に彼女は何度お代わりをしただろうか。
ああ、考えると頭が痛くなってくる。
まあ、育ち盛りの子供だ、食欲が増えるのも仕方のないことだろう。
そう心の中で呟いて自分を納得させ、私は勢いよくそれをかき込んでいる彼女の頭に、ぽん、と手を置いた。
翌日、コンビニからレトルトビーフシチューを大量に盗んだとして、父親とその娘が逮捕されたらしい。
…書いた人が言うのもあれだけどね
な に こ れ
大感謝祭ッス!有難うございまする!!