以下の文を踏まえて、問に答えなさい。
第二次世界大戦とは、これまでの戦争とは異なり、前線だけでなく、銃後も戦場であった。そのため、前線だけでなく銃後も継戦意欲を保つ必要があった。このために用いられたのがプロパガンダである。
プロパガンダ自体は古くからある手法で、使用する媒体も多数ある。例えば本や雑誌である。例えば、日本では多くの戦記小説が書かれた。しかし、このような手法は昔から使われていた。だが、近代だからこそできるプロパガンダもあった。それがプロパガンダ映画である。
例えば、日本では、島に攻めてきたネズミ達を日本の昔話の登場人物が倒すというアニメが作られた。ネズミはミッキーマウスをモデルにしており、これはアメリカを表している。つまり、昔話の登場人物は日本である。これには、アメリカへの敵愾心を煽る意図があった。
プロパガンダ映画は枢軸国だけでなく連合国でも作られていた。例えばアメリカである。数多くのプロパガンダ映画が作られたが、その中にはカラーのアニメ映画もあった。その中でも特に有名なのが、「総統の顔」であろう。この作品では、主人公のドナルドダックが、ナチス・ドイツのような国で酷い目に合う。例えば、パンを切るときにノコギリを使っているが、これはドイツのライ麦パンの硬さを揶揄している。この作品では総統のヒトラーをはじめ、ナチス、日本、イタリア各国の政治指導者や元首が登場し、これらは全て醜悪に描かれている。内容も、ナチスを一方的に悪様に描いた物である。だが、アニメとしての出来はよく、米国民の敵愾心と愛国心をよく煽った。
このように、近代の戦争では文化的な物ですら戦争に加担してしまうのである。
問:第二次世界大戦時の枢軸国を3つ答えよ
わいならこの問題2秒で解けます