安価で小説書く

葉っぱ天国 > 匿名 > スレ一覧
38:匿名:2016/01/03(日) 02:43

目覚ましの騒々しい音に目覚めると、窓から入ってきた光が私の顔を照らした。
重たい瞼をこすりながら、私は隣で眠る弟を見る。
この目覚ましの音でも起きないなんて、凄く深い眠りだ。すやすやと寝息を立てる弟は、幸せそうに眠っていた。
あまりにも子供らしいその寝顔は、いつまでたっても変わらずだった。


「起きろ、遅刻するよ!!」

大声で叫ぶと、弟は目をこすりながら体を起こす。
目ざましで起きなかったからと、身構えていた私が馬鹿のようにすんなりと起き上がる。


「もうそんな時間?」

「ごめん、うそ。そろそろ支度しちゃいな、送って行ってあげる」

「……ん」


のっそりと立ち上がって顔を洗いに行く弟を見て、背が随分伸びたなと感心を浮かべた。
そんな身長と反比例するかのように、あまり肉付きが良くないのは、家庭環境故だろう。


匿名:2016/01/03(日) 02:44 [返信]

仕事が早いな
寝れないじゃないか


匿名:2016/01/03(日) 02:46 [返信]

この文章量で設定が読み込めるところが凄いな。
才能を感じる


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