「みど、り……?」
久しぶりに見た彼女の体はボロボロだった
全身傷だからけ、左足と右腕を失っていた
医者が言うには、生きているのが奇跡らしい
「あ、……あ、」
左手をそっと握る
こうして握らないと、脆く儚く、壊れてしまいそうで
「なあ、なんで、こんな事、したんだよ」
声が震えていた
ばかだな、俺
勝手だな、俺
「嫌いだ」って言ったクセに
こんなに心配して
偽善者かよ
涙が止まらない
みどりいいいいいいいいいい!