昼下がり、とある子供が砂遊びをしていた。
好奇心か幼さゆえの残虐性か、子供はぐちゃり、と蟻地獄をスコップで潰した。
その刹那、砂に足がずぶずぶと嵌って行く、
抜け出そうと必死藻掻いても、皮肉な事に自らが壊した蟻地獄と同様、抜け出せない作りになっていた。
子供は叫ぶ、母に助けを求めて、その叫びは届かずに空いた口からさらさらと砂が流れ込む。
ついに顔の半分ほどまで飲み込まれた時、子供は心臓を動かす事を止めた。
あとには骨を噛み砕く様な音と、金臭い臭いが漂っていた。
できた
なんかすごい
めっちゃ良い、流石
うまいけど…怖くない