>>606
上の作品を続編まで拝読させて頂きました。
感想としてはキャラクターの原作との乖離が酷すぎるな、と……まずそこの違和感がかなり強いです。名探偵は突然あんなことをするのか、とか首領はロリコンのはずが、などなど。挙げたらキリがないですね。もう少し原作に近づけることは出来ないのでしょうか……また主人公がヒーローのみならずA組をあそこまで忌み嫌うのはなんなんだろうなと。必死に話しかけてくれているのにあの態度の悪さはどうなのか。周りが可哀想だと。そして性的表現についてですが、確かに直接的な描写はないとはいえ少しやり過ぎなような気がします。R15くらいだと注意書きは必要だと思いました。
そして主人公についてですが、彼は女性恐怖症か何かなのでしょうか?一応マフィアである自分に好感を持ってくれて優しい対応してくれている女性陣の元から離れ、わざわざタニザキに擦り寄るというのは読んでいてとても疑問でした。女性陣がとても不憫ですね。言動が男好きの尻軽そのものですがそこらへんは意図して描写しているのでしょうか?
次に文章になりますが、読みやすく、丁寧で綺麗でした。その場の状況などがスムーズ脳内に思い浮かべることが出来ました。ただ、感情描写に乏しいような気がします。上記のような主人公の不可思議な行動も、主人公の感情描写がないが為に「なんで??」と、どうしても疑問を抱いてしまいます。占ツクではなかなかない、改行ばかりの文字数稼ぎや台本書きではない、本格的な小説だったからこそ、原作キャラの別人化や主人公の不可解な行動に疑問がいきました。長文失礼いたしました。