作者名 かぷたいん
作品url http://uranai.nosv.org/u.php/novel/pokepokeo
作品名 乙女ゲームのヤンデレがモンスター化したらしい。
改善点を辛口でお願いします。
では辛口で失礼します。
更新されているところまで読ませていただきました。
まず、オープニングがわかりにくいです。
先を急ぐような感覚で、まず主人公の日常が掴みずらい印象です。
小説の説明欄の「目覚めると私は王女だった」を読まないと、主人公が乙女ゲームの中に入ったのか、元々いるのか把握出来ません。
なのではじまりは、「私の最近は〜」ではなく、「〇〇だった私の日常は、ある日目覚めると〇〇(例えば高貴など)な乙女ゲームの主人公の過ごす日常に変わっていた」などの、これまでの生活を覆すような、対比させる文章を持ってきた方が読者がついてきやすいです。
また、題名にも入っているように、姉の乙女ゲームとありますが、これから姉の存在が物語のキーポイントになってくるのであればもう少しはじめの方に姉への描写を入れた方が良いでしょう。
読者が設定を忘れてしまい、どんでん返しがあるのならただの突拍子もない展開になります。
そしてもう少し主人公の描写も欲しいですね。どんな主人公かわからないと、折角トラブルが起きて主人公を応援する場面なのに感情移入できなくなってしまいます。
次に、主人公のキャラ設定をもっと深く造りましょう。
壊れたラジオみたいだ、など、悟ったような良い意味で見下す姿勢を持つ女性なのかと思えば、国を治めるしっかりとした女王なのかと思えば、はしたない元気な女の子なのか…。
女王に色んな女性像を詰め込んでしまっているように思えました。
今一度メモに主人公のキャラを書き出し、容姿もしっかり造り、それを描写すると感情移入しやすくなると思います。
また、死ぬかもしれないというトラブルに陥っているのに、心理描写の一つ一つが質素に済まされてしまっています。
死を覚悟していたのなら、例えスライムとはいえ膝に乗ってきたならもう少し反応が欲しいです。アンヌの姿にも世話になっていたのなら主人公の心理が読みたいです。
そして兄様は行方不明ならば、もっとショックを受けてほしいです。主人公は虐めることで読者は主人公を応援し、また兄様を探すという目的が明確になります。
以上です。
シナリオ自体は面白かったので、頑張ってください。
評価したいですが、幾つかシリーズがあるようなのでどれを評価すればよろしいですか?