突然やけどルベリア小説
私は姉様の完璧な供人、そして親愛の魔王。
親愛の魔王は、強い力を持つがゆえに孤独に苛まれていた魔王の異名。
私は最凶最悪の唯一無二の魔王なんだ。
そんな私の中にあった自信は、姉様と逢った時に打ち砕かれた。
姉様は私の能力を歯にも掛けない、それだけじゃ無い。
私の魔力も才能も歯にも掛けない、通用しない。
押して駄目なら引いてみろというが、そもそもドアノブにすら手をつけられていない状況だ。
...私はあまりにも、愚かすぎたんだ。
あっ、神