設定的なの
【非論理ダイアリー】
・舞台は今から10年後の日本
・主人公は国家機密の情報すらも取り扱っている重要な仕事に勤めている。
・が、ポストに入れた理由は実力ではなく親のコネである。
・本人自体はとてもではないが勤勉な働き者とは言い難かったので、情報管理をしっかりとしておらず、大切な情報をインターネットに洩らすという大失態を犯した。
・その結果、主人公は表面上は「失態を償う為に自分から立候補した」という名目で、裏で開発の進んでいた、廃止されていた筈のロボトミー手術の実験台にされてしまう。
・しかしその手術は失敗し、主人公は自我を失ったまま長い間"夢"を見続けることになる。
・その"夢"とは勤勉ではない主人公が、勤勉で忠実な人間に対して密かに抱えていたコンプレックスを表現した空間である。
・出口の見付からないその場所を主人公は何回も、何回もさ迷い続けることになる。
・何回もさ迷うのを繰り返していくうちに、主人公は効率的にその場所を探索する方法を探す様になる。
・やがてその場所の地形や内容を全て把握した主人公は、出口に辿り着くことに成功する。
・出口から主人公が飛び出して主人公が目覚めた時、主人公はもう前の主人公とは違っていた。
・仕事に真剣に取り組み、尚且つ効率的な仕事をする様になった主人公は、やがて独自の研究で開発の進めていたAIを完成させる。
・そして主人公はより仕事に勤勉に取り組む為に、AIのありとあらゆる機能を自分の脳に移植させる。
・これにより、主人公は完全に【仕事に全てを捧げられる】人間へと生まれ変わることが出来た。
・それから100年後、主人公の脳は【世界文化遺産】としてホルマリン浸けにされ保存され、今でも【社会の為に在ろうと居続けた英雄】のシンボルとして掲げられ、皆が働くのを諦めない様働き続けている。
・今では主人公は世界の英雄であり、死して尚社会の為に働き続けることが出来ている。
・今は主人公を見習ってと、子供の脳にAIを移植させたり、倒れるまで働かせるのが巷で流行っているとのこと。
・主人公の最後の台詞は
主人公(脳)「誰もが死ぬまで働ける、アットホームな職場です!」
奇抜で面白いのですが、自我を失ったのに真剣に仕事に取り組んだりAIを作ったりできるのがちょっと理解できなかった。ロボトミーで自我を失ったのをいいことに、AIを勝手につけられて永久に会社の奴隷にされたっていう方が、地味ですが矛盾がないと思います