恋のストーリーを匿名でどんどん書いていこうぜよ。
必ず1~3行の中で書ききること。
ここはとある小島のお話
夏休みが始まったばかりで、子供達は外で騒がしく遊んでいる
よく肌の焼けた子供たちの中に、一向に外に出たがらない女の子がひとり。
室内で楽器を弾いたり絵を描いたり勉強をしたりとひっそり暮らしていました。
そんな平和な島に、私は住んでいた。
名前は、明里(あかり)。
(ごめんなさい >>4の1行目なしで)
6:匿名:2019/07/27(土) 16:38 明里は現在中学1年。
この島には中学校が1つしかなく、同級生は男子二人、女子は明里のみだ。
そんな少人数の中でも、虐げられる存在が出てしまうのが人間の性。
島の子供たちは名前とは裏腹に内気な彼女を「変な子」と敬遠し同級生ですら口をきくことをためらった。
そんな中、島に転校生が来た。
男子だった。
明里の囁かな期待は叶わなかった。
だが、その男子が来たことによって 明里の運命が左右されることになるとは
まだ誰も知らなかった。
海斗というその男子は、明里の同級生であり 明里の隣の席になった。
いつもの様に 島の皆から一歩退かれている明里を見て、海斗はこう話しかけた。
「島で唯一の女子だって、聞いたよ?」
12:匿名:2019/07/27(土) 16:49 明里は返事に迷った。
そうだ。私は島で唯一の女子だ。
学校で唯一ではなく、島全体での、唯一でもある。
しかし他の島から通っている人はたくさんいる。
あくまで住んでいる女、というだけなのだ。
それでも、他の島から通っている人は全員男子で
女子生徒、というのは明里だけである。
「明里って呼んでいい?俺は海斗って呼んでくれていいよ。よろしくね。」
そう言われた。
しかしうまく返事はできない。
結局その日はやり過ごして帰り、いつもの場所に寄った。
唯一の相談相手である由紀子ママのいるスナックだ。
私は怖くなった。
いずれ、この人も私の敵になるだろう。そう思ったからだ。
由紀子という名のママは、本当に私のお母さんの様に接してくれて、親がいない明里には唯一の頼れる存在であった。
20:匿名:2019/07/27(土) 17:00「ママ、私どうすれば良い?」
21:匿名:2019/07/27(土) 17:01「せっかく話かけてくれてるのなら、明里のミカタにしてみたら?」
22:匿名:2019/07/27(土) 17:01「あ、でも本当のことだけを言っちゃダメよ。男には嘘が効くの」
23:匿名:2019/07/27(土) 17:02味方も一人は絶対必要だからね と微笑んだママを背に、私は一夜を草原で過ごした。
24:匿名:2019/07/27(土) 17:02次の日。私はやっぱり、話しかける勇気なんて出なかった。
25:匿名:2019/07/27(土) 17:03 「おはよ。元気か?」
海斗が言う。
「うん、元気。海斗は?」
やっと言えた。
「俺も元気。」
28:匿名:2019/07/27(土) 17:04こうやって私達は、友達に近い関係へとなった。
29:匿名:2019/07/27(土) 17:04でも、私は少しだけ、海斗を男子として見ていた。
30:匿名:2019/07/27(土) 17:05だから、その。好意を持っている。っていうこと。
31:匿名:2019/07/27(土) 17:05しかし裏で海斗に「そんな陰キャ女に近寄んなよ」と嘯くクラスメイトを、私は見てしまった。
32:匿名:2019/07/27(土) 17:08「いいじゃん。俺の勝手。」
33:匿名:2019/07/27(土) 17:08海斗はそう、微笑んでこたえていた。
34:匿名:2019/07/27(土) 17:12ますます私は、海斗に近付きたいって。そう思った。
35:匿名:2019/07/27(土) 17:12私は海斗の笑顔にときめくと共に、私を陰キャ女と罵ったクラスメイトどもに果てしない怒りを覚えた。
36:匿名:2019/07/27(土) 19:07 ある日のこと、私は海斗に相談をしてみた。
島の皆から仲間外れにされていること、ちょっとした虐めにまでなっていた、ということ。
そうすると海斗は、
「俺が守ってやるから大丈夫」
と微笑んで、私を抱きしめた。
「ちょっ、と、やめてよ」
急な彼の好意に驚き、突き放してしまう。
「あはは、恥ずかしがっちゃって~?」
優しい口調の海斗。どうしよう。ますます好きになっちゃう……
そして次の日。
41:匿名:2019/07/27(土) 22:13 私はいつものように教室へと入った。
珍しく彼はまだ、来ていない。
彼は、休みだった。こんな日が、何日か続いた。
43:匿名:2019/07/27(土) 22:15 「大丈夫?元気?」
そう言いに、海斗の家にお邪魔してみた。
海斗の姿を見て、私は驚愕した
45:匿名:2019/07/28(日) 13:33 彼は、醜く毛むくじゃらの獣のような姿になっていました。
「来るなっ!」
声も低く、しゃがれています。
「はっ、それ父さんだよ 義理のね」
毛むくじゃらの生物の背後から、いつもの海斗が出てきた。
安心した反面、私は訝しんだ。
義理の父がこんなにも毛むくじゃらであるのに、冷静過ぎる海斗に疑問を抱いてしまったのだ。
海斗は瞳を左右に動かしたあと、ゆっくり頷いた。
泣き出したいのを堪えるかのように、歪んでいる。
「酷いの見せてごめんね」
「え、いや、いいよ」
「おい」
ザラザラした声で、海斗の義理の父親が言う。
目を向けると、彼は煮詰めた苺に似た赤で洋服が濡れていた。
「(ま、まさか人殺し!?)」
私は心の中で思った
「包帯を交換してくれ。このままだと気持ち悪い。」
違った。どうやら怪我を負っているようだ…
「わかったよ。父さんひどい怪我しちゃったもんな…」
「義父さんは元々研究者だったんだけど、人間に他の動物の遺伝子を掛け合わせる事でヒトの知性を持ちながらにその動物の能力をも操るという正に地上で最強の生物を生む為の実験をしていたんだ。
でも、その実験の最中に事故が起こってしまって……」
「あぁ、そうだったんだ。」
それなら無理はない、私はそう思った。
「で、なんの用?」
海斗が純の目でそう伺ってきた。
「うん、あの、ちょっと、会いたくて…」
自分の彼氏に…ね。 そう付け加えた。
可愛い子だな(ボソッ)
「え、??何か言った??」
「別に。なんでもねぇよ それよりさ。」
57:匿名:2019/07/31(水) 22:26「俺の部屋来いよ。」
58:匿名:2019/07/31(水) 23:14 「う、うん」
明里は頷き、海斗の後を追った。
部屋のドアを開けると、甘酸っぱい柑橘系の香りが鼻腔をくすぐった。
部屋に入ると、1番最初に目に付いたのは写真を収めたスタンド。小さな世界で男女が2人並んでいた。辺りを見渡すと、生活用品や調度が少ない。
「これ、誰?」
明里は男女2人が並んでいる写真を見つめた。
「それは、本当の俺の両親。」
「ごめん」
思わず謝る明里に海斗は首を振る。
「ううん、気にしないで」
「今からやろっか。」
海斗がそう言い出す。
「やるって、何を?」
63:匿名:2019/08/02(金) 16:52「刺激的なこと」
64:匿名:2019/08/02(金) 16:54 そう言うと、海斗は微笑んで両親の写真を90度回転させた。
すると壁が轟音とともに割れ、巨大な扉が現れた。
「もうひとつの世界を救う、刺激的だろ?」
「え?」
予想外だった。もっと、違うことだと思ってたのに・・
そうすると、その期待に応えるかの様に海斗が口を開き直す。
「世界を救う、なんて。フフッ、そんなゲームみたいなことしねーよ。分かるだろ?この展開になったら。普通に刺激的なこと始めるぞ」
67:匿名:2019/08/03(土) 22:33 そうすると海斗は明里を、床ドンした。
「ひゃあ…やめ、て…」
(このサイトエロ禁止だから過激になりすぎないように気を付けるんだゾ)
69:匿名 hoge:2019/08/03(土) 23:07 すると突然ドアが開いた。
「あ、義父さん」
「え?」
よく分からない状況に困惑する明里。
「男児が来てるぞ」
「どうして」
よく分からん、そう言って海斗の義父は踵をかえし、ドアを閉めた
「…二人で見に行くか?」
「う、うん…」
(明里)「え、だ、誰なの?この人……」
72:匿名:2019/08/04(日) 12:29すると海斗はこの場に全くそぐわない、メルヘンなことを言ってきた。
73:匿名:2019/08/04(日) 12:29「これは、俺の義弟を装うペット。犬だ。」
74:匿名:2019/08/05(月) 00:48そう海斗が言った後、人に見えていた書き割りが倒れて、後ろから「ばうわう!」という声が聞こえた。
75:匿名:2019/08/05(月) 09:39犬は、よく見るとトイプードルだった。
76:匿名:2019/08/05(月) 22:06「かわいいなー!」
77:匿名:2019/08/05(月) 22:06「かわいいのはお前だから」
78:匿名:2019/08/05(月) 22:06トイプードルが喋った!
79:匿名:2019/08/06(火) 17:57なんなのこれ!?
80:匿名:2019/08/06(火) 17:58 っていうかキミなんなの!?
明里が一度に2つの物事を驚く。
海斗は、そんな明里が可愛すぎてキスをした。
何見せるんだお前!
トイプードルが海斗に噛みついた。
トイプードルは、嫉妬した様子。
83:匿名:2019/08/06(火) 18:31「どうやら、トイプードルも明里が好きなようだな。」
84:匿名:2019/08/06(火) 18:32 「トイプードルも、ってなによ
も、って…」
明里の顔が真っ赤になった。
「単純にお前が気に入らねぇんだよ」
野太い声で言い放つと、トイプードルはさらに深く海斗の肌に牙を食い込ませた。
「お前って、私のこと?」
あかりがいう。
「正確にはお前ら、だな。お前ら人間全てが気に入らねぇんだ」
88:匿名:2019/08/06(火) 19:05可愛らしい犬の姿で恐ろしいことを言うなあ、この犬(ヒト)は...と明里は苦笑した。
89:匿名:2019/08/06(火) 22:34 「わんちゃん。わんちゃん。名前つけてあげるよ!」
気分転換に、的はずれなことを明里が言う。
「こいついま、発情期なんだ。ほっといて」
海斗がトイプードルを指差す。
「ぇぇぇぇ?意味不」