*約束*

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1:椎名:2014/11/02(日) 00:36 ID:bs6

椎名(しいな)です^^
今回「*約束*」という小説を書かせていただきます(_ _)
この小説は恋愛物語です。

〜見る前に〜
ほとんど会話なので「これって小説?」って思われるかもしれませんが、そこのところは温かい目で見てください
(”´∀`)

2:ゆうり:2014/11/02(日) 00:51 ID:rfg

オオー!
何か面白そう!

3:椎名:2014/11/02(日) 08:22 ID:bs6

〜*ゆうり様*〜
いきなりコメントありがとうございます!
こんなに早くいただけてすごく嬉しいです!
今後もよろしくです!

4:椎名:2014/11/02(日) 08:40 ID:bs6

*登場人物*
・立花 優夏(tachibana yuka)

・仙田 龍哉(senda ryuya)

・佐々木 佳帆(sasaki kaho)

・津久野 翔(tsukuno syo)

5:椎名:2014/11/02(日) 08:58 ID:bs6

*プロローグ*
君と離れるときした「約束」
君は覚えてる?
私はずっと覚えてるよ
今までずっと…これからもずっと…
私は絶対に忘れないよ


10年ぶりに再会できたときには
君にはもう……
それでも私は…

__約束を守り続ける

だから待ってるよ
ずっと待ってる

だから……

6:椎名:2014/11/02(日) 09:56 ID:bs6

「ゆ・う・か!」

「ぎゃあ!」

「キャハハ!『ぎゃあ』って男みたい!」

私、立花優夏。
現在元気な元気な高校一年生です
隣にいる子は私の親友の佐々木佳帆。
元気で明るくて誰とでも仲良くなれる人
密かに尊敬してます。
あ、これは秘密ね!

「もう!佳帆ってば相変わらず元気」

「優夏も相変わらず男っぽいね!」

「な!私は純粋な乙女ですー」

「まぁー確かに…」

佳帆の話を聞きながら靴箱の扉を開いた。

__バサッ

「ん!?」

なんだこりゃ!
扉を開けた途端にたくさんの紙が落ちてきたんですけど!

「わおっ!」

佳帆が一枚ずつ拾ってじっくり見る

「今日は豊富だねー」

確かにいつもは一枚、二枚程度でこんなにどっさりはなかったのに

「今日はなんか行事でもあったっけ?」

「あ!」

佳帆が何か分かったのか手をポンと叩いた

「あれだよ!」

「あれ?」

7:椎名:2014/11/02(日) 14:40 ID:bs6

「バレンタイン!」

と私を指差して言った。

「はっ!忘れてた!!」

「もー優夏ったら」

「なによー…佳帆だって忘れてたくせにー」

「優夏と一緒にしないでくださーい。ジャーン」

そういって鞄から1つのリボンのついた箱を私に差し出した

「はい!友チョコ!」

「え!いいの!?」

「当たり前ー。見た目はあれだけど味は保証するよ!」

「ありがとー」

私は佳帆にお礼を言ってチョコを鞄に入れた
家でゆっくり味わおうーっと

「ていうかさー…これどうすんの?」

これ?
私は佳帆が指差している方を見た。
そこには大量の手紙やチョコ

「あー…ちゃんと断るよ」

「さすが見た目だけは美少女だけあってすごいね」

「心も美少女ですー」

「試しに一人くらい付き合ってみればいいのに。あ、もしかして…まだあの約束守るつもり?」

「うん」

「いー加減忘れなって。そんな小さい頃の約束なんてあっちは忘れてるよ?」

「そー…かもね」

私は一枚一枚手紙とチョコを拾って鞄に入れた。
『約束』とは私と私の初恋の人とした大事で最後の約束…

私が保育園生の頃だった…

8:椎名:2014/11/02(日) 15:05 ID:bs6

私たちはまだ小さかった。
でも私は彼のことが大好きで大好きでずっと近くにいた。
行く小学校が別々って分かったときは卒園式なんてなければいいのにって思ってた。
それでもやっぱり別れの日はあって。
卒園式が終わった後滑り台の上で私は彼と最後の会話をした

『ヒック…りゅうくん』

『なあに?』

『もうっ、ずっと会えないのかな?…』

『あえるよ!あ、そうだ!ねえゆうかちゃん』

『ヒック…なあに?』

『ぼく、おっきくなったらゆうかちゃんにあいにいく!』

『ほんと?』

『うん!だからゆうかちゃんもまっててね』

『うん…っ』

『もしあえたらけっこんしよ!』

『うん!!』

『やくそくね』

『うん、やくそく』



これが私たちがした約束。
ありきたりな約束だけど私は今まで一度も忘れたりはしなかった。
だって初恋だもん!
大事にしたいじゃん!
その約束だけを考えて、次会ったとき「可愛くなったね」って言われたくて必死におしゃれして、勉強した。
それが全然苦じゃなくて、逆に楽しかった。

全部あの『約束』を基準にしてきた。
だから私は今でも。これからも約束を守り続けるって決めたんだ

9:椎名:2014/11/08(土) 20:01 ID:bs6

「まーそこが優夏のいーとこなんだろうけど」

「まーね」

私はスッと立ち上がって教室を目指した。
私と佳帆は1−4で毎日過ごしている。
特に何もないフツーのクラスだけどね

__ガラガラ

「おはよー」

私は佳帆の後に続いて挨拶をした。
ガヤガヤした教室が一瞬にして静かになった。
そして…

「今日は早いじゃん!!!」

「ラッキー!!」

「俺渡せねーかと思ってたー!!」

大勢の男子がこちらに駆け寄ってきた
私はなんだなんだと言わんばかり。
もはや前に進めず混乱してしまった。
私はとりあえず用を聞こうと「な、なに?」と言った。
すると…

「「「ハッピーバレンタイン!」」」

大声でそう放ちいきなりチョコを差し出してきた。
もちろん私は受け取れないので

「ご、ごめんなさい。これは…受け取れないです…」

と、謝った。
ていうか、バレンタインって女子がチョコをあげるんじゃなかったっけ?
なんか変なんだけど…
ま、いいや。とりあえず席着こ
私が足を一歩踏み出そうとしたら一人の男子が私の通行を遮った

「義理だから!受け取って下さい!」

えー…
し、しぶといな…っ
その男子のせいか「俺も俺も」みたいな感じで迫ってきた。
もう、無理だと思って、佳帆に助けを求めた。

「佳帆〜…」

佳帆はしょうがないなと言わんばかりに

「ほら!いらないって言ってるでしょ?いい加減諦めな!」

と、私の周りの男子を怒鳴り散らした。
それでも諦めない男子は

「俺は受け取ってくれるまで離れねーから」

とか言って離れてくれない。
その言葉にイラッときたらしく佳帆は近くの壁を蹴って

「あんたたち優夏の気持ちも考えなさいよ!だから優夏に相手にされられないのよ!!」

いや、佳帆ちゃん?
ちょっと違いますけど……
男子たちを見ると佳帆の言葉にショックを受けたらしく素直に自分の席に着いた。

「ありがとー佳帆」

と、佳帆に抱きついた。

「毎年毎年大変だね」

「うん」

「あ、そーだ!ねえ優夏聞いた?」

「何を?」

「このクラスに転校生が来るんだって!」

10:椎名:2014/11/13(木) 22:03 ID:bs6

「転校生?今日?」

「そ。しかも超イケメンらしい」

そんな佳帆ちゃんの目はキラキラしていた。
でも、正直私はどうでも良かった。
びっくりしてることといえば1つ。
それは…

「バレンタインに転校生とかすご」

これは心のそこから思う
だってバレンタインだよ?
そういう男の子と女の子の日に転校生なんてスゴいじゃん!

「そう!きっとこれは恋の神様が非リア充達へのプレゼントをしてくれたんだよ!」

とかなんとか意味不明なことを言って喜んでいる。
まあ、でもイケメンならしょうがないか。

__ガラガラ

「おら!席つけー!」

先生が入ってきた。
クラスメイト達がガタガタと座っていく。
周りを見ると皆の視線は先生の後ろにいっている。
気になるんだろうな。
もし、“あの人“だったらどうしよ。なんてね
現れるはずないのに…
私はなんでこんなにドキドキしてるんだろう。
変に期待しても傷つくだけなのに…

「……で、さっそくお前らも知ってると思うが転校生を紹介する!入っていいぞ!」

___ガラガラ

「…どーも」

「「「………」」」

わずか二秒の沈黙が流れる。
そして……

「「「キャアアアアアアアア!!!!イケメンきたぁぁぁぁ!!!」」」

ひぃっ!!
予想通りの反応だったけどここまでとは!恐るべし女子!

「静かにしろ!!!」

そして、また沈黙になる。
でも、女子の落ち着きは必然的になくなった。

「じゃあ、自己紹介」

「…仙田龍哉。よろしく」

……え?
…せん…だ…りゅう…や?
『りゅうくん』?

__ガタッ

思わず席をたってしまった。
でも、確かめずにはいられなかった。

「なんで…ここに?」

「ん?立花!お前仙田知ってるのか!?なら仙田の席は立花の隣な!」

「…はい」

なんで…?
なんで?
ホントにりゅうくんなの?

11:椎名:2014/11/14(金) 22:49 ID:bs6

仙田龍哉は私の隣の席に座った。
私は唖然としていた。
だって“りゅうくん“が今、目の前にいるのだから。
私の目線に気づいたのか、“りゅうくん“は小声で、

「…よろしく」

と言った。
私は慌てて目線を反らした。
何度かチラッと隣を見て確かめてみるけど見覚えのある唇に大きな目。
やっぱり…“りゅうくん“なのかな。

「…ということでホームルームをおわる。今日はもうかえっていいぞ!」

「マジッスか!!!???」

「ああ。来月の遠足についての会議があるんだよ」

と先生はめんどくさそうに言った。
紹介が遅れました。
私たちの先生は西野俊哉。26歳で若い教師。先生のくせにめんどくさがりやだけど生徒からはすごく人気がある先生。
意外と二枚目だから女子生徒からも人気。
それよりも…隣の席の人は…

「ってあれ?」

隣の席にはもう誰もいなかった。
もう、帰ったのかな?

「確かめたい」

教室のドアを見つめていた私に誰かが声をかけてきた。
声のした方を向くと

「そんな顔をしてたよ?」

「佳帆!?」

「あの人なんでしょ?」

「ん〜…でも勘違いかもだし」

「だから確かめるんじゃん!ほら!行ってきな!」

「でも…」

「行かないと絶交だかんね!!」

「…行ってくる」

「うん!行ってらっしゃい!!!」

私は鞄を持って教室を飛び出した。
廊下を思いっきり走る。普段あんまり運動をしてないから苦しくなる。でも、足を止めるわけにないかない。
ただ、ただ、会いたくて、確かめたくてがむしゃらに走った。
私は靴を履いて校門まで走った。

12:椎名:2014/11/21(金) 19:02 ID:bs6

校門まで来たけど…

「……いない」

あの人の姿はなかった。
やっぱり…私の勘違いだったのかな。

「はぁ…」

私は肩を落として教室に戻ろうとした時だった

「あの〜…」

「え?」

もしかして!と振り向くと、そこには綺麗な女の子が立っていた。
はぁ!もう何期待してるんだよ!
あぁ恥ずかしい…
ていうか…見たことのない顔だな制服も違うし。
他校の生徒かな。

「あのぅ」

「な…何ですか?」

「人を探してるんですけど…」

「えっと誰ですか?」

「えっと、せん…「美香」

13:椎名:2014/11/29(土) 22:25 ID:bs6

「美香」

__え?
まさか…
でも…この声は…
私が間違えるはずがないもん…
『りゅうくん』だ…
え?なんで?
なんで他の女の子の名前を呼んでるの?

「あ!龍ちゃん!も〜遅いよ!」

「わりぃ。職員室行ってた」

「じゃあしょうがないね。ね、早く帰ろ?」

「ああ」

誰か…違うって言って。
私の勘違いだって言って。
目の前で手を繋いでいるのは『りゅうくん』じゃないよね?
約束したよね?
向かえにくるって言ったよね?
ヤだ…

14:椎名:2014/12/27(土) 10:54 ID:bs6

「……グスッ」

あれからどれくらい経ったのかな…
空は真っ暗だし
もう…帰ろう。
あ〜あ最悪のバレンタインだよ…

「……た…い…か?…優夏!!」

「…か…ほ?」

佳帆…佳帆…佳帆!
私は駆け寄ってきた佳帆に抱きついた

「どうしたの〜…」

「やくっそ…く……うぇ〜ん」

「よく分かんないけどよしよし」

そういって佳帆は私の頭を撫でてくれた
それが優しくて…暖かくて…また涙があふれでた。

「もう!しょうがないなぁ。泣き虫優夏のために新しい出会いを見つけて差し上げよう」

「新ッしい…出会い?」

どうして?どうして?
なんで私が龍くんに振られたって…

「私は龍くんとやら人物より優夏に出会うのは遅かったけど誰よりも優夏のことを理解してるつもりだから」

「佳帆〜」

「よしっ!行くよ!!」

「へ?どこに?」

「まーついてきなさい!」

15:椎名:2014/12/28(日) 20:25 ID:bs6

「か、佳帆〜」

「何ー?」

「これは一体…」

私は今混乱してる
確か私は佳帆に連れられカラオケBOXに来たんだよね…
で!なぜ目の前に二人の男性が…?
なぜ佳帆はそんなにノリノリ…?
わ、分からん…
だ!誰か説明してぇぇぇーー!!!

「え〜と、それでは合コンを始めたいと思いま〜す」

ちょ!ちょっと進めないで〜!
私、まだ状況把握できてないんですけどー!
お、落ち着け私…
まずは佳帆の暴走を止めなくちゃ…

「か…「それでは自己紹介します!」

……ダメだ
もう佳帆は誰にも止められない。
ま、ジュース飲んで落ち着くか
私が静かにコップに手をつけたときだった。

「はい!次優夏ね!」

いきなりマイクが渡された
……次?何が?

「自己紹介」

自己紹介??
はっ!そういえば合コンだった!
そういい気分じゃないとはいえ今更帰るなんて言えないし
仕方ない!もう楽しんじゃえ!!

「ちゃ、立花優夏ですっっ」

ひゃ〜…噛んじゃったよ〜
恥ずかしぃ
ってか!佳帆笑いすぎっ!
目の前の二人なんて笑い堪えてるし!
最悪〜

「津久野翔、18歳です。よろしくね」

と、年上!!??
うわぁ。今までよく見てなかったけどイケメンだな〜…
しかも優しそう…

「…では自己紹介も終わったので、後3時間!思いっきり楽しみましょう!」

ふぅ〜…
合コンとか何すればいいか分かんないんだけど……
龍くんのことが忘れられないのに…

「かちゃん…優夏ちゃん」

「ひゃっ!しょ、翔さん!?」

「アハハッ!ボーってしてたから」

「すいません…こういうの初めてで…」

「俺もだよ。アイツに誘われて来たんだ」

「私もです」

「同じだね」

あ〜…なんか翔さんって安心する
翔さんに恋したら優しくしてくれるんだろうな
もういっそのこと翔さん好きになったりして。
ま、ないか。

「ねぇ、優夏って呼んでいいかな?」

優夏?もう呼び捨て??
う〜ん…ま、いいか

「いいですよ〜」

「じゃ、優夏」

「なんですか?」

16:匿名希望!:2014/12/28(日) 20:48 ID:RDs

「私の好きな人」

第1章

私はアニメが好きで恋なんてしなかった。
しかし、私は今日、恋をしたのだ。
その相手はクラスではあまり目立つようなことはしなくて、そこまで目立たないような人である。

第2章

今日は、冬休みが明けたので席替えをした。
そして、隣になったのはあの、私の好きな人。
木村優介だった。

「なに?もしかして優介のことが好きなの!?」
こう聞いてきたのは友達の香奈だ。
先程まで自分の世界にいり浸っていたけれど、香奈に言われて我に帰った。
「そ、そんなことないよ!わ、私、恋愛対象は2次元だけだし!」

「まーた、そんなこと言っちゃってさー!正直に言っちゃいなよー!」

「本当だからー!」

「もー、わかったよー。好きな人出来たらぜーったい教えてよね!」

「出来たら……ね。」

どうしよう、折角隣になれたのに挨拶してなかった。
そうだ、今からでも遅くないかな…?

「と、隣よろしくね!隣になるの、は、初めてだよね!」

「う、うん。よろしく」

17:椎名:2014/12/28(日) 21:35 ID:bs6

「?」

「…っ///」

__チュ

たった数秒の出来事だった
私のファーストキスがとられたのは…

「…ごめん」

謝ってるってことは…
やっぱり…
…ダメだ。いきなりすぎて頭がついていかない

「…すいません。ジュース注いできます…」

「俺も行くよ」

「…え?」

「話したいことがあるんだ」

話したい…こと?
私と翔さんは部屋を出た

「……」

「さっきはごめんね」

「あ…えっと…」

「優夏が好きなんだ」

「ふぇ!?」

好き?翔さんが?私を?
ってかいきなり…
でも、初めて会ったし…

「俺、優夏と同じ学校だから何度か会ってる」

頭をフル回転させるけど分かんない

「一目惚れだった。入学式で優夏を見たとき優夏が欲しいって思った」

「…」

「俺のこと今すぐ好きになってほしいとは言わない。だから1ヶ月間時間をもらいたい」

「え?」

「1ヶ月、仮で俺と付き合ってみて返事はホワイトデーに聞きたい」

恋人(仮)ってこと?
そんな中途半端な…
でも…もしかしたら翔さんとなら龍くんを忘れることができるかもしれない

「…分かりました。よろしくお願いします」

「え……ありがとう。絶対好きにさせてみせるから」

「…そろそろ行きましょう!」

「そうだね」




_バレンタインから始まった。私の恋人(仮)生活

18:ももちぱ(っ*`・ω・)っ29日21時〜☆関ジャニ7&◆6I:2014/12/28(日) 22:17 ID:1DU

すごくおもしろいですね‼‼
続き、楽しみにしてます♪

19:椎名:2014/12/29(月) 11:30 ID:bs6

〜*ももちばさん*〜
読んでいただきありがとうございます!
やる気が出ました!
これからも読んでください!!

20:椎名:2014/12/29(月) 12:15 ID:bs6

ふぅ…
今年のバレンタインは凄いな…
__ガチャ
と、扉を開いた

「優夏?そっち違うよ」

「え?」

下を向いていた頭を上に上げると目の前には知らない人がいた
うわぁ……すごく見られてる
か、顔が熱い

「すっすいませんでした!!!!」

バンッと思いっきり扉をを閉めた

「顔、真っ赤だよ。ほらこっち」

「へっ?」

翔さんが私の手をとる
いや…これは…手を繋いでる?の方があってる気がする

それから、部屋まで繋いで行った

「ごめ…ってなにしてんの?」

先に入った翔さんが一瞬驚いて、冷静に口を開いた
ん?…なにがあった…?
私は翔さんの後ろから顔を覗かせた

「……っ!#☆△●◇◎」

あまりの光景に言葉にならない声を発してしまった
ていうかこの光景をどう言葉にすればいいのか分からない…

「ゆ…優夏」

「か、かかかかかかかかほ!何してるの!?」

「え、っと「ふ、服着て!!」

「光、お前もだ」

私と翔さんは一旦部屋を出ることにした。

「…優夏…光…見ちゃった?」

「少し…だけ。翔さん…は?」

「服で隠す前の一瞬…見えちゃった」

「すいません……もう戻りましょう」

「こちらこそゴメンね。そうしようか」

部屋に入ると正座をしている二人の姿があった

「さて、説明してもらおうか。光」

「はぃ…。お前らが出ていったあと、なかなか帰ってこないから…てっきり帰ったと思って」

「はぁ…お前…まさか」

「佳帆と二人きりって意識してきて…なんかドキドキして勢いで告白したらOKもらえて…嬉しくてつい」

「あの…二人付き合うの?」

「「そうだよ」」

あ、ハモった

「そういうお前らこそ手を繋いでるけど付き合うのか?」

21:椎名:2014/12/30(火) 02:53 ID:bs6

「え!?」

突然の光さんの質問にドキッとする

「そうね。言われてみればなんか怪しいわよ」

か、佳帆まで…

「え、えっとこれは…「そうだよ」

__え!?

「一ヶ月お試しだけどね」

「なにそれ!恋人(仮)ってこと!?」

「う……うん」

「なにしてんの!優夏!翔さんみたいな素敵な人と二度と会う機会ないよ!」

ごもっともでございます…

「ま、一旦落ち着こう?佳帆」

キレ気味の佳帆を慌てて押さえようとする光さん

「ごめん。光ありがと」

「も、もう皆疲れただろうし!帰ろう!うん!ほら、佳帆行くぞ」

「うん!」

……わぁ…
佳帆の顔がキラキラして見える…
恋する表情だ…
あーあ。なんか羨ましいな
私も龍くんと…
あ!!いけない!
龍くんのことは忘れるって決めたんだから!

「優夏?帰ろっか」

そう言い、手を差し出す翔さん
その姿が王子様みたいでかっこよく見えた
私はその手に自分の手を重ねた

「はいっ!」

22:椎名:2014/12/30(火) 03:14 ID:bs6

ここで登場人物を改めて紹介させていただきます。

今までのあらすじ…
10年間想い続けた人と再会できた優夏だがその想い人には既に相手(?)がいて。
どん底に落とされた優夏を救ったのは親友の佳帆だった。佳帆の誘いで行った合コンで翔と出会い、1ヶ月翔と恋人(仮)になることに。
優夏の心は翔に揺らぎ初めて…

・立花優夏
16歳の高校一年生
少し天然の鈍感少女
好きな人は龍くん…?

・佐々木佳帆
優夏の親友
つい最近彼氏ができた
スポーツ系女子。人の相談にのるのが上手い
彼氏は長谷部光

・仙田龍哉
優夏の初恋相手
クール系男子。寝ることが好き
彼女持ち…?
彼女(?)は他校の女子

・津久野翔
18歳の高校3年生
王子様的な存在感(本人は自覚なし)
彼女(仮)がいる
好きな人は優夏

・長谷部光
翔の親友
短髪の照れ屋少年
彼女が出来たばかり
彼女は佳帆

今のところは以上で。
まだまだ出てきますのでお楽しみに。
これからもよろしくお願いします!!

23:椎名:2015/01/02(金) 02:46 ID:bs6

「ふぁ〜あ」

…もう朝か
昨日、あれから翔さんに送ってもらった。
別れ際、ホッペにキスされたときは驚いたけど。
そういえば…チョコどうしよ。
仮にでも恋人同士なんだし作ったほうがいいよね。
今日、学校帰りに買い物行こう

「優夏ー!?起きてる!?ご飯できたわよー!!」

一階からママの声が聞こえてくる
私は急いで着替えと準備を済まし、下に下りた。

「おはよう。ママ」

「おはよー優夏♪」

私のママは美人で明るくて天然でマイペースで私の自慢のママ。
パパから聞いたけど高校時代すごくモテてたらしい。
パパは少しクールであまり喋らないけどママいわく凄く照れ屋さんらしい。そんなパパもママと同じくらいモテていたとママから聞いたことがある

__ピンポーン

「あら?誰かしら?佳帆ちゃんかな?」

「んーへも、ひょういっひょにいふやふほふひへはい」
(訳:んーでも、今日一緒に行く約束してない)

「あら。じゃあ誰かしら?」

なんとなく心配だから私も行くことにした。

__ガチャ

「はーい」

ママが能天気に扉を開いた

「……!!??」

私はその扉の向こうにいる人を見て驚いた。

「おはよ。優夏」

__な!
な、ななななんで目の前に翔さんが!?

「おはようございます。優夏さんのお母様。僕、優夏さんとお付き合いさせてもらっている津久野翔です。今日は優夏さんを迎えにきました」

突然のことでボケッとしてたママも分かったのか私を見てニヤニヤしてきた

「もう!優夏ったら彼氏できたなら言いなさいよぉ!ごめんねぇ?優夏ってば肝心なこと教えてくれなくてー」

「いえいえ。昨日付き合うことになったんでいきなりだったからしょうがないですよ。あと、僕たちまだ正式に付き合ってないんです」

「あら!そうなの?どうして?」

「昨日、僕が優夏さんに一方的に気持ち言って、僕のわがままで1ヶ月恋人(仮)で、ってことになったんです」

私を忘れてどんどん話を進めていってるけど…

「あら〜そうなの?良かったら今度、うちで食事してくれない?もっと話したいし、パパにも紹介したいもの!」

「優夏さんが良ければ、ぜひ」

おいおい、まるで私がお嫁に行くみたいな…

「いいわよね!優夏!」

「も、もちろんっ…ハハハ」

ママ〜
もう止めてぇぇぇ!!!!

「じゃあ今週の土曜日はどうかしら?」

「全然かまいませんよ」

「じゃあ決まり!楽しみだわぁ!あ、二人とも行ってらっしゃい!」

「行ってきます」

「行ってきま〜す……」

24:ハニー:2015/01/02(金) 09:59 ID:Ims

面白いです!
次の展開が気になります!
これからも頑張って書いてください!

25:椎名:2015/01/05(月) 11:06 ID:bs6

〜*ハニーさん*〜
読んでいただいてありがとうございます!
しかもコメントしてくださって…っ
嬉しいですっっ!!

ぜひ!これからも読んでください!!

26:椎名:2015/01/05(月) 11:35 ID:bs6

「改めて、おはよう優夏」

「…おはようございます翔さん」

…はぁ土曜日か…
今日は水曜日だから…うぅ…憂鬱だ。
ってかパパに紹介とか!
ママってば気が早すぎだよ!!!

「あのさぁ…」

「は、い?」

「今から敬語禁止ね?あと俺は翔って呼び捨てで。守んなかったらお仕置きするから」

「え!?でも翔さんは先輩だし…そこはちゃんとしたほうが…」

”お仕置き”ってとこは触れないでおこう。うん。

「俺が呼び捨てでいーって言ってるからいーの。はい今1回ね」

「んーでも…」

「いーから。分かった?」

「は〜い…じゃなくて!うん!」

「あ、惜しいっ」

ふー…ギリギリセーフ
翔って俺様だったんだ…
見た目は王子様で…中は俺様…
変な組み合わせ〜…

「…ま、でも1回決まったし」

「え?なに?」

__チュ

な、なななななななななななな!
また!
今!ほっぺにキ、キキキキキキスされた!

「優夏、真っ赤っ赤だよ」

そうクスクス笑う翔

「翔のせいだよ〜…ムゥ」

「っ…何それ…可愛すぎだろ…」

「あれ?翔の顔真っ赤っ赤〜」

「優夏」

「なに?」

「俺以外の男に上目遣いしたらダメだよ」

ん?上目遣い?
そんなんしたっけ?
ま、いっか
あっそういえばっ

「翔ってチョコ食べれる?」

「え?なんで?」

「昨日バレンタインだったし仮にでも恋人だから作ろーって思って」

「マジ!?ありがとっ!嬉しいよ」

「そっかそっか。良かった」

翔ってばそんなにチョコが好きなんだね。
よし!翔のために頑張ろっ
ん?“翔のために”?
私…今、翔のためにって
これって恋?
いやっ違うっ!
これは翔がチョコが大好きだからすごく美味しいチョコをつくってあげようという意味で…
うん違う違う!

「ん?どうした?」

「ひゃっ!!べ、べべ別にっ。どんなチョコ作ろうかなーって思っただけだよ!うん!」

「優夏が作るものなら何でもいーよ」

ふー上手く誤魔化せたゼ☆
危ない危ない。

「あっ」

「え?」

__あ…

27:椎名:2015/01/05(月) 14:55 ID:bs6

「…?」

神様はイジワルだ…
なんで今…

「おはよ。龍哉」

「…おはよ〜…翔にぃ」

「相変わらず眠そうじゃん」

「…え?なんで?」

「あ、ごめんごめん。俺と龍哉は従兄弟なんだ」

…な、なんで?
なんでよりによって翔が龍くんの従兄弟なの?
忘れられると思ったのに…

「立花さん。おはよう」

立花さん…か
あぁ…もういないんだ。
龍くんには私がいないんだ
うっ…
泣いちゃダメ。
ダメだよ。
龍くんはもう他人なんだから
そう。私には関係無い人…
たとえ初恋の人であっても…

「優夏?ちょっ…」

「ごっごめん!私、先いくね!っじゃあね!」

ダメだ…
やっぱり泣いちゃうよ…
走れっ!走れっ!
邪魔な気持ちを捨てないと!
忘れろっ!忘れろっ!
う、うぅ

「か…ゆう…!…優夏っ!」

誰かが私の腕を掴んだ

「…翔」

「どうしたの?」

28:椎名:2015/01/08(木) 01:39 ID:bs6

「優夏?」

優しく声をかけてくれる翔…
でも私最低だよ…
さっき…龍くんを見たときに一瞬だけ
“なんで隣にいるのが龍くんじゃないんだろう”
って思っちゃった…
私に翔のとなりにいる資格なんてないんだ

「しょ、うっ…ごめ、ん…ごめんっ」

「…場所変えよっか…よし」

「へ?」

今まで地面に座り込んでいた私の体が宙に浮いた。
お姫様抱っこ…?
そして、私は中庭に運ばれた

「はい。どうぞ」

翔は優しくゆっくり下ろしてくれた。

「じゃ、まずさっきのごめんってどういう意味?」

29:零◆wU:2015/01/08(木) 20:13 ID:CYQ

面白いですね!ぜひ続きを読ませてください!

30:椎名:2015/01/10(土) 21:20 ID:bs6

〜*零さん*〜
ありがとうございます!!
これからも読んでいただけると嬉しいです!
頑張ります!!

31:椎名:2015/01/10(土) 21:45 ID:bs6

龍哉side
「…優夏」

『りゅうくん!!』

蘇ってくるあの頃の俺たち。
俺はあいつと約束した。
“俺が大きくなったらあいつを迎えに行く”って

俺は一度も忘れたことはなかった。
ずっと想ってた。

だから初めて優夏を見たときは驚いた。
あの頃より大人になってた優夏がいたから。
抱き締めたかった。
それで“迎えに来たよ”って言いたかった。
でも、あいつがあの頃の約束を覚えてるのか不安で、初対面の人として接することにした。
それに今更…
あいつにはもう…
約束…は絶対じゃねぇんだな

俺は夢を見すぎてたのかもしれない。
でも、確かめてぇな
あいつはホントに忘れたのか?

だったら…
なんで泣いたんだ?

今すぐ確かめたいけど

__俺には今、守らないといけないヤツがいるんだ

32:椎名:2015/02/13(金) 22:08 ID:bs6

「ごめんの意味…教えて?」

翔には…話さなきゃ…
そう決心し、私は少しずつ口を開いた

「あのね…翔の従兄弟の仙田龍哉って知ってるでしょ…?」

「うん」

「その人ね?私の初恋だったの。それでねお別れの時、会いに来て、結婚するって約束したの。私、翔に会う少し前までずっと龍くんを待ってたの……」

私は翔に今までのすべてを話した。
翔は下を向いていた。
翔…私のこと嫌いになったよね
はぁ…私、何やってるんだろ
ホント自分勝手…

「優夏…」

__ビクッ

「優夏…こっち向いて?」

「しょ…う」

33:椎名:2015/03/28(土) 18:02 ID:bs6

翔の目は落ち着きの中にどこか哀しさがあった。
でも、そんな目をさせてるのは私なんだよね…

「俺は…優夏が好きだよ」

「え……」

…ダメだよ…
こんな最低な女と付き合っても翔は幸せになれないよ…
私はまた目頭があつくなった。

「この気持ちは優夏が誰を好きでも変わらないし変えない」

「わた、しとだと…翔は…幸せになれない」

私は涙を溜めた目で訴えるように翔を見つめた。
翔は長く細い指で私の涙を救うように頬を撫でた

「しょ、「幸せだよ?」

「え?」

「俺は優夏が近くに居てくれるだけで幸せ」

そう言って翔は微笑んだ

「こうやって普通に優夏に触れてるけどホントはすごく緊張してるんだよ?」

え、でも…
私は一瞬にして翔に抱き締められた
目の前には翔の胸がある
そこから聞こえるテンポの速い心臓の音

「ほらね」

「ほんとだ」

「だから俺は優夏が誰を好きでも俺の気持ちは変わらない。この1ヶ月は俺にとってチャンスなんだよ?」

抱き締められたまま囁かれる翔の声
私はその声にまた涙がでた

「っ…チャンス?」

「うん。だって大好きな人を振り向かせるかもしれないんだよ?だから俺は今フられるよりちゃんと振り向かせるように頑張ってからフられた方が良いな」

…翔っ翔っ
今、翔はどんな気持ちなの?
自分の気持ちはまだよく分かんないけど
__私はこの時翔を大事にしたいと思った

「ありがどうっ」

「優夏の泣き虫」

笑う翔の胸の中で私は思いっきり泣いた。
今、私の心は少しだけ翔に近づいた気がした。


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