小説
小説の批評・創作用掲示板☆
Punishmentーイジメー(98)
初めまして、愛羅でーす!
今回は、加害者目線で書いたいじめ小説を書きたいと思います!
Punishmentとは、英語で「天罰」という意味です。
愛ちゃん頑張って!
>>96まぁまぁ愛ちゃんがかきたいと思った小説を書いてるんだから、、、。
しーちゃんが、あいちゃんなの?
UENDING (5)
【https://ha10.net/novel/1607594102.html】
から一年後の話。
玄関を出てエントランスに出ると、管理人のおじさんが掃除をしていた。
「おはようございます」
そう言って軽く頭を下げると、おじさんは帽子の鍔をくいっと上げて、
「おはよう、行ってらっしゃい」
そう言ってにっこり笑ってくれた。
「行ってきまーす!」
私は自動ドアを出て階段を駆け下りた。
坂道を登って歩いていく。真っ白な朝日が道をてらてらと照らしている。私は横断歩道の前で立ち止まった。
「はぁ……」
そして大きな大きな溜め息を吐く。隣で腕時計を見ていたサラリーマンがちらりと私の方を見た。
「朝から疲れるなぁ……」
気分は最悪だった。ただでさえ学校に行くのが憂鬱なのに、朝っぱらから兄と顔を合わせるなんて最悪すぎる。まぁ『顔』は合わせてないんだけど。
兄への当て付けで「学校が楽しみだ」なんて言ったけど、本当はちっとも楽しみなんかじゃない。むしろ学校になんて行きたくないくらいだ。でももし本当に不登校になったら、兄と同類になってしまいそうで怖い。そんなプライドだけが毎日の糧だった。
私の学校は、まるで動物園だ。
「……」
無言でドアを開けて教室に入る。廊下にまで響き渡る猿みたいな笑い声がより一層大きくなる。耳を塞ぎたい気持ちを抑えて、自分の席まで歩いていく。
「あ、おはよー、こころん」
背中をつんつんとつつかれ、思わず肩がびくりと跳ね上がった。少しツンとした癖のある声。舌っ足らずな喋り方。私はロボットみたいにぎこちなく首を回して背後を見る。
「あーはいはい、おはよ」
机に突っ伏しながらにやにやと私を見上げるその子に苦笑いをする。
「あれー?あんま元気なくない?もしかして生理?」
気だるそうな横に長いたれ目で、まるで私の心の中を覗き込むように見上げてくる。
「違うっての」
私はそう言って椅子を動かしてそこに腰を下ろす。
「あー、もしかしてお兄ちゃんと何かあったでしょ」
ぎく、と体が硬直する。それと同時に、お腹の底から熱いものがふつふつと湧き上がってきた。
無言でおでこに皺を寄せていると、「あっちゃー」とわざとらしく呟いてから両手を合わせてきた。
「ごめーん、図星だった?」
バカにしてんの?私は心の中でそう叫びながら苦笑いした。
「別に」
私はそう言って体を前に向け、机に肘を着いた。
私の後ろの席のこいつは、宮下舞宵(みやしたまよい)。胸あたりまである内巻きの髪はいつもぼさぼさで、いつもふわふわした笑顔を浮かべている変な子だ。体育は一年中「生理です」って言ってサボってるし、授業中はいつも寝てるし不真面目な奴だ。
こいつは何かと私にちょっかいを掛けてくるけど、それには理由がある。
こいつは、私の兄のことを知っているのだ。
「こころん、お兄ちゃんは大切にしないとだめだぞぅ」
机に身を乗り出して私の耳元でそう囁く舞宵についイラッとしてしまう。周りをぐるりと見回すけど、みんな各々の談笑に夢中で聞こえてなかったみたいだ。ふぅっと溜め息を吐いて胸を撫で下ろす。
「誰かに聞かれたらどうすんのよ」
振り返ってぎろりと舞宵を睨み付ける。舞宵は「うわ、怖っ」と言ってわざとらしく口元を手で隠した。
「そんな睨まないでよ、聞こえないように小声で言ったんじゃん」
そう言って机に腕を投げ出しごろんとそこに寝そべる舞宵を見て、私は眉を顰めた。
確かに、舞宵は兄のことをいじってはくるけど、他の誰かにバラそうとはしてこない。むしろ誰かに聞かれたりしてバレそうになったら、私より先に誤魔化すくらいだ。
「…………」
口を猫みたいにして私を見上げる舞宵を見て、私は大きな溜め息を吐いた。
こいつ、ほんとに何がしたいの?
「そういえばさぁ、あの噂ってマジらしいよ」
給食の時間。各班が楽しそうに会話をしながら昼食を食べていると、斜め前に座っていたクラスメイトがふとそう呟いた。
「部活の先輩が言ってたんだけど、本当に去年この学校のあるクラスが失踪したんだって」
途端にざわざわとざわめく教室。私は無言でコッペパンを頬張りながらそれに耳を傾ける。
確かにそんな噂を聞いたことがある気がする。去年、この学校のとあるクラスのクラスメイトが全員不審死したって……。
私達は今年この中学に入った一年生だし、そのクラスと面識があったわけじゃない。その噂もただ先輩達が騒ぎ立ててるだけだし、信憑性も何もないからみんなが信じていることに驚いた。
「マジでー?」
そんな中一番大きな声を上げたのは、窓際の前から二番目の席に座っている一際目立つクラスメイトだった。
「あの噂って本当だったんだぁ」
その子はニヤニヤしながら牛乳のストローを噛んで笑う。椅子を傾けてまるでブランコを漕ぐようにギコギコと前後に揺らす。少し傷んだ脱ぎっぱなしの金髪がそれに合わせて靡いた。
彼女は伊東暁美(いとうあけみ)。いわゆるうちのクラスの『女王様』だ。
彼女はその見た目の通りかなりやんちゃな性格で、未成年飲酒、喫煙の常習犯だ。毎日近所の公園で、バイクを乗り回す高校生と夜遊びをしている。
そして一番厄介なのは、彼女は気に入らないクラスメイトが居るとすぐにみんなを巻き込んで排除しようとする所だ。暁美はその見た目から入学当初から恐れられていたから、誰も彼女には逆らえない。暁美の反感を買ったら終わりだ。その子はクラスメイト全員からハブられる羽目になる。
「まぢウケるんだけど」
暁美がそう言うと、クラスメイト達は「それな」と言って笑いの渦に包まれた。
「え〜、みんなそんな噂ほんとに信じてるのー?」
そんな中、気だるそうな声が教室を静寂に包み込んだ。私は首を左に捻って、隣の班で既に給食を食べ終えているその声の主を見た。思った通り、舞宵が虚ろな笑顔を浮かべながら机に肘をついていた。
「何、舞宵は信じてないの?」
首をぐるりと回して顔にかかった髪を退けながら、暁美は舞宵を見る。
「むしろあんなの信じてる方がびっくりなんですけどー」
舞宵はぷぷぷと笑いながらそう言った。
教室が再び静寂に包まれる。みんな冷や汗を流しながら黙って二人の会話を聞いている。
舞宵、何考えてんの?そんなこと言って暁美が怒ったらどうすんのよ。私はそう目で訴えたけど、舞宵は私の方なんて見てもいなかった。
「……ふーん。ノリ悪」
暁美がそう呟いた途端、教室中のみんなが「あーあ」という顔をした。暁美の機嫌が悪くなったのが目に見えて分かったからだ。
暁美は面白くなさそうにサラダをつつく。一方、舞宵は口を大きく開けて欠伸をしていた。
フェアリー・フレンドール(4)
フェアリー・フレンドール。
それはいつ、どんな時でも傍にいてくれる妖精をコンセプトに開発 されたぬいぐるみ。
その可愛さとバリエーションの広さから老若男女に受け入れられ、大きな社会現象を起こしていた。
そんなフレンドールに、奇妙な都市伝説がある。
100万体に一つ、意志を持った個体が生まれる――と。
「みここ〜、おはよ!」
「ぐえっ……おはよ、祈里」
ぼーっとストラップを眺めて回想に耽っていると、背中を思いっきり叩かれた。
祈里あがめ。
気兼ねなく会話できる数少ない友人だ。
みしんと呼ばれるのが苦手で、わざわざ"みここ"と呼んでもらっている。
「そういや教室が騒がしいみたいだけど……」
祈里の視線の先は、教室のど真ん中を渦巻く女子の群れだ。
中心にいる金髪の男子(名前は覚えてない)の机には、20cmほどの女の子のぬいぐるみがちょこんと鎮座している。
「エンジェリーコラボの新作で、日本に上陸してない限定デザインだ。30万ってとこだな」
「ひぇぇ〜30万?!すっげ」
「えっやば!」
「ね、インスタあげていい?」
人だかりは増えていき、シャッター音が響く。
「はー、貴島君新しいフレンドール買ったんだ〜。私も新しい子お迎えしようかな〜」
祈里のつぶやきで思い出した。
あの男は貴島雅(きじま みやび)とかいう、漫画にでも出てきそうな金持ちボンボンだ。
月に一度くらい海外旅行に出かけ、土産を持ち帰る度にクラスで得意げに自慢話をしている。
「フレンドール……ねぇ……」
フェアリー・フレンドール。
2年前から発売されたぬいぐるみで、未だ流行の衰えを見せない大人気商品。
ただのぬいぐるみではなく、ちょっとした人工知能を埋め込んであるので簡単な会話が可能だ。
埋め込む人工知能によって性格や口調も選ぶことができ、オーダーメイドなら好きな素体を選んで組み合わせることも出来る。
世界各国のハイブランドのコラボまであり、プレミア価格の付いたものは数百万で取引されると小耳に挟んだ。
「ぬいぐるみに30万とか、庶民には考えらんないな……」
母が亡くなり、父の呉服屋が倒産して収入源が絶たれてしまっている私は貧乏生活を強いられている。
学校の時間以外は勉強とバイトに追われていて、とてもぬいぐるみなんてお世話してる余裕はない。
地獄の楽園(10)
はじめましておとにゃん。です!
女子校のいじめ小説をかきたいと思います!
誹謗中傷、パクリ、アンチは御遠慮ください!
__そして私はこの日のために色々努力してきたのだ。
勉強したり…あとイメチェンもした!
中学生の時、私は芋だったからよく引き立て役にされていた。
それが嫌すぎて高校生を気にイメチェンしてみる事にしたのだ。
まず少しお高めの化粧品を買ってメイクしてみたり…メガネからコンタクトレンズにしてみたり…髪の手入れは本当にめんどくさかった~!!
でも高校生でも引き立て役にされたくないし三軍になりたくないしイメチェンしてよかった!
憂え、新時代の日の出を(4)
海賊の国、ボルザー。……と言っても無法者の闊歩する国という意味ではなく、海賊と称する義賊のような集団が王オルフェロスの政治を助けていたことからその肩書きがついたのだ。
海賊船は、有能で最強とも呼ばれた一人の若い女提督に率いられて、日々外交や賊の討伐、測量に明け暮れていた。………………9年前までは。
オルフェロス王が崩御し、その息子であるマクラヤミィが即位すると、海賊に熾烈な弾圧が加えられ始めた。
提督は行方不明となり、一味も分裂してしまう。……やがて跡継ぎを名乗る海賊団がいくつも現れた。しかし、彼らは横暴で、残虐で、非道だった。
……やがてボルザーは荒れ果て、悪逆非道な海賊が支配する国へと変貌する。
ついにはボルザー国を滅ぼそうと他国から攻撃が仕掛けられるようになった。……この危機に、英雄はどこにもいない。
[百合小説書いてる奴の女主人公小説]
[チート?かもしれない]
[人によっては地雷を感じるかもしれない]
[見切り発車]
[よろしくお願いします。]
何かが起こった────というか、酒場の壁が······異国船からの大砲射撃で吹っ飛んだ。
風圧や飛び散る破片、そして何より砲弾で、屈強な男共は次々となぎ倒されていく。······また、吹っ飛んだのは、大きめの破片を食らった女性も同じだった。
破片やその他諸々を食らわずに済んだ男共は顔を見合わせる。······風穴から見えるは、こちらに砲門を向ける異国船。
血の気が引く音が響いた。
「······いてて······」
その直後のことである。······たった今出来たばかりの瓦礫の山から、さっきの女性が呻きながら出てくる。······その体には割れた木材がいくつか刺さっていて、···血が相当流れていた。
それを見た男共は、再び血の気が引くような思いを味わった。······即死してもおかしくないダメージは負った筈なのに────という思いと、単純に絵面が悪かった。
他に巻き込まれた物の死体が、臓物が周囲に転がっていた。
······それでも、彼女は立ち上がる。
体に刺さった木を引き抜くたび、血が噴き出す。その血を浴びながら、穴の向こうの異国船を見据えて、
────「あの船を沈めます」。
空気が凍りついた。
声すらも出ず。
······そこでもう一発、砲弾が放たれる音が響く。
「······っ!!」
丁度風穴にそのまま入る軌道。
······女性は、近くにあった樽を無造作に抱えると、全力で······向かってくる砲弾へと、投げた。
炸裂する。
樽の中身はアルコール。それも純度がかなり高かったようで、砲弾に激突した瞬間炎上した。
距離がかなりあったので、幸いにも火は酒場には燃え移らなかったが────
「······今度は火薬入り砲弾······?徹底的に破壊するつもりかな」
炎上しながら落ちていく樽を見て、女性は一人呟く。そして、くるっと振り返り、
「誰か、私と行ってもいいという人は?」
静まり返る場に、問いを投げかける。
……その時、男どもより早く、今までずっと無言を貫いてきた店主が手を挙げた。
「……乗った。ここまでされて黙ってる訳にはいかないからな」
俯いていた顔を上げる。視線は壁に空けられた風穴に、……そして次に女性に。
不敵な笑みは期待ゆえにであった。
「ありがとうございます。……他には?できれば操舵ができる人だと助かる」
女性がそう言った時、再び砲弾が飛んできた。……が、今度は最初に飛んできた火薬入りでない砲弾を掴んで投げ、炸裂させた。もはや人間ではなく、別の生物と言われても男達は信じるだろう。
……そしてようやく手が上がる。
「……俺より操舵が上手い人はみんなさっきので死にました。……一応、下手ですが出来ないことはない」
そう言って、破片の直撃から間一髪で逃れたらしい男が歩み出てくる。彼も彼で傷を負っていたが、歩けない程ではない。
「……うん、他には?」
女性は頷いて歓迎する。……そして再び問いを投げるが、返答はもう無かった。
酒場の調理室兼倉庫内。中を一通り眺め、女性が尋ねる。
「武器とかはありますか?」
「……ん?いや、あんたなら素手でいいだろ……と言いたいところだが、ほれ」
そう言って店主は彼女に、よく手入れされているカトラスを渡す。そして彼はというと、壁に飾られていた銃を外してその手に握る。
操舵を任された男は、「この中から選べ」と渡された箱の中身を見て驚愕した。……数、種類、質……どれにおいても一級の装備がぎっしりと詰まっていた。
「……………」
そのまま固まっていると、店主がそれを覗き込んできた。
女性はいつの間にかドアを開けて酒場の中に戻ったらしい。
「さっさと選べ、もう一発来るかもしれんぞ」
「……これで」
彼が選んだのは軽い長刀だった。
……それにしても、これほどの物がある、ということは、ここの店主は昔海賊の一員だったのだろうか。
男はそのことを質問してみる。
「……ああ。結構前になるが、俺はとある海賊団の一員だった。……それが今ではこのザマさ」この銃はその時からの相棒なんだ、と付け加える。
男が黙っていると、再び轟音が轟いた。……どうやら女性がまた砲弾を迎撃したらしい。彼女が入って来る。……出血は未だ止まっておらず、よれよれのシャツを濡らしていた。
「準備できた?」
僅かに顔色が悪くなっている。
「ああ。早速行くか。あんたならどうかできそうだ」店主は気軽な調子で言う。
「……その前に、包帯くらいは巻きませんか」
瓦礫に隠されていたのは超小型帆船。
ここに、今……反撃の時間が始まる。
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