* 勇者の不思議的日常

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1: 十六夜。 ◆Neko Neko:2015/03/27(金) 10:53 ID:RPc

ども、駄作者十六夜。です、

今回はよく分からないスレタイですね、((まぁいつものことだけど
大まかに説明すれば、魔王と勇者の日常を描く小説です
「は?まったく意味が分からん」というお方はどうぞ読んでみてください←

※この小説は暇潰しかつ下書き無しで書くので文章及び設定グダグダかと思われます
※私のもうひとつの「崩壊。(http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1426948907/l50)」もよろしくお願いします

2: 十六夜。 ◆Neko Neko:2015/03/27(金) 11:32 ID:RPc

 追憶- --- .

「やっと、ここまで来た」
魔王の部屋を目前にして浮かんだのはその言葉だった。此処にくるまで色々なことがあった。魔王の手下に村を襲われ、魔王を倒すと息巻いたのも早三年。遂にその夢が叶いつつあった。
「やっぱり、緊張するな...」
魔王の部屋の扉に手をかけ、そう呟く。少し手が震えていることに気づけば、腰から剣を引き抜き構えながら扉を引いた。そして、勢いよく飛び込んでは「魔王よ、覚悟!!」
 想像していた展開では、「はっはっは、よく来たな勇者よ」なんて言葉を期待していたが、十秒待っても何も聞こえない。ましてや魔王の姿すら見当たらない。部屋を間違えたのではないか、と魔王の城の地図を見るも、此処で間違いないはずだ。
 ふと魔王の部屋を見回してみる。やはり何処にもいそうにない。そう思うも一点物陰があることに気づく。魔王なら小さい物に変身できるかもしれない、と神経を研ぎ澄まし、足音を忍ばせて徐々に近づいていく。そして、物陰のすぐ側まで詰め寄れば剣を構え直して「魔王、討ち取った!」と叫ぶ瞬間。それより早く、何かが体当たりしてきた。
「くっ...待ち伏せか...」
そう呟き自分の不甲斐なさに後悔するも、衝撃が思ったより大したことがないことに気づく。体当たりがヒットした腰の辺りを見下ろすと、尻餅をつき、怯えた目で此方を見上げる少女の姿があった。
「な、何でこんな場所に....?」
少々動揺を隠せずに尋ねると、少女は目に涙を浮かばせ相変わらず此方を見上げていた。一先ず少女を立ち上がらせようと手を差しのべると、少女は慌てて後ろに下がれば十字架を突きだし、「こ、こないで!」と訴えた。その様子には流石に「いや、あの...」と言わざるを得なかった。悪霊退散とは、一体どこを見れば悪霊なのか。
 不意にその少女に不審を覚える。何故なら、まだ小さいものの背中に翼があるからだ。よく見れば頭部に二本の角もある。これは不審というか、ほぼ確定としか言えなかった。この少女が、魔王だ。だが、旅の途中で聞いた話と随分違う。確かあのときは、「それは鬼のような形相で、凶悪な牙と闇の魔法を使った」と聞いた。しかし、どうしても納得し難かった。それに、どちらかと言えば自分の方が悪霊に近いだろう。
 そのような点で考えると、精神年齢的には随分幼いようだ。取り敢えず魔王か確かめるためコミュニケーションを図ってみる。
「君、名前は...って危ない危ない!!」
何が危ないのか、それは目の前の様子を見れば一目瞭然である。近くの木の棒を拾い上げ覚束ない足取りで此方に近づいてきているからだ。うん、これは魔王だ、うん。
 しかし、それを分かりつつも手は出せなかった。こんな少女に手を出せる訳がない。そんなことを思っていると、派手な音が部屋に響いた。反射的にそちらを見ると、眼前にあったのは転んだ少女と迫る木の棒だった。


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