ザ・ニート!

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1:叶:2015/06/09(火) 22:58 ID:nbk

これはとある数人のニートさんの
お話。

>>2簡単にキャラ紹介します‼︎

2:叶:2015/06/10(水) 17:06 ID:nbk

小野田 姫沙(おのだ きさ
女/15歳
ケータイ、インターネット依存症。

佐伯 霧翔(さえき きりと
男/15歳
ニートを極めようとしている男。

皆倉 蒼(かいくら あおい
女/15歳
音の解析、絶対音感を持っているニート。

有実田 奈緒(ありみた なお
女/16歳
気性の激しい怖いニート。

神園 想奈太(みかわ そなた
男/13歳
炭酸飲料が大好きなニート。

樫和琴 幸明(かしわぎ こうめい
男/12歳
ゲームヲタクを極めたニート。

神園 桃(かみぞの もも
女/8歳(小3
しっかりしたソナタの妹。まだニートでは
ない。小学生だが、データの解析が
得意。パソコンへの侵入もできる、天才
小学生少女。


【まだこれからキャラは増えると思います‼︎】

3:叶:2015/06/10(水) 19:30 ID:nbk

「キサちゃーん、侵入完了〜。
えっと?音の解析するんでしたっけ?」
茶色い髪、そしてそれを高い位置で
赤いゴムでツインテにしていて、
茶色い瞳。顔は幼く、可愛らしい……
パソコンの前のくるくる回る椅子で
クールクールと回りながら喋っている。
そんなことを脳裏で考えながら返事をする。
「うん、そうだよ、ももちゃん。アオイ〜〜、
終わったってー!早くきてよー。」
「はぁーいっ…………。」
何処かから疲れきったアオイの声が聞こえる。
「キサちゃん、疲れた。休ませて……。」
まんまるい腰のアオイが自分の部屋から
出てきた。
「うーん、ゴメンだけど、この解析終わって
からでいいかな……?」
アオイの力は、凄い。絶対音感、いろんな人の
声を、一度で聞き分けることができる。
1番は、容姿。真っ白な髪、対称的に白い
肌。瞳は水色で、とても優しそうな目。
白うさぎのようでとてもかわいい。
「わ、わかった。早く終わらせて、寝る。」
「ゴメンね、アオイ。」
瞳の下にくまができていた。かわいいお顔が、
台無しだ。でも、この解析は、一刻も
早くしないと、危ないのだ。
「………………………………………………
………………………っっ‼︎」
アオイは音の解析ちゅう、肩をビクッと
させ、涙目で抱きついてくる。
「わゎっ⁉︎……どうしたの⁉︎…」
「ニートってことばれたら、その場で
公開処刑って噂がっっ‼︎」
公開処刑それは、一般の場で……
その場で見せびらかしながら処刑する
ということ。そ、今の時代はニートって
存在すら許されていないのだ。此処の
小さな家には、現在6人のニートと、
1人の小学生がいる。こんな小学三年生の前で、
知り合いを6人も殺すってことと同じ。
NA(NニートA暗殺社)私たちニートは
命を狙われることになったのは、1人の
病んでいるニート男が、銀行強盗、殺人、
窃盗、セクハラ、泥棒、最終的には、
自爆テロを行おうとしたのだ。そいつの
せいで、私たちのようなニートって存在が
命を狙われてるわけ。
「NAか。どうしよ、公開処刑はまずく
ない?だって、私たち子供だし、ギリギリ
セーフ‼︎……とか無いかな?アオイ大丈夫?」
「おい、それって噂なんだろ〜?」
右手に黒い炭酸飲料を持って出てきたのは、
炭酸が大好きなソナタ。髪はボサボサ。
綺麗に整えれば、以外とイケてるのに。
「……噂って言えば噂なんだけど、ね?
ニートじゃん?私たち。学校行ってないし、
ゲームばっかしてる奴もいるし、炭酸野郎
もいるし、どっからどう見てもニートなん
だよねー……。」
「はぁ?ふざけんじゃ無いわよ‼︎…
…元ヤンの私にかなうNAなんて
いるかしら〜?」
「呑気だね、ナオさんは。」
「はぁっ?呑気じゃ無いんですけど⁉︎
ゲームばっかりしてるコウメイよりは
マシだと思うけどね。」
「俺はどんなことがあっても、ニートを
極めるぜ‼︎」
キリトは、命を狙われながらニートを
極めたいらしい。どーせ、こいつみたい
なニートたちが、先に処刑されていく
のよねぇ。。。
ついていけ無いな、このテンションには。
みんな命を狙われてんの分かってるのかな……
そう思ってしまうくらい呑気な仲間。
「……きゃーっ‼︎NA⁉︎…」
と演技して叫んでみる私。
「「「「「……えっ⁉︎」」」」」
キリト、アオイ、ナオさん、ソナタ、コウメイ
がその言葉に反応した。みんなはポケット
などからナイフなどの刃物、銃を取り出す。
「……ドッキリでしたぁ〜wみんなは
準備満タンだね。」
そうすると5人は肩の力を抜き、武器を
しまう。
『動くなぁっ‼︎』
「「「「「「「……⁉︎……」」」」」」」
此処にいる、ニート6人と、小31人の
動きが止まる。目の前には家に土足で
入ってきていて、黒い服に身を包んだ
がたいのいい男たち。外見だけでいうと、
成人した人がほとんどだろう。
そして一番驚くべきところ、それは
この男たちが拳銃を構えていること。
『NA……ニート暗殺社の者だ。』
「……逃げるよっ‼︎みんなっ!」
「了解っ!」
そうするとニートでは無いももちゃんまで
もが銃を持ち、構える。小3なのにね。
でも、年齢なんかかまってる暇は無い。
まだ、私たちニートは死ねない。
「脱出‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
私のそんな言葉は響いた。

4:叶:2015/06/11(木) 20:04 ID:w0U

『ダダダダダダダダダダ……。』
銃が連射される。そして、しっ
かりととどめを刺すため、男の
胸にナイフを突き刺すのが、
私たちのやり方だ。
「さよなら。次はもっといい仕事に
つけるといいね、おじさん。」
私はそういって思いっきりナイフを
突き刺した。ビクッと身体を震わせ
て、死んでいった。私の突き刺した
ナイフで。かすかに窓も空いてい
なかったが、すぅーっと冷たい
風が吹いていった。これが今の
ニートだ。今のニートはNAに
見つかれば、ほとんどの人が命を
落としかねない。でもそれは、
NAも、私たちニートもお互い様。
NAだって、返り討ちにあうことだっ
てあるからね。……私たち、7人の
親にもらった最後の宝物、それは
この家だった。親は、私たち、
ニートの子供と一緒にいると、殺さ
れると言って、家を一軒プレゼント
して、私たちを捨てたんだ。
お金だけは、こっそりもらってた
けど、NAが此処まで突き止めて
くるとはね。ニートものろのろ
だらだらしている場合じゃない
時代が来たんだ。いつ死ぬかも
わからない。頼れる親もいない。
信じられるのは、同じ仲間だけ。
信じていいのは仲間だけ。
「……はぁ、はぁ。ねぇキサちゃん
大丈夫?私たち、早く逃げないと。」
優しいアオイの声。天から舞い降りた
天使様のような声。綺麗に透き通る
ような声。そんな声に驚く。
「……‼︎アオイ…ごめん、ぼーっと
してた。」
「呑気よね、キサは。」
そんな少しバカにしたような
ナオさんの声は、いつもは
大嫌いなのに、今だけはなぜか
落ち着く。

5:叶:2015/06/12(金) 21:07 ID:w0U

「……この家…さよならだね。
仕方ないけどね。それが私たち
ニートに与えられた使命なんだから。」
「……何言ってんの?使命なんか、
無視すればいいじゃんかよ。そんな
法律とかなんとかってさ、大人は
いっつも言ってるけど、大人はそ
んな法律を無視していることだって
そう少ないことじゃないんだぜ⁇
キサは、そんなことも考えられないのか?」
キリトがそんな言葉を私に放つ。
キリトの言葉はどこかキツイ言い方
だけど、そんな中にも暖かさを感じる。
皆んなこんな私を支えてくれているんだ
一人一人のやり方で。
「キリト言い方ちょっと酷いけど、
まぁありがと。さ、持っていくもの持って、
さっさとこんな家出て行こう。」
「……ね、親になんて言う?この家の
こと。正直に話すか、嘘をつくか、
もう逃げてあわないようにするか。」
キリトが珍しく案を出してくる。
「……あー…えーっとね、、、、、
に、逃げよっか。」
「だよね。」


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