感想とか、読んでくれた人はくれると
嬉しいです‼︎
誤字脱字とかがあると思われます!
(許してくださいm(_ _)m)
更新度が低いと思われます!
(許してください!m(_ _)m)
>>2キャラ紹介( ´ ▽ ` )ノε-(´∀`; )
咲誇 芽瑠(さきほこ める
年齢((13歳中2
真長 葵(まなか あおい《マイ》
年齢((13歳
無流橋 竜都(なるはし りゅうと
年齢((13歳
無流橋 紗凪(なるはし さな
竜都の妹。
年齢((歳 六年生
野口 春(のぐち はる
年齢((13歳
今村 大智(いまむら たいち
年齢((13歳
【まだキャラは増えると思います(*^^*)】
「なんで……?」
そんな言葉が口からこぼれる。
なんでこんな事になったんだろう……
って、このクラスのほとんどの人が
思うだろう。クラスで、優しくて、
かわいくて、笑顔が一番だった、
女の子が死んだ。原因は、飲酒運転
のトラックに引かれたそうだ。
あのかわいい笑顔は、このクラス、
私たちの目の前から突然消えてしまった。
「……嫌ッ。私の前から居なくならないでよ。
葵ィ……ッッ。」
咲誇 芽瑠13歳、3月18日……春の事だ。
「……泣くなよ。芽瑠……ッ。
お願いだから。お前だけでも、
お前だけでも笑っててくれよ……。」
リュウトが弱々しく呟く。
「リュウト……ッ。私だって、心友が
いなくなってすっごく悲しいのに、
どうやって笑えっていうのよ……。」
「……悪りぃ…笑わなくていい。」
「……ゴメンね、笑えなくって。そこまで
余裕、無いんだよね。葵が居ない教室、
寂しいね。空気が重たいね。」
目の前から消えたあの子の席には、
白い花瓶に色とりどりの花が添えられて
いる。そしてその花瓶の周りには、
みんなが彼女に書いたメッセージ。
人気者だったあの子への。天国へ届きます
ようにって思いを込めて一人一人書いた。
冷たい風が吹く。
[[める……聞こえる?]]
耳元で優しく囁かれる声。そして、
この柔らかく、ふわふわとした声。
聞き間違えるはずがない。だって、
13年間も一緒にいた幼馴染の声だから。
「あお、い……?」
クラスのみんなにばれないように
小さな声で……囁くそうな声で
呟いてみる。目の前にカーテンが
ふわっとなびく。そして、風がなくなり、
カーテンが元に戻ると、目の前には
葵がいた。
[[める……ゴメンね、死んじゃったや。
こんなみんなまで泣いちゃって……。
めるも、泣いてる。本当にゴメン。]]
葵がいるはずがない。だって、昨日死ん
だんだから。なんでこんなところにいるの?
おかしいでしょ。だって、遺体も見た。
死ぬとこだってみた。葵は、私にも、
助けを求めてた。最後の最後まで、、
こんな馬鹿な私を信じて。
[[める?大丈夫?]]
ふんわり優しい声だった。葵。
よく見てみると、葵の体はほんの少し
透けて見えた。
「ゆう……れい?」
[[幽霊……かなぁ〜。多分、
魂って形でめるに話しかけてるから。
私の身体からは血がいっぱい出て、
動かなくなっちゃったしね。]]
そんなことをかる〜く笑顔で言う
葵……。
[[ゴメンだけどさ、める。貴方の
私に関する記憶、全て消させてもらうよ。]]
「えっ…?記憶……を、消す?
な、なんで⁉︎……消す必要なんて
ないよ‼︎なんで……?」
[[死ぬのまで自分勝手でゴメンね。
私のことは、忘れてね……。
クラスのみんなも、私のことを忘れるわ、
私は近くで貴方のことを見ているだけで
構わない。さようなら…める、リュウト、
ハル、タイチ……そして、私っていう存在、
真長 葵、さよなら…これからは、マイって
いう名前。さよなら…さよなら…さよなら…
さよなら…さよなら…さよなら…さよなら…
さよなら…さよなら…さよなら…]]
そんな声は、真っ青な春の空に消えていった。