主にオリジナルを中心に書かせて頂きます。暗い話とかシリアル…シリアスとか多くなるかも。
花言葉、曲をテーマにして書いたりもします。曲の場合自己解釈ですのでご注意を。
ちなみに、レス禁では無いです。
昨日と同じ布団の上、目をゆっくりと開く。見慣れた天井を見て、目覚まし時計で時間を確認する。そして、怠い身体を起こす。
さぁ、1日の始まりだ。
「…おはよう。」
この世界はまるでゲームの様だ。そんな風に例えたコピペがあるらしい。私はゲームの様だと言う意見に賛成する。
理由としては物語でもゲームでも良いのだがゲームオーバーの死が存在し、様々なイベントの中で一人一人人生というストーリーが選択肢で変わっていく。とても面白い。
「おはよう。朝ごはんはもう出来てるわよ。」
言ってしまえば、ゲームのプレイヤーは自分の思考であり、ゲームの中のキャラクターは私なのだ。だから、美味しい食べ物も食べられるし、楽しい事も自分で体感出来る。それと同じで、ダメージ…痛みも喰らうし、ツラいイベントも自分がやらなければならない。
「いただきます。」
そんな事を考えながら今日も私は母の美味しい朝ごはんを食べる。今日はトーストとハムエッグ、コンソメスープだ。
ゲームだとしたらこの世界は良くできている。題名を付けるとすれば…それは…一人一人異なるだろう。
同じゲームでありながら、皆違うストーリーで違う視点で進んで行く。他のプレイヤーと協力したりもするが、自分が見えない状態で操作する。
「ごちそうさまでした。」
やはり母の料理はとても美味しかった。今日着る服を選択して着る。こんな思考を働かせる私が小学生でしかも女子だと思う者は居ないだろう。さらに言うとオタク、ポガティブ気味である。
だからこその世界観なのだ。
「」
何故さっき「」等と絶句したSSの様なミスを“私の思考の元”がしたのかは触れないでおく。半袖の紺色のパーカーに半袖のエメラルドグリーンでウサギのプリントされたTシャツ、シンプルなよくある半ズボン。
そして、今は夏休みである。そう、この話はメタくして言うと銀ノ剣の小学6年生の頃のきっとクラスで一番地味な夏休みの話である。
『私の世界~夏~』
いきなり春で無く夏なのにはツッコミを入れないでほしい。ただ、この夏は本当に何も無かったのだ。祭りに行って映画を見に行って。その位だったのだ。
まぁ、せいぜい年齢は特定しようと思わないことだ。その時代の事を現代の子供風に置き換えてしまうからな。(まさに外道)現代ではゲームばっかりやってる子供が居るらしいなので設定を大幅に変えてしまおうか。
ゲーム好きただしそんなに上手くは無い。リズムゲームやパズルゲーム、絵を描くゲーム位。絵を描く事が好きだがあまり描かない。
「あ〜…」
マイペースでしっかり者と言われるが大体この位の歳から真面目系クズ人間の素質が出てきていた。そして重度のぬいぐるみ好き。
「暇だ〜…」
暇人(自称)であり、宿題だのやらなければならない事は最終的にはやるのだが最後までやらなかったりする。ただし8月31日に焦ってはやるような愚か者では無かった筈だ。
そして、その時代私は二回目の恋をしていたのだ。
ちなみに、初恋は真面目で頭の良い面白い男子。告白したがフラれた…でも、彼は私の大切な人には代わりないから、恨みや未練はきっと無いだろう。
二人目。メガネで真面目で、ネットに詳しい男子。真面目君が好きなんだろうか、私は。話相手と意気投合すると、その内に惹かれていく。あぁ、馬鹿みたいだ。
惚れっぽかった当時、夢小説にハマっていた。現代ver.にしてある事を忘れないでほしい。趣向は今の私で、出来事は過去の私なのである。それが真実か疑う人間も居ることだろう。(という設定の作り話であることも。)
この言い方じゃ私が人間じゃないみたいだが、私は人間である。分かりきったことであるが一応言っておく。
「あ〜…最高。」
まぁ、暇なのでお気に入りのウサギぬいぐるみをもふもふしていた。話が変わるが私には双子の兄がいる。似てない男女の双子と言うとても珍しい(?)分類であった。まぁ、特にどうということはなかったのだが。
それが原因で真面目君を好きになったのだろうか。兄は真面目で無い。その反対で、しかも私はその兄が大嫌い。兄も私の事を好いていない。
ぬいぐるみ集めは趣味でその段階だけでも沢山の動物のぬいぐるみが集まっていた。
あぁ、自分でも何を考えてるのか分からなくなってくるけれど最終的にまとめると、この話は小学生時代のとある少女に私の過去のストーリーを当てはめて、尚且つ年齢がバレないように現パロにしたものだ。
「…何しよう。」
某携帯ゲームを起動する。現実というゲームの人生と言う名のオリジナルの一人一人のシナリオの、ミニゲームであり、アイテムの1つ。
ちなみに色は白である。
「コメント欄物騒だなぁ…」
私が思わず呟いてしまう程、小学生のフレンドリストのコメントとは思えない荒れ方をしている。担任への酷い愚痴、いじめがバレた等の自らをいじめっ子だと公言する発言。
父親のコメントの謎の擬音(?)に吹き、「こ れ は ひ ど い」とコメントした後にブラウザを開く。
そこには、とある緑の掲示板。
さてと、ageておくか。
相変わらず苦手板は過激なままだ。色んな板を覗くが、中にはビックリ系のURLを貼る奴が居るには居るが、特に大規模な荒しは最近無い。
私の立てたスレには頻繁に来るが、ほとんど書き込まない。全体的に過疎気味だが、友人に進めようとは思わない。
コメント欄の荒れよう。あの文字制限であんなに騒げるのならここの掲示板なんて一時間で相当荒らせてしまう。
ネチケを知って理解し、実行出来るまでは…論外。
「メタい事考えちゃったよ。ま、いっか。」
さっき食べたグレープ味のかき氷の事を呟こうかなんて思ったけど止めて、私は某動画のソフトを起動した。
餓鬼コメや機種コメは絶対しない。見てて異常な位苛々するからだ。かと言って反論せず、コメントが安全な癒し曲で癒される。ヨエコやジャズ系の曲だ。
この話には意味や需要が無いし、オチも無い。最悪の曖昧で理解できない話だろう。書いてる自分だってきっと理解できない筈だ。
とりあえず、自己紹介程度に受け取って貰おうかと思う。ちなみに、その年の夏休みはクラスで一番地味だと自分の中で思っている。
何書いてたんだろう、私。
…あぁ、黒歴史か。
初めてヨエコを聞いたときの話。
もう何時かは忘れてしまったけど、とある動画サイトを開いた時だった。
前々から見掛けていた『夜な夜な夜な』というタイトルの動画。
サムネイルはあまりホラーで無さそうだし、『そういうのはそこそこ耐性あるから見てみようかな。』と思い、その動画のページを開く。
少し期待をしつつ、警戒しつつ、読み込み終わるのを待っていた。
そして、少し間が開いて読み込みが終わる。
心地よいピアノのリズム。今まで見たことのない、不思議な絵のPV。
最初はあまり曲に集中せずに見終えてしまった。そして、数日後たった頃にまた思い出して見る。
今度は曲に集中し、耳をそばだてた。
ピアノのリズムで上げられながらも、歌詞で少しずつ下がっている様な…。生まれてはじめての感覚に戸惑いながらも、ヨエコの歌声が私を包んでいるのを感じて癒された。
そして、何度も何度もこの曲を聞いた。
友人に勧める気など少しも無く、独占していたい気持ちが、きっとその時に意識して居なかったがあったのだろう。
「それでさ〜…」
「それ、マジで?」
なんて楽しそうに話す友人に声を掛ける事すら無く、思い出す度に脳内再生したり、聴いたりしていた。
そして、倉橋ヨエコと言う名を知る。
すぐにタグから移動すると、何れも惹かれる、不思議なサムネイルや手書き動画。
次に聴いたのは『卵とじ』だった。
最初に聞いた『夜な夜な夜な』とは違う、可愛らしい声に、明るいリズム。何回も繰り返し聞いている内に深まる、歌詞への解釈とストーリー。
彼女の声と曲調に溺れている様な、助けられている様な。そして、私は依存して行く。
『損と嘘』『流星』等のインパクトがあり、印象に残る歌。聞くと戻れなくなりそうで怖くて、一時的に聞かない時もあったがやはりあのリズムが、歌声が私の癒しとなる。
『梅雨色小唄』『楯』『夏』などの、感動する歌詞やピアノの音色。一回目は何れも泣いてしまい、家族の視線が少し心に突き刺さったけれど、彼女の曲がまた私を慰めてくれた。
それから、『ヒバリ』『不安のお山』『今日も雨』『沈める街』…どんどん気に入った曲が出てきて、好きな曲がボーカロイドだけでは無くなった。
『ロボット』『友達のうた』『降り月』『幸い屋』マイナーなものも知られていないのがとても惜しかった。
彼女を知る人は一部だが、その一部がとても彼女の曲を、彼女を愛している。暴れる事もなく、みんな仲が良く、楽しく面白く彼女の曲を聞いている。
そして私は、最大の衝撃を受ける。