封じられた九十九神

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1:超甘党人間☆:2015/09/03(木) 14:46 ID:9rI

 生まれたその瞬間から私は必要のない子だと決められた。暗い地下の石の道を通って、その奥深くの小さな部屋に閉じ込められた。
「いい子でいればいつか出してあげるわよ」
 御姉様はそう言った。だから私、ずっと良い子にしてたのに。どれだけ寂しかったかなんて御姉様にはわからないだろうね? 
 答えてくれない人形と話して、手足の無い壁と球蹴りをして、時々床にしゃがみこんで泣いてたの。
 やっとできた友達は御姉様達がすぐに殺しちゃうし、おもちゃはすぐに壊れちゃうし。
 ねぇ、いつまでここにいればいいの? 
 いつになったら私は外に出られるの?
 何も知らないのよ、私。空の色も、草の匂いも、何も。本の中でしか知らないのよ。
 だから、御姉様。


 私、あなたをやっつけて外に出るわ。 

2:超甘党人間☆:2015/09/03(木) 15:06 ID:9rI

登場人物


九十九 リサ

刀の九十九神。限りなく人間に近い外見と、異常なまでに強い妖力のせいで地下に幽閉されていた。
可愛らしい容姿だが、好奇心旺盛で気が強く、『あること』に触れると発狂する。
椿のことは『御姉様』と呼んでいるが、尊敬するつもりなど毛頭無い。


九条 椿

九尾の狐。血は繋がっていないが、リサの姉的立場。
九条館の主。
肉体が滅んでも、また新しい肉体を作れるため、ほとんど不老不死と言っても良い。

紫陽花

百目鬼。
九条館の女中。
戦闘のセンスがあるらしく、それなりに妖力も高い。
やはり一番得意なのは窃盗のよう。

百合

針女(はりおなご)
紫陽花と同じく九条館の女中。
髪の先に針が付いており、釣りのように人間を捕まえる。
男好き。


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