殺戮ゲーム

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1:月詠 幾斗 ツキヨミ イクト:2015/12/21(月) 15:52 ID:xeM

登場人物

紅宮 凛奈アカミヤリンナ
性別:女
好奇心旺盛で怖いもの知らず。
人一倍正義感を持っている。

翡翠 誠ヒスイ マコト
性別:男
正直者で思ったことをすぐ口に出してしまう。

青龍 瑠璃 セイリュウ ルリ
性別:女
優しくて、冷静沈着…
結構、腹黒い。

麻奈 広瀬アサナ ヒロセ
性別:男
何事にも行動で示すタイプ。
頭で考えることが嫌い。
(頭の中まで筋肉w)

川崎 空カワサキ クゥ
性別:女
積極的でフレンドリー♪
他人思い!

浜辺 海斗ハマベ カイト
性別:男
明るくその場を盛り上げてくれるいわゆるムードメーカーと言うやつw
頼りになる!!

綺羅 果歩キラ カホ
性別:女
運動神経抜群の優しい子
運動はできるけどゲームの方が好き

佐田 明サダ アキラ
性別:男
何を考えているか分からない
努力家

2:月詠 幾人:2015/12/21(月) 17:16 ID:xeM

プロローグ

ある部屋に集められた8人の男女

ここの部屋はもうすぐ死体で埋まる

「殺戮ゲームを開始させる
お前たちに拒否権はない。
精々頑張って生き残ってくれよ」

異様で残酷なゲームが始まろうとしている。

「俺達は…いや、俺は絶対に生き残ってみせる!!」

皆は敵…
あるいは、味方…かもしれない
それを確誌するすべはないのだ…

3:月詠 幾人:2015/12/21(月) 17:21 ID:xeM

1、始まり

りんなside

数ヶ月前…

私達は、平和で平凡な毎日を送っていた

きっとあの頃を今、懐かしむことができるよ

現在…

このゲームから抜け出したい

早く終ってほしい

え?なんでそう思うのか?

分かった…平和だったあの頃と現存の残酷な様子を教えてあげるよ

4:月詠 幾斗:2015/12/21(月) 23:33 ID:xeM

〜教室〜

朝2−Bの教室は騒がしかった

ガラッ

凛奈「おはよ〜!」

皆「おはよう」

クラスの人達は皆平和な感じで
それに慣れているような顔だった

きっと、私も…
平和で平凡ということに慣れて
いたんだと思う…

今からその日常が崩れるとは知らずに…

瑠璃「おはよ♪凛奈!」

前の席の瑠璃が素敵な笑顔で挨拶してきた

この笑顔で何人の男を虜にしたのか…
裏を返せばとんでもない事を思っている腹黒い子なのだ…

男「青龍さん!!おはようございます!!」

まぁ〜た来たよ…親衛隊…

瑠璃「おはよう♪」

男「////挨拶返してくれた…」

何なんだ…

瑠璃「挨拶してきたから返しただけなのに…バカなやつ、まじゴミだわ…」

おーい聞こえてるよ〜瑠璃さ〜ん

誠「wwおはようおニ人さん!!瑠璃…お前の呟き丸聞えだぞ?ww流石w腹黒い…))グハッ」

誠…あんた…バカだな
正直者の誠は瑠璃の腹パンをかわせなかった

海斗「何々wってどうしたの?ww誠?w」

心配なんてしてない海斗がニヤニヤしながら誠を見下ろした

瑠璃「お腹いたいんだって〜w
そのまま放置しといた方がいいよ☆」

うん原因は瑠璃だケど

5:月詠幾斗:2015/12/23(水) 12:49 ID:xeM

海斗「そうなの?じゃあ、早く席に座れよな〜林先生が来るからさー」

林先生とは私達の担任の先生

薬堵に光っているものをつけている
新婚さんなのだ…

お相手は…大企業の息子の林和人さんと結婚したって言ってたな〜

いつも幸せそう…

ガラカラッ

林「はいっ!席について〜
ホームルーム始めるわよ〜」

その一言で静かになった

これが私達の日常
平和なね…

6:月詠幾斗:2016/02/28(日) 16:28 ID:JRw

久しぶりに続き書きます。

7:月詠幾斗:2016/02/28(日) 16:41 ID:JRw

2、参加メール

りんなside

帰りのホームルームの前…
怪しいメールが届いた


-----------------
ゲームヘの参加
-----------------

初めまして、私はゲームの発案者でございます。

この度はゲームヘの参加ありがとうございます。

放課後迎えに参ります。


りんな「え??なんか参加した力ナ?」

迷惑メールだと思いすぐに忘れた

そして…

広瀬「さて、帰ろ〜りんなっ」

家が近い広瀬が待っていた

りんな「うん」

空「じゃあね!りんな♪」

クラスメイトの中でもフレンドリーな空が手をヒラヒラさせていた

りんな「ばぃばいっ!」

果歩「こんなゲーム参加したっけ…」

そんな呟きが聞こえたが、早く帰りたい気持ちでいっぱいな広瀬に手を引かれた…

広瀬「早く行こうゼ!!」

りんな「はいはいっ((苦笑」

その時だった…体全身に電流が流れた

意識が遠のく中

皆の叫び声がこだました


--------------------------
-----------------
---------

8:月詠幾斗:2016/02/28(日) 18:59 ID:JRw

りんな「……ッ……ん?」

目を覚ますと体が重い

だるい…痺れる

辺りを見回すと…

りんな「何…?ここっ…」

見なれた部屋じゃない

窓がなく殺風景な部屋にいた

見上げるとスピーカーとテレビ

部屋の出入口

電気のスイッチがあった


パチッ

?「ワッ…!?」

えっ…?誰かいる…

この声は

りんな「広瀬っ…?」

広瀬「りんな!?お前大丈夫なのか!?」

りんな「後ろから電流が…」

広瀬「そうなんだよ…変なヤツらがお前を襲った後、皆やられてさ…」

肩が小刻みに震えている

9:月詠幾斗:2016/02/28(日) 20:49 ID:JRw

どうやらこれは現実なんだ

りんな「みんなは?」

空「いるよ」

空がヨロヨロとこっちに来た

それから瑠璃、誠、海斗、果歩、佐田君

なんで佐田君だけ名字なのかというと
あまり喋ってないから

なんか近付きにくいんだよね…。

10:月詠幾斗:2016/02/28(日) 21:03 ID:JRw

3、ブレスレット

りんなside

ここに集められたのはクラスメイト

こんな部屋に閉じ込められて何をするんだろう

不安を募らせながら、違和感のある腕を見た

りんな「何これ…?」

シルバーのブレスレットがはめられていた

皆も同じのを身につけていた

るり「何か仕掛けがありそうね」

仕掛けって?

すると雑音混じりの声が聞こえてきた

?「皆さん!!初めまして、私はゲームの発案者です!!この度は殺戮ゲームに参加いただいてありがとうございます」

佐田「殺戮ゲーム?」

ざわめきだす

メールと同じ内容なので、あのメールは迷惑メールじゃなかったということになる

広瀬「俺たちをどうするつもりだ!!」

海斗「ここはどこなんだよ!?」

果歩「このまま閉じ込められるの!?」

パニックになる人と…

るり「……。」

佐田「……。」

冷静な人

誠「チッ…開かないっ!」

空「ここもダメみたいっ」

脱出を試みようとする人がいた

11:月詠幾斗(時雨):2016/02/29(月) 16:25 ID:JRw

?「今から簡単なルールを説明しますので、ブレスレットに書かれた番号に着席してください」

随分と楽しそうな声…

楽しんでるのか

私のブレスレットには“2”という文字があった

皆、渋々席について耳を澄ませた

「ルール説明を始めます。
まず、このゲームは、殺し合いです…」

ビクッ

体が反応する

果歩「殺し合い!?」

これは、きっと夢だ。

そう信じたかった…

12:月詠幾斗(時雨):2016/02/29(月) 16:43 ID:JRw

4、ゲームのルール

りんなside

ゲームのルールを簡単にまとめると

・自分達の手で殺しはしないが、選択でその人を殺す。

・選択はブレスレットの番号で決める。

・ブレスレットはルール違反したり、
誰かを傷つけたりした場合電流が流れる。

・放課後…平日のみこの部屋につれていかれる

・このゲームのことを口外した
場合脱落者とみなす

こんな感じだ

追加等はメールで知らせるらしい

りんな「どうして私逹が…」

広瀬「ゲームに参加するなんてー言も言ってないのに…」

?「あなたたちの共通点…
それがこのゲームに参加された理由です。
それでは、また会いましょう」

催眠ガスが流れて来て意識が遠のいた

目を覚ますと…

りんな「教…室?」

真っ暗な自分の教室にいた

皆も同じように…

海斗「って!?外真っ暗じゃん!!」

時計の針は8時をさそうとしていた

果歩「親からの電話がすごいことになってる」

そりゃあ、心配するよね…;

空「とにかく、みんなのメアドとか教えてくれない?」

メアド?

佐田「連絡先を交換しといて、何かあったらすぐ行けるから…だよな?」

果歩「なるほど…」

誠「じゃあ早く交換しよう」

そして交換も終わり家に帰った

今日のことが夢みたいで実感がわかない

次の日…このゲームの残酷を目の当たりにするのはもう少し…

?「8人の殺戮ゲーム…
このゲームに勝ち残るには…
見方を犠牲にしないとな」

13:月詠幾斗(時雨):2016/02/29(月) 17:11 ID:JRw

5、残酷

佐田side

授業が身に入らない

何も手につかない

それは参加者全員だった

お昼…

あの7人と昼食をとった

海「あっ!明の卵焼きもーらい♪」

佐田「海斗 (^言^)?」

空「もう!今から話合いなんだから!!」

海斗のせいで怒られた

広瀬「今日から、始まるんだよな?」

瑠璃「殺戮ゲームが…」

遠い目をしながら、青龍は続けた

瑠璃「私達は味方だけど…
裏切ることもできるってことよね…」

和やかな空気はいってん

張り詰めた空気になった

誠「自分の命を守るなら、手段を選ばずに仲間を陥れる…って事だよね?」

だろうな…

殺戮…ただの殺し合いじゃないか」

参加者達の絆や繋がりをズタズタに引き裂くつもりなんだろう

今だって、信じられる奴なんていない

自分しか信じるな…って事か…

ブレスレットを触ってみた

裏にボタンがいくつかあった

このボタンは何なのか

14:月詠幾斗(時雨):2016/02/29(月) 22:26 ID:JRw

果「そういえば、みんなの番号ってなんだった?」

椅子に座わる時の番号

俺は三番だった

皆の番号は

海斗  1 
りんな 2
俺   3 
広瀬  4
空   5 
るり  6 
誠   7 
果歩  8

15:月詠幾斗(時雨):2016/02/29(月) 22:33 ID:JRw

誠「この番号って席の順番と…選択?
の時に必要って言ってたよね?」

り「選択って…何をするのかな?」

怖いもの知らずの紅宮が小刻みに震えている

まぁしょうがないか

これから残酷なゲームの始まりだからね…

佐田「…?」

いつのまにかあの殺風景な部屋にいた

とうとう始まるのか…

?「それでは第1回殺戮ゲームを開始します。」

不気味な男の声

何が目的なんだ…?

16:月詠幾斗:2016/02/29(月) 22:53 ID:JRw

6、ゲーム開始

?「第1回殺戮ゲームを始めます

ルール通り誰かを選択して、
その人を消します

まずは、ジョーカーを2人決めます。

皆さん、ポケットを確認してください

その中に力一ドがあります

八枚のうち六枚は「J」の力一ド

残りの2枚は…「ジョーカー」です

その力一ドは他人に見せても、見てもいけません

ジョーカーの人は「J」の力一ドを
持っている人のある秘密を知ることができます。

その秘密を利用して、「J」たちを陥れてください。

「J」の人たちは、その罠に落ちることのなくジョーカー2人を殺してください。

殺すのは、皆さんの選択で決まります。

これは「J」vs「ジョーカ一」の戦いです。

味方がいなくなるまでこのゲームは終わりません。

質問はありますか?」

る「大有りよ…

これは犯罪じゃないの?」

静かな声が響いた

?「クスッ)犯罪?

私たちは手を下しませんよ

まぁ警察とかに連絡はできないですけどね」

り「なんで?」

佐「これは心理を利用した犯罪だ…

人を殺したとなると、あの主催者だけじゃないから、自分達にも罪悪感を持たせるつもりだろう…」

冷静に淡々と言う佐田

?「それではジョーカーの皆さんには、

夜にメールで秘密を送ります

それでは解散」

また意識が遠のいた

とうとう、動き出す殺戮ゲーム

最初の犠牲者は誰なのか?

?「このゲームは…

俺を楽しめるだけのゲームなんだよ

ニャツ))

精々仲間を陥れてくれ」

17:月詠幾斗◆4c:2016/03/04(金) 19:58 ID:zLw

7、うそつき

りんなside

私のポケットに入っていたのは…

り「八一トの 「J」…」

剣を持った騎士の絵が書いてあった

り「この、騎士のように身を守らないといけないのかも…」

それにしても……

り「ジョーカーは誰なんだろう…?」

ジョーカーの人達は、私達の秘密を知ることができるっていってたよね…

それを利用して陥れる……

り「そんなこと…出来ないよね…」

あまり、喋ったことがない空や佐田くん、果歩は、そんなことするような人ではない…

いつもー緒にいる広瀬や瑠璃、海斗や誠だって、人を陥れる事なんてできるはず…

り「みんな…平気だよね…
そんなことしなくても生き残る術くらいはあるよね…」

皆を信じる。私はそういうことにした

でも、皆がこんな考え嘲笑っている事なんて知らなかった

18:月詠幾斗◆4c:2016/03/05(土) 17:31 ID:zLw

?side

?「ふ〜ん…「J」をー人残らず陥れてジョーカーだと思わせればいいんだ…」

楽しそう

これで平凡な毎日から技け出せる

いつもいつも思っていた

どうして周りはアホばっかりなんだろう?

こんな下等な奴等とー緒にいると吐き気がする…

でも……

?「消去できるんだ」

あぁ楽しみだ

真っ赤な月の下で怪しく笑った

?side

平凡な日常が壊れる音がした

この、ゲームを始めてしまった瞬間から

?「きっと、皆は、本気でジョーカーを探して殺る気なんだ…」

ここで皆を信じるって言う奴は

馬鹿だ…

あんな7人信じられるか

信じられるのは__________

?「自分だけなんだよ」

あぁ、もう元には戻れない

19:月詠幾斗◆4c:2016/03/05(土) 17:42 ID:zLw

〜次の日の朝〜

りんなside

正直学校行きたくない…

休んでしまおうか…なんて、思ってもルールがあるし、何をされるのか分からない

重い体を起こしてテレビをつけると…

「速報です。今朝、午前4時に高城中学の女子生徒が無惨な姿のまま遺体で見つかりました…

女子生徒は、制服で右手にシルバーのブレスレットをつけていましたが、切断された状態で手首が見つかりました。

警察は、事件と断定し捜査を開始させましたが、まだ有カな手掛かりは見つかっておりません」

女子アナウンサーは言う

私の頬には冷や汗が伝った

り「こ、これって…」

単なる偶然ですか?


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