プロローグ
日傘をさしても暑い8月某日
登校日に目に飛び込んできたのは
校庭に寂しく生えている枯れた草だった__
登場人物
青木咲楽 アオキサクラ
中学2年生。流行に敏感。
テニスが得意で都大会二位。背が高く美少女のため
そこそこモテる。
高木菖蒲 タカギアヤメ
男子。中学2年生。名前からしてよく女子と
間違えられる。背が低いがイケメンのため
今年女子からもらったラブレターは数十枚。
柏木初芽 カシワギハツメ
中学2年生。菖蒲のことが好き。
咲楽とはテニスでダブルスを組んでいる。
桜井桃真 サクライトウマ
中学1年生。背が低くて童顔。
ネットが命の不登校。
炎天下の校庭では目玉焼きがやけそうな勢いだ。
今日は終業式。明日から待ちに待った夏休みがはじまる。
「初芽!おっはー!」
「あ!咲楽っ!おはよー!」
明日から夏休みということで朝から正門はにぎわっている。
「ただいまより平成28年山之上中学校終業式を挙行する。一同礼。」
校長のやる気のない声と同時に生徒たちからはブーイングが聞こえてくる。菖蒲もそのなかの一人だ。
「終業式とかめんどくせぇーよっそれにしても体育館暑すぎ。」
そう。この学校にはイマドキ珍しく体育館に冷房がついていないのである。
まぁそんなことはおいといて。
「終業式まで桃真君来なかったねー」
「あんなオタクどーでもいいから帰ろっ」
初芽が言った。
二人で下校していると同級生からこんな声が聞こえてきた。
「お前山中(山之上中のこと)の裏サイト知ってる?」
「知ってる!ローズマリーだろ?行ったことはないけど」
「マジ?行った方がいいぞ!あそこで桃真のことたくさん話されてるらしいしw」
桃真という言葉を聞いて咲楽はハッとなった。「今日の夜調べてみよう」と、思った。
枯草モノガタリ、お楽しみいただけたでしょうか?
文才ないですが、なんとか完結させようと思います。
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書き方めっちゃ上手いね!奈々だよね?ここ。
私の学校築100年以上あるから、冷房ないの…。
古いね…。私の学校…
うん!奈々だよ!
築100年以上ってすごいよ!歴史があるって!
そっか!奈々って名前にもセンスあるね。いいねその名前♪
ありがとう(*^^*)115年くらいかな。結構…昔に建てられたんだ。
ありがと!
私の学校は55周年なの!冷房は去年から…w
男子たちから聞いた「ローズマリー」
説明すると、山中の裏サイトで、桃真はここでのいじめが原因で不登校になったと言う噂がある。
咲楽は寝る前にググってみた。
「なに…これ…」
目に飛び込んできたのは残酷な文章の数々だった。
「桜井マジ氏ね」
「山中から消えろ」
数えきれないほどの桃真への書き込みを見ると私はいてもたってもいられなくなった。
「私が…桃真君を救おう」
咲楽は会話もしたことのない桃真のために立ち上がった。
この後どうなるのかを考えもせずに。
55年…わかい!
去年からか…いいなぁ〜!
>>7
おおお…
>>8
占いツクール来てくれてありがとう!!!!
この小説の更新頑張ってね!
ありがと!頑張るね!