コーヒー。

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1:紅蓮:2016/12/20(火) 18:06

こんにちは、紅蓮です。
今回は「コーヒー。」というお話を書いていきます。
ぜひ、よろしくお願いします。

2:紅蓮:2016/12/20(火) 18:10

柏木 雛(かしわぎ ひな)

七城 まこと(ななしろ まこと)

増えるかも。

3:紅蓮:2016/12/20(火) 18:35

みなさんこんにちは、柏木雛です。
わたしは行きつけのカフェがあって、いつも行ってる場所。
ケーキやジュースとかがあって、店員さんもやさしい。

「こんにちはっ!」

ドアにかけてある木の看板「Open」の文字。
小さいけど、かわいいお店、「orange」。
雛はドアをくぐって出てき、店員さんにあいさつをした。

「おかえり、雛ちゃん。今日もオレンジかい?」

五十歳を過ぎた、髭の生えているおじいさんが聞く。
雛はまだ子供だから、オレンジジュースを飲んでいる。
なんたって、ここのオレンジは美味しくて評判。
コクリと雛がうなずくと、雛はまわりをキョロキョロと見渡した。

「あの、七城さんは…⁇」

七城 まこと。ここの店員で、一番雛と仲が良い。
雛は何十歳も年上の彼に、恋をしてしまったのだ。
最近はカゼで来てなくて、心配げ。

4:紅蓮:2016/12/20(火) 18:55

「七城はね、最近来ないんだよ…カゼだって」

おじいさんの名は小松さん。
小松さんが言うと、雛はションボリと下をむいた。
つまらなさそうにオレンジジュースをストローで飲んでいる雛。

「ふふっ、本当に雛ちゃんはまことが好きなのね。ふふ、かわいい」

女の人の店員がクスクスと微笑む。
見たことがない人だけれど、名札を見ると『近藤 沙織』と書いてあった。
多分あたらしい店員さん。雛は二年間通っているけれど、こんな店員さん見たこともなかった。

「こ、こんにちは……」

5:紅蓮:2016/12/20(火) 19:03

トナリに私と同じくらいのくせ毛の、男の子がいることに気づいた。
その男の子はオトナに、ブラックコーヒーを飲んでいた。

「ねえねえっ、コーヒーが飲めるなんてスゴイねっ!」

黒いパーカーをきている男の子は本をおいて、一息ついた。
カップを指差すと、そこには砂糖のごみがひとつあった。

「わたし、砂糖入れてもムリなの。苦くて…」
「…そっか」

ふたたび本を読みだす男の子。
赤い髪でくせ毛の男の子は目がぱっちりしてて、すらっとしている。
結構、カッコいいかも。と雛は思った。

「わたし、柏木 雛っていうの!あなたは?」
「……新谷、波留」

照れながらつぶやいた男の子、いや波留くん。
よろしくね、と雛はいうと、波留はコクリと軽くうなずいた。

「ふふーん、また友達が増えちゃった」

ルンルン気分で雛は帰っていると、ばったり七城さんに会ったのだ。
パニックを起こし、キョロキョロと見回す。

「ここ、ここ、こ、こんにちはぁっ!」
「な、なんで最近カフェにこないんですか?待ってるのに」

まことは無言。

「オレ……カフェ、やめようかと

6:紅蓮:2016/12/20(火) 19:07

思ったんだ。それで…結果、だした」
「や、やめちゃうんですか⁉」

雛はあせり、直球に聞いた。

「うん。今のカノジョもいるし、そっちのほうも考えたいなぁ…って」

雛の頭をなで、まことは言った。
雛は泣きそうになり、まことに「ばか!」と言って突き放した。


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