プロローグ
───私たちは知っている。
いじめはいくつになっても無くならないということを。
「あんたなんて親友じゃない」
私のいじめは元親友のその言葉から始まった。
ー4月(入学式当日)ー
ジリリリリリリ
いつものように目ざまし時計がなる。
その目覚ましを私はいやいや止めて布団から出る。
そして布団から出ると、
「アキー!ご飯できてるからはやくしたにきなさい!」
母親が階段の下から叫んでいる。
「もー、分かってるよー」
私は少しイライラしながら中学に着ていく制服を着始めた。
そして5分後…
「よし着替え終わった!」
そして下へ行こうとするとベッドの上に置いてあった携帯からLINEの音楽が鳴る。
「…?」
そしてLINEを見ると、親友の莉子から1件。
『今日から中学生だねー!めっちゃ楽しみー!』
そして私が返信を返そうとすると、また母親が
「アキ!早くしなさい!」
「はーい…」
そして私は莉子に「そうだね!めっちゃ楽しみ!」とだけ入れて下へ行った。
そしてリビングへ行くと
「もー早く食べちゃってよ!遅刻するでしょ!」
私は母親の言うことを無視して食パンをちぎり始めた。
そして急いで食べる。
10分後…
私は食べ終わり荷物を持ちいってきますも言わずに家を出た。
そして十分ほど歩いていると、
「アキー!おーはーよー!」
そして私が後ろを振り返ると遠くから走りながら莉子が叫んで手を振っている。
そして莉子が近くまで来ると、
「莉子──!おはよ──!」
私が莉子に挨拶をすると莉子も笑顔になって
「うん!アキおはー!」
そして私たちは歩き出す。