ミィナ・ゲーム!

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1:ちまちゃん◆EU:2018/02/25(日) 00:00

前のスレの小説"私の墓場"で閲覧してくださった人達からまた小説を書くのか聞かれたのでまた書きたいと思います。ミィナのゲーム第2みたいな感じです。つまらない話ですが見てくれると嬉しいです^ ^

2:ちまちゃん◆EU:2018/02/25(日) 00:01

http://ha10.net/novel/1519223605.html
第1の小説

3:ちまちゃん◆EU:2018/02/25(日) 00:15

キャラクター紹介

主人公
紀伊野 雛美

藤田 響
赤井 由奈
相田 桜

4:ちまちゃん◆EU:2018/02/25(日) 01:01

始まり

昼休み
「雛美って本当にドヂだねぇ〜」私を嘲笑うかのように桜と響が言った。「ごめん…」私はこれしか言うことが出来ない。
弱虫だから。すると二人が「あははっ‼本当にウケる‼雛美のその表情!サイコォ~」二人は私の悔しそうな表情を見て大声で笑う。すると周りのクラスメイト達がヒソヒソと私達を見ながら何か言っていた。
私は真一文字に口を結びながら恨めしい表情で二人を見つめた。

学校が終わった。私は早足で家に帰った。
「ただいま…」私の声に反応してくれる親は居ない。私は黙って自分の部屋まで上がっていった。「どうして…」私は呟きながらベッドへと横たわる。
涙が溢れて来た。学校では笑い者にされ家では私に気遣ってもらえるものもいない。
そんな考えが頭に浮かぶ。
ボロボロと流れて行く涙は枕を濡らしてゆく。こんな人生もう嫌だ。いっそ死んでもいいかも知れない。私はそう思いながら瞼を閉ざした。



キーン
耳鳴りがした。なんだろう。私はゆっくりと瞼を開けていくと遊園地らしき所に横たわっていた。「あれ…夢…?」でもリアル過ぎる。そう思いながらあたりを見渡す。メリーゴーランド、観覧車、ジェットコースター…遊園地にあるものばかり。ここは本当に遊園地なんだ…すると小さく声が聞こえた。振り返ってみると桜と響が起き上がってくる。私は急いで目を合わせないように視線を正面に戻した。

ピンポンパンポーン☆
「みっなさーん☆お目覚めですかぁ〜?うふふ♪お目覚めのよーですねぇ♡では早速始めましょうか…」
私はこの状況が理解しきれない。いきなり遊園地らしき所で目覚め、よく分からない放送が流れている…いったいこれから何が始まると言うのだ…?

5:ちまちゃん◆EU:2018/02/25(日) 02:05

一日目

「今からぁ始めることは私の暇つぶし☆ゲーム、ミィナ・ゲームをしてもらいたいと思いますぅっ♡」は…?ミィナ・ゲーム?何それ…何かのアトラクション?けどそれだったら私達だけってのもおかしい…そんな事をボヤいてるとそんな事を考えてると後ろから足音が聞こえてきた。コツコツ…だんだんと近づいてくる足音。誰だろう…桜や響以外の子….?暗がりから表した姿は短めの茶髪ショートヘアに制服…私達とは違う学校か…するとその女の子が言った。「ミィナ。私は参加させられるのが2回目。初めてではない私にも分からない。どうしてこんな事するの…」ミィナ…それが放送している人の名前?このゲームの支配者?よく分からない考えを頭に浮かばせながらその女の子の言葉を聞いていた。するとミィナの放送が聞こえた。「どぉしてか…私は貴方達が殺し合い、裏切り合う姿が見たいの…♡だからこのゲームを開いてるんだ☆」何という考え…それって私達おもちゃみたいなものじゃないか。「はいはい!そんな話はお終い!一日目のゲームを説明するよ〜♡一日目は"殺人ピエロから逃げろ!"と言うゲームをするよぉ〜☆ルールは簡単!ただピエロから15分間逃げ切ればいいだけ…けど逃走中には黒い人…別の殺人鬼がうろついてるけど一人だけだから安心してねーキャハ☆」ゲーム…死ぬかも知れないゲームか…ははっ笑っちゃうよ…死にたいと思っていたけど本当に死ぬかも知れないんだ…。ミィナが叫んだ。
「さぁっ☆殺人ピエロから逃げ切る勝者達は誰かっ⁉…では…よーいスタート!」

6:うさちま◆EU:2018/02/25(日) 14:31

一日目
〜殺人ピエロから逃げろ!〜

「よーいスタート!」ミィナのスタートの合図が鳴り響く。
「うそっ…始まった?」私がそうボヤいてると桜達はダッシュで逃げていった。(あっ…置いてかれちゃう…‼)私もそう思いながらダッシュで逃げていった。
「はぁはぁ…」息が切れる音がする。この遊園地は大分広い。15分間なら余裕で逃げきれそうだが…(黒い人…ピエロと同じ殺人鬼…が徘徊しているんだ…)そう思うと恐怖で歯がカチカチと鳴り出す。「捕まったら…殺されちゃうのかな…」私は一人ですみの方へ縮こまりながら呟いた。(一人は寂しいな…)そう思いながら近くの時計塔を見つめた。(まだ5分…)怖い、寂しい恐怖に震えながらこのゲームが終わるのを願っていたーーー。

7:ちまちゃん◆4E:2018/02/26(月) 23:24

一日〜残り10分間〜


「…」私は隅で黙ってうずくまっていた。ひたすらこのゲームが終わるように願いながら…

「いやぁっ…誰かぁぁぁ‼」恐怖に絶した叫び声が聞こえてくる。この声は誰の…?
桜?響?あの茶髪の子…?
私は少し覗いてみた。すると「あっ…」こっちに気づいたようだ。とっさに私は身を隠す。誰かが近づいてくる足音がする。「っ‼」肩を勢いよく掴まれた。振り返ってみると…茶髪の女の子が…さっき叫んでた子はこの子….?「あっ…良かったぁ…」その子は私の隣に無理矢理入ろうとする。(狭いのに…)窮屈さに耐えながら、隣の子を見つめた。「…あなたの名前は…?」私は聞いた。まだ名前を聞いてなかったから────
「…?私は…由奈…」答えてくれた。由奈…「私は、雛美。」私は答え返す。すると由奈が少し微笑み返してくれた。私も嬉しくなって微笑み返す。(これが友達なのか…)私はそう思いながら時計塔の時間を確認する。(あと5分…)いつ死ぬのか分からない状況で時間なんか確認している場合じゃないのかな──

8:匿名:2018/02/27(火) 23:35

一日目〜あと5分〜

私達は無言で隣同士で座る。(やっぱり隣に誰かいてくれるだけで寂しくない…)そう思いながら私は隣の由奈を見た。由奈は虚ろな目で膝をボーッと見つめている。そんな由奈を見ていると私は不安になってきて視線の方向を変えた。


ガリガリ…何かが引きづらる鈍い音が静かな遊園地に鳴り響く。(なんだろう…)私はそう思いながらそぉっと覗こうとした。すると由奈がものすごい力で奥に私を突き飛ばした。
「っ…⁉」私は何が起きたのか分からないまま由奈を見た。由奈の表情は何かに決意したような目をしていた。「由奈ぁ…」私が震えた声で由奈を呼ぶと由奈はゆっくりと振り返った。「ごめんね…もう、一緒には居られない。」由奈がそうポツリと呟いた。そして由奈が近づいて来た。由奈は私の肩を掴むと耳元で「バイバイ。」といった。「え…由奈…?」私は由奈に向かって手を伸ばす。けどその手は届かない。(いやぁっ…ダメ…)私は必死に心の中で叫ぶ。由奈、由奈ぁっと。
由奈はもう一度こちらを振り返った。すると涙をぽろぽろと流しながらにこりと笑った。
由奈は私から離れていった。


あ"ぁぁぁぁ‼
物凄い咆哮が聞こえてくる。私は怖くなって耳を塞ぐ。(嫌っ…)私は涙を流しながら必死に耳を塞ぐ。

グサっ…ベチャッ…
何かに刺さった音と飛び跳ねた音がはっきりと聞こえた。ガリガリ…(また…あの音…)私は膝に顔を埋める。
しばらくしてその音は遠ざかっていった。
私は今の状況が気になり少し覗いた。
由奈が倒れて居た。「⁉由奈っ‼」私は由奈にダッシュで駆け寄りた。「由奈…由奈っ…」私は由奈に語りかける。すると由奈は苦しそうに目を開いた。今にも閉じそう…由奈の腹を見てみると血だらけだ。(あの何かに刺さった音は由奈に…)
由奈が震えた手で私の頬を触る。「由奈ぁっ…」私が泣きながら由奈の手を掴む。
すると由奈は微笑んで「やっぱ、り…裏切りも、のは…死んじゃうんだな…」由奈は微笑みながらそう言った。「ねぇ…雛美、…絶対この、ゲームに、勝って……」由奈っ…「あり、がと、私の友達…」由奈は涙を一筋流しながら息を途絶えた。

私は人に頼ってばっかり….だから…強く、ならなきゃいけないんだ…
「由奈ぁっ…」大切な人。私を友達と言ってくれた人。私は…生き延びるよ。

〜ありがとう〜

9:ちまちゃん◆4E:2018/02/27(火) 23:42

裏設定

ミィナと由奈は最初は姉妹とゆう設定でした。由奈はミィナのグルで幽霊がみえる設定でした。ミィナは小学三年生の時、車にひかれて死亡します。けどその2年後ー母親は第二子を妊娠し、由奈を出産します。親達は由奈に姉がいたことを黙っていましたがー由奈の能力(幽霊が見える)が小学二年生あたりから出てきて幽霊の存在を見ます。そしてその時にミィナ、赤井美奈の幽霊を見た為、(死んだ時の小学三年生当時の姿)美奈とゆう由奈の姉の存在がいたことを知ります。


という裏設定

10:舞戀◆Xg:2018/02/27(火) 23:45

楽しみです!!

これからも見させていただきますね!

11:ちまちゃん◆4E:2018/02/27(火) 23:48

>>10
ありがとうございます^ ^

12:ちまちゃん◆4E:2018/02/28(水) 23:22

一日目の決意から

「あっはは♡由奈ちゃんが死んじゃった♪誰かさんがトロいからかぁ~★」ミィナがクスクスと笑いながら放送で叫んだ。流石に桜達もこんな私を見ても笑わない。桜達は歯を食いしばらせてミィナの放送を聞いていた。私は泣きべそをかきながらミィナの放送を聞く。 「んふふー★皆さん悔しそう…♡まぁ、生きているだけでも感謝した方がいーよ?」
ミィナが楽しそうに放送で言う。「二日目はー殺し合い…うんっ!殺し合いにしよう!」
は…?殺し合い?それって誰かは必ず死ななければならないんじゃ…「ルール説明っ!まず貴方達には武器、包丁が配られます。それで誰かを殺し、生き残って♡このゲームの勝者は…1人。あとぉ、2人、この世からおさらばさせていただきます★しかもっ!特別に大きな絶望感を与える代わり、二日だけでゲームが終わるよっ!んじゃあ、頑張って♡」
殺し合い…誰が生き残るか分からない…その為には裏切り、殺せ。


~最悪なる絶望とその代わり~

13:ちまちゃん◆4E:2018/03/01(木) 18:47

二日目

目の前の手のひらに包丁が現れた。「これで殺せっていうの…」桜が言った。「しかも勝者1人でしょ…?冗談じゃないわっ…」響が包丁を握り締めながら言う。「うふふー★それが冗談じゃないんだよなぁ♪」ミィナは楽しそうに言う。「そうだなーそろそろこんなにグダグダしていたらもったいないし始めようか♡でわでわ…よーい、スタァとっ‼」始まった。殺し合いが。桜と響は暗い顔で俯いている。私は歯をカチカチと鳴らしながら手のひらの包丁を握りしめる。


グサッ
小さな鈍い音がなる。私は横を向く。すると響がミィナから渡された包丁で桜を刺していた。桜は目を見開いて響の瞳を見つめる。桜が見つめる響はもう桜が知っている仲良しの子ではないーー。「えぐぅっ…な、んでぇ…」桜は響の肩を弱々しい手で掴みながら問う。「いつも…いつもっ!私をパシリ扱いしやがって!」響はそう叫ぶと桜を押し倒した。そして響は何度も何度もーー桜の腹部を刺す。「はぁはぁ…」響は桜を殺害すると私をキッと睨みつけた。すると物凄い笑顔でこっちに突進して来た。「あっ…」私は間一髪で響を避ける。すると響は大きな声で笑っていた。「あはははっ‼早くぅ…早く殺さなきゃっ!」私はそんな響の言葉を聞いて血の気が引く。そしてその場から一目散に立ち去った。

14:ちまちゃん◆4E:2018/03/01(木) 18:48

あまり参考にするようなことはしないでくだせぇ。ネタを持ってかれるとちょっと…

15:ちまちゃん◆4E:2018/03/01(木) 23:43

二日目
〜殺し合い〜

私は包丁を握り締めながら走る。多分響が追ってきているから。
生き残る、その為にはーー「コレで響を殺めなければ…」そう呟いた私は手に握られた包丁を見る。ポタポタと汗が流れていく。私の足は情けないほどにガクガクと震えている。
もうここで死んでもいいかなーー。
けど
由奈にーー由奈に生き残ってって言われたんだ…「がんばらなきゃ…」私は手に握られた包丁を強く握りしめる。やっぱり遊園地なだけ広い。これなら逃げ切れるかもしれない。

「観覧車…久しぶりに見たなぁ」そう呟きながら私は観覧車を見上げる。小さい時はよくのったけ…でも今は…。ギィ…扉が開いている。私はおそるおそる扉を開け、中に入る。不思議。今は2人しかいないのに回っている。私は何故か嬉しくなって顔がにやける。

コツコツ…
こちらに歩いてくる足音がする。驚いて振り返った。すると満面の笑みを浮かべたーー響がこちらに向かってきていた。「ひっ…」私は小さく悲鳴をあげる。響はこんな私に同情せず、容赦なく歩いてくる。私は手元の包丁を見る。(これで…これで響を殺めれば…)そんな考えが私の頭の中によぎる。響は私の近くまで来ると歩いていた足を止める。「みぃつけたぁ…さぁ、殺し合おう?」響が悪魔のような笑みを浮かべながら言った。

16:ちまちゃん◆4E:2018/03/02(金) 17:35

二日目
〜勝者〜

「っ…」包丁をきつく握りしめる。額からポタポタと汗が流れ落ちる。響は楽しそうに笑みを浮かべながら私の表情を見ている。「ぷぷっ…本当にその顔ダサい。」響が笑いながら私の顔を指差す。私は響の言葉を聞くと顔がひきつる。怖い…響は私にもっと近づいてきた。すると私の真正面に立ち、私の顎のあたりに包丁の刃先を突きつけた。「うぐっ…」小さく悲鳴をあげる私。それを楽しそうに見る響。「ねぇ雛美、これから死んでしまうかもってどぉんな気持ち?」響が笑いながら私に問う。私はその響の顔が恐ろしくて目を瞑る。響はそんな私をみてクスクスと笑いだす。響がそっと離れていく。響が私に包丁の刃先を向ける。「ふふ…殺ろうか?」響が私にダッシュで向かって来る。「あっ…」私はびっくりして目を瞑ってしまった。響は容赦なく私に襲いかかる。するといきなり首を絞められる。「ゲホッ…」私は響の手を離そうと響の手をひっかく。けど響はそんなんじゃ離してくれない。「あはは…あはははっ」響の高笑いが聞こえてくる。もう、これで…響を、殺せ。
グサッ
私の包丁が響の胸に刺さる。「えっ…」響は目を見開くと私から手を離す。「ゲホッ…はぁ…」私は薄目で響を見る。響は胸を押さえながら私を睨みつける。「よくもぉっ…」響の恨めしい声が聞こえてくる。私はゆっくりと響に近づく。その声が嫌で嫌で。私は包丁を振り上げると響の後ろ首を指す。「あぁぁぁっ!」響は大きな声で叫ぶとゆっくりと倒れていった。「ぐぅ…」響は地面に這い蹲り、腕の力だけで逃げようとしていた。「もう何処にも…」私はそう呟くと響にのし掛かる。私は響に向かって包丁を振り上げた。
グサッ
響の背中に私の包丁が刺さる。「いやぁっ…」響は叫ぶ。響は力なく腕を前に伸ばす。ガクンと腕が下がる。そして響は息の根を止めた。

「ふぅ…」響の返り血がついた手を見る。自分の手が憎らしく思えてきた。すると何故か涙が溢れてくる。ゲームに勝ったのに…。なんで…。「あぁ…そうか。私は死ななかったんだ。」私は死んでもいいと思っていた。けど私は由奈に勝ってと…生きてくれと…けど私はこんな嫌われ者の人生を終わりにしたい。そして私は自分の腹に包丁を当てる。「由奈…ごめんね」ぐっと力を込める。
グサッ
私の腹に包丁が刺さる。私の体はゆっくりと倒れていく。体が熱い、痛いというのがわかる。視界がぼやけてきた。涙でーー。


あぁ…神様。もしも生まれ変わったら幸せな人間になれますようにーー。
私はそう思いながら瞼を閉ざした。

17:ちまちゃん◆4E:2018/03/02(金) 17:35

終わり

18:ちまちゃん◆4E:2018/03/02(金) 17:36

感想を書いてくれると嬉しいです

19:麗華◆jQ:2018/03/02(金) 17:57

感想

面白かったです!こういう話し好きだからお気に入りです!
場所が遊園地ってのがまたいい
終わり方が意外なので楽しめるのでまたやって欲しい、、、


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