願いの夜に…

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1:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 18:43

小説書きます。
誰か突っ込み&感想よろしくお願いします。
荒しとなりすましはお断りします。

2:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 18:56

登場人物

神ノ江 御夜湖(かみのえ みやこ)
9月9日生
中三。少し病弱なきらいがある。中三の夏、余命三ヶ月と告げられる。

九条 由希(くじょう ゆき)
2月22日生
御夜湖の大親友。

新海 楓(しんかい かえで)
8月10日生
黒髪イケメン。御夜湖の幼馴染みで幼少の頃から思いを寄せる。

神ノ江家
父、雄介。母、御湖都。シスコンの兄、悠と御夜湖の四人家族。

3:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 19:04

1、宣告

暑い夏。
私、神ノ江 御夜湖は中学三年を謳歌していた。
今日から夏休み。受験前最期の自由。私は思いっきり楽しむはずだった。
だけど…

7月24日
いつもと変わらない朝。
いつも通りに兄が起こしに来る。

「御夜湖。起きろよ。」
「う…」

いつも通りの目覚め…の筈が

「うん?」

なんだか体が重い。
夏風邪でも引いたかな?と思っていると

「早くしろよ、朝飯冷めるぞ。」
「あ、うん。」

立ち上がる。
しかし
ガクンッ
ドサッ

「おい、御夜湖何やってん…御夜湖!?」

聞けばあのとき私は真っ青な顔で小刻みに痙攣していたという。

そして---

4:咲月夜◆mQ:2018/03/03(土) 19:45

私は兄が呼んだ救急車で即座に運ばれ、病院で検査を受けた。

結果は---

私と父が個室で先生を待つ。
---ガチャ
先生が部屋に入ってくる。
カタン。
先生が席に着く。

「神ノ江さんですね。検査の結果、悪性の脳腫瘍が見つかりました。」

父も私も絶句する。

「それは、治るんですか…?」
「残念ながら、末期です。もう腫瘍が重要な血管を巻き込んでいて、手術は不可能です。」
「そんなっ!!」

父が異議を唱えようとする。
しかし

「このまま何もしなければあと三ヶ月。延命治療をすれば一年はもつと思います。」

父はついに言葉がなくなり、机に突っ伏した。

---ごめんなさい、お父さん。こんな親不孝な子で…

家に帰り、父は母と兄に私の状態を説明した。母はただ泣き、兄は私の不調に気づかなかった己の不甲斐なさに怒っていた。

今日はもう休みなさいと言われて私は自室にこもった。

---一年。でもそれは苦しい治療を乗り越えてもらえる時間。

私は眠れぬ夜を過ごした。

5:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 11:45

翌日。
私は父と母に呼ばれてリビングにきた。話の内容は延命治療を受けるか受けないかは自分で決めなさいと。
私は受けないと答えた。

母はうつむき、父はそうか、と言うと

「学校はお前が行けなくなるまでは行って良いよ。」

と言った。

そして私のつらい日々が始まった。

6:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 11:52

夏休みは暑いせいもあってか私は度々体調を崩しては通院していた。

そんなある日---
先生が

「神ノ江さん、だいぶ状態が悪いですね。夏休み明けの体育祭は休んでくださいね。」
「えっ…」
「今の神ノ江さんの状態で激しい動きをすると限り少ない余命がさらに短くなるんだよ?」
「それでも、命を削ってでも私は最後の…体育祭に出たいんです。」

最後のという意味が伝わったのか医者は何度も考え込み、

「わかった、でも体調が悪くなったらすぐにやめるんだよ?」
「はいっ!」

しかし、まさかの展開で私の病気のことがみんなにばれるだなんて…

7:咲月夜◆HI:2018/03/04(日) 12:33

夏休みが明け、体育祭

「おっはよー、御夜湖!」
「おはよう、由希。」

由希は私の保育園からの大親友。
そして

「よう、御夜湖。」

私の幼馴染みで腐れ縁の楓。

「もう、頭かき混ぜるのやめて!」
「いいじゃん。」

私より15cm身長の高い楓はいつも私の頭をかき混ぜてくる。

「いやーでも今日は体育祭日和だねー」
「そうだな。」

大親友の由希と幼馴染みの楓。二人に私の病気のことは言っていない。

そして体育祭が始まる。

個人種目、リレーと続き、私の体調は絶好調だった。

「やっぱ、今年は青組の優勝だね!」

嬉しそうにはしゃぐ由希。そして今のリレーに出ていた楓が戻ってくる。

体育祭は順調に進み、今年は青組の優勝で終わった。

体育祭後…

私は由希と片付けをしていた。
すると楓が

「御夜湖、ちょっと来てくれ。」

と言われたのでついていった。

「何?楓。」
「あのさ…」
「何?」
「俺、御夜湖のことが…好きなんだ…!」
「っ……」

楓。学年一モテる楓が私のことが好き…?

「楓…私も、楓のことが好き。でも…ごめんなさい!」
「えっ…なんで?」

私は口を開こうとした。
しかし

バサッ…

「御夜湖!?」

楓が叫ぶ。

しかし私は暗い意識の底へ沈んでいった。

8:ましろ◆r.:2018/03/04(日) 12:39

うーんちょっといいですか


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