ふしぎなチャット

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1:匿名:2023/11/28(火) 22:43

僕は今チャットを楽しんでいる。
不思議なチャット。
何が楽しいのかって?
不思議なんです。
此処のサイトコンテンツが豊富なんです。
ゲームやアニメ、ニュースやスポーツ。
ありとあらゆるコンテンツがあるのに何故か稼動してるのが・・・・
チャットのコンテンツだけなのです。
しかもこのチャット、登録制で常時1億人がログインしている
「マンモスチャット」なのです。
僕がこのサイトを知ったきっかけが友チャット仲間からの招待でした。
・・・…いい所だから一度おいで……そう言って彼もまたこのチャットに夢中になっていたのです。
色々なテーマがあり、趣にあったチャットで皆と会話を楽しんでいました。
あるときそのチャット仲間から登録を迫られました。
登録するともっと楽しいチャットが出来る。
そんなことをチャットの仲間が言っていました。
僕は登録することを決心しました。
ID・パスワード・住所に・メールアドレス。
全ての項目を入力し登録完了した瞬間、不思議な利用条約が出てきました。

【楽しいひと時の代償に貴方の人生を束縛するかもしれません。】

僕は意味が分からなかったがそのまま登録してしまいました。
そして届いたメールから本登録をした瞬間。
ディスプレイから手が生えて僕の腕をひしとつかみました。
驚いた僕は振り払おうとしましたが力が強くて振り払えませんでした。
そして、僕はディスプレイの中に引きずり込まれてしまいました。
でもね、引きずり込んだのが僕のチャット仲間だったんです。
そして、暗闇を抜けると其処には物凄い数の人とパソコン。
皆無言でキーボードを叩いてるんです。それも殆どが僕と同じ子供。
そして、チャット仲間が口を開きました。
「此処はいいぞ、チャットするだけで勉強なんてしなくていい。
チャットが終わったら、好きなことして遊べるんだ。
食事も寝床も何でもある。」
僕は案内をしてもらう。
チャット場をでると、其処には大きな町があった。
レストラン、ゲームセンター、玩具屋。
お金なんか入らない。チャットすれば好きなものを持っていっていいのです。
僕は嬉しくなりました。
「がんばってチャットして誰かこっちに紹介すると、もっと
楽しい場所にいけるんだぞ。」
「ただ、元の世界には帰れないけどな。」
元の世界には帰れない。でもいいやと思いました。
最近、お父さんもお母さんも家に帰ってこないしつまらなかった。
「こっちで楽しくやるよ。」
僕はにこやかの答えました。
「じゃあ、早速チャットしようぜ。」
僕とチャット仲間は、チャット場に向かいました。

その頃、元の世界で僕のお葬式をやってたみたいだけど
そんなことは僕には分からなかった。

僕は今、豪華な食事と楽しいひと時を「人生」を代償に楽しんでいます。
君もこっちにキマセンカ?


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