ーーどうして私には視えるの。
ーーどうして私には聴こえるの。
ーーなのにどうして私はなにもできないの。
『もうやだぁ!こんな目、こんな耳要らないっ!私普通の人が良い!』
泣きじゃくって、喚いても状況が変わるわけじゃないのに。それでも当時の私は自分が置かれている状況を理解したくないと駄々を捏ねた。
『また泣いとるん?○○は優しい子やねぇ』
泣きじゃくる私の頭を優しく撫でてくれたのは、私と同じ立場の祖母だった。
『視えるだけ、聴こえるだけしかできない言うて、こんなにも霊たちのことを思って泣いてあげられるんは○○が優しい証拠や』
『なんでこんな力があるの!ママもパパもないのに、私とおばあちゃんだけ!なんで……』
『それはな、世に蔓延りさまよう霊たちを助けてあげるためや。○○、どうしてもなにもできん自分が嫌なんやったら、霊たちを守れるぐらい助けてあげられるぐらい強くなり。そのための助力はおばあちゃん惜しまへんよ』
そう言っておばあちゃんが私に差し出したのは一冊のパンフレット。
陰陽術を学ぶことができる学校のパンフレットだった。
あれから十年。
私は今、《黒き華》として初めての任務にあたる。
>>2舞台
>>3説明
>>4ルール
>>5募集&pf例
【 早速。下手ながら頑張りましょう…新人立花です 】
>>27 “新人として?”
・まァた__ どっから湧いて出て来たこのたコっ!
・ひェぇえ…。
( そんなヒトまみれの街中にゃァひとつ、ふたつと騒ぎはつきモンで…。
本屋。古めかしいと言やあそうだなってン言うよぅなちっこい奴 ,
__1人の女が 頭の上がらない様子で。目の前でガミガミと 説教するんば女将さん )
・立ち読みャ儲からンけんってェ何度追っかけ回しゃァ分かるんばこのたコっ!
・タコじゃないです…。
(くるりと踵を返して人通りの多い街中から少し外れたところへと移動する為に歩き始める。陰陽師の独特な気配を察知することは容易いが、それでもこの虫の大軍のごとくわらわらと歩き回る人間の中から探し出すのは中々の至難の業で、いっその事適当にそこらの人間を虐めてみるのも一興かと考えを改めて、とにかく人気の少ない通りを選んで突き進み、良さげなところで立ち止まるとその場に蹲って苦しそうにする演技を始めた。すると人の良さげな一人の青年が近づいて声をかけてきたので、ニヤリと口元を歪めて笑ったあと青年が逃げる隙を与えぬように素早く動いてその喉元を鷲掴みにし)
だめだよ、お兄さん。相手が人間かどうか確認もせずに声かけるなんて。僕が視える霊感は感嘆に値するけどさぁ。
>>29
__はあぁ…
( そんな人混みの中… 目を引くこともない様な制服姿で
思わず目を引く様な表情でだらりと道行く女子1匹…。
__立ち読みくらいで怒ることもないのになぁ。そんな事を考えながら )
…あー、青い空…。
( 一瞬、感じた__ 変な気配を放っておこうと思うこの… “陰陽師”として
意識低いこの者は… 今、自分が近付きつつある危険の事などいざ知らず
ただ “平和ー。” な雰囲気漂わせ… 無意識に 危険の元へと近付いていた )
>>30
(苦しげに暴れる青年の力などものともせずにニヤニヤ笑いながら掴む手に力を込めていくとやがて青年の動きが鈍くなってからダランと抵抗が無くなった瞬間に嬉しそうにケラケラと笑い、不意に人が近づく気配を察知すると、掴んでいた手を離しその場に青年が倒れ込むのを見もせずに、近づく気配の方へと視線を移動させ)
>>31 【 申し訳ありません だいぶ遅れました 】
… あれ?
( なんとなしに気配が近くなってはちらりとそっちを向いてみる
___あれ… 人、だよ ね…? それが 大怪我の元とも知らずに )
大丈夫ですかぁっ おぉーぃっ !
( ただ 駆け寄っては体を揺すった__ 私より年上そうな がっしりした体。
なのに…。 今は 冷たさ以外のものを感じない、認めなくないけど これ… )
しん…でる__
>>32【少し心配してました。顔出て頂けて嬉しいです。コロナのこともあるので無理ない程度で大丈夫ですよ!】
(何も知らずに駆け寄ってくる少女。見た目からは自分よりやや年上のようにも見えたが、側に立つこちらに気づいているのかいないのか分からないまま、倒れている青年に声をかけるその姿を無言で眺め、やがて青年が死んでいることに気づいた様子で、このあとどんな行動をするのかもう少し観察してみようかと考え、ただただ少女の様子を眺め)