【東方オリキャラ】Nightmares are always by my side…

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1:蔭枕九富◆gI:2020/06/24(水) 12:40

平穏な日常、当たり前の毎日の中には、見えない悪夢が隠れている・・・・・

その悪夢がどんなに小さな些細なものであったとしても、気づいたならば決して見逃すことは許されない・・・・・

平穏を崩されたくないのであれば・・・・・

438:◆3.:2021/05/24(月) 00:19

【そんなに気張らなくても大丈夫ですよ〜。
考え付いた時にでも返して下されば私はいいですよ!】

439:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/24(月) 06:21

【ありがとうございます!一応時系列は、比較的最近の話として位置づけようかと思っています!

やっていただきたいキャラとしては、妹紅と輝夜の天敵組をやっていただきたいと思っています!】

440:◆3.:2021/05/24(月) 07:53

【了解しました!!となると、個人的に虹龍洞のキャラも出せそうですね!

把握しました!この二人もかなりの実力者ですね……!】

441:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/24(月) 17:19

【時系列を最近の話にすることで、時系列的に出せないキャラがいるということにならないようにしました!

私の敵のコンセプトとしては、なるべく小物で、それでいて戦う相手が強者すぎるので追い詰められがちという、言わば小物の中の小物って感じなので不老不死の天敵組と対峙させることでなるべくボッコボコにさせたいと思いましたW(鬼)】

442:◆3.:2021/05/24(月) 18:04

【なるほど!いいですね!!
(*´ω`*)

幻想郷内でも上位に位置する強者ばかりに挑んでいくとは……!
しかも、輝夜さんと言えば最強議論でも必ず上位に出てくるぐらいの存在なので、かなりの戦力差がありそう……
(;・ω・)】

443:博麗の巫女◆gI:2021/05/25(火) 06:18

【戦力差がありすぎるどころか、輝夜さんからすればほぼほぼ微生物同様レベルだと思いますWWW】

444:◆3.:2021/05/25(火) 12:25

【なにせ……時空操作系統の最高位に位置する能力ですからね……
認識できないほどの刹那の瞬間と、無限や永遠を自在に操れると言う幻想郷屈指の能力持ちですからね……!本気を出したらヴァイスリゾームクラスでもヤバい……

しかも、そんな異次元の化物と何百年も戦い続け、戦闘経験や潜り抜けた死線の数は幻想郷屈指だと思われる元人間の妹紅の二人……!!

もう少ししましたら本編に投稿しますね!】

445:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/25(火) 21:42

【迷いの竹林】


《ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォッ》

竹林の一角にて虹色の光と燃え盛る炎が激突し、辺りの竹を薙ぎ倒し、或いは瞬時に炭化させ、広間が作り出される。激突の中心となっているのは不死鳥のごとき炎翼を生やし、燃え盛る炎を纏った右腕が突き出した妹紅と、その拳を右腕で掴み、炎で掌が焼かれる事も厭わずに受け止めているのは、永遠亭の姫と呼ばれ、高貴な生まれながら強大な霊力、能力、膂力を兼ね備えた月の姫、蓬来山輝夜の二人。



妹紅
「こうして戦うのは何度目……いや、いちいち数えてなんかいられないか?」

【時効「月のいはかさの呪い」】

巨大な炎翼を広げ、自身の拳を掴む輝夜に向けて左翼から緑の光弾を、右翼からは青の光弾を零距離から輝夜に目掛けて撃ち込み、至近距離でありながら相手の逃げ場を奪い、後ろへ逃れようとしてもそのまま撃ち抜けるように技を展開するのだが……



輝夜
「そうね、いちいち数えてなんかいられないわ。哀れな不死鳥を撃墜した数なんて……ね?」

【神宝「ブリリアント・ドラゴンバレッタ」】

妹紅が放つ光弾によって体が次々と撃ち抜かれながらも平然とした様子で妹紅の体を投げ付け、投げ飛ばされた妹紅を自由の効きにくいであろう空中で仕留めようと同じくスペルを発動させ、掌から無数の色とりどりの光弾を放ちつつ、自身の眼前からの反撃を警戒して無数の虹色のレーザーを放つ。



妹紅
「言ってくれるじゃねぇか!私の翼は月にも届くぞ!!!」

投げ飛ばされた先にあった竹を空中で力強く踏み、竹が反発する力も利用して弾かれたようにして輝夜に向かって行く。両手に持った赤い御札と青い御札の二つを投げ付けて眼前から迫ってくる色とりどりの光弾を相殺しつつ、放たれたレーザー群の間に自分の体を捩じ込むようにして致命傷を避けつつも距離を詰めていく。レーザーが掠った事で肌や髪の一部が焼かれるものの、即座に再生し、そのまま向かって行い、輝夜目掛けて再度巨大な炎塊を纏った右拳を振るうとそれを防ごうと無数のレーザーを放って迎撃としようとする輝夜とぶつかり、二つの巨大なエネルギー同士の衝突によって大爆発が巻き起こる……

446:動き出す深淵◆gI:2021/05/26(水) 13:01

【幻想郷が本気を出せばヴァイスリゾームは一捻り説

ではでは、第二部開始といきましょう!(ちなみに、私も一人キャラ追加しますね!)】

・・・・・

(戦う二人の近く、何者かの視線が二人に向けられる・・・・・

元々そこにいたのか、それとも今竹林へと来て二人を監視し始めたのか・・・・・

そして、観戦しているのか観察しているのか・・・・・)

447:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/26(水) 17:35

【おけです!!(*´ω`*)】


輝夜
「いえ、不死鳥なんて高尚なものではないわね?
どちらかと言うと飛んで火に入る夏の虫……"飛んで夏に入る火の虫"かしら?」

爆風を突き破って輝夜の虹色のレーザー群が妹紅の体を貫こうとするものの、巧みな身体能力を活かし、高速でバク転しながら放たれたレーザーを連続で回避し、10m程後方に下がったところで勢い良く地を蹴って飛び上がり、レーザーを避け切る。




妹紅
「ふん、火に入るのはお前の方だけどな!!!」

今度は拳ではなく、右足に炎を纏わせてそれを回し蹴りの勢いに乗せて放つ事で広範囲を焼き払う横凪の炎の斬撃波を解き放ち、本来ならば大量の水分を蓄えているため、燃えることの無い竹が妹紅が持つあまりの熱量を前に次々と竹が焼き斬れていくものの、輝夜もまた空中へ飛び上がる事で回避してみせる。

だが、輝夜が避けた事で二人の決闘を見ていた人物に向かって妹紅が放った炎斬波が迫る。もし直撃すればよくて焼き斬れる。最悪竹林の一角もろとも焼き尽くされてしまうかもしれない。

448:氷の妖精◆gI:2021/05/28(金) 13:13

えっ!?ちょっ!?!?!?

ゴガガッ・・・・・!!!!!

(炎斬波が迫り来る中、輝夜と妹紅の戦いを見ていた人物は、咄嗟に氷の壁を作ってなんとか防御する・・・・・

そして「もぉー!いきなり危ないじゃん!!!!!」と、輝夜と妹紅の二人の前へ出てきて、勝手に近くで見ていたくせして観客に危なくないように配慮して戦えと言わんばかりに物申し始める)

449:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/28(金) 17:30

妹紅
「やばっ……って、なんだ氷精か。
今は危ないから離れていた方がいいぞ。」

チルノの展開した氷壁と妹紅の放った炎斬波が激突すると凄まじい勢いで氷壁を蒸発させて行くものの、妹紅にとっては牽制程度の力しか込められていなかったからか、氷壁が完全に溶けきる前に爆発四散して消滅する。
それを見て思わず一般人を焼き付くしてしまったかと心配するものの、爆炎と水蒸気の中から相手が飛び出して来たのを見て安堵する。



輝夜
「ごめんなさいね?妹紅ったら手当たり次第周りを巻き込む危ない攻撃ばかりするから……」

妹紅
「あッ!?お前のレーザーも大概ヤバいだろうがッ!!」

輝夜
「私はいいんですー!
アンタと違ってちゃーんと滅衰率を調整してある程度の距離まで進んだら弱まって消えるようにしてあるからいいんですー!
まあ、アンタにはとても出来ないでしょうけれどもね?」

妹紅
「面白れぇ、それなら引きこもりのお前じゃ出来ないような高度な術を見せてやるよ。」
《ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……》

妹紅と輝夜はまだ喧嘩を続けようとしているのか、輝夜が優しく微笑みながら謝るものの、そこには妹紅への皮肉がはっきりと付随しており、そこから再び二人の間に険悪な雰囲気が生じ始め、妹紅は両手に炎を、輝夜は自身の周囲に無数の虹色の光球を生成し始める。このまま行けば直ぐにこの場は壮絶な死闘の場に戻ってしまうだろう。

450:氷の妖精◆gI:2021/05/29(土) 17:28

うーん・・・・・よくわからないけど、二人とも容赦っていうのを知らないんじゃ「馬鹿」じゃん・・・・・?

(妹紅と輝夜、二人の因縁は知らないものの、いくら人気のない竹林での勝負だからといって、容赦もせずに手当り次第技を放って殺し合いをしている二人を見ては上記を何の悪気もなく呟く・・・・・

馬鹿から言われる馬鹿という言葉ほど呆れと怒りが込み上げるものはないだろう・・・・・)

451:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/29(土) 21:33

輝夜
「……………!」

妹紅
「………おい、今何か言ったのか?」

今まさに二人が激突しようとした矢先、チルノの"馬鹿"という言葉を聞き、二人の手が止まり、輝夜は視線だけをチルノに向け、妹紅は何時でも炎弾を打ち出せる状態のままチルノの方を向いて今何かを言ったのかと問いかける。

452:氷の妖精◆gI:2021/05/30(日) 12:20

え?馬鹿じゃんって言ったんだよ?

(妹紅に今何か言ったかと聞かれれば、再び何の悪気もなくストレートに上記を言う・・・・

チルノからすれば本当に何の悪気もないが、真剣に戦っている二人からすれば、今のチルノの言葉は侮辱以外の何ものでもない・・・・・)

453:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/30(日) 12:47

輝夜
「……あら、長く生きると命に対する執着も無くなってくるものなのかしら?悪いことは言わないわ、直ぐにここから離れた方が身のためよ?」

実力的に言えば即座に排除する事が出来るほどの力の差があるからか、突拍子も無いチルノの発言を聞いても余裕の姿勢を崩していない輝夜はあくまでも冷静にこの場から去るように言う。

454:氷の妖精◆gI:2021/05/30(日) 19:07

今度はアタイ二人の攻撃がなるべく当たらないように観戦するから大丈夫だよ!

(輝夜の忠告が戦いに巻き込んでしまうからという意味合いだと思ってか、チルノは二人の攻撃がなるべく当たらないように今度は観戦するからと言う・・・・・

そういう問題ではないと思われるが・・・・・)

455:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/30(日) 22:13

輝夜
「ええ、お願いするわ。」

チルノの自信家な言動や、自分達二人の戦いを前にしても臆さずに無邪気に応えるその様子を見て、口許を袖で隠しながらクスクスと微笑み、妹紅の放った炎弾を避け、その反撃として七色に輝く小型の高速光弾を放ち、再び二人が戦い始める……

456:氷の妖精◆gI:2021/05/31(月) 06:06

にしても休んだりもしないでよくこうもずっと戦っていられるなぁ・・・・・

(妖精の立場からすれば、本気の殺し合いというものはあまりわからずに、よくもまぁこうやって休む時間などもなくずっと全力で戦っていられることがあるなぁと感心する・・・・・

妖精たちが戦う場合は、本気の殺し合いではなく遊び程度だからか、二人の戦いは全然知らない世界でもある・・・・・)

457:蓬莱人の決闘◆3.:2021/05/31(月) 17:30

妹紅
「はははは!今日こそは勝たせてもらうぞ!!」

広げられた炎翼を羽ばたかせる事に無数の炎弾を放ち、隙を見ては赤や青の御札を投げることで幾重もの飽和攻撃を繰り返し、更に炎の延焼効果により、掠るだけでも炎が体に燃え広がるため、対峙する輝夜は回避するために大きく動かなければならないため、体力の消耗が通常の回避よりも激しくなっている。

458:氷の妖精◆gI:2021/06/02(水) 03:16

あっ、そーだ・・・・・ねぇねぇ二人とも、この辺りに変なやつ来なかった?

(〇し合いをしている二人に、空気も読まずにこの辺りに変なやつが来なかったかどうかと訪ね始める・・・・・

本人達からすれば真剣な戦いの最中であっても関係なく普通に聞いてくる辺り、もはやてチルノはバカを通り越しているのかもしれない・・・・・)

459:蓬莱人の決闘◆3.:2021/06/02(水) 17:49

輝夜
「私は見ていないわね。妹紅、アンタは誰か見た?」
《ゴオッ》

輝夜は妹紅が放つ無数の光弾や炎弾を回避しながら右腕を妹紅に向けて翳し、掌から虹色に輝く綺麗なレーザーを放ちつつ、自分は今日、不審な人物を見た覚えは無いと応える。



妹紅
「おいおい、果たし合いをしている奴に話しかけるか?
私もここに来るまでの間に変な奴を見てはいなかったな。
あ、いや……この竹林に氷精が来ると言うのも少し変だよな?」

輝夜の放ったレーザーを回避するものの、光速で迫るレーザーを完全に回避しきる事は出来ず、長い白髪の毛先の一部が焼き切れるものの、即座に左腕を振るって輝夜に向けて炎を放ち、爆破させながら応える。

460:氷の妖精◆gI:2021/06/04(金) 03:58

いやぁ〜、その変なやつに喧嘩売られてさ、アタイがさいきょーだってことを思い知らせてやろうと思って追いかけていたら見失っちゃって、探していたらここまで来ちゃったんだよね・・・・・

(二人の見ていないという言葉を聞いた後に、妹紅の何故こんなところにいるのかという問いかけに喧嘩を売られて追いかけていたら見失ってしまい探している内にここまで来てしまったと応答する・・・・・

そして「見た目はアタイや大ちゃんと同じような妖精や子供みたいな感じ」と、一応容姿の説明をする)

461:蓬莱人の決闘◆3.:2021/06/04(金) 18:05

輝夜
「………………。」

チルノがこの場所へ誘導されるように訪れた事や、毎日地形や景色が変わる事から案内人無しで下手に足を踏み入れてしまうと竹林から抜け出るだけでもかなりの時間と労力を必要とする"迷いの竹林"に侵入した者がいる事から、そのあまりの行動の不自然さや違和感から何かを察した輝夜は無言のまま妹紅の放つ光弾を避ける。



妹紅
「……そいつは間違いなく人間じゃないな。何の目的かは知らないが、人間じゃないのなら餓える心配は無いだろう。」

人里離れたこの場所に子供が訪れる事は考えにくい。道中で下等妖怪や野生動物に襲われる事が多いからだ……ましてや、人間の子供では幾ら妖精とはいえ、チルノから逃げ切ることは不可能。となると妖怪の類いである事は疑いの余地も無い。それなら特に自分が気にする必要もないと考えた妹紅は右手に炎を集束させ始める。

462:蓬莱人の決闘◆3.:2021/06/04(金) 18:06

輝夜
「………………。」

妹紅の引き起こした爆炎の中を上へ飛翔する事でダメージを最低限に抑えた輝夜は少し思考する。
チルノがこの場所へ誘導されるように訪れた事や、毎日地形や景色が変わる事から案内人無しで下手に足を踏み入れてしまうと竹林から抜け出るだけでもかなりの時間と労力を必要とする"迷いの竹林"に侵入した者がいる事から、そのあまりの行動の不自然さや違和感から何かを察した輝夜は無言のまま妹紅の放つ光弾を避ける。



妹紅
「……そいつは間違いなく人間じゃないな。何の目的かは知らないが、人間じゃないのなら餓える心配は無いだろう。」

人里離れたこの場所に子供が訪れる事は考えにくい。道中で下等妖怪や野生動物に襲われる事が多いからだ……ましてや、人間の子供では幾ら妖精とはいえ、チルノから逃げ切ることは不可能。となると妖怪の類いである事は疑いの余地も無い。それなら特に自分が気にする必要もないと考えた妹紅は右手に炎を集束させ始める。

463:氷の妖精◆gI:2021/06/05(土) 18:41

でもさぁ、見た目の割にはなんか攻撃力高かったんだよねぇ・・・・・

(チルノはどうやらその何者かに攻撃を受けていたらしく、見た目の割には攻撃力が思っていたよりも高かったということを述べる・・・・・

チルノもそこそこ戦えるには戦える、と考えればその何者かの戦闘力はチルノと同じくらいか、或いは・・・・・)

464:蓬莱人の決闘◆3.:2021/06/06(日) 04:16

輝夜
「……貴方はあの氷精を竹林の外にまで案内してあげたらどう?
どうせ今回も決着は付かないんだろうし。」
《ガッ》

一気に距離を詰めて炎を纏ったまま回し蹴りを放ったのに対して輝夜は妹紅の脚を掴んで制止させ、妹紅の炎によって手が焼かれるものの、それを意にも介さずに妹紅に戦いの手を止めてチルノを竹林の外にまで案内した方がいいんじゃないかと言う。
だが、その視線は一度もチルノを見てはいない……



妹紅
「おい、何だよ怖じ気付いたのか?
だがまあ、他に用事が出来たのならそっちを優先すべきだな。」

輝夜によって足が掴まれたものの、掴まれた右足を軸にして空中で体を高速で一回転させる事で輝夜の握力を振り切って再び自由になると、妹紅はチルノを見る。
チルノの発言に対して、それなりに力のある妖怪ならチルノと接戦になっていても可笑しくはないため、それほど気にしてはおらず、特に警戒もせずにチルノに竹林の外へ案内しようと声をかける。



妹紅
「後は私達に任せてお前は竹林の外に出ろ。
竹林の中で餓死するのは嫌だろ?」

465:氷の妖精◆gI:2021/06/07(月) 05:30

えー、もう終わりなの?もっと見ていたかったのにぃ・・・・・

(観戦者の立場であるチルノからすれば、もっと戦いが見ていたかったという中での突然の戦い終了に若干不満気味な表情を見せる・・・・・

しかし、わがままを言ってばかりもいられないと流石のチルノも理解して渋々竹林から出ようと飛んでゆく・・・・・)

466:蓬莱人◆3.:2021/06/08(火) 19:19

妹紅
「果たし合いなんて見て喜ぶもんじゃないんだがな。
直ぐに戦いを止めたからよかったものの、あのまま続いていたら肉を見ただけで吐くようになってしまっていたぞ?」

あはは、と笑いながら、もしあのまま戦い続けていた場合、互いの霊力が尽き、霊力が尽きた後の血みどろの肉弾戦を繰り広げていたと教える。そんなグロテスクなものは相手も見たくはないだろうと考えている。

467:氷の妖精◆gI:2021/06/09(水) 12:59

そんなに酷いことになるの?

(いくら不老不死とはいえ、毎回毎回そこまで血にまみれた戦いをしているのかと思えば、普段からそこまでの戦いをすることは無いチルノからすれば、そんなに酷いことになるのかと聞いてみる・・・・・

妖精達は本気の殺し合いに発展するほどの戦いなんてまずしない・・・・・)

468:蓬莱人◆3.:2021/06/09(水) 17:41

妹紅
「私もアイツも不死身だからな、どうやったって決着は付かないし、戦いが終わることもない。だから先に霊力やら妖力やらが尽きて殴り合いになるんだよ。」

通常の不死者や高速再生能力を持った者である場合は封印やら生き埋めにしてしまえばそれで終わるのだが、自分達はそれらが使われようと一時的に風 封じられるだけで魂を起点にして何度でも肉体を再構築することが出来てしまう。

そうなると、どれだけ攻撃しても動きを封じても無意味であり、どれほどの霊力や妖力があっても、そのエネルギーそのものが先に無くなってしまう。その果てにあるのは小細工無しの殴り合いだ。それもただの殴り合いではなく、どちらかの体力が尽きるまで繰り広げられてしまうと言う……

469:氷の妖精◆gI:2021/06/10(木) 06:21

結局は戦いに意味なんてないんじゃん

(どれだけ戦っても、妹紅と輝夜の二人の戦いには結局ハッキリとした決着がつくことはないのだとわかれば、どんだけ戦ったとしても無意味だと言う・・・・・

逆に、終わることのない戦いをし続けなければならないということに対して、可哀想にも思えてくる・・・・・)

470:蓬莱人◆3.:2021/06/10(木) 08:35

妹紅
「けど、たまにはああやってぶつかり合わないと積層した鬱憤が晴らせない。私もアイツらも、変化を拒んで不死を得たんだ、永遠に戦い続けるしかない。例えそこに意味なんか無くてもな?」

輝夜が見送る中、竹林の出口に向かってチルノを連れて歩き始め、その中で例え意味など無くとも永遠に変わること無く戦い続けるしかない……今となっては父を奪った輝夜への憎悪や憤怒は殆ど残ってはいないが、衝突し合い続けなければならない……これこそが蓬莱人となる対価なのだろう。

471:氷の妖精◆gI:2021/06/11(金) 21:12

なんか難しい話・・・・・

(チルノの頭脳では、わかりそうでわからなく、妹紅の言っていることはわかる範囲からわからない範囲へと変わってチンプンカンプンな話に早変わりする・・・・・

蓬莱人の感覚は、妖精には理解しづらいのかもしれない・・・・・)

472:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/12(土) 01:52

妹紅
「ははは!同じ不死身同士でも妖精にはわからない感覚だったかな?」

自然の化身である妖精の大半は人間よりも遥かに長く生きているものの、その多くが人間のように哲学的な思考をした事がなく、深く物事を考えること無く暮らしていた者ばかりだ。

自分のように本来は短命な種でありながら永遠の命を得てしまったが故に生そのものに強い虚無感を感じている者の考えは理解できないのかもしれない。

いや、長命な者の中では自分達のような考えこそ少数派なのかもしれないと考えながらチルノの背中を軽く叩いて笑う。

473:氷の妖精◆gI:2021/06/14(月) 06:16

アンタ今アタイのこと馬鹿にしたでしょ!

(自分のことを最強であると信じてやまないチルノは、わからない感覚だったかなと言われれば、最強の妖精である自分にはわからないことなどないと言わんばかりにチルノはアタイのことを馬鹿にしたでしょと反抗する・・・・・

こういうところがチルノが馬鹿と言われる所以なのだが・・・・・)

474:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/15(火) 05:04

妹紅
「さあ、どうだろうな〜。」

あはははと笑いながら両手を自分の頭の後ろで組み、チルノの怒る様子を見て、少しはぐらかすように応える。

475:氷の妖精◆gI:2021/06/15(火) 06:16

まぁ、いいや!

(小さいことはあまり気にせず《小さいことでもない気もするが・・・・・・》チルノは、自分にはあまり関係の無いことだと判断してまぁいいやと言えば「あ、そうだ、アタイが言っていた変なやつのこと、もし何か心当たりがあったり見かけたりしたら、すぐに言って!今度こそ目に物言わせてやるんだから!」と意気込んで)

476:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/17(木) 06:25

妹紅
「ああ、わかったよ。見掛けたら私からも伝えておくよ。
そらじゃあ、竹林の出口はこの道を真っ直ぐ行けば外が見えてくるぞ。」

の細部を気にすること無く生きるチルノを見るチルノを見て、彼女の言う探し人が見付かったら伝えておくよと言うと、竹林の一角を指して此所を真っ直ぐに進めば竹林から出られると教える。

477:氷の妖精◆gI:2021/06/18(金) 12:47

それじゃあ頼んだよー!

(そのままチルノは、竹林から出ていく・・・・・

が、次の瞬間・・・・・)

ドサッ・・・・・

(チルノは突如として気を失ったかのように、落下していきそのまま音を立てて地面に落ちる・・・・・)

478:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/18(金) 14:56

妹紅
「…………!!」

突然地面に落下したチルノを見て、何かしらの攻撃を受けたのだと気付くと、周囲に対する警戒を強め、何時でも攻撃に反応できるように両手に炎を纏わせ、即座に臨戦態勢に入る。

479:深淵の予兆◆gI:2021/06/20(日) 06:34

・・・・・

(臨戦態勢に入る妹紅とは対照的に、辺りは怖いくらいに静まり返っている・・・・・

そして、地面に落ちたまま動かないチルノ・・・・・

只事ではない何かしらが起きている・・・・・)

480:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/21(月) 09:32

妹紅
「(……何が起きたのかはわからないが、まだ犯人はこの近くにいる筈だ。妖精は自然現象そのものだから死なないし、私自身も決して死ぬことは無いが……警戒を続けておくか)」

周囲の静寂の中、微かな息遣いや服の擦れる音、視線を辿る事で相手の居場所を特定しようと警戒を続ける。おそらく不意討ちをしかけるのならば背後から、もしくは頭上か地下等の

穴を掘ったり潜るような音は無く、空を飛ぶような羽音や、風を切るような音も聞こえない事から、攻撃が来るとしたら地上から来ると考えるのが正しい。仮に何処かに潜んでいても、こうして此方が動かなければ相手は何も出来ないし、背後に回り込もうものなら強烈な後ろ蹴りをお見舞いしてやればいい。

正面や側面から来るのならば此方に到達する前に炎弾で撃ち抜くし、遠距離からの攻撃を仕掛けて来るのであれば、その攻撃方向から相手の居場所を特定する。

長きに渡って数々の妖魔との戦いを潜り抜けて来た事で、妹紅の脳内では様々な思考が一瞬にして巡り、敵対者からの攻撃に対して予測をして行く。

481:深淵の予兆◆gI:2021/06/22(火) 06:18

ガサガサッ・・・・・!

(近くの草むらから何者かが潜んでいると思われる物音がするが・・・・・)

カーッ!カーッ!

(ただカラスが飛び立っただけであると同時に、何かしらの異変起きているのならば、カラスは勿論のこと、他の野生動物たちも何かしらの反応を示す可能性が高いが、今この状況において特に動物達は騒いだりもさせずにいる・・・・・)

482:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/23(水) 10:17

妹紅
「風……じゃないな。
大人しく出てこい、出てこないなら……焼き尽くして炭にするぞ?」

妹紅は近くの茂みから音が聞こえると、他の茂みとは違って明らかに動いた事や、このタイミングから考えてただの自然現象ではないと考えるものの、この竹林には永遠亭に属する妖怪兎達がいるため、取り敢えず少し強めに警告してみる。

この警告に応じなければそのまま炎弾を打ち込んで茂みごと焼き尽くす。言葉が通じる者ならばこの警告によって出てくる筈だ。

483:深淵の予兆◆gI:2021/06/24(木) 19:14

ガサガサッ・・・・・

た・・・・・助・・・・・け・・・・・

(妹紅の問いかけに答えるように、ボロボロになった妖怪兎の一匹が妹紅の前によろよろと出てきては、助けを求めて近寄ってくる・・・・・

片腕は骨が折れているのか、だらんとして変な方向に曲がり、体中あちこち切り傷だらけで痛々しい・・・・・)

484:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/25(金) 14:12

妹紅
「おいおい、大丈夫か?
……一応こうしておくか。」

ボロボロになった妖怪兎が出てきたのを見て、あまりにもタイミングが合いすぎている事や、自分の姿を見て、声も聞こえていただろう状態であったにも関わらず、こうして此方から呼び掛けるまで一切声をかけなかった事に微かに違和感を覚えるものの、妖怪兎の近くに歩み寄り、右手を差し出して動けるかどうかと話しかけてみる。

また、その際に左手を少し振り、妖怪兎の周囲に強力な炎の壁を形成して周囲一帯に攻撃を仕掛けてみる。大量の水分を含み、自然に燃えることの無い竹は燃えていないものの、それでも身を隠せるような茂みは全て焼き払える。例えこの妖怪兎を囮にして奇襲するタイミングを伺っていたとしても先手を取れるだろう。

485:深淵の予兆◆gI:2021/06/26(土) 06:19

・・・・・よ、よかつた・・・・・本物・・・・・で・・・・・

(何やら意味深なことを言うと、意識を失いそのまま妹紅の体へと身を預けるようにして倒れる・・・・・

正面を向いていた為見えなくなっていたものの、妖怪兎の背中からは致死量にも匹敵するぐらいの出血が見られ、何か恐ろしいことがあったということが伺える・・・・・)

486:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/29(火) 08:43

妹紅
「(……今の発言や、背中の傷跡から幻術の類いを見せてから背後から奇襲する訳か。見たところこんな術を使わないと妖怪兎も倒せないぐらいの実力しか無いみたいだが……直に周囲が炎に包まれる。隠れていても炙り出せるだろう。)」

妖怪兎の言動から侵入者の戦闘スタイルを推測する中、先程妹紅の放った炎が妖怪兎と自分の周囲へと燃え広がり、辺りの茂みといった身を隠せるであろう場所を奪っていく。まだ周囲に潜んでいるのならばこれで炙り出すことが出来るだろう。

487:深淵の予兆◆gI:2021/06/30(水) 14:56

ゴオオォォォォォォ・・・・・

(妹紅の考えとは裏腹に、いつまで経ってもただただ炎が燃え滾るだけであり、妖怪兎を攻撃したと思われる何者かは一向に姿を現そうとしない・・・・・

妹紅からの反撃を恐れて既に遠くへ逃げたのか、それとも・・・・・)

488:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/30(水) 18:00

妹紅
「………周囲一帯を燃やしてみたが……残り考えられるのは彼女に化けていると言う可能性だが……まあいいだろう。」

囲を霊力と妖力を混合させた炎で囲んだ以上、遠距離から攻撃しようにも炎によって視界も霊力探知も遮られ、狙撃をする事も困難であるため、上空から来るか、この妖怪兎に化けているかのどちらかの可能性が考えられるのだが、上空からの攻撃には探知が効く上に自分は完全なる不死者である蓬莱人である事から相手が妖怪兎に化けて不意打ちをしてこようと平気であること、何よりもこの妖怪兎が本物であり傷だらけで倒れているところを放置すると言うのはあまり気分がいいものじゃないため、彼女を背負おうとする。

489:深淵の予兆◆gI:2021/07/01(木) 18:13

・・・・・

(妖怪兎からは、特に邪悪な気配のようなものは感じられず、本当に気を失っているようだ・・・・・

それに、もし妖怪兎に化けているのだとすれば、具体的な能力をわかっていない時点でここまで接近するような命知らずなことをするだろうか・・・・・?)

490:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/02(金) 23:00

妹紅
「………お前は妖怪だから少し熱いかもしれないが、耐えてくれよ?」

妹紅は妖怪兎が完全に白かどうかの判別が難しかったため、取り敢えず右手を妖怪兎に向けると、その掌から炎を放つ。
この炎は元々は妖怪退治のために編み出したものであり、妖怪や邪悪な思念を持つ者の残滓をその内外から焼き尽くして浄化させる力がある。妖怪兎達は元々ただの兎だったため、少し熱かったり息苦しくなるかもしれないが、邪念が無ければ死にはしない。

古来から伝わる炎は悪しきモノを焼くと言う伝承から伝わった力となっている。……ただ、この炎は輝夜には何故か通用しなくて焦った覚えがある。アイツが邪悪じゃない訳がないのに。

491:深淵の予兆◆gI:2021/07/03(土) 19:03

・・・・・ぅ・・・・・ぁあ・・・・・

(妖怪兎は表情を歪め、妹紅の服を掴む・・・・・

妹紅と会った時既にもうかなりの手負いの状況だったからか、かなり苦しそうにしている・・・・・

だが、反応からして妖怪兎は何者かの変装などではなく、本物のようだ・・・・・)

492:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/03(土) 21:46

妹紅
「よし、これで毒とか呪いがかけられていても消せたな。それじゃあさっさと移動するぞ、ついでにお前もだな。」

邪気を払う、それはつまり邪気を伴った毒素や呪いがあったとしてもこれで焼き払うことが出来る。更に傷口を焼いて塞ぐことで出血も止めることが出来る事から、相手がまだ生きていることを確認すると地面に倒れたチルノにも同じように邪気を伴うものだけを燃やし、足早に永遠亭に向かって走り出す。

周囲にはまだ妹紅の放った炎の壁が揺らいでおり、後を着けて来ることが出来ないように炎の壁に紛れるようにして撤退しているため、見て追いかけることは困難だと思われる。

493:深淵の予兆◆gI:2021/07/04(日) 05:50

ちょっと!こんなに熱いと溶けちゃうじゃん!

(どうやらチルノは体は動かせなくなっているものの、意識はあったらしく、妹紅に熱いと文句を言い始める・・・・・

どこまでも自由気ままでわがままなチルノだが、それはさておき、問題は今回の件に絡んでいる何者かはどのタイミングで逃げたのか、ということだ・・・・・

そもそも、今もこのように辺りが燃えていることもあり隠れ続けるのは限度もあり、そしてこの場から逃げるタイミングも妹紅がすぐに炎を放ったためなかったはずだ・・・・・

と考えると、何者かは妹紅が炎を放つ前にはもう既にどこか別の場所に移動していた、もしくはチルノが輝夜と妹紅の戦いを見物し始める前にもう場所を移動していた、ということになる・・・・・)

494:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/07(水) 07:56

妹紅
「文句を言ってる場合じゃないだろ?さっさと下がるぞ。」

助けようとしているにも関わらずわがままを言うチルノに少し呆れながらも、文句を言っている場合じゃないだろうと答えると、チルノと妖怪兎の二人を担いだまま走り出す。

先程チルノと別れた直後に攻撃された。
つまり、この周囲に侵入者がいた事に間違いはない。となれば、周囲を焼き払い、炙り出すために炎の壁を展開した時に侵入者が逃げたと考えるのが妥当だろう。

チルノと妖怪兎の二人を担ぎながら竹林を走り、永遠亭に向かうが、自分を追って永遠亭の位置を把握される事を警戒し、敢えて少し遠回りをして背後や上空に気を払いながら向かって行く。先程展開した視界妨害と炙り出しのために展開された炎の壁は3分ほどで燃え尽きて鎮火されるため、心配する必要はない。

495:深淵の予兆◆gI:2021/07/08(木) 05:59

こんなことするのあいつしかいないよ!

(チルノは文句を言っている場合じゃないという妹紅に対して、こんなことをするのはあいつしかいないと、自分に喧嘩を売ってきた何者かを話題に出す・・・・・

そして「あたいが退治してやるぅー!」と、ジタバタ氏始める)

496:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/09(金) 08:12

妹紅
「……なあ、お前の言っているアイツってどんな奴なんだ?」

チルノと妖怪兎の二人を抱えながらも素早く竹林を息一つ切らすことなく駆けている妹紅はチルノの言う"アイツ"がどんな奴なのかを聞いて少しでも情報を得ようと考える。

497:深淵の予兆◆gI:2021/07/10(土) 05:13

どんな奴?うーん・・・・・女の子にも見える感じかなぁ・・・・・

(そう言うと「変なことも言ってたよ?俺にかかればたとえ鬼のいる城だろうと簡単に入ることが出来るとかなんとか・・・・・」と、何やら含みがあるような発言をしていたとチルノは述べる・・・・・

その何者かが言う「鬼のいる城」というのは、何なのか・・・・・)

498:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/10(土) 09:30

妹紅
「鬼のいる城?
……鬼……城……?うーん、その単語から考えられるのは紅魔館ぐらいしか無いが、あれって城じゃなくて館だよなぁ……」

チルノの言う人物の特徴や、彼の言っていたと思われる言葉を聞いても今一つその真の狙いや考え、姿がわからずに首をかしげる。
考えを色々と凝らしていた中、遂に永遠亭が見える程にまで近付いて来たようで、30m程先に永遠亭の入り口がある。

499:深淵の予兆◆gI:2021/07/11(日) 20:03

でも見方によってはお城じゃない?

(紅魔館は厳密に言えば城ではなく館だが、見方によっては城っぽくも見えるとチルノは言う・・・・・

そして、簡単に入れるという部分は、いつも居眠りばかりしている門番がいるら簡単に入れるという捉え方もできるものの、だとしたら「俺にかかれば」の部分が謎だが・・・・・)

500:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/13(火) 16:06

妹紅
「ははは、まあ確かにあれもこの幻想郷内ではかなり広いし、城っぽい感じをしているな。」

紅魔館を狙っているのだとしたら、わざわざ自分がそれを教えに行く必要も無いだろう。かつて永夜異変の後、館の主である吸血鬼とその従者と戦った事もあるが、いずれも自分とひけを取らない猛者揃いであり、心配はいらないだろう。

そこまで深く考えることはなく、永遠亭の正面口に到着すると、てゐの部下であり、この永遠亭に住む妖怪兎達に声をかけるために声をかけていく。

501:深淵の予兆◆gI:2021/07/15(木) 05:46

あー!妹紅だー!

(妖怪兎の一人が妹紅を見つけるやいなや、元気に走り回って目の前までやってくる・・・・・

そして「あれ?その子どーしたの?」と、妹紅が背負っている妖怪兎に気づき声をかける・・・・・

この時点では、まさか血まみれになるほどの大怪我を妖怪兎が負っているとは思ってもいない・・・・・)

502:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/15(木) 16:50

妹紅
「あー……この二人の手当てをしてやって欲しい。
一応、毒とかは焼いておいたし、傷口を焼いて止血もしてあるからそう手間はかからないと思うが、医者にも見て貰って欲しい。」

血塗れの妖怪兎に、氷精の二人を担ぎながら、永遠亭内から出て来た妖怪兎に対してこの状況をどう説明しようかを少し悩んだ後、手当てをしてやって欲しいと言う。先程、二人の体から邪気やそれに連なる毒や呪いの類いは焼き清めておいた事から普通に手当てをして治療を受ければほどなくして完治するだろう。

おそらくこの二人は金を持っていない。
はあ……木炭を売ったり、竹林の案内や護衛をして稼いだプリズムリバー楽団のライブへ行くための資金がまた削られてしまうんだろうなぁ……

503:深淵の予兆◆gI:2021/07/18(日) 06:32

うわっ!?こりゃ酷いね・・・・・妖精の方はともかくとして・・・・・

(意識もあり、普通に元気な様子のチルノはともかくとして、酷い傷を負った妖怪兎を見れば、表情を歪め上記を言う・・・・・

そして「人参で手を打つよ!」と、お金の代わりに人参をもらおうとする・・・・・

妹紅の心情を察してか、それともただただ人参が食べたいだけか・・・・・)

504:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/19(月) 12:49

妹紅
「お、随分と気前がいいな。そうしてくれると助かる。」

ライブのための軍資金を切り崩す事になるだろうと思い軽く落ち込んでいたところ、人参を買って渡すだけで済むとわかると、金額的にそちらの方が助かるため、お願いする。

505:深淵の予兆◆gI:2021/07/20(火) 18:56

交渉成立だね、それにしても、何があったの?

(妖精であるチルノはその種族故のしぶとさがあるからともかくとして、片や妖怪兎の方は予想以上の大怪我を負っていることに、驚きながらも何があったのかと妹紅に聴いてみる・・・・・

妖怪兎はやんちゃな性格が多いからか、遊んでいる最中に誤って怪我を負ったとも考えられるが・・・・・)

506:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/21(水) 18:02

妹紅
「あー……幻想入りしたばかりの妖怪か何かに襲われたみたいだ。」

担いでいた状態から降ろし、運ばれていくチルノと妖怪兎を見送りながら、何があったのかと言う相手に対して、自分も詳細や素性を知らないものの、幻想入りしたばかりの奴にやられたのだと応える。

507:深淵の予兆◆gI:2021/07/23(金) 09:25

物騒だねぇ・・・・・

(妹紅自身も詳しいことは知らないという事実を知らない妖怪兎は、物騒だとつぶやけば身震いをする・・・・・

そして、そのまま妹紅に「幻想郷も厄介なのは受け入れ拒否すればいいのに・・・・・」と、幻想郷の来るもの拒まずな決まりについて不満をもらす・・・・・)

508:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/23(金) 17:28

妹紅
「それもそうだな、幻想入りするものを取捨選択すればいいのにな?頭のいい奴らの考えることはわからない。」

幻想郷の生命力と精神力、それに呼応するあらゆる力やエネルギーを司る"隠岐奈"、強大な鬼の一角であると同時に仙術を使い、結界を乗り越え外の世界に干渉する事が出来る"華扇"、境界を操り幻想入りについて管理している"紫"と言った名だたる幻想郷の賢者達の考えがまるでわからない。

そこらの妖怪や神格を歯牙にもかけない実力と頭脳を持ち合わせた者達なのだが、それ故に脅威になるかもしれないものをも幻想入りさせるというその本心や本当の狙いについて自分達ではわからない、理解が及ばないと少しだけ愚痴を言う。

509:深淵の予兆◆gI:2021/07/25(日) 22:19

だよねだよね?何でも受け入れることで危機に晒されるのはいつも弱い立場の妖怪とかなんだから、もう少し気を使ってもらいたいよ・・・・・・

(強い者からすれば幻想郷にいかなる災いをももたらす何者かがやってきたとしても対処できる策があるのだろうが、自分達のような弱い妖怪兎もとい力の弱い妖怪達からすれば、かなり迷惑な話だと愚痴を漏らす・・・・・)

510:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/27(火) 08:43

妹紅
「ま、問題を起こすのは古参の妖怪や神様連中も同じだから何とも言えないけどな?」

萃香や永遠亭の者達と言ったように古くからこの幻想郷に住んでいる者も、それぞれの思惑や狙いがあるど、かなりの規模の異変を起こしていた事を思いながら呟く。



妹紅
「それに……異変を通して色んな奴がこの幻想郷に住むようになったし、少しずつ幻想郷そのものが活気に満ちて強くなっていくようにも感じるんだ。」

紅魔館の者達を筆頭に、命蓮寺の者達や神霊廟の仙人達、更にこれまで交流の無かった天人である天子や、月の民の尖兵だった玉兎達と言うように外の世界からこの幻想郷に定住し、幻想郷の一員になっている事で、幻想郷が停滞や衰退をする事無く、寧ろ活気が増していることを少し嬉しく感じている。

511:深淵の予兆◆gI:2021/07/31(土) 06:15

活気づくのと騒がしいのとは違う気もするけど・・・・・

(活気づくのはそれはそれでいいのだが、何でもかんでも迎え入れるとなると、その分悪人も迎え入れてしまっている可能性も高く、そうなればその分異変が起きる可能性も高くなる・・・・・

妹紅にしてみれば、さほど大きな問題なのかもしれないが・・・・・)

512:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/31(土) 11:33

妹紅
「ま、私達が気にしたところで何が変わるわけでも無いさ。
それに……元から善悪なんかこの世界に無い、あるのは我儘だけだ。その最たる例がアンタらのところの姫様だろう?」

両手を頭の後ろで組ながら、この世界には善も悪も存在しない。あるのはそれぞれが持つ我儘だけであり、それが場合によって悪や善と呼ばれるだけであり、善悪の範疇に収まらない我儘の化身であるのが永遠亭の頂点にある輝夜であると言う。

513:深淵の予兆◆gI:2021/08/02(月) 02:20

確かにそう言われればそうだけど・・・・・

(そう言うと「でも今までずっと我儘で成り立っていて、よく崩壊しないよね・・・・・時々異変は起きるけど・・・・・」と、未だに幻想郷が解決できるレベルの異変止まりで済んでいることが奇跡とすら思えてくる・・・・・

しかし、逆に言えばそれは今までがその程度で済んでいる、ということでもある・・・・・)

514:蓬莱の人の形◆3.:2021/08/02(月) 22:29

妹紅
「ま、何も代わり映えのしない事よりも、多少の刺激はあった方が楽しいけどな?」

両手を頭の後ろで組んだまま、永遠亭の入口近くの壁に背を預け、代わり映えのしない日常が永遠に続くよりも、異変が起こった方が楽しいし、幻想郷の中にはその異変や、異変後の宴会を楽しみにしている者もいる……勿論、自分もその一人だと言うことを言う。

515:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 06:55

多少で済むならいいけどね・・・・・

(幻想郷という、猛者が山のように集っている場所には、力試しと言わんばかりに力を奮おうとしてやってくる邪悪な者も少なくない・・・・・

多少で済むならまだしも、多大な被害が出ることだってある・・・・・)

【一方、紅魔館・・・・・】

咲夜「・・・・・これまた派手にやったわね・・・・・」

(美鈴が倒した謎の人物の無残な死体を目にすれば、そのまま美鈴の方へと視線を移して上記を呟く・・・・・

いくら紅魔館に仕える従者の役目とはいえ、死体の処理ともなると流石の咲夜も顔をしかめる・・・・・)

516:不死鳥と小悪魔◆3.:2021/08/03(火) 20:51

妹紅
「ははは!血の気の多い奴は幻想郷の中でも珍しくない。
それに……あの吸血鬼異変の時もこの竹林に押し寄せた外の世界の魔物や吸血鬼の軍勢を翻弄し、返り討ちにしていただろう?」

霊夢や魔理沙の他に萃香とレミリア、チルノそしてあまり知られてはいないがアリス等、この幻想郷内にも好戦的な者も多数いるため、外の世界から脅威が来たとしても、戦いになる事自体はそう珍しいことじゃないと言う。

そして、かつてこの幻想郷に現れた吸血鬼や魔物の軍勢に対しても永遠亭を始めとした迷いの竹林の住人達はその被害を最小限に抑え、幾度も繰り返された侵攻を跳ね退けた過去があることを言う。



小悪魔
「大丈夫ですか、咲夜さん?良ければ私も手伝いますよ!」

人間でありながら、レミリアやフラン、美鈴等の食事のために人間の解体をしていた咲夜の方がこう言った事は得意だと思うものの、それでもこの館の住人の一人として少しでも何か手伝いをしたいと思った小悪魔は両手にゴム手袋を付け、水の一杯入ったバケツを持って笑顔で自分も手伝うと言う。

517:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 21:05

ま、まぁ、そうだけど・・・・・

(そう言うと「でもさ、万が一私たちみたいな力の弱い妖怪兎が襲撃されたら、一溜りもないから怖いんだよねぇ・・・・・」と、幻想郷には幻想郷を守る守護者が沢山いるのは事実であり、安心感はあるものの、力が弱い妖怪兎ならではの悩みも同時に抱えていて・・・・・)

あらそう?それじゃあ手伝ってもらおうかしら・・・・・

(二人係なら死体処理も早く済む、そう考えた咲夜は、小悪魔の申し出を素直に受け入れ、手伝ってもらうことにする・・・・・

いくら咲夜と言えど、ここまでグロテスクな死体の処理は一人では精神的にかなりくるものがあり、それをなるべく減らすという部分では非常に助かる・・・・・)

518:因幡兎と小悪魔◆3.:2021/08/03(火) 22:29

【永遠亭の出入口】

てゐ
「こ〜ら、何をサボっているの?ただでさえ人手が足りていないんだから早くこっちに来て手伝って!」

治療のために沢山の薬品を抱え、チルノと妖精が運び込まれた方へ向かって歩いていたてゐが妹紅と幻想郷の在り方について話していた妖怪兎にサボっているのはやめて治療を手伝って欲しいと声をかける。



【紅魔館 館内】


小悪魔
「はい!勿論です!はりきって頑張りますよ!」

小悪魔も一応は悪魔の端くれだからか、グロテスクな死体を見てもあまり動じておらず、それよりも咲夜の手伝いを出来ると言うまたとないチャンスから目を輝かせてゴム手袋を付けた手で肉片を集めようとする。

519:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 23:10

あ、バレちゃった・・・・・

(てゐにサボっているのがバレてしまうと、手伝わないわけにもいかず、しぶしぶ手伝いに向かう・・・・・

一応、妹紅に手を振りその場をあとにする)

それじゃあそっちの残骸集めは任せたわよ?

(そう言うと、咲夜は)体の方を処理しようと、体を持ち上げる・・・・・

そして、美鈴に次また侵入者が現れたら、もう少しは手加減するように忠告しておかなければと考える・・・・・

520:不死鳥と小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 00:56

【永遠亭の出入口前】

妹紅
「お〜、またな〜。」

妖怪兎達のリーダー格であるてゐに注意された事で立ち去る彼女の姿を見て、妹紅も手を振り返し、彼女の姿が見えなくなると、再び頭の後ろで手を組ながら彼女達に渡すための人参を探すために人間の里へ向かって歩き出す。



【紅魔館 館内】

小悪魔
「任せて下さい!
……それにしても、あの温厚な美鈴さんがあんなにも真剣になっていたなんて……長いことこの館で仕えていましたが、あんな様子、始めて見ました。」

残骸を片付け、床に付いた血を雑巾で拭ってバケツの中に血や、細かい残骸を入れ、後片付けをしながら、普段の美鈴なら穏和に話し合ったり、弾幕ごっこをして退場を促すと言ったようになるべく穏便に事を済ませようとしていたのだが、今回は明確に相手を殺害したと言う、あまりにも異常な状態と、それを行う時の張り詰めたあの様子を見るのは始めてだと言う。

521:深淵の予兆◆gI:2021/08/04(水) 11:46

カァー!カァー!

バサバサバサッ・・・・・!

(カラスたちがいきなり鳴き声をあげながら、木から飛び立つ・・・・・

幻想郷に限らずありきたりな日常の風景ではあるものの、カラスたちの鳴き声が警告のようにも聞こえる・・・・・)

・・・・・

(小悪魔が片付けながら、あの温厚な美鈴が明確に殺意を見せて侵入者を排除したことに対して、いつもならどんな話にでも大抵は言葉を返す咲夜の声が聞こえてこない・・・・・

小悪魔と咲夜で一緒に片付けているため、咲夜は小悪魔が背を向けている間に移動したとも考えられるが、それにしては足音が聞こえずに、小悪魔の背後でまだ咲夜は片付けをしていると思われるのだが・・・・・)

522:名の無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 14:29

小悪魔
「………?
咲夜さん……?」

普段とは明らかに違い、沈黙した咲夜に気付くと、雑巾を絞りながらどうしたのかと振り返って声をかけようとする。

523:深淵の予兆◆gI:2021/08/04(水) 15:04

・・・・・

ポタ・・・・・ポタ・・・・・

(小悪魔が振り返ると、死体の体の方の処理をしていたはずの咲夜が斜めに伸びた氷の柱に胸を貫かれ血まみれになっているという地獄絵図が広がっている・・・・・

何者かの気配はなかった、それこそ、侵入者もこの死体以外にはいなかったはず・・・・・)

524:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 18:33

小悪魔
「……………え?」

一瞬、目の前で何が起きたのかわからなくなり、頭の中が真っ白になり、小悪魔の手が止まり困惑する。

525:深淵の始まり◆gI:2021/08/04(水) 22:00

・・・・・

(咲夜は何も反応することもなく、だらんと垂れた腕の先からは鮮血が滴り落ちている・・・・・

そして、小悪魔が放心状態になっているその時・・・・・)

・・・・・ったく、これだから猛者っていうのは嫌なんだ・・・・・

(咲夜が処理しようとしていた体が突然起き上がり、失った頭の部分が再生し始める・・・・・

十中八九、やったのはこいつだ・・・・・)

526:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 23:37

小悪魔
「あ……あ……咲夜……さん………?」

あまりにも唐突の出来事に驚き、腰を抜かした小悪魔は傍にあった肉片と血の入ったバケツを溢してしまう。

527:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 05:49

ん・・・・・?おいおいなんだよ、そんなボロクズの方にばっかり目がいってよお・・・・・

(そう言うと、斜めに伸びた氷柱に貫かれた咲夜を、氷柱の下の部分を蹴り上げてバキッと折り、そのまま咲夜は貫かれたまま氷柱ごと地面に倒れる・・・・・

そして「普通なら的である俺の方に目が行くと思うんだがなぁ・・・・・」と呟いて)

528:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/05(木) 06:14

小悪魔
「あ……あぁ………」

床にしゃかみこんだ小悪魔は、立ち上がることが出来ないまま、後ろへ下がりながら声をもらす。今目の前で起きている事があまりにもショックで、言葉さえ出せなくなってしまっている。

529:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 08:32

でもまぁ、どの道全員葬り去るつもりなんだ、ここで消えな・・・・・

ドォッ・・・・・!!!!!

(咲夜の体を貫いたのと同様、蘇った謎の人物は小悪魔の体も貫こうと氷柱を出現させる・・・・・

冷たい無慈悲な猛攻が、小悪魔に迫る・・・・・)

530:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/05(木) 12:57

小悪魔
「……………ッ!!?」
《ドッ》

相手の伸ばした氷柱に対し、驚きと悲しみのあまり、何の抵抗もする事が出来ずに難なく貫かれ、小悪魔もまた、咲夜に続いて絶命してしまう……

人間の咲夜はもちろん、悪魔とは言えどあまり力を持っていない小悪魔では体を貫かれてしまえば生き残る事は出来ないだろう……

531:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 13:47

さて、次は俺の頭を潰しやがったあのアマをやりに行くとするか・・・・・

(そう言うと、謎の人物は美鈴を探しに館内をうろつき始める・・・・・

美鈴はある意味因縁の相手でもあるからか、より一層殺意が剥き出しになっている・・・・・)

532:◆3.:2021/08/05(木) 13:54

美鈴
「…………………。」

美鈴は館の出入口用のの門の前で両手を組んで静かに立っている。

533:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 14:25

ズガァッ!!!!!

(美鈴は門にいたため、美鈴がいるであろう門を館内から大体の位置を特定し、咲夜や小悪魔の体を貫いたように、容赦なく館内から建物ごと氷柱を伸ばし、美鈴を仕留めようとする・・・・・

もし避けられたとしても、咲夜と小悪魔があの状況である今、それを知ればショックの方が上回り、全力など出せないだろうとも考えている・・・・・)

534:華人小娘(こっちはシリアス)◆3.:2021/08/05(木) 15:15

美鈴
「………来ましたか。」

背後の館内から伸ばされた氷柱に対し、その氷柱が纏う邪気から氷柱の方向と位置を把握すると直ぐ様、両手に気を纏わせて氷柱を受け流し、空中を飛び上がり、クルリと一回転すると、その回る勢いを利用して右足から虹色の光弾を蹴るようにして放ち、相手の体を消し飛ばそうとする。

今度は最初から相手を仕留めるつもりで行く。
相手が肉片からも再生できることを知らなかったとは言え、自分が気付いた時には既に咲夜と小悪魔が殺害されており、美鈴の目からは一筋の涙が流れていたが、飛び上がった際にその涙も吹き飛んでいる……

535:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 16:17

ドガァッ!!!!!

ぐっ!!!!!

(なんとか今度はさっきのような直撃は免れるものの、やはり受身をとっても実力の差は圧倒的に相手側の方が上・・・・・

しかし、戦いというのは、何も戦闘能力だけがものを言うわけではない、戦略こそが、時に力をも上回る成果を成し遂げるに至ることもある・・・・・)

536:華人小娘◆3.:2021/08/05(木) 20:40

美鈴
「どうしました?こそこそ隠れていないで向かってきてはどうですか?」

肩をクルクルと回し、肩の間接を鳴らしつつ、正面から来てはどうかと挑発すると、両足と両腕を広げて構え、臨戦態勢に入る。

相手はどうも背後に回り込む癖がある。
加えて、今の攻撃を防がなかった辺り、防御技が無い、或いは精度が低いと推測できる……となれば、相手が攻撃をした事に合わせて反撃するか、接近した時に一気に決着を付けるべきか……

360度、全方向を常時警戒することが出来る自分に死角はない。

537:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 23:09

俺が臆病者だと思っているのか・・・・・?

(特に真正面から攻撃してくるわけでも、背後に回って攻撃してくるわけでもなく、ゆったりとした足取りで現れては、美鈴を睨みつけながら俺が臆病者に見えるかと問いかける・・・・・

未だ真の力を隠しているのか、それともただの悪あがきか・・・・・)


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