【東方オリキャラ】Nightmares are always by my side…

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1:蔭枕九富◆gI:2020/06/24(水) 12:40

平穏な日常、当たり前の毎日の中には、見えない悪夢が隠れている・・・・・

その悪夢がどんなに小さな些細なものであったとしても、気づいたならば決して見逃すことは許されない・・・・・

平穏を崩されたくないのであれば・・・・・

473:氷の妖精◆gI:2021/06/14(月) 06:16

アンタ今アタイのこと馬鹿にしたでしょ!

(自分のことを最強であると信じてやまないチルノは、わからない感覚だったかなと言われれば、最強の妖精である自分にはわからないことなどないと言わんばかりにチルノはアタイのことを馬鹿にしたでしょと反抗する・・・・・

こういうところがチルノが馬鹿と言われる所以なのだが・・・・・)

474:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/15(火) 05:04

妹紅
「さあ、どうだろうな〜。」

あはははと笑いながら両手を自分の頭の後ろで組み、チルノの怒る様子を見て、少しはぐらかすように応える。

475:氷の妖精◆gI:2021/06/15(火) 06:16

まぁ、いいや!

(小さいことはあまり気にせず《小さいことでもない気もするが・・・・・・》チルノは、自分にはあまり関係の無いことだと判断してまぁいいやと言えば「あ、そうだ、アタイが言っていた変なやつのこと、もし何か心当たりがあったり見かけたりしたら、すぐに言って!今度こそ目に物言わせてやるんだから!」と意気込んで)

476:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/17(木) 06:25

妹紅
「ああ、わかったよ。見掛けたら私からも伝えておくよ。
そらじゃあ、竹林の出口はこの道を真っ直ぐ行けば外が見えてくるぞ。」

の細部を気にすること無く生きるチルノを見るチルノを見て、彼女の言う探し人が見付かったら伝えておくよと言うと、竹林の一角を指して此所を真っ直ぐに進めば竹林から出られると教える。

477:氷の妖精◆gI:2021/06/18(金) 12:47

それじゃあ頼んだよー!

(そのままチルノは、竹林から出ていく・・・・・

が、次の瞬間・・・・・)

ドサッ・・・・・

(チルノは突如として気を失ったかのように、落下していきそのまま音を立てて地面に落ちる・・・・・)

478:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/18(金) 14:56

妹紅
「…………!!」

突然地面に落下したチルノを見て、何かしらの攻撃を受けたのだと気付くと、周囲に対する警戒を強め、何時でも攻撃に反応できるように両手に炎を纏わせ、即座に臨戦態勢に入る。

479:深淵の予兆◆gI:2021/06/20(日) 06:34

・・・・・

(臨戦態勢に入る妹紅とは対照的に、辺りは怖いくらいに静まり返っている・・・・・

そして、地面に落ちたまま動かないチルノ・・・・・

只事ではない何かしらが起きている・・・・・)

480:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/21(月) 09:32

妹紅
「(……何が起きたのかはわからないが、まだ犯人はこの近くにいる筈だ。妖精は自然現象そのものだから死なないし、私自身も決して死ぬことは無いが……警戒を続けておくか)」

周囲の静寂の中、微かな息遣いや服の擦れる音、視線を辿る事で相手の居場所を特定しようと警戒を続ける。おそらく不意討ちをしかけるのならば背後から、もしくは頭上か地下等の

穴を掘ったり潜るような音は無く、空を飛ぶような羽音や、風を切るような音も聞こえない事から、攻撃が来るとしたら地上から来ると考えるのが正しい。仮に何処かに潜んでいても、こうして此方が動かなければ相手は何も出来ないし、背後に回り込もうものなら強烈な後ろ蹴りをお見舞いしてやればいい。

正面や側面から来るのならば此方に到達する前に炎弾で撃ち抜くし、遠距離からの攻撃を仕掛けて来るのであれば、その攻撃方向から相手の居場所を特定する。

長きに渡って数々の妖魔との戦いを潜り抜けて来た事で、妹紅の脳内では様々な思考が一瞬にして巡り、敵対者からの攻撃に対して予測をして行く。

481:深淵の予兆◆gI:2021/06/22(火) 06:18

ガサガサッ・・・・・!

(近くの草むらから何者かが潜んでいると思われる物音がするが・・・・・)

カーッ!カーッ!

(ただカラスが飛び立っただけであると同時に、何かしらの異変起きているのならば、カラスは勿論のこと、他の野生動物たちも何かしらの反応を示す可能性が高いが、今この状況において特に動物達は騒いだりもさせずにいる・・・・・)

482:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/23(水) 10:17

妹紅
「風……じゃないな。
大人しく出てこい、出てこないなら……焼き尽くして炭にするぞ?」

妹紅は近くの茂みから音が聞こえると、他の茂みとは違って明らかに動いた事や、このタイミングから考えてただの自然現象ではないと考えるものの、この竹林には永遠亭に属する妖怪兎達がいるため、取り敢えず少し強めに警告してみる。

この警告に応じなければそのまま炎弾を打ち込んで茂みごと焼き尽くす。言葉が通じる者ならばこの警告によって出てくる筈だ。

483:深淵の予兆◆gI:2021/06/24(木) 19:14

ガサガサッ・・・・・

た・・・・・助・・・・・け・・・・・

(妹紅の問いかけに答えるように、ボロボロになった妖怪兎の一匹が妹紅の前によろよろと出てきては、助けを求めて近寄ってくる・・・・・

片腕は骨が折れているのか、だらんとして変な方向に曲がり、体中あちこち切り傷だらけで痛々しい・・・・・)

484:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/25(金) 14:12

妹紅
「おいおい、大丈夫か?
……一応こうしておくか。」

ボロボロになった妖怪兎が出てきたのを見て、あまりにもタイミングが合いすぎている事や、自分の姿を見て、声も聞こえていただろう状態であったにも関わらず、こうして此方から呼び掛けるまで一切声をかけなかった事に微かに違和感を覚えるものの、妖怪兎の近くに歩み寄り、右手を差し出して動けるかどうかと話しかけてみる。

また、その際に左手を少し振り、妖怪兎の周囲に強力な炎の壁を形成して周囲一帯に攻撃を仕掛けてみる。大量の水分を含み、自然に燃えることの無い竹は燃えていないものの、それでも身を隠せるような茂みは全て焼き払える。例えこの妖怪兎を囮にして奇襲するタイミングを伺っていたとしても先手を取れるだろう。

485:深淵の予兆◆gI:2021/06/26(土) 06:19

・・・・・よ、よかつた・・・・・本物・・・・・で・・・・・

(何やら意味深なことを言うと、意識を失いそのまま妹紅の体へと身を預けるようにして倒れる・・・・・

正面を向いていた為見えなくなっていたものの、妖怪兎の背中からは致死量にも匹敵するぐらいの出血が見られ、何か恐ろしいことがあったということが伺える・・・・・)

486:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/29(火) 08:43

妹紅
「(……今の発言や、背中の傷跡から幻術の類いを見せてから背後から奇襲する訳か。見たところこんな術を使わないと妖怪兎も倒せないぐらいの実力しか無いみたいだが……直に周囲が炎に包まれる。隠れていても炙り出せるだろう。)」

妖怪兎の言動から侵入者の戦闘スタイルを推測する中、先程妹紅の放った炎が妖怪兎と自分の周囲へと燃え広がり、辺りの茂みといった身を隠せるであろう場所を奪っていく。まだ周囲に潜んでいるのならばこれで炙り出すことが出来るだろう。

487:深淵の予兆◆gI:2021/06/30(水) 14:56

ゴオオォォォォォォ・・・・・

(妹紅の考えとは裏腹に、いつまで経ってもただただ炎が燃え滾るだけであり、妖怪兎を攻撃したと思われる何者かは一向に姿を現そうとしない・・・・・

妹紅からの反撃を恐れて既に遠くへ逃げたのか、それとも・・・・・)

488:蓬莱の人の形◆3.:2021/06/30(水) 18:00

妹紅
「………周囲一帯を燃やしてみたが……残り考えられるのは彼女に化けていると言う可能性だが……まあいいだろう。」

囲を霊力と妖力を混合させた炎で囲んだ以上、遠距離から攻撃しようにも炎によって視界も霊力探知も遮られ、狙撃をする事も困難であるため、上空から来るか、この妖怪兎に化けているかのどちらかの可能性が考えられるのだが、上空からの攻撃には探知が効く上に自分は完全なる不死者である蓬莱人である事から相手が妖怪兎に化けて不意打ちをしてこようと平気であること、何よりもこの妖怪兎が本物であり傷だらけで倒れているところを放置すると言うのはあまり気分がいいものじゃないため、彼女を背負おうとする。

489:深淵の予兆◆gI:2021/07/01(木) 18:13

・・・・・

(妖怪兎からは、特に邪悪な気配のようなものは感じられず、本当に気を失っているようだ・・・・・

それに、もし妖怪兎に化けているのだとすれば、具体的な能力をわかっていない時点でここまで接近するような命知らずなことをするだろうか・・・・・?)

490:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/02(金) 23:00

妹紅
「………お前は妖怪だから少し熱いかもしれないが、耐えてくれよ?」

妹紅は妖怪兎が完全に白かどうかの判別が難しかったため、取り敢えず右手を妖怪兎に向けると、その掌から炎を放つ。
この炎は元々は妖怪退治のために編み出したものであり、妖怪や邪悪な思念を持つ者の残滓をその内外から焼き尽くして浄化させる力がある。妖怪兎達は元々ただの兎だったため、少し熱かったり息苦しくなるかもしれないが、邪念が無ければ死にはしない。

古来から伝わる炎は悪しきモノを焼くと言う伝承から伝わった力となっている。……ただ、この炎は輝夜には何故か通用しなくて焦った覚えがある。アイツが邪悪じゃない訳がないのに。

491:深淵の予兆◆gI:2021/07/03(土) 19:03

・・・・・ぅ・・・・・ぁあ・・・・・

(妖怪兎は表情を歪め、妹紅の服を掴む・・・・・

妹紅と会った時既にもうかなりの手負いの状況だったからか、かなり苦しそうにしている・・・・・

だが、反応からして妖怪兎は何者かの変装などではなく、本物のようだ・・・・・)

492:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/03(土) 21:46

妹紅
「よし、これで毒とか呪いがかけられていても消せたな。それじゃあさっさと移動するぞ、ついでにお前もだな。」

邪気を払う、それはつまり邪気を伴った毒素や呪いがあったとしてもこれで焼き払うことが出来る。更に傷口を焼いて塞ぐことで出血も止めることが出来る事から、相手がまだ生きていることを確認すると地面に倒れたチルノにも同じように邪気を伴うものだけを燃やし、足早に永遠亭に向かって走り出す。

周囲にはまだ妹紅の放った炎の壁が揺らいでおり、後を着けて来ることが出来ないように炎の壁に紛れるようにして撤退しているため、見て追いかけることは困難だと思われる。

493:深淵の予兆◆gI:2021/07/04(日) 05:50

ちょっと!こんなに熱いと溶けちゃうじゃん!

(どうやらチルノは体は動かせなくなっているものの、意識はあったらしく、妹紅に熱いと文句を言い始める・・・・・

どこまでも自由気ままでわがままなチルノだが、それはさておき、問題は今回の件に絡んでいる何者かはどのタイミングで逃げたのか、ということだ・・・・・

そもそも、今もこのように辺りが燃えていることもあり隠れ続けるのは限度もあり、そしてこの場から逃げるタイミングも妹紅がすぐに炎を放ったためなかったはずだ・・・・・

と考えると、何者かは妹紅が炎を放つ前にはもう既にどこか別の場所に移動していた、もしくはチルノが輝夜と妹紅の戦いを見物し始める前にもう場所を移動していた、ということになる・・・・・)

494:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/07(水) 07:56

妹紅
「文句を言ってる場合じゃないだろ?さっさと下がるぞ。」

助けようとしているにも関わらずわがままを言うチルノに少し呆れながらも、文句を言っている場合じゃないだろうと答えると、チルノと妖怪兎の二人を担いだまま走り出す。

先程チルノと別れた直後に攻撃された。
つまり、この周囲に侵入者がいた事に間違いはない。となれば、周囲を焼き払い、炙り出すために炎の壁を展開した時に侵入者が逃げたと考えるのが妥当だろう。

チルノと妖怪兎の二人を担ぎながら竹林を走り、永遠亭に向かうが、自分を追って永遠亭の位置を把握される事を警戒し、敢えて少し遠回りをして背後や上空に気を払いながら向かって行く。先程展開した視界妨害と炙り出しのために展開された炎の壁は3分ほどで燃え尽きて鎮火されるため、心配する必要はない。

495:深淵の予兆◆gI:2021/07/08(木) 05:59

こんなことするのあいつしかいないよ!

(チルノは文句を言っている場合じゃないという妹紅に対して、こんなことをするのはあいつしかいないと、自分に喧嘩を売ってきた何者かを話題に出す・・・・・

そして「あたいが退治してやるぅー!」と、ジタバタ氏始める)

496:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/09(金) 08:12

妹紅
「……なあ、お前の言っているアイツってどんな奴なんだ?」

チルノと妖怪兎の二人を抱えながらも素早く竹林を息一つ切らすことなく駆けている妹紅はチルノの言う"アイツ"がどんな奴なのかを聞いて少しでも情報を得ようと考える。

497:深淵の予兆◆gI:2021/07/10(土) 05:13

どんな奴?うーん・・・・・女の子にも見える感じかなぁ・・・・・

(そう言うと「変なことも言ってたよ?俺にかかればたとえ鬼のいる城だろうと簡単に入ることが出来るとかなんとか・・・・・」と、何やら含みがあるような発言をしていたとチルノは述べる・・・・・

その何者かが言う「鬼のいる城」というのは、何なのか・・・・・)

498:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/10(土) 09:30

妹紅
「鬼のいる城?
……鬼……城……?うーん、その単語から考えられるのは紅魔館ぐらいしか無いが、あれって城じゃなくて館だよなぁ……」

チルノの言う人物の特徴や、彼の言っていたと思われる言葉を聞いても今一つその真の狙いや考え、姿がわからずに首をかしげる。
考えを色々と凝らしていた中、遂に永遠亭が見える程にまで近付いて来たようで、30m程先に永遠亭の入り口がある。

499:深淵の予兆◆gI:2021/07/11(日) 20:03

でも見方によってはお城じゃない?

(紅魔館は厳密に言えば城ではなく館だが、見方によっては城っぽくも見えるとチルノは言う・・・・・

そして、簡単に入れるという部分は、いつも居眠りばかりしている門番がいるら簡単に入れるという捉え方もできるものの、だとしたら「俺にかかれば」の部分が謎だが・・・・・)

500:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/13(火) 16:06

妹紅
「ははは、まあ確かにあれもこの幻想郷内ではかなり広いし、城っぽい感じをしているな。」

紅魔館を狙っているのだとしたら、わざわざ自分がそれを教えに行く必要も無いだろう。かつて永夜異変の後、館の主である吸血鬼とその従者と戦った事もあるが、いずれも自分とひけを取らない猛者揃いであり、心配はいらないだろう。

そこまで深く考えることはなく、永遠亭の正面口に到着すると、てゐの部下であり、この永遠亭に住む妖怪兎達に声をかけるために声をかけていく。

501:深淵の予兆◆gI:2021/07/15(木) 05:46

あー!妹紅だー!

(妖怪兎の一人が妹紅を見つけるやいなや、元気に走り回って目の前までやってくる・・・・・

そして「あれ?その子どーしたの?」と、妹紅が背負っている妖怪兎に気づき声をかける・・・・・

この時点では、まさか血まみれになるほどの大怪我を妖怪兎が負っているとは思ってもいない・・・・・)

502:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/15(木) 16:50

妹紅
「あー……この二人の手当てをしてやって欲しい。
一応、毒とかは焼いておいたし、傷口を焼いて止血もしてあるからそう手間はかからないと思うが、医者にも見て貰って欲しい。」

血塗れの妖怪兎に、氷精の二人を担ぎながら、永遠亭内から出て来た妖怪兎に対してこの状況をどう説明しようかを少し悩んだ後、手当てをしてやって欲しいと言う。先程、二人の体から邪気やそれに連なる毒や呪いの類いは焼き清めておいた事から普通に手当てをして治療を受ければほどなくして完治するだろう。

おそらくこの二人は金を持っていない。
はあ……木炭を売ったり、竹林の案内や護衛をして稼いだプリズムリバー楽団のライブへ行くための資金がまた削られてしまうんだろうなぁ……

503:深淵の予兆◆gI:2021/07/18(日) 06:32

うわっ!?こりゃ酷いね・・・・・妖精の方はともかくとして・・・・・

(意識もあり、普通に元気な様子のチルノはともかくとして、酷い傷を負った妖怪兎を見れば、表情を歪め上記を言う・・・・・

そして「人参で手を打つよ!」と、お金の代わりに人参をもらおうとする・・・・・

妹紅の心情を察してか、それともただただ人参が食べたいだけか・・・・・)

504:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/19(月) 12:49

妹紅
「お、随分と気前がいいな。そうしてくれると助かる。」

ライブのための軍資金を切り崩す事になるだろうと思い軽く落ち込んでいたところ、人参を買って渡すだけで済むとわかると、金額的にそちらの方が助かるため、お願いする。

505:深淵の予兆◆gI:2021/07/20(火) 18:56

交渉成立だね、それにしても、何があったの?

(妖精であるチルノはその種族故のしぶとさがあるからともかくとして、片や妖怪兎の方は予想以上の大怪我を負っていることに、驚きながらも何があったのかと妹紅に聴いてみる・・・・・

妖怪兎はやんちゃな性格が多いからか、遊んでいる最中に誤って怪我を負ったとも考えられるが・・・・・)

506:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/21(水) 18:02

妹紅
「あー……幻想入りしたばかりの妖怪か何かに襲われたみたいだ。」

担いでいた状態から降ろし、運ばれていくチルノと妖怪兎を見送りながら、何があったのかと言う相手に対して、自分も詳細や素性を知らないものの、幻想入りしたばかりの奴にやられたのだと応える。

507:深淵の予兆◆gI:2021/07/23(金) 09:25

物騒だねぇ・・・・・

(妹紅自身も詳しいことは知らないという事実を知らない妖怪兎は、物騒だとつぶやけば身震いをする・・・・・

そして、そのまま妹紅に「幻想郷も厄介なのは受け入れ拒否すればいいのに・・・・・」と、幻想郷の来るもの拒まずな決まりについて不満をもらす・・・・・)

508:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/23(金) 17:28

妹紅
「それもそうだな、幻想入りするものを取捨選択すればいいのにな?頭のいい奴らの考えることはわからない。」

幻想郷の生命力と精神力、それに呼応するあらゆる力やエネルギーを司る"隠岐奈"、強大な鬼の一角であると同時に仙術を使い、結界を乗り越え外の世界に干渉する事が出来る"華扇"、境界を操り幻想入りについて管理している"紫"と言った名だたる幻想郷の賢者達の考えがまるでわからない。

そこらの妖怪や神格を歯牙にもかけない実力と頭脳を持ち合わせた者達なのだが、それ故に脅威になるかもしれないものをも幻想入りさせるというその本心や本当の狙いについて自分達ではわからない、理解が及ばないと少しだけ愚痴を言う。

509:深淵の予兆◆gI:2021/07/25(日) 22:19

だよねだよね?何でも受け入れることで危機に晒されるのはいつも弱い立場の妖怪とかなんだから、もう少し気を使ってもらいたいよ・・・・・・

(強い者からすれば幻想郷にいかなる災いをももたらす何者かがやってきたとしても対処できる策があるのだろうが、自分達のような弱い妖怪兎もとい力の弱い妖怪達からすれば、かなり迷惑な話だと愚痴を漏らす・・・・・)

510:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/27(火) 08:43

妹紅
「ま、問題を起こすのは古参の妖怪や神様連中も同じだから何とも言えないけどな?」

萃香や永遠亭の者達と言ったように古くからこの幻想郷に住んでいる者も、それぞれの思惑や狙いがあるど、かなりの規模の異変を起こしていた事を思いながら呟く。



妹紅
「それに……異変を通して色んな奴がこの幻想郷に住むようになったし、少しずつ幻想郷そのものが活気に満ちて強くなっていくようにも感じるんだ。」

紅魔館の者達を筆頭に、命蓮寺の者達や神霊廟の仙人達、更にこれまで交流の無かった天人である天子や、月の民の尖兵だった玉兎達と言うように外の世界からこの幻想郷に定住し、幻想郷の一員になっている事で、幻想郷が停滞や衰退をする事無く、寧ろ活気が増していることを少し嬉しく感じている。

511:深淵の予兆◆gI:2021/07/31(土) 06:15

活気づくのと騒がしいのとは違う気もするけど・・・・・

(活気づくのはそれはそれでいいのだが、何でもかんでも迎え入れるとなると、その分悪人も迎え入れてしまっている可能性も高く、そうなればその分異変が起きる可能性も高くなる・・・・・

妹紅にしてみれば、さほど大きな問題なのかもしれないが・・・・・)

512:蓬莱の人の形◆3.:2021/07/31(土) 11:33

妹紅
「ま、私達が気にしたところで何が変わるわけでも無いさ。
それに……元から善悪なんかこの世界に無い、あるのは我儘だけだ。その最たる例がアンタらのところの姫様だろう?」

両手を頭の後ろで組ながら、この世界には善も悪も存在しない。あるのはそれぞれが持つ我儘だけであり、それが場合によって悪や善と呼ばれるだけであり、善悪の範疇に収まらない我儘の化身であるのが永遠亭の頂点にある輝夜であると言う。

513:深淵の予兆◆gI:2021/08/02(月) 02:20

確かにそう言われればそうだけど・・・・・

(そう言うと「でも今までずっと我儘で成り立っていて、よく崩壊しないよね・・・・・時々異変は起きるけど・・・・・」と、未だに幻想郷が解決できるレベルの異変止まりで済んでいることが奇跡とすら思えてくる・・・・・

しかし、逆に言えばそれは今までがその程度で済んでいる、ということでもある・・・・・)

514:蓬莱の人の形◆3.:2021/08/02(月) 22:29

妹紅
「ま、何も代わり映えのしない事よりも、多少の刺激はあった方が楽しいけどな?」

両手を頭の後ろで組んだまま、永遠亭の入口近くの壁に背を預け、代わり映えのしない日常が永遠に続くよりも、異変が起こった方が楽しいし、幻想郷の中にはその異変や、異変後の宴会を楽しみにしている者もいる……勿論、自分もその一人だと言うことを言う。

515:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 06:55

多少で済むならいいけどね・・・・・

(幻想郷という、猛者が山のように集っている場所には、力試しと言わんばかりに力を奮おうとしてやってくる邪悪な者も少なくない・・・・・

多少で済むならまだしも、多大な被害が出ることだってある・・・・・)

【一方、紅魔館・・・・・】

咲夜「・・・・・これまた派手にやったわね・・・・・」

(美鈴が倒した謎の人物の無残な死体を目にすれば、そのまま美鈴の方へと視線を移して上記を呟く・・・・・

いくら紅魔館に仕える従者の役目とはいえ、死体の処理ともなると流石の咲夜も顔をしかめる・・・・・)

516:不死鳥と小悪魔◆3.:2021/08/03(火) 20:51

妹紅
「ははは!血の気の多い奴は幻想郷の中でも珍しくない。
それに……あの吸血鬼異変の時もこの竹林に押し寄せた外の世界の魔物や吸血鬼の軍勢を翻弄し、返り討ちにしていただろう?」

霊夢や魔理沙の他に萃香とレミリア、チルノそしてあまり知られてはいないがアリス等、この幻想郷内にも好戦的な者も多数いるため、外の世界から脅威が来たとしても、戦いになる事自体はそう珍しいことじゃないと言う。

そして、かつてこの幻想郷に現れた吸血鬼や魔物の軍勢に対しても永遠亭を始めとした迷いの竹林の住人達はその被害を最小限に抑え、幾度も繰り返された侵攻を跳ね退けた過去があることを言う。



小悪魔
「大丈夫ですか、咲夜さん?良ければ私も手伝いますよ!」

人間でありながら、レミリアやフラン、美鈴等の食事のために人間の解体をしていた咲夜の方がこう言った事は得意だと思うものの、それでもこの館の住人の一人として少しでも何か手伝いをしたいと思った小悪魔は両手にゴム手袋を付け、水の一杯入ったバケツを持って笑顔で自分も手伝うと言う。

517:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 21:05

ま、まぁ、そうだけど・・・・・

(そう言うと「でもさ、万が一私たちみたいな力の弱い妖怪兎が襲撃されたら、一溜りもないから怖いんだよねぇ・・・・・」と、幻想郷には幻想郷を守る守護者が沢山いるのは事実であり、安心感はあるものの、力が弱い妖怪兎ならではの悩みも同時に抱えていて・・・・・)

あらそう?それじゃあ手伝ってもらおうかしら・・・・・

(二人係なら死体処理も早く済む、そう考えた咲夜は、小悪魔の申し出を素直に受け入れ、手伝ってもらうことにする・・・・・

いくら咲夜と言えど、ここまでグロテスクな死体の処理は一人では精神的にかなりくるものがあり、それをなるべく減らすという部分では非常に助かる・・・・・)

518:因幡兎と小悪魔◆3.:2021/08/03(火) 22:29

【永遠亭の出入口】

てゐ
「こ〜ら、何をサボっているの?ただでさえ人手が足りていないんだから早くこっちに来て手伝って!」

治療のために沢山の薬品を抱え、チルノと妖精が運び込まれた方へ向かって歩いていたてゐが妹紅と幻想郷の在り方について話していた妖怪兎にサボっているのはやめて治療を手伝って欲しいと声をかける。



【紅魔館 館内】


小悪魔
「はい!勿論です!はりきって頑張りますよ!」

小悪魔も一応は悪魔の端くれだからか、グロテスクな死体を見てもあまり動じておらず、それよりも咲夜の手伝いを出来ると言うまたとないチャンスから目を輝かせてゴム手袋を付けた手で肉片を集めようとする。

519:深淵の予兆◆gI:2021/08/03(火) 23:10

あ、バレちゃった・・・・・

(てゐにサボっているのがバレてしまうと、手伝わないわけにもいかず、しぶしぶ手伝いに向かう・・・・・

一応、妹紅に手を振りその場をあとにする)

それじゃあそっちの残骸集めは任せたわよ?

(そう言うと、咲夜は)体の方を処理しようと、体を持ち上げる・・・・・

そして、美鈴に次また侵入者が現れたら、もう少しは手加減するように忠告しておかなければと考える・・・・・

520:不死鳥と小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 00:56

【永遠亭の出入口前】

妹紅
「お〜、またな〜。」

妖怪兎達のリーダー格であるてゐに注意された事で立ち去る彼女の姿を見て、妹紅も手を振り返し、彼女の姿が見えなくなると、再び頭の後ろで手を組ながら彼女達に渡すための人参を探すために人間の里へ向かって歩き出す。



【紅魔館 館内】

小悪魔
「任せて下さい!
……それにしても、あの温厚な美鈴さんがあんなにも真剣になっていたなんて……長いことこの館で仕えていましたが、あんな様子、始めて見ました。」

残骸を片付け、床に付いた血を雑巾で拭ってバケツの中に血や、細かい残骸を入れ、後片付けをしながら、普段の美鈴なら穏和に話し合ったり、弾幕ごっこをして退場を促すと言ったようになるべく穏便に事を済ませようとしていたのだが、今回は明確に相手を殺害したと言う、あまりにも異常な状態と、それを行う時の張り詰めたあの様子を見るのは始めてだと言う。

521:深淵の予兆◆gI:2021/08/04(水) 11:46

カァー!カァー!

バサバサバサッ・・・・・!

(カラスたちがいきなり鳴き声をあげながら、木から飛び立つ・・・・・

幻想郷に限らずありきたりな日常の風景ではあるものの、カラスたちの鳴き声が警告のようにも聞こえる・・・・・)

・・・・・

(小悪魔が片付けながら、あの温厚な美鈴が明確に殺意を見せて侵入者を排除したことに対して、いつもならどんな話にでも大抵は言葉を返す咲夜の声が聞こえてこない・・・・・

小悪魔と咲夜で一緒に片付けているため、咲夜は小悪魔が背を向けている間に移動したとも考えられるが、それにしては足音が聞こえずに、小悪魔の背後でまだ咲夜は片付けをしていると思われるのだが・・・・・)

522:名の無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 14:29

小悪魔
「………?
咲夜さん……?」

普段とは明らかに違い、沈黙した咲夜に気付くと、雑巾を絞りながらどうしたのかと振り返って声をかけようとする。

523:深淵の予兆◆gI:2021/08/04(水) 15:04

・・・・・

ポタ・・・・・ポタ・・・・・

(小悪魔が振り返ると、死体の体の方の処理をしていたはずの咲夜が斜めに伸びた氷の柱に胸を貫かれ血まみれになっているという地獄絵図が広がっている・・・・・

何者かの気配はなかった、それこそ、侵入者もこの死体以外にはいなかったはず・・・・・)

524:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 18:33

小悪魔
「……………え?」

一瞬、目の前で何が起きたのかわからなくなり、頭の中が真っ白になり、小悪魔の手が止まり困惑する。

525:深淵の始まり◆gI:2021/08/04(水) 22:00

・・・・・

(咲夜は何も反応することもなく、だらんと垂れた腕の先からは鮮血が滴り落ちている・・・・・

そして、小悪魔が放心状態になっているその時・・・・・)

・・・・・ったく、これだから猛者っていうのは嫌なんだ・・・・・

(咲夜が処理しようとしていた体が突然起き上がり、失った頭の部分が再生し始める・・・・・

十中八九、やったのはこいつだ・・・・・)

526:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/04(水) 23:37

小悪魔
「あ……あ……咲夜……さん………?」

あまりにも唐突の出来事に驚き、腰を抜かした小悪魔は傍にあった肉片と血の入ったバケツを溢してしまう。

527:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 05:49

ん・・・・・?おいおいなんだよ、そんなボロクズの方にばっかり目がいってよお・・・・・

(そう言うと、斜めに伸びた氷柱に貫かれた咲夜を、氷柱の下の部分を蹴り上げてバキッと折り、そのまま咲夜は貫かれたまま氷柱ごと地面に倒れる・・・・・

そして「普通なら的である俺の方に目が行くと思うんだがなぁ・・・・・」と呟いて)

528:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/05(木) 06:14

小悪魔
「あ……あぁ………」

床にしゃかみこんだ小悪魔は、立ち上がることが出来ないまま、後ろへ下がりながら声をもらす。今目の前で起きている事があまりにもショックで、言葉さえ出せなくなってしまっている。

529:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 08:32

でもまぁ、どの道全員葬り去るつもりなんだ、ここで消えな・・・・・

ドォッ・・・・・!!!!!

(咲夜の体を貫いたのと同様、蘇った謎の人物は小悪魔の体も貫こうと氷柱を出現させる・・・・・

冷たい無慈悲な猛攻が、小悪魔に迫る・・・・・)

530:名も無い小悪魔◆3.:2021/08/05(木) 12:57

小悪魔
「……………ッ!!?」
《ドッ》

相手の伸ばした氷柱に対し、驚きと悲しみのあまり、何の抵抗もする事が出来ずに難なく貫かれ、小悪魔もまた、咲夜に続いて絶命してしまう……

人間の咲夜はもちろん、悪魔とは言えどあまり力を持っていない小悪魔では体を貫かれてしまえば生き残る事は出来ないだろう……

531:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 13:47

さて、次は俺の頭を潰しやがったあのアマをやりに行くとするか・・・・・

(そう言うと、謎の人物は美鈴を探しに館内をうろつき始める・・・・・

美鈴はある意味因縁の相手でもあるからか、より一層殺意が剥き出しになっている・・・・・)

532:◆3.:2021/08/05(木) 13:54

美鈴
「…………………。」

美鈴は館の出入口用のの門の前で両手を組んで静かに立っている。

533:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 14:25

ズガァッ!!!!!

(美鈴は門にいたため、美鈴がいるであろう門を館内から大体の位置を特定し、咲夜や小悪魔の体を貫いたように、容赦なく館内から建物ごと氷柱を伸ばし、美鈴を仕留めようとする・・・・・

もし避けられたとしても、咲夜と小悪魔があの状況である今、それを知ればショックの方が上回り、全力など出せないだろうとも考えている・・・・・)

534:華人小娘(こっちはシリアス)◆3.:2021/08/05(木) 15:15

美鈴
「………来ましたか。」

背後の館内から伸ばされた氷柱に対し、その氷柱が纏う邪気から氷柱の方向と位置を把握すると直ぐ様、両手に気を纏わせて氷柱を受け流し、空中を飛び上がり、クルリと一回転すると、その回る勢いを利用して右足から虹色の光弾を蹴るようにして放ち、相手の体を消し飛ばそうとする。

今度は最初から相手を仕留めるつもりで行く。
相手が肉片からも再生できることを知らなかったとは言え、自分が気付いた時には既に咲夜と小悪魔が殺害されており、美鈴の目からは一筋の涙が流れていたが、飛び上がった際にその涙も吹き飛んでいる……

535:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 16:17

ドガァッ!!!!!

ぐっ!!!!!

(なんとか今度はさっきのような直撃は免れるものの、やはり受身をとっても実力の差は圧倒的に相手側の方が上・・・・・

しかし、戦いというのは、何も戦闘能力だけがものを言うわけではない、戦略こそが、時に力をも上回る成果を成し遂げるに至ることもある・・・・・)

536:華人小娘◆3.:2021/08/05(木) 20:40

美鈴
「どうしました?こそこそ隠れていないで向かってきてはどうですか?」

肩をクルクルと回し、肩の間接を鳴らしつつ、正面から来てはどうかと挑発すると、両足と両腕を広げて構え、臨戦態勢に入る。

相手はどうも背後に回り込む癖がある。
加えて、今の攻撃を防がなかった辺り、防御技が無い、或いは精度が低いと推測できる……となれば、相手が攻撃をした事に合わせて反撃するか、接近した時に一気に決着を付けるべきか……

360度、全方向を常時警戒することが出来る自分に死角はない。

537:深淵の始まり◆gI:2021/08/05(木) 23:09

俺が臆病者だと思っているのか・・・・・?

(特に真正面から攻撃してくるわけでも、背後に回って攻撃してくるわけでもなく、ゆったりとした足取りで現れては、美鈴を睨みつけながら俺が臆病者に見えるかと問いかける・・・・・

未だ真の力を隠しているのか、それともただの悪あがきか・・・・・)

538:華人小娘◆3.:2021/08/08(日) 05:34

美鈴
「随分とお喋りなんですね?」

美鈴
「(先程の戦いから相手が触れた者の力を奪うと言うのなら、長期戦が得意である事は明白……先程の氷も詠唱した様子や、魔力そのものは薄かった事からおそらくは先に奪っていたものと考えられる……
最も警戒すべきは咲夜さんを殺害した事で時間操作を得ていると言うことも考えられる……時間を巻き戻されてもいいように、先に力を展開しておくべきね……いずれにせよ、能力発動までのラグを狙うしかない)」

相手に対する具体的な戦い方や策は思いついていない。
相手が触れた者の力を奪うと言うものであるのなら、おそらくは長期戦に持ち込もうとして来るだろう。となれば、此方は幾つか
時間の操作も、咲夜さんは複数の効果を同時に使用した事はない事から瞬間的に発動させるとなればその力の範囲や効果は限定的なものになるだろう。

時間停止した状態でナイフを刺すことが無かった事から停止した時間の中で相手に直接的な干渉を行うことも出来ないだろう。それならば、時間を止めたところで、決定打にはならない。

相手が概念系の能力を持っていると言うのならば、能力そのものに干渉する事が出来る、或いはその概念が通じない博麗の巫女か幻想郷の賢者クラスの者が到着するのを待つしかない。

幸いにも、私は武術が得意である上に、直接触れずに攻撃を加えることが出来る。直接触れなければ力を奪えないと言うことは先程の戦闘でも確認済みだ。となれば今までの戦いを継続する事で、より有益な情報を引き出したり、相手の消耗を狙えるかもしれない。

相手の技はいずれも決定打に欠け、長期戦に持ち込むと言うのならば、それを逆手にとって時間稼ぎに徹する事にしよう。どれだけ多くの時間を稼げるかで有力な者にこの異変に気付いて動員させる事も出来るだろう。

私がこの場においてやらなければならない事は三つ。
少しでも長く相手をこの場に留めること。
なるべく多くの情報を引き出して伝えること。
新たに加勢する者が少しでも有利になるように立ち回ること。

539:紅魔館のメイド◆gI:2021/08/08(日) 13:21

悪いか?力のないやつってのはこうやって時間稼ぎをして逃げる隙を伺うしかないもんでねぇ・・・・・

(美鈴の一撃はかなり効いたのか、受身をとってはいたものの口からは血が出ている・・・・・

そして「髪の赤い悪魔の方はともかく、銀髪の女の方はお前と同じくらいの力かと危惧してはいたが、大したこともなかったな・・・・・この館は侵入者をどうすることも出来ない役たたず共の集まりなのか?」と、咲夜達を〇すだけでなく、見下す発言をする・・・・・)

540:華人小娘◆3.:2021/08/08(日) 17:16

美鈴
「(……幾ら油断していたとしてもあの咲夜さんが、力の弱い者に倒される事はまず考えられない……直接触れる事が出来ないのなら、遠巻きに攻撃をしつつ、出方を伺う……!お嬢様、館を少し壊してしまうかもしれませんが許して下さい……!!)」

美鈴に拳に纏わせていた気を殴り付ける勢いに載せて光弾として幾つも打ち出し、中遠距離から攻撃をしつつ、この距離を活かして相手の動きや接近に対してもより迅速に気付けるように攻撃を繰り出していく。

541:深淵の始まり◆gI:2021/08/09(月) 06:50

力任せに技を繰り出す・・・・・力を持つやつの悪い癖だぜ?

(そう言うと、咲夜と小悪魔を葬り去った時と同じように、そして、先ほど館内から狙って美鈴を攻撃してきたように、再び氷柱を生やして攻撃に出始める・・・・・

そして「まぁ、俺もあまり変わらねぇか・・・・・」と、自身も力任せに攻撃していることでは同じだと呟く・・・・・)

542:華人小娘◆3.:2021/08/09(月) 15:56

《ドガガガガガガガッ》

美鈴の繰り出した気の塊による弾幕に対して防御も回避もしなかった相手の体を美鈴が繰り出した無数の気弾が炸裂し、相手に対して着実にダメージを与えようとしていく。

美鈴は相手からの反撃も想定してある程度の距離を保っていた事にはまだ相手は気付いていないようで、伸ばされた氷柱を横へ飛び退く事で回避すると、再度気弾を放ち続ける。

543:深淵の始まり◆gI:2021/08/10(火) 05:46

がっ・・・・・!?

ドサッ・・・・・

(美鈴の気弾を見事に全身に大雨のごとく浴びると、そのままドサッと倒れる・・・・・

指一本動かすことなく倒れているものの、隙は見せられない・・・・・

戦い方では美鈴の方が何枚も上手だが・・・・・)

544:華人小娘◆3.:2021/08/10(火) 14:25

美鈴
「(どんな仕組みなのかはわからないけど……肉片になっても元通りに再生すると言う規格外の力を持っている……この状況を打破するためには、肉片一つ、魂魄一つ残さずに消し飛ばすしかない……!!)」

相手が美鈴の放った虹色の光弾を受けて倒れたのを見て、このまま距離を保ったまま放つ技では肉片一つ残さずに消し飛ばすのは火力的な問題から見て不可能だ。相手が再生に長けた存在であった場合、最悪気化したり魂の状態で逃れる可能性もあり、それらの可能性も全て潰すためには接近せざるを得ない……

例え相手が攻撃を誘発するために倒れたフリをしたところで、事実として床に倒れた事で一時的に視界も動きも封じられている。即座に反応することは困難だろう。寝転がった人間が即座に走り出すことが出来ないのと同じだ。

五感だけでなく、殺気や邪気と言った相手や周囲の気を頼りに感知している自分に幻術や分身で翻弄することは出来ない。このまま一気に決着を付けるべく、右手に虹色の気を集束させて殴り付ける事で一気に相手を消滅させようとする。

545:深淵の始まり◆gI:2021/08/11(水) 05:49

バキッ・・・・・

(このタイミングでは謎の人物は嘘偽り無く何もしていない・・・・・

偶然このタイミングで、たまたま先ほど出してきた氷柱の一部が戦いによる振動や衝撃で折れたのか、そのまま美鈴めがけて猛スピードで落下してくる・・・・・)

546:華人小娘◆3.:2021/08/11(水) 14:37

美鈴
「(氷塊の落下……?
これが意図的なものであるのかどうかは知らないけど、私の体を押し潰す程じゃない。それよりもコイツを確実に潰す……!!)」

美鈴は冷気による凍傷や凍結を受けないように体の表面に気の層を形成するだけで、回避も防御もせずに、相手を仕留めるその一点だけを狙い、右拳を振り下ろし、確実に相手を仕留めようとする。

547:深淵の始まり◆gI:2021/08/13(金) 06:15

どうやら俺は運がいいらしい・・・・・

グォッ・・・・・!

(美鈴が折れた氷柱に気を取られた時間分、謎の人物はその間に意識を取り戻すという、恐ろしい偶然が重なって真正面、至近距離から氷柱を形成して突き出す・・・・・

しかし、所詮は同じ攻撃の繰り返しでもある・・・・・)

548:華人小娘◆3.:2021/08/13(金) 07:51

《ドゴオォォォォォォォォォォォォォッ》

美鈴は持ち前の気の感知技術によって氷塊の落下を目視せずに感知していた……だからこそ、その双眼は常に相手を捉え続けており、刹那の隙も生じさせておらず、復帰しようとした瞬間を狙って繰り出した拳に纏った巨大な気の塊は相手が伸ばそうとした氷柱もろとも相手を気の塊で押し潰し、消滅させようとする。

美鈴の繰り出したその一撃は凄まじい破壊力を秘めており、相手を押し潰すだけには飽き足らず、周囲の館内の床や壁を即座に破壊し、それにより生じた衝撃と轟音は館外にある霧の湖の水面を揺らし、館を包んでいた濃霧が吹き飛び、幻想郷の何処に居たとしても聞こえるほどの轟音が鳴り響く……

もちろん、これだけの破壊力を込めた一撃は美鈴でも連発することが出来ない上にこれを繰り出した事で美鈴の右拳は無数の打撲と殺傷が合わさったような痛ましい様子になってしまう……だが、正確に相手を捉えた筈であり、回避することはさせず、防御しようとしたとしても即席の防御技では秒稼ぎも叶わない程の途方もない破壊力を有した一撃となっている。

当たれば肉片一つも残さない、着実確実に相手を仕留めきり、消滅させる……そのために美鈴は死力を尽くし、この一撃に全てを込めた。

549:華人小娘◆3.:2021/08/13(金) 08:01

美鈴
「はぁ……はぁ………
これで……倒せていなかったら……もう……打つ手はない……わね………」

美鈴は遂に限界を迎え、地面に空いた大穴を除き、その底を見てこの一撃で相手を倒すことが出来なければもう打つ手はないと思ったところで力を使いきった美鈴は地面の大穴近くで倒れ、そのまま意識を失う……

550:深淵の始まり◆gI:2021/08/15(日) 12:10

・・・・・流石に今のは終わったかと思ったぜ・・・・・

(少ししてから、咲夜にやられてもまた復活したのと同じように、五体満足の状態で瓦礫から出てくれば、そのまま美鈴の方を見る・・・・・

そして「どうやらお前を敵に回すのが早すぎたみてぇだ、出直してくるとするか・・・・・」と言い、一旦その場を後にする・・・・・)

551:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/16(月) 18:32

美鈴
「…………………。」

それから暫くが経ち、意識を取り戻した美鈴は、そのまま何も言わずに咲夜と小悪魔が死亡した場所に向かって歩き出し、二人が絶命した場所で一人佇み、そこで一人で何時間もその場で立ち続ける。

普段の陽気な美鈴の姿はそこにはなく、まるで魂が抜けたような虚ろな目をしたままその場で立ち尽くす……

552:深淵の始まり◆gI:2021/08/16(月) 22:20

咲夜「・・・・・ぁ・・・・・」

(夢か幻か、血まみれになった状態の咲夜はわずかに声を漏らして指を動かす・・・・・

もし幻でないのなら、不幸中の幸いと言うべきかどうか・・・・・)

553:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/16(月) 22:40

美鈴
「……………!」

腹部を氷柱で貫かれ、何の手当てもされずに大量に出血している事で間違いなく絶命したと思っていた咲夜が再び息を吹き返したように見えた事で驚き、虚ろな光に少しだけ光が宿り、驚きのあまり言葉が出てこない。

554:紅魔館のメイド◆gI:2021/08/17(火) 05:25

げほっ・・・・・!げほっ・・・・・!

(咲夜は掠れた声と吐血混じりの咳をして、ハッキリとまだ生きているということが確定する・・・・・

胸を氷柱で貫かれて大穴が空いているのに、辛うじて奇跡的に生きていたのはいいが、救うにも永遠亭に運ぶ場合は咲夜の体に負荷がかかってしまうだろう・・・・・)

555:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/17(火) 18:09

美鈴
「……すみません……私にはもう咲夜さんを救う事が出来ません……」

自分の気の操作では体力の消耗やダメージの回復は出来るが……腹部に空いた大穴を治すことは出来ず、その戦闘スタイルから、咲夜さんの能力では生物の時間に直接干渉することは出来ないと思われる……

お嬢様に頼めば吸血鬼にして咲夜さんを延命させることが出来るかもしれないが……そんな事は咲夜さんが拒絶してしまうだろう……かと言って永遠亭にまで運ぼうにも、自分はあの竹林の中、永遠亭を見つけ出す事は難しく、案内人もそう簡単には確保できない……
それどころか、次にあの侵入者と退治してしまえば、咲夜さんを守ったり庇う余裕はない……

このまま苦しみながら命尽きるのを待つよりも、今ここで楽にしてあげる方が彼女の為になると思い、右手を大きく振り上げ、目から涙を溢れさせながらそれを振り下ろし、咲夜さんへトドメを刺そうとする……

556:深淵の始まり◆gI:2021/08/17(火) 19:25

早まっちゃダメよ、美鈴・・・・・

(突如として美鈴の背後に現れたパチュリーが、美鈴の腕をつかんで早まっちゃダメだと告げる・・・・・

しかし、そうは言うもののこれだけの大ダメージを負っていて生きている方が不思議な今の咲夜を救うことは、魔法でもそう簡単にはいかないというのも事実である・・・・・)

557:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/17(火) 20:16

美鈴
「………パチュリー様には他に手があると言うのですか……?」

確かパチュリーは五行の属性魔法の使い手だが、回復魔法や蘇生魔法を使った事は見たことがなく、それが使えると言う話しさえ聞かない……

仮に回復魔法が使えたとしても、何時死んでいてもおかしくないどころか、ここまで生きていられる事そのものが不思議なほどの重傷を受けながら苦しみ続けている咲夜を完治させることは絶望的だろう。

美鈴の腕力は体術が苦手なパチュリーを遥かに凌駕しているものの、まだ話を聞くつもりはあるようで、パチュリーに何か手でもあるのかと聞く。

558:深淵の始まり◆gI:2021/08/17(火) 22:46

・・・・・残念ながら、私も回復魔法を使ったことはないから使えないわ・・・・・

(美鈴の目を見た後に、瀕死の咲夜の方へと目を移せば、自分も残念ながら回復魔法を使ったことはないため咲夜を回復させることは出来ないと告げる・・・・・

そもそも、回復魔法が使えたとしてもここまで酷い状態ともなれば、完治させることができるかどうかも怪しい・・・・・)

559:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/17(火) 22:55

美鈴
「それなら……邪魔をしないで下さい。
もう……咲夜さんをこの苦しみから解放してあげたいんです……!!」

このまま放っておくことしか出来ないと言うのはわかっている……打つ手などもう残されていない……それならこのまま言葉さえ出せない苦痛と死への恐怖から少しでも早く解放してあげるべきだと応えると、パチュリーの腕を振り払い、なるべく苦しまずに済むように咲夜の頭目掛けて拳を振り下ろす……

咲夜さんを殺害し、苦しみと恐怖から解放してあげると共に、これを糧にあの侵入者を討ち滅ぼすための原動力として仇を取る……これは咲夜さんを守れなかった自分への戒めであり誓いとなるだろう……

560:邪仙◆3.:2021/08/18(水) 05:56

【邪仙の異空間】


青娥
「ふふふ……少しばかり楽しい」

青娥を始めとした仙人は自身の力によって"仙界"と呼ばれる異空間を生み出すことが出来る。その異空間は外部からは感知する事が出来ないにも関わらず仙界側からは意図的に景戒を狭めることで任意の場所を覗き見ることが出来る隠れ家的なものとなっている。

特に青娥のように天人になれずに仙人のまま千年以上を生きている青娥にとって、この仙界を介した空間操作は呼吸や瞬きと同じようなものであり、その途方もない経験と知識から作り出された空間操作の精度や効力はより上位の仙人であり、聖徳王と呼ばれたあの神子でさえも上回る……

そんな完璧とも言える隠れ家(仙界)から美鈴達の様子を見ていた青娥は空間を薄めるために使用していた簪を右手に持ったまま左手を自分の頬を撫でるように当て、妖艶な笑みを浮かべながら更なる惨劇をもたらすための策を講じ始める。

561:邪仙◆3.:2021/08/18(水) 05:57

【邪仙の異空間】


青娥
「あらあら、随分と楽しそうになってきましたわね?」

青娥を始めとした仙人は自身の力によって"仙界"と呼ばれる異空間を生み出すことが出来る。その異空間は外部からは感知する事が出来ないにも関わらず仙界側からは意図的に景戒を狭めることで任意の場所を覗き見ることが出来る隠れ家的なものとなっている。

特に青娥のように天人になれずに仙人のまま千年以上を生きている青娥にとって、この仙界を介した空間操作は呼吸や瞬きと同じようなものであり、その途方もない経験と知識から作り出された空間操作の精度や効力はより上位の仙人であり、聖徳王と呼ばれたあの神子でさえも上回る……

そんな完璧とも言える隠れ家(仙界)から美鈴達の様子を見ていた青娥は空間を薄めるために使用していた簪を右手に持ったまま左手を自分の頬を撫でるように当て、妖艶な笑みを浮かべながら更なる惨劇をもたらすための策を講じ始める。

562:深淵の始まり◆gI:2021/08/18(水) 14:05

落ち着きなさい、私は回復魔法は使えないけど、救う策がないとは言ってないわよ?

(そう言うと、咲夜の横たわる床に魔法陣が浮かび上がり、そのまま咲夜がいた場所には咲夜が消え、ビー玉ほどの大きさの謎の透き通った玉が現れる・・・・・

これがパチュリーの言う救う策とやらなのだろうか・・・・・

そして、謎の人物による突然の襲撃という事態の対応に精一杯で、青蛾の悪巧みなど夢にも思っていなかった・・・・・)

563:虚ろな紅龍◆3.:2021/08/18(水) 15:18

美鈴
「………これは?」

パチュリーの使う魔法のどれも、対象の姿形を変えるような術は無かった筈であり、パチュリーと知り合って長い美鈴にとってでさえ始めてみるこの魔法が何なのかわからず、問い掛ける。

564:深淵の始まり◆gI:2021/08/19(木) 06:19

これは一時的に対象を現状維持できる魔法よ、時間が進んでもガラス玉の中に影響はないわ、言わば仮死状態ってとこらかしらね・・・・・

(そう言うと「この状態なら、永遠亭まで運ぶのも問題は無いわ・・・・・」と、恐らくはいざと言う時の為に密かに学んでいたであろう魔法を駆使して美鈴にこれなら大丈夫だと告げる・・・・・)

565:虚ろな紅龍と邪仙◆3.:2021/08/19(木) 07:15

青娥
「うーん……あの竹林の医師でもあそこまで酷い怪我は治せないと思いますわ。それに……腹に大穴が開いているのに生きているだなんて不自然じゃないかしら?」

いつの間にか、パチュリーの真横でニコニコと楽しそうに微笑みながら佇んでいた青娥が自身の顎に手を添えて考える素振りを見せながら、不可思議な点についてや、竹林の医師でも過度な外傷からの肉体の瞬間治癒は不可能であると言う……

566:深淵の始まり◆gI:2021/08/20(金) 13:06

・・・・・部外者は黙っててもらえるかしら・・・・・?

(いつの間にか真横にいる青蛾に内心驚き困惑しつつも、表情に出してしまえばそれこそ相手の思うツボな気がして、敢えて無表情を保ちつついきなりあらわれた青蛾に部外者は黙っていてと反論する・・・・・

綺麗事に聞こえるかもしれないが、やってみなきゃわからない、この精神でやらなければ何事も道は切り開けない・・・・・)

567:虚ろな紅龍と邪仙◆3.:2021/08/20(金) 14:54

美鈴
「……と言うと、貴方には何か考えがある……と言うことですか?」

青娥は元は気の力をも習得しているからか、美鈴の感知能力を用いても読み取れないため青娥が何を考えているのかも、真の実力についてでさえもわからない……だが確かに咲夜が人間でありながら腹部に大穴が開けられたにも関わらずに何時間も生きている事に違和感を覚えている美鈴は、青娥の言葉から何かこの状況を打開する策があるのだと言うことがわかる……

この際、勝手に侵入した事については触れない。もし咲夜さんを助けられるのなら泥船で大海にだって出るし、藁にだってすがるし、冥府の悪魔にだって全てを捧げよう。



青娥
「勿論ですわ。成功する確率はそれほど高くは無いのですが、それでも宜しければ、直ぐにでも始められますわ。」

青娥はニコニコと微笑みながら、成功する確率は高くはないが、賭けてみる価値はあると応える……もし、これで咲夜を治すことが出来れば……紅魔館は青娥に対して大きな借りを作ることになる……青娥はこれを見計らっていたのだろうか?

568:深淵の始まり◆gI:2021/08/21(土) 19:00

・・・・・何をよからぬ事考えているのかしら・・・・・?

(咲夜の命が危ないというこの一刻を争う時に、突然タイミングを見計らったように現れては借りを作らせようとしている青蛾に対して、パチュリーはあまりいい印象を抱いておらず、何を企んでいるのかを問いかける・・・・・

どうせろくなことではないと大体の予想はつくが・・・・・)

569:虚ろな紅龍と邪仙◆3.:2021/08/22(日) 00:40

美鈴
「それなら……直ぐに始めて下さい!!
私に出来ることがあれば何でも協力します……!!」

切迫詰まった美鈴は青娥の言葉を聞いて直ぐに治療を始めて



青娥
「わかりましたわ、早速始めましょう。
では、私にその傷を見せて下さるかしら?」

侵入者との戦いで消耗した上に妖怪にとっての核である精神が大きくて揺らいで焦った美鈴は青娥の言葉から、その内面に渦巻く巧妙に隠された本性を読み取ることが出来ず、全面的な協力を約束すると、青娥は優しく微笑みながらゆっくりとパチュリーに向けて咲夜を元の状態に戻して欲しいと言う。

もし、パチュリーが断れば青娥が何もしなくとも美鈴がパチュリーを打ち倒し、強引に解除させようとするだろう。……青娥が現れた時点で、既に主導権は奪われてしまっている。常に自分の優位性を確立させ、誰から疑われようと、どれだけ勘繰られようと、自分の思うがままに場の雰囲気や状況を巧みに操作する……

青娥の厄介なところは、千年以上を生きる仙人と言う多彩かつ強力な力を持ちながら、優れた観察眼と状況操作技術を持ち合わせた狡猾な策略家であると言うこと……

強さと賢さの二つを兼ね備えながら、その行動原理は常に自分本意。
これこそが青娥の最も厄介な点であり、邪仙と呼ばれる由縁なのだろう。

570:虚ろな紅龍と邪仙◆3.:2021/08/22(日) 05:22

美鈴
「それなら……直ぐに始めて下さい!!
私に出来ることがあれば何でも協力します……!!」

切迫詰まった美鈴は青娥の言葉を聞いて直ぐに治療を始めて欲しいと懇願し、自分に出きることなら何でも協力するとまで言って頭を下げる。これまで館では互いに色々な出来事があり、時には仲違いしてしまったり、冷たく当たっている事もあったが、それでも自分と同じくレミリアを慕い、仕える仲間としての親愛も確かにそこにはあった。

……もっとも、青娥はそれらを見抜いた上でこうして姿を現し、協力を申し出たのだろう……美鈴が咲夜達を愛し、守りたいと言う感情を邪仙に付け込まれる事になるとは……



青娥
「わかりましたわ、早速始めましょう。
では、私にその傷を見せて下さるかしら?」

侵入者との戦いで消耗した上に妖怪にとっての核である精神が大きくて揺らいで焦った美鈴は青娥の言葉から、その内面に渦巻く巧妙に隠された本性を読み取ることが出来ず、全面的な協力を約束すると、青娥は優しく微笑みながらゆっくりとパチュリーに向けて咲夜を元の状態に戻して欲しいと言う。

もし、パチュリーが断れば青娥が何もしなくとも美鈴がパチュリーを打ち倒し、強引に解除させようとするだろう。……青娥が現れた時点で、既に主導権は奪われてしまっている。常に自分の優位性を確立させ、誰から疑われようと、どれだけ勘繰られようと、自分の思うがままに場の雰囲気や状況を巧みに操作する……

青娥の厄介なところは、千年以上を生きる仙人と言う多彩かつ強力な力を持ちながら、優れた観察眼と状況操作技術を持ち合わせた狡猾な策略家であると言うこと……

強さと賢さの二つを兼ね備えながら、その行動原理は常に自分本意。
これこそが青娥の最も厄介な点であり、邪仙と呼ばれる由縁なのだろう。

571:深淵の始まり◆gI:2021/08/22(日) 11:40

・・・・・ダメよ・・・・・

(そう言うと「たとえこの腕が切り落とされようと、アンタに咲夜は渡さないわよ・・・・・」と、反抗的な態度を見せる・・・・・

邪仙と名高い青蛾なんかに渡したりしたら最後、咲夜に何をされるかわかったもんじゃない、考えるだけでも恐ろしい・・・・・

今のこの状態ならば簡単に言えば咲夜は冷凍保存されているのと同じような状況であり、青蛾に渡さずとも永遠亭まで行ってえーりんに診てもらった方がまだちゃんと治る可能性は大いにあるためパチュリーは咲夜が入っている玉を持ったまま、その場を立ち去ろうとする・・・・・)

572:虚ろな紅龍と邪仙◆3.:2021/08/22(日) 13:43

美鈴
「命がかかっているこの状況でそれを言うのですか!?
今助けることが出来るのならばそれをやるべきです!!
………仕方がありません……もし、それでもまだ断るようなら力づくで奪わせてもらいますよ……!」

青娥は何も言葉を口にせず、ニコニコと微笑み続ける中、美鈴はパチュリーの目の前にまで詰め寄り、今は一刻を争う状況であり、病病毒ならばまだしも、青娥の言うように咲夜の深刻な外傷を完全に治すことは竹林の医者にさえ不可能であると思い言う。

何時命を落としても可笑しくない……
むしろ、腹部に大穴を開けられてまだ生きている現状こそが奇跡である程だ。もはや迷っている暇など無い、直ぐにでも対策をするべきだと言うと同時に、断るようなら力づくで解除させるとまで言う。

魔力ではパチュリーの足元にも及ばないが、その純粋な身体能力や格闘能力はパチュリーを遥かに凌駕している。今此処で戦いとなり、美鈴とパチュリーが潰し合いを始めてしまえば、館の戦力は大きく削られ、負傷者が増える事になる……そうなれば、レミリアでさえこの状況を納めるために青娥に頼らざるを得ない状況が出来上がることになってしまうだろう……

パチュリーが断っても認めても、青娥の思惑通りにしか進まない……そんな状況は青娥はほんの数分足らずで作り上げてしまっている。


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