このスレは学園戦争しようぜの続きです
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『……雑音が酷いなぁ、これ』
『…あー、あの人またやりましたねぇ…まったく…』
340:藍鉄:2018/12/20(木) 00:18 >>337
そう……それは悲しんだろうね
(全部と聞きその端正な顔を悲しそうに歪める)
『さぁ、悲しかったんですかねぇ?』
(窓を開け、身を乗り出す、そして校庭に足をつけ話しながら音がした方に歩く)
感情自体がないから…私にはよく分からないけどね…
(ふっと自傷気味に微笑み)
『主様には、感情を理解すると言うものが欠如していましたから、壊れてから、それすらも分からないまま、生きてきて、それでも寂しくて、でもその寂しいという感情すら理解出来なくて』
(沢山の『ローズマリー』の花たちに囲まれ、その中に倒れている神を抱き上げる、力なく意識を失った彼の表情は、月明かりが影となり見えない)
『理解しようとした思いすらも理解出来ずに、理解できない苦しみに、知らないまま耐え続けたのが、主様ですから』
345:藍鉄:2018/12/20(木) 00:26…寂しいねぇ…よく分からないかな?
346:壱◆RI:2018/12/20(木) 00:27 『だから、この方は、均衡を崩すことを恐れる、それは自分にとって唯一の………、…』
(何かいいかけるが、ぐっと口を噤む)
…日向の花と日陰の花は、一緒の場所では咲けない……
(ふっと目を細め呟く)
『…この方にとって、感情とは、……人間の情とは、憧れであり…そして同時に、絶対に理解できないという拒絶でしかないんですよ』
(自分の腕の中で眠っている主をとても優しそうな目で眺める、横抱きに抱き直す)
…そう…
(中立屋さんを一瞥して)
壱さんってさジギタリスみたいだね
『?どういう意味ですか?』
351:藍鉄:2018/12/20(木) 00:41 (隅に咲いている血のような花を渡し)
少量ならたいした『毒』ではないけど取りすぎると『猛毒』になる
(もう一本とり眺める)
そんな存在、あと花言葉はね
『不誠実』
中立屋さんは…その毒に縋ってるように感じる…
353:壱◆RI:2018/12/20(木) 00:44『…おや、それは皮肉ですか?』
354:壱◆RI:2018/12/20(木) 00:45 『主様は、ひとりぼっちですが、他人に縋りはしませんよ……【他人には】…ね、』
(にこりと微笑む、普通なら爽やかな笑みに見えるのだろうが、月明かりに照らされ、その笑みはとても不気味)
さぁ?皮肉かもしれないし、皮肉じゃないかもしれない
(そっとジギタリスに頬を寄せ妖艶な笑みを口元に浮かべる)
『……お姉さんは、オニユリの花言葉を知っていますか?』
357:藍鉄:2018/12/20(木) 00:48 ふはっ、おねーさんの存在はどうなんだろうね?
(その瞳は暗く光を写さない)
『オニユリの花言葉は、【華麗】【陽気】【純潔】【愉快】など、人に送るにはもってこいの花です』
359:藍鉄:2018/12/20(木) 00:49オニユリは知らないかなぁ?
360:壱◆RI:2018/12/20(木) 00:50『ただひとつ、人に送るには似合わない花言葉があります』
361:壱◆RI:2018/12/20(木) 00:51 『……【嫌悪】』
(今までのような掴みどころのないような雰囲気ではなく、見たものを殺してしまいそうなほど鋭く、冷たく、そして冷静な瞳が藍鉄を見つめる)
『…あまり、深入りは禁物ですよ、お姉さん』
(だが直ぐにその表情は消え、いつもの雰囲気にもどり、にこりと微笑む、とても整った、張りぼてのように完璧な笑顔で)
ふふっ、面白いねぇ
(見つめ返す瞳はいつもの藍色ではなく緑と紫縢った藍鉄色の瞳だ。)
「……っ、…」
(きゅっ…と、己の羽織を強く握りしめる、意識がない中、眉間に皺を寄せ、少し汗ばんでいるその姿はとても苦しそうで、鬱くしい)
深入りするつもりはないから…安心して
(一輪のアイビーの花を渡し)
アイビーの花言葉は『沈黙』
他言するつもりも一切ないよ
『!……大丈夫です、主様、あなたは……私がお守りします』
(そう、抱き抱えている主を薄くみつめ、呟く、その声はとても、甘ったるい程に優しい声だった)
『…それは何より、ありがたいです』
(にこりと微笑む)
まぁ、大事なものが壊されたわけじゃないしね…
(伸びをしながら)
引き留めすぎちゃったね、ごめん
(そう言いながら笑う。いつものふわふわとした雰囲気を纏いながら)
『いえいえ、それでは、主様を落ち着かせなければならないので、これで』
370:??◆RI:2018/12/20(木) 22:57 (どこにも繋がっていて、どこからも拒絶された、空間と呼ぶべきなのかもわからない場所)
「っ…ん゛ん……」
壱『……弐ぃ、どうです?』
弐『……瞳の色が定まってない…っ、…結構、弱ってる』
壱『…まぁ、そりゃそうか、…あれだけの感情を複数人から押し付けられたら、…こうなるよね』
弐『……、…』
弐『……、また、やんの…』
壱『!……まぁ、それしかないからね』
弐『……ピエロは修復したばっかだし、…主様がこんなんだと、…負担が…』
壱『まぁ、そこはさ、私がどうにかしますから』
弐『っ!!』
壱『……弐ぃは、主様のそばにいてあげて?…その人がもう、壊れないように』
弐『……わかった』
鉛と、生暖かい血の香が小さな部屋に満ちる…
その場で黙々と何かを続けている者が1人、鉛の香りを弄る
狩の香りで満たされている小さな部屋。
ただ1人を除いて開き、入る事の出来ない部屋。
学園の最下層に不穏な空気が漂い始めた…
…どうしようかな?…
(廊下を歩きながら手を見て呟く。簡単な術式だが解呪できる力はない、整った顔をしかめる)
ガァンッ!!
轟音と共に地下への扉が、『内側から』吹っ飛ばされた
中から現れたのは狩人装束を着た 過去の装備を再び纏った月の尾
両手の猟具は凶悪・凄まじさを増し、獲物を求めて内の血が渦巻いている…
暫しの時、窓から薄らと見える半月を見た後
《…Do you start the hunt》
月に向かってか、それとも別の何か
始まりの言葉を呟いた月の尾は歩き出す…
夜が、生を見ている
(パチリ…と目を開く、今まで魘され、眠っていた彼の瞳には、いつもの色彩は消え、透明のような、なんとも言えない色が映っていた)
377:??◆RI:2018/12/22(土) 12:02 ……、あ、…やべ
(もう一度目を閉じ、今までのことを思い出す、そして自分が屋上から落ちたことを思い出し、目を開け青ざめる)
…はぁ〜…、このままやと、弐ぃあたりに殺されかねんしのぉ…どないしよ
(そう頭を掻きながら起き上がり、すぐ側にある縁側に出る、縁側の先は、屋敷を囲むように神秘的な程に美しい薄青紫色の花達が植えてある、量のせいでそこを通る度に花弁が散ってしまうが、枯れることは絶対にない)
……まぁ、殺してくれるんやったらそれでもええねんけど…まぁ、今死んでもうたら困るやろうしなぁ…
(花畑を抜け、さらにこの花畑や屋敷を囲むようにあるいずみに足をつける、この泉は虚無であり、それから先には『何も無い』が、神が触れる部分は、水として存在する)
………つまらへんなぁ
381:??◆RI:2018/12/22(土) 12:10(そう言いつつ、神は、その泉に飛び込んだ)
382:scullFace:2018/12/22(土) 12:12 ……………
決して良い味とは言えぬ、街の獣の肉を喰らう…
全く狩に問題は無く、寧ろ順調に進んでいる、が
自らの血肉の不足を防ぐ為に喰らう肉の味、生き血が滴るとは言えど
その味は月の尾を満足させるには程遠い
《残りは、あと幾つだ…?》
狩は続く
悪味を追い払い、次の獲物を探して彷徨いを続ける…
《次は…神…か?手頃なのが居ればいいが》
次の獲物は 神。
其処らに少なくとも一匹は居るだろう…探すのには手間は無いハズ
標的を定めた月の尾は…地に伏している生物の首を刎ね、蹴り飛ばすと
其れを求めて彷徨い始めた
(…ストンっと、地面に足をつける)
………ま、無理やんなぁ…
(目を薄く開け、落胆し多様につぶやく)
(そういいながらも、ふらつく足で目的地もなく歩を進める)
……おや、これは…
(そして、見つけた)
……なんやこれ
(そこには大量の血が滴っていた、まるで、獣が争ったあとのように荒らされている)
………ふむ、…まぁ、無機物なら…
(そう言うと、神は詠唱を始めた)
……『天聖・十二開門』
(そう呟くと、散っていた血がひとつに集まり始め、新しいものえと構成されていく)
……なんや、出来るやん
(そう呟き、手を下げた彼の目の前には、血液の量とは比例しないような彼の背をゆうにこす大蛇が彼を眺めていた)
…ま、生み治させたってゆうても、わしにはさわれへ
(そう自虐を入れながらも、大蛇に別れを告げようとした瞬間、ベロりと、大蛇がその長い舌で彼の顔を舐めた)
…!!?
(大蛇は驚く彼を気にせずクルクルと彼を締め付けない程度に彼の周りに巻き付く、その蛇の瞳は完全に心を開いていた)
………ふは、物好きなやつやなぁ、おどれ
(そう言うと、大蛇の頭を撫で、楽しそうに微笑んだ)
............
微笑ましい光景に、突如として重い空気が差し込む…
月の尾は離れにある山の頂上より 神と蛇を見ていた
しかし…
《………》
歓喜する様子はない
あれは手に負えない、あれは違う、あれは娘の…
考えを全て振り払って次を探す。
獲物を見誤る事はあってはならない
命をぶつけ合う以上、優位を保つ状況を伺うのが当然なのだ
月の尾が神を視認できる距場から離れた…
すると、重い空気は夢のように消え
微笑ましい元の光景に戻る…
今の月の尾は、悪夢のようなものであり
死 そのものである
「!!……」
シャァア……
「…ええよ、落ち着き、大丈夫やから」
(気配を感じとり、威嚇する大蛇を宥める)
「…なぁにしとんやろうなぁ、ムーンティルは」
394:??◆RI:2018/12/22(土) 14:13 「…神様なんや、そないな大層なもんでもないんになぁ…」
(そういいながら、蛇の胴に腰掛け、その頭を撫でる)
………
地下水道に赤の香が漂い 壁を朱に染め上げる…神とてその血の色は赤い
月の尾は息の根を止めた神を二、三度切り刻むと、首を刎ねた
…その後、満足げに高位の死体を眺め続け…死体に火を付け、酒を振りかけた
死体が完全に燃え尽きるまでの間、月の尾は次の標的を考える…
《次は、人間の塊。》
……うわ、かぁいそ
(ムーンティルの背後に大蛇に乗って現れる)
《しかし、居るのかどうか》
燃え尽きた神の遺灰を吹き飛ばし、暫しの間その場で思案を凝らす…
現世に留まる人間の塊、人間の持つとある物を形にして残り続ける不浄の大力
それは見つけるだけでも極めて稀だが、月の尾が狙うのはその上で姿が見える物に限られるのだ
…ハッキリ言えば、発見は無理に等しい
《虱潰し…》
だとしても 月の尾の狩は止まらない
遺灰を払い落とし、外へ出る…
未だ狩は続く
ムーンティル、なぁにしとんのぉ、いくら沢山おるからって作ったもん壊されると均衡が崩れるからこまるんやけど…
(すこし拗ねたような表情でムーンティルを見る)
月の尾には見えない、不浄の大きな力の塊が其処ら中に漂い、絶えず力を放出している…
目の前にあるのに見えていない
……随分洒落たもん持っとるやん
(大蛇から降りてその頭を撫でる、すると大蛇はどこかへと姿を消し、その場には神とムーンティルしか居なくなる)
中には幽龍と呼ばれる大型の形もあり、他の不浄を喰らっている…
そのうちの一匹が、異質な存在である神とその蛇を見下ろし、聞こえない唸り声を上げた
うるさいなぁ、黙りぃや
(聞こえないはずの唸り声の主に向かって呟く、その声は、酷く冷淡としていた)
わしは、ムーンティルに話しとんねん
404:scullFace:2018/12/22(土) 15:32 《……………》
無言、どころか空気と同じ様な扱いで神を無視している…
目的が最優先、月の尾には見えていないも同然である
《……?》
何も見えない場所に神が声を掛けたのを不審に思い、その場を見つめる…
空気扱いは続行、面倒には関わらないのを極で守っている
……はぁ
(ため息をつくと、灰と化した神の方をむく、そして灰に手をかざし詠唱すると、先程の蛇のように、灰と化したはずの神が『再構築される』)
……均衡を崩すん、やめてもらえるか?
(再度、ムーンティルに声をかける、それは、話しかけると言うよりも、命令のような、強制的な威圧感がまじっているようにも感じる)
《…………!!》
じっくりと眼を凝らし、幽界の血を流し込むと薄らと不浄の大力が見える…
まさかこんな早くに見付かるとは…
そう言いたげに猟具に弾を込める
復活した神共々、月の尾は無視している
用は済んだのだから害を与える事もない
……話聞かへんなぁ、前に比べたらまともになったもんやと思ってたんやが
(ふわりと、神の周りに宝石が舞い始める)
《まぁ、私だからな》
声が全く違う
……『あの尾っぽ』…邪魔やなぁ
(そう唱えると不浄のものに向かって、彼の周りに浮いていた宝石が勢いよく放たれた)
《まぁ、邪魔はしないで欲しい》
狙いを定め、幽界の猟弾を込める…
猟具の血流は歓喜に溢れ、粘つく気配を深めて牙を剥く…
……やぁっぱ、…はぁ、ムーンティルといいサクラナのねぇやんといい……精神面鍛えなあかんなぁ
(いつもと違う声を聞くと、威圧感は消し飛び、呆れたような雰囲気をまといぶつぶつと呟いている)
…じゃまぁ?
415:??◆RI:2018/12/22(土) 15:46 ……邪魔しとんのは、
(手をかざす)
《……》
纏めて退散した不浄を追って駆け出した
特に神を咎めもせず、襲いもせず…
猟具は駄々をこねる様に血流を激しくさせる
……おどれやろうが
(そういうと、無数の光球があらわれ、形を変え、尖った氷のように変化する)
…わしの均衡を、壊すな
(いつもの雰囲気とは違う、酷く冷酷な声とともに氷のような光球が放たれる、だがそれは決して対象を傷つけることはしない)
《まぁ、邪魔だ》
【ジェノバースト】
月の尾の物ではない力が集まり、神と正反対の性質に形を変える…
その物はいかづちへと姿を変えると、悪意を持って神の前に立ち塞がる
《復活の儀を終えたら、神たちは復活させる予定だった…我からも邪魔はせんよ》
そう言い終えると、いかづちを残して走り去る…
《さっきも言った通り、邪魔はしないで欲しい》
……
(飛び交う氷の光は、決して対象を傷がつけず、逃がさないとでも言うように、対象の周りを囲む)
…もう既に、崩した均衡を元に戻すことはおどれには無理や、…こっちの均衡の邪魔しとるっちゅうのに、関わるなっていうのは、いささか無理があるで
422:??◆RI:2018/12/22(土) 15:56 ……なぁ?おねえやんっ
(にこり、と微笑むと、次の瞬間、氷の光が輝る、それは先程投げた宝石達と反射し、光のあみとなり退路を塞ぐ)
《信用はしておいたほうが良い、我ならば可能だ》
氷を無視して不浄の一匹を捕らえる…動きからして無駄が多く、声も違う
《まぁ、この次元を滅ぼそうと言う訳では無いのだ、邪魔は無しにしよう》
えづく猟具を抑えて不浄の動きを封じ、逃さない様にする…
その動きも精錬された狩人の動きでは無かった
……は、へったくそ、出来ひんよ、おどれなんぞには
(宝石を手に戻す)
……おどれなんぞに、わしの均衡は直せへん…あれは、わしの理想なんやから
(そういうと、指を鳴らす、すると氷は消え光のあみも消える)
《…む、やはり先代の動きを得るにはまだ遠い、か》
自分でも無駄が多いのに気付いたのか、自虐を述べて猟具に獲物を喰らわせる…
……なぁ、ひとつ聞きたいんやけど
(先程までとは違う、いつも通りの柔らかな声)
《揃った、揃った…では、復活を…果たすとしよう》
満足げに猟具を持つと、山に向かって走りだした
基本の身体能力はあるのか、その速度は速い…
《二度と会う事もないだろうが、友達になりたかったな、この次元の神とは》
その言葉は、確実に月の尾のものでは無かった
…わし、この次元の神とちゃうねんけどなぁ、…まぁええわ
430:scullFace?:2018/12/22(土) 16:11 《…良く働いてもらったな、この体》
奇妙な紙片を頂上でばら撒き、全て石で潰す、これを繰り返す…
それが進むにつれ、中心に不思議な気配が飛び散る
《まぁ、良い体だがそれ以上に自らの肉体が戻るのだ…未練は無い》
次に甘い香りの液体を不思議な気配が飛び散る場の中心に注ぎ
不思議な気配を纏める
《一足先に体は返そう…バイト代は後に》
何かが月の尾から外れ、月の尾は大きく吹き飛ばされる…
だが、普通に落下に耐えるだろう月の尾の体の心配は無かった
それよりも、と外れたものは薄らと現れた自らの肉体を眺める…
【ジェノガマテ】
『…おお、やはりこれがしっくりと…』
悪神を形にした様な姿の肉体に、妙な事を口走りながら其れが戻る…
威圧感も、強敵感も、強大さも感じない
『実に、清々しい』
…汚い…
(手の中にある術式を見て呟く)
藍鉄も見つからないし…本当に最悪…
(端正な顔をしかめながら)
…気に入らない……
(真っ白なパーカーや銀髪は返り血で赤黒く変色している)
それ以上何を望むの?愚かな人達……
(彼女の足元には大量の死体がある。深く被ったフードから覗く藍色の目には光がない)
……馬鹿みたい…
(濁った藍色の瞳で逃げる人を捕らえ呟く)
…やっぱり……人って『つまらない』
(そう呟くと視界に捕らえた人々を持っている刀で斬る)
……気に入らないなぁ……
(頬に付いた血を乱暴にパーカーの袖で拭う。藍色の瞳は暗く濁りきっている)