ええ、フフフ…どうやら私、地獄の住民になってしまったようナァんですぅ…
なになにァ…困ってるんじゃぁないかって〜?
いやァあ結構結構!罰を受ける側じゃないんですもの。寧ろ閻魔様に認められ
堕ちてきた者達を裁く側ですから…フゥアーハハハァハ!!!実に愉快ですよォ!!
さてさて…〜ェ、悪い人達というのは意外に沢山いるのですねェ〜…
まずは人間観察と行きましょうかぁ…?別に良いんですよォ〜
他にもオニさんやぁ〜悪魔サンがぁいるしィ〜、
それにこんな地獄の中かァら逃げ出せるわけがないじゃァ無いですかァァ?
実感がわかないィと言うのなら、アナタも一度連れてイッテあげましょうかねェ…
あそこの血の池の中にィ〜?ハハハ、そんなぁ怖がらないで下さァいよ。
冗談です。今はネぇ…
「 ……地獄と呼ばれるような所を巡り、耐え難い拷問も
何度経験した事がわからないが… まさか、本物とは… ふむ 」
( 白衣姿では無く、旅衣装で散弾銃を腰にした格好…そして
『 地獄 』と書かれた看板、荒涼とした大地に刺さったそれを眺め )
「 …弱ったな、何時ものような回生の術も 生憎時間が経たねば使えん…
……地獄の、鬼か… 会うことも無ければ良いのだが 」