レスをつないで物語を作ります。
昔昔あるところに
おじいさんとおばあさん…ではなく、逞しい若者がいました。
3:匿名:2018/09/02(日) 22:29彼は名を「コウスケ」といい、一人都会の片隅に生きておりました。
4:匿名の暇人:2018/09/03(月) 19:50そんな彼に一通の手紙が届きました。
5:匿名:2018/09/03(月) 23:23コウスケは文通などめったにしないような男だったので、久しぶりに見た自分宛の手紙に違和感を感じながらも封を開きました。
6:匿名:2018/09/04(火) 16:07「えっと、何だって…?」
7:山田さん。◆C. エスカルゴン好きの古参:2018/09/04(火) 16:33 『10円ガムを落としたので台風の中取りに行ってください』
これが手紙の内容だった。そしてコウスケはこう思った。
「おおすげぇ依頼…まあ楽しそうだし今日暇だから、行くか。」
9:匿名の暇人:2018/09/04(火) 22:58コウスケは激しい雨風にもかかわらず10円ガムを探すために外へ出た
10:匿名:2018/09/05(水) 22:46 「うう…寒いなぁ…」
コウスケはTシャツに短パンという格好で外に出てきてしまった。
そんなコウスケに声をかけるものがおり、彼の名前は…
???「やあ、君がコウスケかい。ぼくがなぜこんな依頼をしたかわかるかい。」
12:桜餅◆lc:2018/09/06(木) 22:14コウスケ「お、お前は…!」
13:コタロウ:2018/09/06(木) 22:33 「まさか…兄貴…?」
コウスケは、「ユウスケ」という生き別れの双子の兄がいることを親に聞かされていた。
「そう…俺はお前の兄貴さ。」
15:ペンギンさん:2018/09/07(金) 18:26コウスケ「じょ、冗談は……よせよ……な?」
16:匿名:2018/09/08(土) 00:06「詳しい話は後だ。ちょっと来てくれ。」
17:匿名の暇人:2018/09/10(月) 08:23そう言って連れてこられた場所は薄暗い路地裏だった
18:匿名:2018/09/11(火) 07:52「…で、話って何だ?」
19:匿名:2018/09/11(火) 15:26 「少しでいいんだ貸してくれないか?もうお前にしか頼めるヤツいないんだ!
頼む!人助けだと思ってお前の…貸してくれ!!」
「貸してやりたい所だが、本物の兄貴かどうかも分からねぇんじゃ俺のは貸せねぇな。何か、俺の兄貴だって証拠はあるのか?」
21:匿名の暇人:2018/09/12(水) 20:09「ならば、これを見ろ!」ユウスケはそう言って、ある物をコウスケに見せた。「こ、これは…!」
22:匿名:2018/09/14(金) 11:06「ちがう!誤解だ!オレはちゃんと真面目に生きてきたんだ!なのに…」
23:匿名:2018/09/16(日) 12:20 ユウスケはコウスケの前に左手をかざした。
「今はただ、悪夢を見ているだけなんだ。そのうちきっと目が覚めるさ」
すると突然、コウスケの視界はまばゆい光に包まれた。
「うっ…うあぁっ…」
「っ⁉…あいつら、こんなに早く来やがったかっ…仕方ねぇ。コウスケ‼行くぞ‼」
「させるか!!」
ダギューン、ダギューン!
「うわぁぁぁっ!!」
「にっ、兄さん!?」
「す、すまねぇ。俺はこれまでだ…。後は頼む…」ガクッ
「兄さ〜〜んーーっ!!!」
「オーイ、オイ、オイ、オイ、オイ」
肉親を失ってしまい、悲しみに暮れたコウスケが、江戸川のほとりでシクシク泣いていると、川の向こうから、大きな桃がドンブラコ、ドンブラコと流れて来ました。
それはなんとも美味しそうな白桃だった。三日三晩むせび泣き、体力の尽きたコウスケに訪れる僥倖。コウスケは、十分に熟した白桃を口にしようと手を伸ばした。
28:かずま:2018/11/07(水) 19:13上手いな!面白い!
29:かずま:2018/11/07(水) 22:08死んでも来世があるー!
30:匿名の暇人:2018/11/08(木) 17:47その桃にはある秘密があった。
31:匿名の暇人:2018/11/11(日) 10:03桃の中には赤ん坊が入っているのだ
32:匿名の暇人:2018/11/11(日) 10:09しかも2人も。
33:匿名の暇人:2018/11/12(月) 09:42コウスケは赤ん坊にそれぞれ「桃太郎」「桃次郎」と名付けた
34:虎夫 hoge:2018/11/15(木) 23:27やがて月日が流れ、大きくなった桃太郎は鬼ヶ島へ鬼退治に。残された桃次郎は"自宅警備員"と称して、家でゴロゴロしていました。
35:匿名の暇人:2018/11/16(金) 08:32ただ家のセキュリティは甘く、警備はもはやないものでした。
36:虎夫 hoge:2018/11/20(火) 21:14 そんなある深夜、桃次郎の家に泥棒が忍び込みました。
「ん?部屋の奥が明るいぞ…?」
泥棒が光のある方に進んでみると、そこにはボトラーになった桃次郎が、オンラインゲームにハマり込んでいました。
泥棒は桃次郎の圧倒的な存在感と貫禄に驚き動けなくなってしまいました。
しかし桃次郎はイヤホンをしてゲームをすることに夢中で泥棒には一切気付きませんでした。
「なっ何だ、この凄まじいオーラは…。まさか…、こっこの男があの"シルバードラゴン"の異名を持つ伝説のニート、"労働拒否の桃次郎"なのかっ…!?」
39:虎夫 hoge:2018/12/05(水) 17:32そんな泥棒の様子に全く気付かない桃次郎は、おもむろに空のペットボトルの蓋を開けると、茫然とする侵入者の前で排泄水の注入行為を始めました。
40:虎夫◆ZAk hoge:2018/12/10(月) 20:30 泥棒は思わず目を見張りました。
「す、凄い…。太い。お、大きい……。」
実際それは2リットルの大型ペットボトルでした。
しかし油断した泥棒はつい、大きなため息をついてしまいました。
「な、何者だ、キサマ!?」
「しまった!」
桃次郎は泥棒に飛び掛かるとアッという間にマウントポジションを取りました。
「このままタダで済むと思っているのか?」
「な、何をする気なの…?」
「このペットボトルの中に何が入っていると思う?」
「ま、まさかそれを…!?」
「そのまさかだよ!」
「イヤァ、やめて!ら、ラメェ…!!」
(グロシーンの為中略)
「うぅ…、ヒドイ。こ、こんなのあんまり…」
「安心しな。まだ中身入りのペットボトルは山ほどある。ゆっくりと楽しませて貰うぜ。」
「くっ…、こっ、殺しなさい…(泣)」