これは、私が3歳の時に体験した事だ。
その日は母の姉の家でパーティーをした日で、
凄く楽しかったのを今でも覚えている。
2日泊まった。その夜、私は、
深夜2時くらいに目が覚めてしまった。
ぼーっとしていたら、ドンドンドンと
窓のシャッターを誰かが叩いていた。
うるさかったが、風だと思い、
寝てしまった。
次の日の夜も深夜2時に目が覚めてしまった。
また、あの音がした。
「今日もか・・・。」と思った。
が、その日は前日の様に寝付けなかった。
段々、怖くなってきてふとんに隠れた。
すると窓の音が止まり、
ほっとした瞬間。
ガチャッ・・・。
と鍵のかかっていた玄関のドアが、
突然、開いたのだった。
そして裸足の様な足音が
どんどん、私の方へ近付いてきた。
気が付くと、足音は止まった。
恐る恐るふとんから顔を出すと
そこには、髪の毛がつま先まである色白くて
ボロボロの服を着ている女性の霊が、
私を見て笑っていたのであった。
私は金縛りに遇い、動けなかったが
少しするとほどけてドタッと布団に
倒れていつの間にか、寝てしまった。
気が付くと朝だった。
あの女性は居なかった。
あの女性に私は見覚えが一切無いのだが。