探偵チームKZ事件ノート16

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664:美琴◆zc:2017/11/15(水) 16:52 ID:/xc

小説こーしん!!

〜吹奏楽部は知っている〜

ー次の日ー


昨日はホルンのあとトランペットの体験をした。
マウスピースの口を付ける部分はホルンと似てたんだけど、出した音の迫力に圧倒されてしまったんだ。
そのあとはフルート、クラリネット、オーボエ、バスクラリネット、パーカッションの体験をした。
木管楽器は音を出すの大変だったなぁ〜。

「立花、はよっ!」

教室に入って席についたら、砂原が声を掛けてきた。

「あ、おはよう!」

私も返す。

「昨日、部活体験何処行った?」
「吹奏楽部の方に行ったよ。」
「ふ〜ん。で、どうだった?」
「あのね、先輩が凄く優しくて、音も出たし、とっても楽しかったよ!あとね、凄いんだよ!
 沢山の楽器がこうズラーって並べてあってね、音楽室って日当たりいいから楽器がピカピカ光っててね!綺麗だったなぁ〜。」

...はっ!
つい語ってしまった。
砂原も驚いてる...。
うぅ、やっちゃった...。

「...すげえ語るな。実は熱いヤツ?ま、楽しかったのならよかったな!
 じゃあ、部活は吹奏楽部にするのか?」

う〜ん、さすがに決めるにはまだ早いかなぁ。

「えっとね、まだもう少し考えてみる。」
「そだな。日はまだあるんだし、ゆっくり決めなよ。」
「ん、そうする。」

そこで薫先生が入って来て私たちは会話を終えた。


ー放課後ー

今日は迷わずに、第一音楽室に直行した。
音楽室の前に着くと、昨日いた子や、新しく来た子がちらほらいた。
だんだんと人が集まってきたとき、何か視線を感じた。
後ろを見てみるけど、誰も私を見ていた感じはしなかった。
ぶるっと寒気が襲った。こっ怖い!

すると音楽室のドアが開き昨日と同じような紹介がされ、体験が始まった。
今日は最初にトロンボーンのところに行こうかな。

「あの、トロンボーンを体験したいんですけど…。」
「あーいらっしゃい!はい、座って〜。名前は?昨日も来た?」
「はい、立花彩です!昨日も来ました。」
「お、二回も来てくれてありがとう!じゃあ、音の出し方は分かるね?
 はい。これがトロンボーンのマウスピース。音出してみて。」
「は、はい。」

お、大きい...。
口につけると唇がほぼ収まってしまった。
慎重に息を入れると、昨日と同様に音が出せた。
よかったぁ...!

「スゴいスゴい、音出せたね〜!じゃあ、今度は楽器ね。」
「はい。」
「トロンボーンは、こうやって持つんだよ。」

先輩の持ち方を見よう見真似で持ってみる。

「そうそう!それでいいよ〜。じゃ、音出してみよっか。」
「はい。」
「じゃあ、ワン、ツー、さん、しで音出してね。英語と日本語が混ざってるのは気にしないでいいよ〜。
 はい、ワン、ツー、さん、し。」

カウントに合わせて息を入れた。

「そうそう!うまいうまい!それがチューニング音っていうトロンボーンの基本的な音です!」

そして、30秒くらい吹いた。

「あ、時間だね。じゃ交代してね。」
「はい、ありがとうございました!」

その後、チューバ、ユーフォニアム、アルトサックス、テナーサックス、コントラバスを体験した後、
今日は部活動の入部希望書が配られた。

「一年生の皆、この紙を家に持ち帰って親と相談して記入して、
 今週の金曜日に提出してね!」

そう、副部長の長谷川先輩が言っていた。
今日はママに相談しないとなぁ。

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今日はここまで〜


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