私がkzの小説を書くスレ

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1:北城舞香:2019/04/03(水) 13:30 ID:Eq2

こんにちは、リリアンです!
ここでは私の考えたkzの小説を書いていきます!
みなさんは、雑談&小説は書かないようにお願いいたします。(書くなら、私の立てたスレ「kzファン大集合!」でお願いします)
感想はじゃんじゃん書いてください。
いつものkzや現実社会との違い、誤字脱字あるかもしれませんがよろしくお願いします!

227:ぴいなっつ◆qA:2019/08/21(水) 16:02 ID:JL6

11 ひったくり

その後すぐチャイムがなり、KZ会議は散会になった。
今は、数学の時間。私の苦手な科目だから一文字も聞き漏らさないように必死に聞いていたんだ。
それはあと5分ほどで授業が終わるという時だった。
「KZだ!」
「若武だ!この前の試合かっこよかったよな」
「上杉がいるっ!私上杉好きなんだよね〜」
「え⁉まじ?私黒木」
「小塚もいるよ!」
「七鬼も!」
というコソコソとした声が聞こえて、廊下の方を見た。
何と!そこには若武たちが立っていた!
若武と私の目ががっちり合うと若武はウィンクをしてみせた。
教室内は騒然!!
「今、私にウィンクしたぁ!」
「違うよ!私だよ、絶対!」
「若武のウィンクとか最っ高!」
先生がなだめても、その歓喜は収まらなかった。
授業が終わった途端、教室にいたみんなは若武たちの元へ一直線!お祭りのように騒いでいた。
まだ授業をやっていたクラスの先生が
「静かにしろ!早く帰りなさい!」
と言ってようやく人もまばらになり、騒ぎも収集がついたようだった。
私が廊下に出た時、若武に軽く舌打ちされた。
「お前、おせーぞ。いつまで待たすんだよ」
私待ちだったの?
「俺らのクラス、先生が出張で早く授業が終わったんだ」
そうなの。
「一緒に帰ろうぜ」
は、はぁ……


とっても長くなりそうなので一旦切ります!

228:ぴいなっつ◆qA:2019/08/21(水) 16:32 ID:JL6

続き↓


私はkzのみんなと夜道を並んで歩いていた。
その時!
後ろから走るような足音が聞こえてきた。
そして、その足音の主は一番道路側を歩いていた若武に体当たり!
軸を失って倒れかけた若武を黒木君が抱きとめる。
「……テメェ」
そう言い放った足音の主は男の人の声だ。
男は若武の持っていた鞄に手を伸ばす。
取られる!って思った時には若武は体勢を立て直し、男の手をかわした。
すっかり空中に泳いだ男の手は上杉君に掴まれ、振り払われる。
ええ!どうしよう!何が起きてるの⁉
そう思った時、私の手首は小塚君に掴まれ、近くにあった角まで連れていかれた。
「ひとまず身を潜めよう」
小塚君の声に私は頷く。
しばらくはみんなの攻防戦が繰り広げられていた。
「警察、呼んだ方がいいのかな……?」
と思った時、
「君たち、ここで何をやっているんだ?」
という男性の声がした。
辺りを見渡すと、そこには男性のような姿があった。
若武たちと戦っていた男はその姿を捉えた途端、どこかへ走り去っていった。
男性の影はこちらへ向かって来て、やがて40代ほどの男性の形になる。
「何をしていたんだ?どう見ても遊びではないだろう。君たち、どこの誰だ」
うぅ!迫られてるっ!
私と小塚君がオドオドと見守っていると、黒木君が口を開く。
「僕たちは秀明ゼミナールとハイスペック精鋭ゼミナールに通う者です。ただ今、男の人にこいつの鞄がひったくられそうになって止めていたところなんです」
黒木君の説明に、男性は表情を緩める。
「そうか。僕は教師をやっていてな、うちの学校で最近金銭関係のものがなくなる事件が多く発生しているんだ。お金やポイントカードとかだな。だから、君たちも気をつけろよ。必要があれば僕から警察に連絡しておくが、」
「いいえ、大丈夫です。何も取られていません、警察にも僕たちが連絡しておきます」
黒木君が礼をすると、男性は片手を上げてこう言った。
「僕は、この付近の潮溜高校附属中学3年の学年主任、広尾だ。じゃあな、少年たち」
そう言い残すと、広尾と名乗った男は立ち去ってしまった。


11章終了です!

229:りんね◆c6:2019/08/21(水) 21:38 ID:vCw

>>222
こちらこそヨロシクね😊

230:ぴいなっつ◆qA:2019/08/22(木) 07:08 ID:JL6

12 ヤバイ情報って?

あの後、私と小塚君は若武たちと合流した。
「っていうか、あのひったくり野郎、許せないよな」
歩きながら若武が呟く。
「俺、あいつとっちめてえ!」
怖い!
「倍返ししてやる!」
ひい!
「だから黒木、あいつについて調べろ」
若武が黒木君の方を向いた時、黒木君は一つため息をついた。
「さっきの男については大体わかっているよ」
え!知り合いなの!
「みんなも知ってると思う」
私たちも知ってる⁉
「町田圭だ。潮溜高校附属中学3年」
ええ!
驚いたのは私だけではなかったみたいで、若武と忍が同時に大きな声を上げた。
「静かに!」
2人の口を、上杉君と翼が塞ぐ。
「つまりあいつがタバコ吸ってるやつらのリーダーってわけか」
「で、広尾が言っていた金銭がなくなる事件の犯人は町田たち?」
黒木君は「おそらくね」と言って頷く。
「そう言えば!」
私は思い出す。
「黒木君が言っていたヤバイ情報って何?」
私が聞くと黒木君は目を伏せる。
「今のことだよ。町田がこの付近でひったくりをしているっていうね」
わわ!
「しかも襲う人は自分より小さい子や高齢者が多い」
わわ!
「つまりチビの若武が狙われたっていうわけか」
上杉君が笑う。
「どうしてもひったくれない場合は相手をボコボコにしてるらしい」
わわわ!
「でもさぁ」
若武が空を仰いで呟く。
「町田はどうしてそこまでしてひったくりたいわけ?」
翼が口を開く。
「それは簡単でしょ。自分の持っているお小遣いじゃ、タバコを買えなくなったからだ。たぶん、貯金とかも使い切って手持ちがほぼ0円に等しくなったから」
そうかも!
「とにかく!各自、この事件についてわかることは調べるように。明日、休み時間に会議を開くつもり」


12章終了です!

231:ぴいなっつ◆qA:2019/08/22(木) 08:45 ID:JL6

>>33 にミスがありました。消えた記憶は知っているです。
「なら良かったら」→「なら良かった」
です!今更気づいてすみません!ほかに誤字脱字ありましたらご指摘お願いします。

232:ぴいなっつ◆qA:2019/08/24(土) 17:11 ID:JL6

13 もっとヤバイ情報

翌日の放課後。私は、ホームルームが終わった途端、翼に呼び止められた。
「アーヤ、若武からLINE来たんだけど、今日のKZ会議はなしだって」
ええ⁉なんでっ⁉
「黒木が町田を追跡してるみたいなんだけど、こないだよりもっとヤバイ情報が手に入るかもしれないんだって」
もっとヤバイ情報?
「で、黒木がいないと捜査進まないだろ?だから、集まっても意味ないから中止だって」
え……
そう思った時、翼に顔を覗き込まれる。
「アーヤ、悲しいの?」
ん、まあね。私はKZが生きがいだもんっ!
「悲しまないでよ、そんなに。俺も悲しくなっちゃう」
翼……
「じゃ、俺も悲しくなるな」
背後から声がして、驚いて振り向くとそこには忍がいた。
「ってかなんで二人して悲しんでんだ?」
忍が首をかしげる。
「秘密」
翼がそう言うと、忍があっさり言い放つ。
「へえ。お前らそういう関係だったの」
違うから!

早いけど、13章終了です!

233:すず 新しいスレたてました!:2019/08/30(金) 13:47 ID:feo

皆さんこんにちは、すずです!私も新しいスレたてました!
「探偵チームkzとeyesたちでコラボしてほしいねん!」て言うのをたてたので是非来てください!もちろんナッツも来るんだよ!
お願いします!!!

234:ぴいなっつ◆qA:2019/08/30(金) 13:51 ID:LGA

>>233 行ったよー‼

そして皆さん!ちょっと細かい設定を決めてるので、小説更新遅くてすみません‼(以前よりは早い方)
多分ID 違うと思いますがスレ主です!

235:ぴいなっつ ◆qA:2019/08/31(土) 21:50 ID:JL6

14 消えた薬品と町田の目的

私は翌日、秀明の休み時間になった途端、カフェテリアへ驀地!
みんなに会って、事件を解決するのが楽しみなんだ!
私の生きがいなの!
カフェテリアの重い扉を開けると、いつもの場所にはみんなが集まっていた。
私が一番最後だったんだ。
「遅れてごめんね」
と言って、私は席に着く。
「黒木からの報告だ」
若武に催促されると、黒木君は口を開く。
「まず、昨日のことから。昨日の放課後、町田が学校を出たのを見て追跡したんだ。普通に家に帰ったよ。それで30分ほど家にこもっていたと思ったら、突然自転車で家を出てったんだ。その後、どこに行ったと思う?」
さぁ……
「近くのドラッグストアだ。町田はドラッグストアで消毒液とマニュキュア落としを万引きして行った」
わわ!
「多分、買う金がなかったので万引きしたんだろう」
「でもさぁ、」と若武が口を挟む。
「男がマニュキュア落としなんて必要か?」
確かに。私は男性でマニュキュアしている人を見ないかも。
黒木君は「まあ、聞いてなよ」と言って、話の続きを始める。
「その後、町田はドラッグストアを出て薬局へ向かった」
そういえば、ドラッグストアと薬局って似てるようで違うんだよね……
「その薬局では何も盗らず、何も買わずに出てきた」
え!なんで⁉
「その後また違う薬局へ向かった。そこでも何も盗まず買わなかった」
どーしてっ⁉
「で、次に向かった薬局では何やら注文をしていた」
何を注文していたの⁉
「注文していたのは、硫酸だ」
硫酸っ⁉
その時、小塚君が口を開いた。
「硫酸って、薬局に必ず在庫があるとは限らないんだ。劇薬だから、注文しないと大体は入手できない。町田はきっと、急いでいて、硫酸の在庫のある薬局を探していたんだと思う。けれど、3件回ってなかったから諦めて注文したんじゃないかな?」
なるほど!
「それに、18歳未満は購入できないからお兄さんの身分証明書とハンコを持っていったんじゃないかなって思うんだけど……」
小塚君の説明に、黒木君が付け加える。
「あぁ、町田はお兄さんの身分証明書とハンコを持って行っていたよ」
やっぱり!


長〜いので一旦切ります!

236:ぴいなっつ ◆qA:2019/09/01(日) 10:55 ID:FxY

続き↓


「で、今日俺は広尾に接触した。そこで、町田について聞いたんだ。町田は成績も優秀、運動もできて優しい生徒だったらしい。しかし、」
しかし?
「少し前から広尾は町田たちが喫煙しているのを目撃していた。広尾からしては、我が校の優秀な生徒の名誉に傷をつけるわけには、と躊躇い、注意ができなかった。そんな中、町田が若武の鞄をひったくろうとしていたところを見て、他校の生徒を巻き込んでしまったと後悔し、昨日町田に喫煙のことやひったくりのこと、自分が見た全てを広尾は話したらしい。そしたら、町田はキレて喧嘩になったらしい。その場はどうにかなったものの、町田も広尾のことをかなり信頼していたから、仲が悪くなった。そして今日、潮溜中学で謎の事件が起きた」
ゴックン!
「理科準備室から、薬品が消えた」
わ!
「詳しく説明すると、今日の5時間目、中1のクラスが塩酸を使った実験をしようとしたところ、塩酸が跡形もなく消えていたんだ。それで理科準備室を調べたら、硝酸もなくなっていた」
わわ!
「でも、」と翼が口を開く。
「普通の理科準備室とかって鍵がかかってるものじゃないの?」
確かに!危ない薬品とかもいっぱいあるし!
「それが、潮溜中学の理科準備室の鍵は数ヶ月前から壊れていたんだ。でもこれは故意的なものじゃないよ。で、潮溜中学は生徒を信頼して次の長期休みまでは業者を呼ばないことにした。で、昨日の段階で教師が見たときはきちんと薬品はあった。けれど、今日の5時間目にはなかった。それで、今日理科室を使ったクラスを調べたんだ。今日理科室を使ったのはたった1クラス、中3のB組……町田がいるクラスだった。しかも4時間目だからその後すぐに人が来ることはない。それに加え町田は今日、日直で理科室の戸締りを任されていた。だから最後まで残り、誰にも見つからずに薬品を持ち出すことは可能だよ」
わわわ!
「俺の予想だと町田が塩酸と硝酸を持ち出した。そして昨日盗んだ消毒液とマニュキュア落とし、薬局で頼んだ硫酸で、」
そこまで言ったとき、上杉君突然叫んだ。
「TATPだ!!!」
その声はカフェテリア中に轟いた。
カフェテリアにいた塾生は「え……TATP?ヤバくない?」と理解している人もいたし、「何?そのTAナントカって?」とてんで分かっていない人もいた。私はもちろん後者の方!
でも私と若武を除くKZのみんなは前者のようだった。
「分かってない人が2人いるみたいだね、上杉先生。説明してあげて」
黒木君に促され、上杉君が口を開く。
「TATPって、一言で言えば爆弾だよ」
爆弾っ⁉
「過去にはTATPでテロが起こったこともある」
テロ⁉
「TATPの正式名称は過酸化アトセン。町田が昨日から今日にかけて入手したもので作ろうと思えば作ることも可能だ」
わわ!
「多分町田はTATPを作って何かを爆発させることが目的なんだ。だけど町田はまだ硫酸を持っていない。硫酸を持っていないうちに止めないと」
だね!


14章終了です!
絶対、町田の真似はしちゃダメだよ!!絶対!!だよ!!遊び半分でも町田の真似はしちゃダメ!!

237:ぴいなっつ◆qA:2019/09/01(日) 13:04 ID:xA2

>>226 にミスがありました。
費用が膨大で圭に私お小遣いは月……
というところの私はミスです‼
正しくは「渡す」です!
今さらすみません‼

238:ぴいなっつ◆qA 作者からのお知らせ:2019/10/14(月) 15:41 ID:exY

最近全然乗せてなくてすみません!
中間終わったら載せると思います!!


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