レス禁。
「 以後、お見知りおきを―― 」
☆
>>2 >>3 >>4
「 以後、お見知りおきを―― 」
☆
>>2 >>3 >>4
どこぞやの国には魔法少年少女なるものがいて、平和を壊す魔物達を討っているらしい。
その魔法少年少女達は、なんとか奇怪な殺人事件の犯人だろうととばっちりを喰らい国から追われているとか。
そんなわけないだろうと国の見解に首を捻る探偵は、事件の真相を探るべく調査に乗り込んで――
こんな重たいの也に出来ないでしょう
ふはいあー
「ただいま」
家に帰るなり、ベッドに鞄を預ける。そして、自分の身も預ける。
今日の朝野の笑みは何だったんだろう。いや、笑みにわたしは何を感じたんだろう。
顔がちょっときもかわいいうさぎのキャラの抱き枕をぎゅっと抱く。昨日洗濯して付いた洗剤の匂いに顔を埋める。いつもはしない、花の匂い。母さん、洗剤変えたのかな。
寝返りを打って、本棚の方をわけもなく見つめる。本と漫画が詰まった棚を、上段から順に眺めた。背表紙を目でなぞって、この話は何だっけ、と記憶を探る。
食っちゃ寝生活を送る探偵。日本を経済の方面から堕落させる話。落第点ばかりとる見習い魔女。紙で作ったロボットの友達。難病を抱えた女子高生と普通の男子高校生の淡い恋愛物語。
恋愛。
恋。
そこで、引っかかる。
かわいい笑顔。かわいい、とか男子は言われたら辛いかもしれないが、かわいい。好きなものを好きだと言って笑う目。何かを愛する瞳。
欲しい、なあ。
本棚に向かって呟く。
友達も居ないのに、恋、か。
恋なんてしたことないよ。これが恋かなんてわからない。ただ、少し前の言葉でいう「萌え」みたいなものかもしれない。いや、きっとそうだ。ほら、恋って、堕ちるものでしょうに。
自問自答。
虚しい。
虚しいにもほどがある。
ゆっくりと身体を起こし、抱き枕を壁に投げつけた。ごめんね、うさぎ。
はあ、と重々しい息をついて、わたしはいつとの鬼畜な課題に挑んでいく__。
28
さつまいもは豚以上に豚汁に不可欠であるというとある初秋の話
https://ha10.net/aaaa/1537183063.html
今日の朝は肌寒かった。むき出しの頬と腕を撫でる風が、体温を蝕むよう。いつもより早い時間帯だからなのか、昨夜降った雨のお陰なのか。予報士はなんと言っていただろう、とテレビの内容を思い出そうとするが、覚えていた内容というのは、昨日から先ほどまでテレビを見る余裕なんてなかった、ということ。ああ、と芋づる式に昨日のことが蘇って、風が吹く、撫でるように。それは慰めているからなのか、揶揄しているからなのか。あたしは体を小さく、小さく震わせた。夏はもう、終わりかもしれない。豚汁にいれるさつまいもを買わなくてはいけなかった。 / >>2
27
花火
https://ha10.net/aaaa/1535458554.html
「 俺と花火、どっちが綺麗? 」 「 花火 」 「 即答かよ 」
「 花火が綺麗だからあんたが綺麗に見えてるだけだろ 」
「 んん? てことは、結果的にお兄さんは綺麗なのかな 」
「 …あ、 」「 あ、じゃないわ 」
紅い花火を
俺とお前は頬に映したように / >>2
26
リンドウの花、シアン中毒の証
https://ha10.net/aaaa/1534224838.html
「 お友達の証だよ 」
鮮やか瞳なきみのに魅せられて
その瞳がいつか僕の手で潤むことを願って
この花を一輪、きみに
きみと一緒にいたい / >>2
25
シンコペーション
https://ha10.net/aaaa/1533715075.html
懐かしそうに遠くを見詰める相手
「 あなたと手を繋ないだだけで
世界は少し、変わったんです 」
その黒目勝ちな瞳から見える世界は もう
変わらないのだろうか、__
>>2
24
Je fais souvent des reves.
https://ha10.net/aaaa/1533031627.html
Un rêve que tu disparais.
*
いつもどこかでお前を見てて
夢の中でもこころが苦しい
あーあ、これで何年間だよ、ほんと
だんだん死にそうだよ、
お兄さんは、。
>>2
23
Knight Night
https://ha10.net/aaaa/1532426572.html
今夜こそは、今夜こそは
守りたいって思うのに
子ども扱いしやがって、。
ばーか、!!!!
>>2
22
「 よしなよ、勘違いは 」
https://ha10.net/aaaa/1530429922.html
「 そんなの君の妄想にすぎないんだぞ。誰がいつどこでそんなこと言ったんだい? ほら、Five Wsって言うだろ、。 それに君の言うことが全てだなんて誰が決めたんだって点も疑問だぞ ―― まあ とにかく、そのうち君は俺を見つけたことを後悔するんじゃないか、? 君の思うことなんてお見通しだよ、モブ 」 / >>2
21
「 みぃつけた、 」
https://ha10.net/test/read.cgi/aaaa/1524983393
「 ねーえ、結構探したんだよ? 僕から離れちゃだめって言ってるよね、僕と君は友達なんだから、。 まあでもやっちゃったことはしょうがないからさあ、―― どうなるか分かってるでしょ、? 」 / >>2-3
20
courage
https://ha10.net/aaaa/1522407918.html
き み を て ば な す ゆ う き は 、 / >>2
こ ま を て ば な す ゆ う き か ? / >>3
19
壜詰めのconfiture
https://ha10.net/aaaa/1518932510.html
" 保存可能 "
" 腐敗を遅らせる "
そんな言葉を見て買ってしまった
わたしはきっと、もう手遅れ
>>2-3
18
cappuccino
https://ha10.net/aaaa/1517988470.html
上っ面は真っ白なのに中身はとても苦かった
>>2 >>3
17
「 ねえねえ、ねえ そうだよね、 ね、 」
https://ha10.net/aaaa/1517358040.html
そう言い肩を小さな手で揺らして / >>1
不安そうに奥が揺れた少女の碧眼 / >>2
俯く僕が映り目を合わせられずに / >>3
16
憂鬱な、初夏の
https://ha10.net/aaaa/1516087593.html
翠雨 / >>2-3
15
dreamy
https://ha10.net/aaaa/1515058609.html
山桜を見たので夢を叶えようとしたけれど、未だ夢の中にいた
>>0002 >>0003
14
流れ星ウィンドチャイム
https://ha10.net/aaaa/1513238569.html
>>2 / しゃらら 魔法使いのきみがビーターを振る
>>3 / 明日も雪が降るのかな、って ちらりと思う
13
ああ、なんだっけ
https://ha10.net/aaaa/1511857246.html
そうだった そうそう
ほら 欲しがってたじゃん
あげるよ 毒林檎と鉛2g >>2-4
12
薄明翠玉
https://ha10.net/aaaa/1510965106.html
そっとしておいてよ 革命の分かれ目なんだから >>2-4
11
つれづれなるままに、
https://ha10.net/aaaa/1509692613.html
>>1 日くらし硯にむかひて、
>>2 心にうつりゆくよしなし事を、
>>3 そこはかとなく書きつくれば、
>>4 あやしうこそものぐるほしけれ。
10
甘ったるいちょこれーとはかぼちゃの中に、
https://ha10.net/aaaa/1507962179.html
きゃんでぃけーんもぴーかんぱいも後々ありますが
貴方に今秋最初の贈り物、さあさ好きなのどれでもどうぞ
* >>2-4
9
珈琲とがむしろっぷ
https://ha10.net/aaaa/1505653598.html
冷たくて苦い珈琲と 甘味料が混ざり合って
あの人を連想させるけれど
ああ あの人は紅茶派だったっけ
別に 上品な訳でもないのにさ
>>2-4
8
小さな星のすてっき へし折ったのは震える貴方
https://ha10.net/aaaa/1504147627.html
「 だって 魔法が使えたってさ 」
「 きみはきみだったんだよ それだけなんだ 」
ちーとてんしと あのこ
悲しそうな笑みを浮かべて
>>2-4
7
飛んで急降下
https://ha10.net/aaaa/1503907399.html
「 あー…なんもないんよ、ちぃと飛び降りてみてぇなぁ、って思っただけじゃけん 」
曖昧な笑み
雲の上
塔の下
>>2-4
6
静まった夜空は葡萄色
https://ha10.net/aaaa/1503229701.html
星さえ音も立てないで。>>2-4
5
あれもこれもそれもどれも夢の中
https://ha10.net/aaaa/1502589297.html
綿飴のような霞がかかる
>>2-4
4
「 もう。もう、【???】くんなんか信じられない 」
https://ha10.net/test/read.cgi/aaaa/1502099854
彼女は何時も赤い頬を、もっともっと赤くさせて林檎のようにしてそう言った。しゃくりあげている。ああ、怒っているんだ、彼女は。なぜそんなに彼女は涙を流しているのだろう。まったく分からなかった。分かっていたけれど、心が知らないふりをしていた。必死に。そうして事実と葛藤している間もも彼女は言葉と嗚咽をぽつりぽつりと吐き、僕は理不尽な感情だと何処かで思いつつも、脳内で線香花火がばちばちと音を立てていた。僕も林檎のようになって怒声をあげた。何の物音も部屋にはしなかった。ただ、間抜けに扇風機がぶいーんと音を立てて首を振っていた。扇風機にも意思があるのか、と一瞬思った。僕の声に怯んだ彼女をぎろりと睨んで、ばたんとドアを閉めた。続いて玄関のドアもがちゃんと。外に出た。一筋の雫が林檎の上を伝った。やがて、林檎の上にはばらばらと雨粒が落ちてきた。最悪な涙雨だった。最高に理不尽な雨だった。ただ灰色の世界の中に僕は突っ立っっていた。
>>2-4