高校生活

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1:某女子:2015/05/20(水) 20:28 ID:D7k

【ルール】
●感想、ここはこうしたほうが良くない?などはどんどんお申し付けください
●荒らし、中傷はお止めください。または無視してください
●この小説に関係する雑談は可。「▲▽って何歳ー?どこ住み?」など関係のない雑談は無しの方向で

2:某女子:2015/05/20(水) 20:51 ID:D7k

−−…なんだか、時々悲しくなるこの気持ちは何だろう。


「3組か〜…」
今日は入学式。まっさらな制服を身にまとい人をかきわけかきわけやっとたどり着いたクラス表を眺めてぽつりと呟いてみる。1年3組22席 中野麻耶−−あ、選択授業ちゃんと音楽になってる、良かった。芸術の選択授業、音楽・書道・美術の3つの中でなぜか音楽は毎年人気で店員オーバーしてしまうらしい。それでくじ引きで決めるらしいが運が良くあぶられなかったみたいだ、
−−さて、と他の人の邪魔にならぬようさっさと教室に入ってしまおっと



階段を1つのぼる、もう1つのぼる。普段は階段をのぼるときは何も考えずのぼるのだけど今日は特別。のぼるたびに緊張が増していく。
あぁ、どんなクラスだろう?友達できるかな?私の中学校から来てるの私だけだからなぁ。運良く同中の子と同じクラス!って展開絶対無いからなぁ。
そんなことを思っているとあっという間に着いてしまった…
ドアに貼ってある席の座り順を見て思わず「うわ…」と言ってしまった。
前−中居君、右−三ノ内君、後ろ−中原君、左−城野さん。
つまり、左の子以外全員男子。
−−最悪。この高校3分の2は女子なのに…。もちろん4人とも知らない子。まずは近い子から話しかけて友達になろうと思ってたのに!
はぁ…、とため息が出そうになるのを慌てて抑える。いけないいけない、ため息をつくと幸せが逃げてしまう。これ以上幸せが逃げるなんてたまったもんじゃないよ…。
まぁ、でも大丈夫だよね?普通に考えれば同中の子を同じクラスにするなんて考えにくいし!ドアあけて元気に挨拶してみよう。最初が肝心だよね!

いざ、ごくん、と喉をならしながらドアを開ける。教室に入ってるこれからのクラスメートの目線が一気にこちらにむく。
−−それを目の当たりにした途端、心臓が一気にドクンとはね
喉に何かがつまる感じがした



挨拶はできなかった。

3:某女子:2015/05/20(水) 21:00 ID:D7k

【登場人物】

中野麻耶(なかのまや)
百合ヶ丘高校1年3組22席
癖毛の黒髪を胸までのばしている。前髪はまゆ●みたいな
一言でいえば気分屋

百合ヶ丘高校 
麻耶の通っている高校。少子高齢化の影響で麻耶達が卒業すると同時に廃校することが決まっている。特に理由はないが女子生徒が多い。冬服はブレザーで夏服はセーラー


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