実体験の話を書いていこうと思います!!
温かく見守っていただければ嬉しいです。
感想.アドバイスなどあればお願いします!
悪口.荒らし.アンチは禁止です。
«気になる人»
うちの高校には放課後になると全校生徒が分担してする掃除の時間があった。
うちの掃除場所は保健室。
うちの教室は2階で保健室は1階。
1階に降りるときの階段の踊り場。
踊り場には、ホウキを持って階段掃除をする男の子がいた。
坊主で大人しそうな結構イケメンな男の子。
野球かな?でも、見たことないな。
うちは友達に人の顔をガン見しすぎって言われるくらい他人の顔をガン見してしまう癖があった。
それでよく揉めたりもするんだけどね…
うちが男の子をガン見すると男の子もうちのことを見てよく目が合ってた。
目が合うとちょっと胸が高鳴った。
でもすれ違って姿が見えなくなると男の子のことなんか頭からなくなるんだけどね。
ちょっと気になる男の子だった。
好きになることもなければ、好きになられることもない。
ましてや、付き合うことかんか絶対ない。
そんな感じ。
恋とか無縁だし。
うちには好きな先輩がいた。
初恋であり、初めての彼氏だった。
10月の終わり頃に告白されて付き合って1週間後に振られた。
振られた理由は、うちと先輩の恋を1番応援してくれていたと思っていた女の子。
女の子が先輩に色目を使って先輩を取った。
先輩は女の子に告白したけど振られてた。
お兄ちゃんみたいな存在だからって。
でも振ったあとでも電話したりはしてるみたいだった。
うちは先輩がまだ忘れられなかったから気持ちだけ伝えようと告白した。
先輩はやっぱりお前しかいないって付き合うことになった。
この時のうちは単純で騙されてたんだなってつくづく思う。
2週間で振られたし。
理由は進展がないから付き合う意味がない。
…進展ってなんなの。
さすがのうちも呆れて吹っ切れたよね。
今は新しい恋探してるかなって感じ。
…いい人現れないかなー。
«初めて»
2学期の終業式の日、うちは欠点課題におわれていた。
3教科も欠点取ってしまったから課題が大変すぎて…。
そんな時だった。
ピロロン...♪*゚
LINEの通知が鳴った。
1番仲のいいW花奈 ハナWからだった。
『今から遊べん??』
今から??!!
え、遊びたいけど課題が…。
『欠点課題やらないかんのよね』
『えー、お願いします!』
なんなの…。
未読にしとこ!
しばらくすると、
ヴーヴー!!!
電話の着信音が鳴った。
…花奈からだし!
「もしもしー」
「もしもし菜乃!お願い、来て!」
「なんなの!」
「あのね、花奈今ある男の子2人といるんだけど2人が菜乃を呼んでほしいって!」
…男の子って誰なの!
「えー、無理!」
「お願い、カラオケ奢るから!」
「いいよ、行く!」
カラオケおごってくれるなら行くしかない!
そしてうちは花奈に指定された集合場所へ向かった。
読ませてもらうね!
5:Naa.:2016/04/01(金) 03:19 ID:bh2
>>4
ありがとうございます😊💕
ゆっくり更新していきます!
よかったら感想とかいただけると嬉しいです(⑉• •⑉)♡
❥❥»»
「菜乃ー!」
「やっほ!」
うちは花奈達の所へ自転車で近づいた。
すると、男の子の1人が声をかけてきた。
「菜乃ちゃん??」
「うん」
「俺、健太!」
「はあい」
健太くんはいかにもチャラそう。
あんまり好かないかも。
「よし、行こ!」
「え、花奈どこ行くの??」
「無難に街でしょ」
「じゃあ行こ!」
そしてうち達は街へ向かった。
街ブラして、お店を見たりするとあっという間に時間は過ぎていた。
すると、W功太 コウタWくんが言った。
「やばい、用事」
「え、用事??」
「そう、ごめん」
頭を下げる功太くんに健太くんが問った。
「菜摘か??」
「…うん」
W菜摘 ナツミWと呼ばれる女の子はどうやら功太くんの元カノらしい。
「プリだけでも撮ろで」
「…1回だけなら」
「よし、花奈、菜乃ちゃんプリ撮ろ!」
そしてうちらは4人でプリを撮った。
「よし、じゃあ俺行くわ」
「おう!」
「ばいばい!」
功太くんが帰ってうちと花奈と健太くんになった。
「花奈、俺らどーする?」
「んー、なんする?」
「あ、カラオケ行こ!」
「カラオケ??!!」
「そそ、行こ!」
「え、菜乃いい?」
カラオケかぁー…。
まぁ、いいかな!
うちはコクリと頷いた。
「よし、行こ!」
そしてうちらはカラオケ店へ向かった。
❥❥»»
初めてのメンバーのカラオケ。
「健太がー!」
「花奈やろ!!!」
…花奈と健太くんは2人で楽しそうにイチャついていた。
うちは遠慮して2人と距離を取って座っていた。
うちの歌う番を待っていると急に眠気が襲ってきた。
…やばい、寝る。
それから意識は遠のいていった。
✲*゚✲*゚✲*゚
「……ちゃん!!!」
「…の!!!」
…ん…。
なに??
「菜乃ちゃーーーん!」
「…っ!」
健太くんの大声で目が覚めた。
「起きた!」
「…うるさ…」
「はい、ポッキー!」
「…なにしてんの」
「ポッキーゲームしよ!」
「…は?おちょくんなっての」
うちは寝起きがすごい悪い。
健太くんは相当ビックリしていた。
「菜乃は寝起き悪いから仕方ないよ」
「菜乃ちゃん怖いから…」
iPhoneを開くともうすぐ19時。
「よし、花奈、菜乃ちゃんそろそろ出よ」
「そだね、菜乃行こ」
うちらはカラオケ店をあとにした。
そして自転車を置いている所へ歩いていた。
「ねぇ、菜乃」
「ん?」
「健太ってさ、横顔イケメンよね?」
「…えー、うちは真正面が好き」
…しょーみ、健太くん鼻低いし横顔はダメ。
真正面だとかなりのイケメンだけど。
鼻が残念かなー。
「菜乃ちゃん、ありがとう!」
「え?」
「真正面が好きとか嬉しすぎ!」
「あぁ、うん」
そしてうちらは自転車に乗り解散した。
「花奈、菜乃ちゃんまたね!」
「健太ばいばーい!」
>>5はい!
そーいえば菜乃、課題…
寝起きやばっ?!
>>8
課題はなんとか終わったです笑
そうなんですよ笑
寝起きやばいです笑
❥❥»»
家に帰ると健太くんと功太くんに追加されていた。
『健太です!』
『はあい』
『菜乃って呼び捨てしていい?』
『うん』
『健太って呼んで!』
『はあい』
健太とのLINEはなんか軽い感じ。
…チャラいんだろうな。
『功太です、呼び捨てでいいよ』
『はあい』
『よろしく』
功太とのLINEはなんか…話しにくいっていうか…。
そんなことを考えていた時だった。
ピロロン...♪*゚
LINEの通知が鳴った。
『部活終わった!』
相手はW凛斗 リントWくん。
他校のイケメン。
Twitterフォローされて、DMで絡んでLINEを聞かれた。
凛斗くんは自分から女の子に絡むことはよっぽどじゃなきゃないって聞いてて、すごい嬉しかった。
…だってイケメンでサッカーうまいもん。
『お疲れ様!』
『ありがと!』
『いーえ!』
『菜乃ちゃんって好きな人いるん?』
…好きな人…。
一瞬、ある男の子が浮かんで消えた。
階段掃除の男の子。
『いてないかなー…。凛斗くんは?』
『俺は気になる人ならおるいてるよ!』
『そうなんや!』
恋か…
先輩のことがあってから人信じるの怖いし、恋なんかしたくないって思うようになったな。
先輩が初恋なのに。
初めての恋があんなだなんて結構くるよね。
もう、当分恋はいいって思ってた。
❥❥»»
ピロロン...♪*゚
LINEの通知で目が覚めた。
…朝から誰??
花奈からの通知だった。
『菜乃ー!おきて!』
『なに?』
『今日遊ぼーよ!』
え、今日学校だし。
欠点課題提出しに行かなきゃいけないんだし!
『無理』
『なんで?』
『学校』
ヴーヴー
「もしもし」
「学校何時まで?」
「知らない提出して帰るだけ」
「じゃあ迎え行くから!」
「は?」
「校門のとこで待っとく」
「え、うちの学校の場所知ってんの?」
「Googleマップがあるじゃん♪」
…ばかだこいつ。
✲*゚✲*゚✲*゚
学校に課題を提出して校門へ向かうと言ってた通りに花奈が待っていた。
「菜乃ー!」
「花奈…なんで?」
花奈と一緒に健太と功太もいた。
「菜乃、課題どーだった??」
「出してきた」
「よし、行こ!」
「まってうちチャリない」
「あ、電車で来たんか」
「そそ、花奈乗せて」
「しゃーないなー」
花奈の荷台に乗ろうとした時だった。
「菜乃!!俺が乗せたる!!!」
「…は?」
「いいよ!」
「…花奈で…」
すると花奈が言った。
「そーや、健太に乗せてもらいや!」
「乗って!」
うちは渋々健太の後ろに乗った。
そして、近くにある大きなショッピングモールへ向かった。
❥❥»»
「かわいすぎんの!」
「かわいい!」
ペットショップで健太と花奈が騒いでいた。
うちは椅子に座ってiPhoneをいじっていた。
「菜乃ちゃん」
「…ん?」
功太が声をかけてきて功太の方を見る。
「やっぱり俺っておかしいかな?」
「なにが?」
「元カノの家に行ったりしてさ」
「あ…確かに別れたのに元カノの家行ってみたりはおかしいかな」
功太は一瞬下を向くと言った。
「やっぱりそうよね」
「…でもさ、好きならいいんじゃないかな?」
「…え?」
「好きなら仕方ないじゃん!うち応援してる、頑張れ!!」
「菜乃ちゃん…おう!」
✲*゚✲*゚✲*゚
「花奈ーなにするー?」
「んー…」
「あ、プリ撮ろで!」
「健太プリ好きやなぁ」
「行こで!」
そして1階にあるゲームセンターへ向かった。
3...2...1..パシャ
プリを撮り終わると功太が言った。
「やべ、もうこんな時間!」
「は?」
「俺5時には帰らなあかん!」
「はやない?」
「バイト!」
「あね!!!」
と言うことで帰ることにした。
また二ケツで帰る。
とりあえず、街まで乗せてもらった。
「今日はありがと」
「おう!」
またLINEすると会話を交わしてから解散した。
帰りは花奈が二ケツしてくれた。
「ねぇ花奈」
「んー?」
「うちさー、健太気になるかも」
「凛斗くんは?」
「…分かんない。」
「しょーみ、先輩のことまだ忘れてないっしょ?」
…う、図星です。
「まぁ、菜乃が決めることやな」
「うん…」
「なんかあったら言って!なんでも聞くけん!」
「ありがとう!」
❥❥»»
ピロロン...♪*゚
健太からのLINE。
『おはよ!』
『おはよ』
『ねね、菜乃って好きな人いてるん?』
『好きな人??』
『そそ!』
『分かんない笑"』
『そっかー笑』
…好きな人って言われて浮かぶのって凛斗くん。
でもうっすらと階段の男の子。
『恋したいよね笑"』
『うん笑俺はしてるかな』
『そーなん?笑"』
『そぉ!』
『へぇ。』
少しして健太からLINE電話がかかってきた。
「菜乃?」
「はあい」
「あのさ、話ある」
「んー??」
少しの沈黙。
「俺と付き合ってほしい。」
「…え」
「好き」
…健太がうちをすき?
「…」
「…あ…付き合ってくれる?」
「うん」
うちはとっさに答えていた。
「まじ??!!やばい、くそ嬉しい!!」
「あ、あの…」
「ごめん、またかけ直す!」
タラランッ...♪*゚
LINE電話の切れる音と共にうちはベットへ飛び込んだ。
…どうしよう。
OKしちゃった。
うち、健太のこと好きになれるのかな?
ちゃんと愛せるのかな?
どうなるのかな??
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