絶対に叶わない思い〜私の初恋〜

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1:もか◆CQ:2016/05/28(土) 17:47 ID:JSE

新しく小説始めました!
掛け持ちなんで大変ですが頑張ります。

2:もか◆CQ:2016/05/28(土) 18:14 ID:JSE

登場人物

福島 実咲(フクシマ ミサキ)
引っ込み思案な性格。家族に違和感を抱いている。
スマホを持っている。保健委員会委員長。あだ名は『ミサ』。12歳。

廣田 麻央(ヒロタ マオ)
オシャレに熱い少女。少し性格がきつめ。
7人という大家族の長女。フラワー委員会委員長。あだ名は『マオ』。12歳。

下島 来葉(シモジマ クルハ)
オシャレに磨きをかけている少女。頭がいい。
2歳下の妹がいる。児童会会長。あだ名は『クル』。12歳。

内藤 翔(ナイトウ カケル)
超・モテ男子。優しい。来葉の事が好き。
運動委員会委員長。みんなから『カケル』と呼ばれている。12歳。

仲田 苺(ナカタ イチゴ)
麻央と来葉の親友。周りに合わせる派。
ピアノが得意。音楽委員会委員長。あだ名は『イッちゃん』。12歳。

瑞谷 恋心(ミズタニ ココ)
翔と両思いだと思っている。超・ぶりっ子。しかし根はしっかり者。
放送委員会委員長。友達が少ない。12歳。

朝倉 檸檬(アサクラ レモン)
恋心の友達。苺とは同じ果物の名前という理由で団結している。
あだ名は『レモ』。福祉委員会委員長。12歳。


これぐらいです。

3:かき氷◆j6:2016/05/28(土) 18:52 ID:mHI

おおー!新しいのだ!みるみる!楽しみにしてるね!

4:もか◆CQ:2016/05/29(日) 08:21 ID:/t6

小説始め〜(ほぼ実咲目線です)

朝。
私はアラームの音で目を覚ます。
布団からゆっくりと身を起こし、まだ寝ている弟の健斗に
目をやった。
そのまま、あくびをしながらリビングダイニングへ向かう。
食卓テーブルを見ると、いつもと同じように作り置きの朝ごはんが
おいてある。
5年前、両親が離婚してから、母さんは雑誌の編集社に再就職した。
帰りはいつも7時頃。
朝ごはんは作り置きだからいいんだけど、夕飯は私がつくらなければ
ならない。
学校から帰ってきてからやることは、まだまだある。
掃除、洗濯、アイロンがけ、布団しき。
それから宿題なんだから、多分主婦より忙しいんじゃないのかな。
私は自分の思ったことにクスッと笑いながら、洗面所に向かった。
まず、顔を洗った。
次に、ボサボサの髪の毛をくしで丁寧にとかし、前髪をヘアピンでとめた。
私、髪の毛は耳にかけない。
なんか…私には似合わない気がするんだ。
これで、朝の身支度は整った。
あとはご飯のあとに歯磨きするだけ。
と、そこでようやく健斗が寝ぼけた顔で起きてきた。

5:もか◆CQ:2016/05/29(日) 14:08 ID:/t6







「ふぁぁぁ〜」
健斗が1年生と思えないようなマヌケなあくびをした。
私の家族って、ちょっと変なんだよね。
健斗はマヌケで鈍感だし、母さんはそんな健斗をすごく
甘やかしてるし。

6:もか◆CQ:2016/05/29(日) 14:28 ID:/t6

あっ!途中で書き込む押しちゃった!
という事で続きから〜

新しい登場人物
月本 彩香(ツキモト サヤカ)
実咲達の登校班に来た転校生。10歳。

下島 夕葉(シモジマ ユウハ)
来葉の妹。来葉と正反対な性格。あだ名は『ユウ』。10歳。

廣田 梨央(ヒロタ リオ)
麻央の妹。あだ名は『リオ』。10歳。

私はそう思いながら、ランドセルの準備をした。
帽子、リーダー旗、水筒。
ついでに、健斗の分も用意しておいた。
それから、朝ごはんを食べた。
そして、集合場所に行く時間になった。
「ほら、健斗行くよ。」
私は健斗を連れて部屋を出た。
ポケットから鍵を出し、閉める。
そして、マンションの階段をおりていった。
集合場所までは、歩いて5分ぐらい。
あれこれ考えていると、集合場所についた。
私が集合場所の公園に足を踏み入れると、この頃仲良くなった
マオとクルが来た。
「おっはー!ミサ、今日の靴下かわいー。どこで買ったの?」
早速、マオが言った。
クルも興味津々で私の足元を見ている。
全く、マオ達と来たらオシャレがどれだけ好きなのだろう。
すぐに問い詰めるのだ。

7:もか◆CQ なんかこの小説いじめに関係しちゃうかも…:2016/05/29(日) 14:51 ID:/t6

私が答えようとした時だった。
一人の少女が公園に入ってくると同時に、マオが話を切り替えた。
「ねえねえ、あの子でしょ、月本彩香って子。梨央が言ってたんだけど、
すっごい頭いいんだって。しかも男子にモテてるらしいよ。まあ、女子
からは嫉妬されてるらしいけどね。友達も少ないって。ヤバくない?」
正直私はヤバくないと思った。
だって、人の性格に寄るものでしょ、それって。
だから嫉妬されてるっておかしい。
でも、マオには言い返せないから、黙っておいた。
すると、クルが言った。
「あ、それユウも言ってた。」
「へえー、有名な話なんだ。」
マオがそう言い、彩香に目をやった。
「相当な嫌われ者って事〜。」
そして、妹のリオの方を見た。
「ほら、梨央とユウちゃんも言ってるよ。」
マオが指差した方向には、確かにリオとユウがヒソヒソと話していた。
時々、彩香の方を見る目と、笑い方を踏まえて、悪口を言っているらしい。
「梨央、ユウちゃん、ちょっと来て〜!」
マオが呼んだ。

8:もか◆CQ 初恋したいな〜:2016/05/29(日) 16:55 ID:/t6

「なに?」
リオとユウが、走ってきた。
「あのさ、月本彩香って子、嫌われ者なんでしょ。詳しく教えてよ。」
マオが言った。
リオとユウはためらいがちに、顔を見合わせ目と目で話す。
「あの…ね、悪口言った事誰にも言っちゃいけないよ。彩香は勉強も
運動も得意で、みんな憧れてたんだ。だけどすごいことはそれだけ
じゃなくて、モテるんだよ。それで、すっごい男好き。キモいよね。」
ユウがそう言い、リオと顔を見合わせる。
いかにも、「キモいよね。」「だよねー。」と言っているように見える。
私は彩香の方を見た。
確かにすごくかわいい。
おさげにしている、茶色の髪の毛。
ぱっちりとした目。
長いまつげ。
すらりとした体型。
誰もが憧れるような子だった。

9:もか◆CQ (;`・ω・)つdice3:2016/05/29(日) 17:03 ID:/t6

でも、かわいそうだな。
そんな理由で嫌われ者になるなんて。
「ねえ、そこの女子。時間だよ。リーダーのくせになにやってんだよ。」
一つ下の男子が呼びかけた。
マオは、リーダー旗で男子の頭をポカッと叩いた。
「いってー!マオ、最低だな。」
マオは薄笑いを浮かべる。
「年上に逆らうなって言ってんの。」
男子はマオをキイーッとにらんだ。
思わずクルが止めに入る。
「ちょっと二人とも。やめてよ。」
クルの言葉に男子は
「あ、はいっ!来葉さん。」
と言って、自分の場所に戻って行った。
私は、クルと笑いあった。
クルはモテる。
だから、クルの言うことは、誰だって応じる。

10:もか◆CQ 小説更新!:2016/05/29(日) 19:19 ID:/t6

学校に着いて、私とマオとクルはクラスに向かった。
「おっはよぅ!マオちゃん、クルちゃん、ミサちゃん!」
両手をグーの形にしてあごにつけるという、ぶりっ子定番スタイルをしながら、
恋心ちゃんが話しかけてきた。
「お、おはよう…」
私たちは、12歳と思えないようなぶりっ子さに、あきれながら自分達の席に
向かった。
「ヤッホー!ミサ、クル、マオ!」
クルとマオの親友の、イッちゃんこと仲田苺が走ってきた。
「いま、恋心と喋ってたよね。やめなよ、あんなやつに付き合うの。相当な
勘違い女だよ。カケルと両思いだと思ってるんだもん。」
イッちゃんがカケルに話しかけている恋心をにらんだ。
「あーっ、こんなとこにいたんですか!イッちゃん、探したじゃないですか!」

11:かき氷◆j6:2016/05/30(月) 17:40 ID:mHI

ぶりっ子私もきらいー笑

12:もか◆CQ:2016/06/01(水) 18:18 ID:g8M

だねー!

13:ゆい 初めての小説!!:2016/06/01(水) 18:20 ID:MwE

もかちゃん!ファイト!小説書くの、ガンバレ!

14:もか◆CQ:2016/06/02(木) 16:21 ID:g8M

ありがとうー!

15:もか◆CQ:2016/06/02(木) 16:41 ID:FKs

声のした方を見ると、朝倉檸檬ことレモがいた。
「あっ、レモ!!ゴメン、でも…レモが話聞いたら怒るかなって思って。」
そうだ、レモは恋心と友達なのだ。
いま、イッちゃんが話していたのは、恋心の悪口。
レモには聞かせたくなかったんだよね。
「…恋心ちゃんの事、ですか?」
レモがうつむいたま話す。
イッちゃんはばつが悪そうに、口を開いた。
「うん…ゴメンね。レモが恋心と友達なのは知ってるけど、やっぱり恋心は…」
レモはにこっと笑った。
「いいんですよ。人がどう思うかは自由ですから。私は恋心ちゃんをしっかり
している人と知っているんです。だから私は恋心ちゃんと友達なんです。」

16:もか◆CQ:2016/06/04(土) 10:41 ID:FKs

私は、レモの言うことに納得できた。
レモは、恋心の事を誰よりも知っている。
だから、友達でいられるんだよね。
それって、すごいことだ。
私も、マオやクルの本当の姿を知れば、好きになれるのかな。
その時、チャイムがなった。
みんな、自分の椅子に慌てて座った。
私は、マオの斜め前。
マオの斜め後ろがクル。
だから、クルとはほとんど話さない。
っていうか、話させてくれない。
マオに、ね。
マオは、クルを自分の物にしている。
だから、クルと私を近づけないのだ。
もちろん、私はマオより頭が良くて、みんなから信頼されている、
クルと仲のよい方が嬉しかった。
でも、マオはそうさせてくれない。
「…実咲、福島実咲!いるのか。」

17:もか◆hk:2016/06/16(木) 16:38 ID:wfI

え…
あ、呼ばれてたんだ、気付かなかった。
「…はい。すいません。」
そう言うと、クラスがザワザワッとなる。
私は嫌われ者だからね…、ある意味で。
マオとクルとイッちゃんも目と目で話している。
「ヤバいよね」「恥ずいわー」「はははは」
忍び笑いまで聞こえる。
もうっ…やだ。

18:もか◆hk:2016/06/28(火) 16:49

もういい、学校なんてやめてやる。
私はそう決心した。
誰にだって間違いはあるのに、どうしてあそこまで笑うのか。
みんな、私の事を、どう思っているのか。
答は出ていた、そう私は思った、カケルの顔を見るまでは。
クルの隣に座っているカケルは、私を心配そうな顔で見ていたのだ。

19:もか◆hk:2016/08/26(金) 11:37

お久しぶりのもかです。
しばらく来れなくてすいません!(←誰もおまえの小説期待してねーよ)
で、いまから復活させていきたいと思います、はい!
では、スタート

な、に。
あの目。
私は見とれながら考えていたことに気づき、慌て目を逸らす。
なんか……、心に突き刺さるような目だった。
私の心の奥を見透かすような。
あ、ダメダメ、集中しなきゃ。
こんなこと考えている場合じゃない。
そう、私は学校をやめるんだから。
もう、今日で最後なんだから。
一生、学校なんて来てやらないんだから。
マオともクルともイっちゃんともレモとも恋心ちゃんとも
話さない。
決めた事、なんだから。
後で後悔しないでよ。

20:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/08/29(月) 11:11

でも………、カケルが。
カケルがいる。
カケルだったら、私をこの状態から救ってくれるかもしれない。
カケルがいるなら、学校に行けるかもしれない。
そう考えたら、気分が明るくなった。
カケルがいる!
カケルがいるから私は頑張れる!
それは、すごくいい響きだった。
小学校最終学年、やっと友達ができたと思っていた。
それで私はアガッてしまったのもしれない。
それで、やっぱり裏切られた。
でも、カケルがいる。
カケルがいるんだ、私には。
あ…………、もしかしてこれって、『恋』?
私は、カケルに恋してるの?

切ります

21:もか◆hk:2016/08/29(月) 11:12

>>20
名前間違えました、もかです!

22:もか◆hk 学校始まった〜:2016/08/30(火) 15:17

そんっな、訳ないよね。
私が恋をするなんて、そんな訳ないじゃん。
そう言い聞かせたけれど、やっぱり納得が行かなかった。
そう。
そうだ。
私はカケルが好きなんだ……。   
私は一人で赤くなってしまった。
うわぁ………。
恋ってこんな感じなんだ。
でも、ねぇ。
きっと片思いで終わる。
カケルを好きな子はいっぱいいる。
その中にはマオクルもいる。
レモやイっちゃん、恋心も。
たぶん、叶わないな、私は。

23:初:2016/08/30(火) 17:08

>>22
面白いです!
美咲ちゃんの気持ちが詳しくかけていていいと思います!


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