恵まれていない私が.......大嫌い。☆小説書きますっ☆

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1:なつき (;`・ω・)つdice3:2016/06/25(土) 10:04

******************


ベットの中で涙を流しまるくうずくまる。

なんでそんなこというの...分かっているよ。自分がブスでバカなことくらい。分かってる。分かっているから.........そんなこと言わないで..........

今でも消えない、兄の声。母の声。友達の声。

胸がしめつけられて、苦しくて息をするのがやっとで。

雪「誰か.............助けて。」

雪は布団の中で小さくつぶやいた。
誰も助ける人などいないのに.......。

******************

2:なつき ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/06/25(土) 10:10

上のような感じで書きます。

*****登場人物**********

主人公は月宮 雪(ツキミヤ ユキ)
恵まれていない自分が大嫌いな中1。

兄は兄。中3

母は母さん。

友達は如月 梨琉(キサラギ リル)
雪と仲がいい友達。可愛くて優しい優等生

くらいかなーー!また登場するなら書くね!

3:なつき (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/25(土) 10:27

*******************


昨日のことを思い出す。何も変わらないのに、泣いて、助けてと言って、変わらないのに変わりたいという自分が嫌だ。嫌で嫌で死にたいくらい。でも、死ぬともうここに来ることは出来ない。苦しさはなくなるけど、友達と会えない........。
そう思いながら歩いていると

梨「あ!雪ぃーーーー!見っけぇ!」

友達の梨琉が手をふって近づいてくる。
梨琉はクラスの人気者。明るくて優しくてとても賢い、学級委員。
私の苦しさを分かってくれないみんなの中の1人だ。 気づかれないようにしている、こんな気持ち誰にも気づかれたくない。
だから猫をかぶって、にこっと笑い

雪「おはよう!」

という。

梨「おっはよぉー!でさ、今日プールじゃん!楽しみ〜〜!」

雪「私は......嫌だなープール嫌いだもん。」

梨「なんで!?あ、でも水着がいやだよね。お肉がはみ出ちゃう。」

梨琉がお腹をさわりながら言う。
ぐさっと私の胸にささる言葉。

雪「........梨琉、スタイルいいじゃん。」

梨「そんなことないよっ!体重がこないだ増えたもん!っていうか雪もスタイルいいじゃんーー!」

やめて。お世辞って分かるからそんなこと言わないで。お願い。やめて、嫌い。お世辞なんて大嫌い。スタイルいいわけない。こんなバカで太っている私がスタイルいいはずない。....そう思っていうのに声には出さない。

雪「.........なわけないよ!」

笑いながら言ってみたけど心はもうぐちゃぐちゃだった。さりげないことでも私は傷つく。自分が本当に嫌になる。

雪「.........私は自分が........大嫌い。」

誰にも聞こえないような小さい声で言う。
苦しさなんか消えないのに。痛みなんか消えないのに。


雪の言葉を聞き取った人は誰もいなかった。


*******************

4:おちびまる ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/25(土) 10:38

ナッツ、やるねー

5:竜皇サチ リュウ:2016/06/25(土) 11:05

超自虐的な子だな。よくかけるなー。すげーわほんとに(>v<)
リュウはこの本の梨琉すげー苦手なタイプだな

6:ナッツ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/25(土) 19:26

ま、雪=あたし
だからね。自分のことだとよくかけるよ笑笑

7:ナッツ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2016/06/25(土) 19:27

梨琉うざいっ!
さりげなくぐさっと差してくるやつ。笑

8:ナッツ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/06/25(土) 20:37

な、ナッツにしてしまったー!
ナッツ→なつき
です!笑笑

9:ナッツ なつきです。:2016/06/26(日) 20:32


*******************


あぁ。チャイムがなった。
やっと地獄のプールの時間が終わった.......。
タオルをとって、私は更衣室へと行く。
更衣室のドアの向こうから友達........いや、クラスの女子の声がする。

「「梨琉すごぉーーーいっ!100メートル泳げたんだって!」」

梨「そんなことないよっ!たまたまだって」

「「いや、すごいよー!50メートルは普通だけど100メートルは!すごいよっ!」」

ぐさっ。
50メートルは普通。私は........25メートルがやっとだ。普通って何。
私は普通以下。バカ。
そう思いながら更衣室のドアを開ける。

雪「あぁーー。疲れたぁーーー。」

テンションを上げてにこっと笑いながら言う。

「「あ、雪。」」

みんなの反応が薄かった。いつもなら
「「雪ぃーーー!私もやばかったぁー」」
って言ってくれるのに、私、何かした?

雪「ん?どうしたの?」

「「え、いや、な、何も。」」

雪「怪しいぃーーー」

「「.........................。」」

なぜかみんながだまって睨みつけるような目で私を見てきた。
え?
何も......してないよ?何で睨むの?

雪「ど、どうしたの?」

「「......................。」」

それ以上聞いてもみんなは話してくれなかった。無視をしているように見える。
その中で微かに笑っているような人を見つけた。
目はみんなのように鋭かったが。なぜか笑っていた。まるで

「ざまあみろ。バカ。」

とでもいうように。

その人は。


その人の名前は。



*******************

10:リュウ:2016/06/26(日) 20:52

梨琉だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!絶対梨琉だ。
いいところで切られた(。。)
みんなこわいよー、なんかこの学校の子こわいいよー

11:おちびまる ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/26(日) 21:06

みんなこわいよー、なんかこの学校の子
こわいよー

↑見たことがある文章

12:雪菜:2016/06/27(月) 16:31

雪菜です。こんにちは。
この小説を見ました。すごく現実的というかありそうな話ですね!全部読みました。私は雪菜というのですが主人公の雪と似ているなと思いつつ・・・・・。(名前も)
私もリュウさんやおちびまるさんと同じで梨琉が好きではありません。クラスに似ている人がいるのですがちょっとうざいです。

入っていいでしょうか?
すごくこの小説が好きです。自分と同じだなーと思いながら読んでいます。続き楽しみにしています。

13:雪菜:2016/06/27(月) 16:32

あと、なつきさんやおちびまるさんのようにサイコロはどうやってやるのですか?
しつこくてごめんなさい。教えてください。

14:リュウ:2016/06/27(月) 19:08

雪菜さんはじめまして。リュウのことはリュウって呼んでくださいな。

ナッツの本は本当に面白いですよね。いやらしいところで切るから続きが気になりますしw

15:雪菜:2016/06/27(月) 20:45

リュウって呼ばせてもらいます。
私のことは雪菜でいいです!
よろしくお願いします。

なつきさんの小説すごくいいですよね!自分では全然書けないのでww その人は誰なのかなーのワクワクします。梨琉っぽいですよね。

16:ナッツ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/27(月) 20:59

雪菜さんっ!
入ってくださいねっ!
アタシの小説好きって言ってくれてありがとう!!!
とても嬉しいです!マジで嬉しいです!
やっぱり100スレとかを気にするんじゃなくて感想を気にしますねー笑笑
ありがとうっっ!

気に入ってくれて何よりです笑笑
梨琉みんな苦手なんだ笑
アタシ的には憧れかなーっと思ったけど.....
続き楽しみにしといてねー笑笑笑

また明日か明後日には小説更新するから雪菜さんも見てね!
もちろんチビとリュウも笑笑


あ、サイコロのやり方は

メモのところに#diceって打つっ!

#✖
#⭕

だよ!

17:おちびまる (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/06/28(火) 16:28

雪菜ー「さん」付けなくていいよ!
後、タメOK?

18:雪菜:2016/06/28(火) 18:52

おちびまるでいいですか?私のことは雪菜でいいです。なつきさんも雪菜でいいですよ!

19:ナッツ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/28(火) 19:41

あたしのことはナッツかなつきでいいよっ!

雪菜って呼ぶね〜!

んじゃ、小説かくぜっ☆

20:竜皇サチ リュウ:2016/06/28(火) 19:52

更新まだかな更新まだかな〜♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

21:ナッツ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/06/28(火) 19:55

*******************

その人は

その人の名前は


雪「梨琉.......?」

如月梨琉、だった。

梨琉は私を睨んでいた目をふっと閉じ、
再び開けた。
その目はさっきとは違い、優しく微笑んでいた。そして

梨「ん?何?」

という。
え、さっきのは何?
睨んでいたんじゃなかったの?
こっちが質問したいくらいだった。でも

雪「え、あ、ううん!?何でもないよ、急に黙ったからどうしたのかなーって!」

また嘘をつく。自分が傷つくだけ。相手は何もわからないから...........。

梨「いやぁー虫がついていたからさ。びっくりしたんだー!ねぇー?みんな。」

「「え、そそそ、そうだよ、虫が!」」

と梨琉の言ったことに対してみんな口を揃えていう。
私は分かっていた。
梨琉の言うことには誰でも従う。
リーダーだから。優等生だから。

雪「そっか。」

小さなため息をついて私は言った。

梨「てか雪、着替えるのはやくないっ?」

みんながだまっている間、私は下を向きながらいそいで着替えていたから。
........はやくこの場から離れたい。
そういう思いで。

雪「えー?あ、そうかなー?まぁ私、先に行っておくねーっ!」

誤魔化しつつも私は更衣室を後にした。

更衣室と私の教室では長い廊下で繋がっている。休み時間もとっくに終わったからすごく静かだ。

雪「はぁ。」

何回目か分からないため息。

雪「どうして.......私は恵まれていないの....?みんなキラキラしているの?私だけ.......。」

1人だとつい、独り言を言ってしまう。誰もいないと思っているから。

でも


ある人は



雪の言葉を




聞いていたのだった。




*******************

22:ナッツ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/06/28(火) 20:02

*******************



その人が聞いていると知らないまま雪は歩いていく。
いつも女子たちと行く道がすごく長く感じる。でも

雪「ついた。」

長く感じるわりにはすぐにつく。
感じるだけなのかな

外から男子たちの大きい声が聞こえた。

「「ちょ!誰だよ!お前知ってるか?!」」

「「雪、だぜっ!」」

私の名前も。

「「かっこいいのかっ!?男子か?!」」

私は何か気になって思いっきりドアを開けた。

雪「どうしたの?」

「「転校生だぜっ!プール入ってる間に新しい机が置かれてたんだ!」」





そこにあったのは1つの机と椅子。



なぜか





私の席の隣に。















明日、転校生が私の隣の席に。








その転校生が私のことを大きく変えていく。














*******************

23:ナッツ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/06/28(火) 20:05

二回目のやつは短かったかなー笑笑


ちゃんと見てね!笑


みんな正解です!梨琉でしたぁーーー!



転校生の名前はまた決めようと思います笑



雪が変わったらいいな。転校生くん、頑張って!


さて、雪の独り言を聞いていたのは誰でしょう?
答えは次の小説に.........出るのかな?
次の次の小説に出るかも笑笑

いつでるの?!

今でしょ!

じゃないよぉ〜〜笑笑笑

24:ナッツ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/28(火) 20:38

あ、ちびちゃんのことは
「まる」か「ちび」
でいいんじゃね?笑笑笑

25:ナッツ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/29(水) 07:58

更新のスピードはやくなるかも〜笑笑

今日か明日か明後日書くよっ!笑笑

26:ナッツ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2016/06/29(水) 20:02

次の日、梨琉といつものように一緒に話しながら登校する。

梨「転校生、かっこいいのかなー?」

梨琉はきゃんきゃん言っているが、私は転校生が来ない方が良かった、なんて思っている。

1人がいい。
隣なんていない方がいい。
うるさい。邪魔。

そう思うから。

雪「そうだねー。どんな子だろう?先生は男の子って言ってたけど.......。」

また、嘘をつく。

梨「男の子.........か。」

梨琉が小さくつぶやく。
その声はいつもクラスの中心にいるリーダーの梨琉とは思えないような小さな声だった。

梨琉も私と同じように自分の嫌なことがあるのだろうか.......?
そう思ったが梨琉にはないだろう。恵まれているから。

雪「いいな。」

と言ってしまってあわてて口をふさぐが、

梨「ん?何がいいの?」

梨琉に聞こえてしまった。

雪「えー?あ、転校生がかっこ良かったらいいなーって!」

と言う。危ない.......。
心の中でふっとため息をつく。



それから普通の会話をしているうちに
学校に着いた。





転校生


どんな人なんだろう?


優しいのかな?




みんなみたいに私を傷つけるのかな?




恵まれていて、キラキラしているのかな?





なぜか、




ワクワクした。



*******************

27:ナッツ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/29(水) 20:03

次に、男の子が登場しますっ!
(多分)

おっ楽しみにっ!

28:リュウ:2016/06/29(水) 21:36

男子ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!かっこいい奴がいいな

29:雪菜 #dice:2016/06/30(木) 07:47

読みました。すごく面白いですね!あ、なつき、と呼ばせてもらいます!おちびまるは、「まる」でいいですか?男の子・・・・転校生・・・楽しみです!頑張ってください。

30:雪菜 (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/30(木) 07:48

できませんでした。サイコロのシャープが違ったのかな。もう一個のサイコロで試してみます。

31:雪菜 (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/06/30(木) 07:48

あ、できました!ありがとうございます。

32:おちびまる ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/06/30(木) 16:24

雪菜ー、まるでいいよー!

ナッツ様ーー、小説よかったよ‼よかったよ‼
また、書いてー!

33:ナッツ 毎日更新かも笑:2016/06/30(木) 17:47

今日小説かくぅっ、笑

34:竜皇サチ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/06/30(木) 18:47

毎日更新いいね〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

35:ナッツ:2016/06/30(木) 20:49

*******************


「「どんな子だろ?」」

朝からみんなの声で賑わっていた。

その声をさえぎるかのようにチャイムが鳴る。

「「「キーンコーンカーンコーン」」」

ここで先生が来るのはお決まりのパターンだった。先生は絶対に時間を守っていて遅れた人を廊下に立たせたりする。

先「で、転校生が来るのは知っているな?」

先生が昨日言ったんでしょ。
心の中でつぶやく。

「「はーーいっ!」」

先「じゃあ入ってきてもらうぞ。」

先生が行ってからドアが開く。

ドアから出てきたのは




黒い髪の

男の子。

男子に興味がない私でもカッコいいと思った。

男の子の瞳は

髪の色と同じように

黒い瞳だった。

まるで

中には闇があるみたいに。

やっぱり






恵まれていた。




輝いていた。





私とは.........違った。

分かっていたことなのに、やはりため息をついてしまう。

先「ほら、自己紹介。」

男「.............。」

先生が言っても黙るだけだった。

先「自己紹介。わかるだろ?」

男「.............。」

先生が少し声を荒げて言う。


先「聞いているのか?!」

男「なつみね、ひなき。」

ぼそっと男の子がつぶやいた。

.............?!

驚いたのは名前ではない。
声だった。
先生よりか全然大きくないのに、なぜか先生よりか聞こえやすい。
よく通る声だった。

「「えーーーー、字がわからないぃー」」

私のクラスの子たちが口々に言う。

男の子はチッと舌打ちをしてから黒板に書き始めた。










「「夏峰?ひなき?」」

ひ「見たらわかるだろ。お前らバカか。」

「「.......あぁ、うん。」」

ひなき君の口の悪さにみんな黙ってしまう。
少しでも先生が盛り上げようと声を高くしていう。(裏声、笑笑)

先「せ、席は月宮の隣だっ。月宮、仲良くしてあげろ。」

先生が俺に合わせろとばかりに言う。

雪「あ、はい。」

私の言葉になぜか先生はうなずいていた。
ひなきは私の隣の席にゆっくりと座る。

雪「よろしくね。」

にこっと私が言うと、

ひ「あぁ。」

と短く返事をした。




この人なら




あの質問に



ちゃんと答えてくれるかもしれない。





みんなとは違う。





そう感じたから。



雪「ねぇ、あなたは..........。」

質問を口にしようとしたとき、
ひなきが言った。

ひ「あなたじゃない。」

雪「え?」

私が聞き返すと
また舌打ちをして

ひ「ッチ。あなたじゃなくてひなき。」

あぁ、そういうこと。

雪「ひなき君。」

ひ「ひなきでいい。」

文句が多い。けど嬉しいかも。

雪「ひなき。」

ひ「あぁ?」




雪「ひなきは.....................。」





ひなきが



ちゃんと答えてくれると信じて。





質問をした。




*******************

36:ナッツ ありがとー:2016/06/30(木) 20:51

↑の小説の改行が多すぎます。
っていうのがでたから少し修正した笑笑


ちなみに、


ひなきは私が考えて


夏峰はリュウが考えてくれましたぁー笑

37:竜皇サチ (;`・ω・)つdice3:2016/06/30(木) 21:32

もう、ひなきサイコー*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
カッコよすぎる

38:ナッツ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/01(金) 07:56

リュウがかっこいぃーかっこよすぎるぅー












なんていうと思ったかっ☆はっ笑

39:リュウ:2016/07/01(金) 15:03

おいっ( ̄Д ̄)ノさりげなく貶すな

40:ナッツ (;`・ω・)つdice3:2016/07/01(金) 22:22

*******************



軽く深呼吸をしてから私は言った。


「ひ、ひなき。」

「あぁ?」

「あの、さ、えーっと、





私のこと、ブスだと思う..........?」




すごい質問だった。
変な質問だった。
でも、ひなきなら。



「あぁ。」



え?

一瞬わけがわからなかった、でも。



.........認めてくれた。
認めてくれたのは初めてだった。
自分のこと、えぇーブスじゃないよーって言う人は大嫌いだった。
ひなきがブスって言ってくれた。
お世辞を言わなかった。


「...........あ、ありがとうっ。」

素直な言葉がでた。1つも嘘なんかない。
本音だった。
ひなきは、じとーっと私のことを見るだけでなにも言わなかった。

それも私にとって嬉しかった。


ありがとう。




先生の話を聞かずに
ただ、そう思うだけだった。




今までにないくらい嬉しかった。
ありがとう。

なんで謝っているか分からないけど、


ありがとう。
ありがとう。


ひなき、




ありがとう。



これからよろしく。



*******************




ちなみに、終わりじゃないよっ!?笑

41:竜皇サチ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/02(土) 09:40

ありがとうって謝ってるの?

42:ナッツ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/02(土) 10:52

あ、間違えた爆笑

43:ナッツ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2016/07/02(土) 10:52

こんないいシーンで、笑笑


なに間違っているんだっ!
やはりナッツの小説はときどき間違っている笑笑

44:雪菜 楽しみです:2016/07/02(土) 11:30

ひなき、いい名前ですね。闇の目.......。すごくかっこいいです⭐口の悪さといい、男の子らしい.........w
最近来れなくて本当にすみませんでした。毎日更新嬉しいです♪
ありがとうで謝るwでも間違いは誰でもあるので気にしてません。

45:ナッツナッツナッツだナッツだナッツだナッツだナッツだ!笑 ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/02(土) 11:49

*******************


それから学校に行くのが少し楽しくなった。認めてくれた人がいるから。ひなきとはあまり話さないけれど。

梨「ねー、ひなき君ってかっこよくない?なんかいいよねー。」

あ、、、、、、。


雪「いいよ、手伝うよ。」

梨「え、あ、雪、分かるんだぁ。そうなんだぁ。雪ってひなき君のこと好きかと思っていたのにー。」

雪「いや、ちょっと怖いから好きじゃないな。」

少し嘘をついた。
でも、ひなきのことなんか何にも思っていないし、かっこいいとは思うけれど、

雪「で、付き合いたいとかそんな感じ?」

梨「うん。分かるんだぁ。協力してくれるんだぁ。やっぱり私の【親友】だぁ。ありがとぉーーー!」

雪「いいよ。」



止めなければ。
今のうちに。


梨琉は、
すぐかっこいい人を好きになる。
梨琉は、
人気者だから可愛いから男子はみんなOKする。
でも私と付き合った男子だけが知っていること。
それが梨琉の最低なとこ。

梨琉は

付き合って興味がなくなったらゴミ箱へと捨てる。ほったらかしにする。彼氏を地獄へと突き落とす。

ダメだよ。と注意しても
満面の笑みで

「だって飽きたもん。いらないもん。」

というのだ。なんの反省もしない。
捨てたいから付き合うようにしか見えない。

やだ。
ひなきが、ゴミ箱に捨てられる。
それだけは嫌だった。
認めてくれた大切な人(?)だった。

でも、私は弱い。
私はこの世の誰よりも弱い。
人に合わせるだけのただの人形。







雪「頑張って。」





これは梨琉に向けた言葉ではなく、



ひなきに向けた言葉だった。





頑張って。ゴミ箱に行かないで。




ひなきは強いと信じて。



*******************





っとここで私ナッツがひなき君にインタビューをしたいと思いますぅーーー!

ナ「ひなき君!」

ひ「................。」

ナ「ちょ、何で無視するんですかっ!?」

ひ「うるさい。黙れ。」

ナ「何その態度ー。おかしくないっ!?」

ひ「いちいちテンション高すぎ。きもい」

ナ「テンション高いのはもともとでーっ」

ひ「日本語わかんなかった?黙れ。」

ナ「は、はひぃーーーー!

なぜか作者が負ける...........。」

終わり。ちゃーんちゃん


なんだこれ。笑

46:ナッツナッツナッツだナッツだナッツだナッツだナッツだ!笑 (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/07/02(土) 11:50

あ、ちょっと雪菜とかぶったぁ笑笑

47:竜皇サチ (;`・ω・)つdice3:2016/07/02(土) 18:10

ナッツなんか名前がバグったみたいに連呼されてるぞww
ひなき様サイコー。もう付き合ってほしいわww
頑張って、頑張ってゴミ箱に捨てられないでww

48:おちびまる ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/03(日) 10:55

おもしろかったーーーーーー❗
ひなきーーーーーー❗
ひなきーーーーーー❗
うおおおあおおおおおおおーーーーー‼

49:ナッツ:2016/07/03(日) 11:15

うわ、こいつ荒らしだーー、笑

来るなぁーーーーーー笑


感想言ってくれぇ笑

50:おちびまる ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/03(日) 15:46

荒しじゃないピヨ‥
入れてくれピヨ‥ピーヨー!

51:ナッツだにゃにゃ荒にゃにゃにゃにゃにゃにゃ荒らしは出て行け。笑:2016/07/03(日) 20:30

にょほほーーー。

あ、今日は小説更新できなくてすいません笑

52:ナッツ:2016/07/04(月) 17:51

*******************


梨琉の告白大作戦(?)はその日から実行された。

梨「んでー。どーしよっか。」

梨琉は助けて?というように私のことを見た。

雪「___自分が思うようにやればいいもと思うよ。」

それを言うしかなかった。
なぜか、分からなかったから。

梨「そう?んじゃ!実行は明日っ!」

梨琉は考える間もなく、叫んだ。
ひなきがいないことを確認して。


*******************

今日は時間がなかったので少なくなりましたーーーーーーっ!
なので「あとがき」を長く書きたいと思う!




ナッツとひなきのメールでの出来事。

ナ『ひなき君の好きな食べ物は?あたしの好きな食べ物はハンバーグなんだけど、あ、特にチーズインハンバーグかなー?でも、おろしも外せないよね。ちなみに、嫌いな食べ物はラーメンかな、味噌とかほんとーに無理。っと、話が脱線したけど、ひなき君の好きな食べ物は何?果物系?そういう風には見えないけど、あ、でもレモンっぽいイメージあるね。酸っぱくて近寄りがたいというか。でもあたしは好きだよ、今もかむかむレモン食べてる。あ、でもオ』

ナ『ごめん、途中で送っちゃった。オレンジは嫌いだな。って打とうとした!』

ひ『メール長い、うざい。読みにくい。ってか何で俺のアドレス知ってんの?』

ちゃんちゃん!

53:ナッツ:2016/07/04(月) 17:51

何だこれ笑笑

54:竜皇サチ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/07/04(月) 20:14

ひなきって意外と料理できそう。なんかひょうひょうと一人暮らしとかしてそうww

55:おちびまる ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2016/07/04(月) 20:55

おもしろかったーーーーーーすっ!

56:ナッツ:2016/07/05(火) 07:43

だよね、

料理男子っぽい!
あ、ちなみに、私はぜーーーーーんぜん!料理できません笑
アドレス知っているのはね...........
わしが作者だからじゃよっ!笑笑

57:ナッツ:2016/07/05(火) 18:39

番外編 ひなきの前の中学校では__

結構続くかもしれない。
番外編って言っているけど、ひなきの過去の話なので読んでみると『恵まれ』のやつを
より、楽しめるよー!


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


登場人物
⚪リュウ…ひなきと友達(?)
⚪ひなき…リュウと仲が良かった(?)


*******************


放課後のチャイムが鳴ると、爽やかそうな男の子__リュウが窓の外を見ている__ひなきのところへ行った。

リュ「ひぃなぁきぃー!」

ひ「あぁ?」

ひなきはリュウの方を見ずに、面倒くさそうにつぶやいた。

リュ「宿題教えてぇ、てかもうすぐテストじゃんかぁーーー」

ひ「教科書みろ。」

リュ「ひなきは先生の話聞いてないくせにテストの点とかはいいよね、勉強してるの?」

ひ「してる。」

リュウの言葉に対してひなきは相変わらず返事が短い。

リュ「してるの!?」

ひなきの言葉に驚いたのか、リュウは意外そうに目を見開いて叫んだ。

ひ「うるさい。いちいち反応がでかい。」

リュ「ご、ごめん........けど、すごいよね、ひなきは。」

ひ「なにが。」

リュ「え?だってさぁ、何でもススッと出来るしさー僕なんか赤点ギリギリ。」

ひ「勉強しろ。」

リュ「うぅっ!厳しい........教え____」

ひ「無理。」

ひなきが言うとリュウはあがぁっと間抜けそうに口を開き

リュ「分かった...........。」

それからリュウはぶつぶつと何かつぶやき
ひなきの机から離れていった。

リュウがいなくなった後、ひなきはずっと窓の外を見ていた目をそらした。

____窓の外をみていたのはリュウの事見
たくなかったからだ。




そうこの時、ひなきは分かっていた。





____もうリュウとは会えないことを。

____もうすぐ転校することを。






*******************



メールでの出来事、リュウ&ひなき


リュ「ひぃーーなぁーーきぃーーーー!」

リュ「ひぃーーなぁーーきぃーーーー!」

リュ「ひぃーーなぁーーきぃーーーー!」

ひ「うるさい。」

リュ「ひなき、数学の宿題何ページ!?」

ひ「メモしとけよ。36から47」

リュ「ありがとぉーーー!多くない?!」

ひ「お前はバカだから倍勉強しとけ。」

リュ「いやいや、数学は36から40だよね!」

ひ「..............しね。」(怖いよ!)

リュ「わぁ、ちょ、怖いよー!」

「「jmjvrljzodiajkuyai@.jdjwottgtzアドレスが変わりました。」」

リュ「えぇーーーー!アドレスが変わったぁーーーーーー!?ちょ、ひなき!」

次は電話攻撃。

リュ「ひーーーなぁーーーき!」

ひ「しね。」(怖いよ!)

ブチッ!

もう一度。

リュ「ひぃーーーなぁーーー.......あれ?」

「「その電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめになった上、もう一度おかけください」」

リュ「ひなきぃーーーーーー!!!」




ちゃんちゃん!

何だこれ笑笑笑


ちなみに、漢字でしねってとしたら○ねはNGとやられたぁ笑笑

58:ナッツ:2016/07/05(火) 18:41

ちなみに、スレ数が70くらいになるごとに
1話となります。
70から140くらいが2話です

59:おちびまる (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/07/05(火) 18:42

なげーーーーーー!

60:竜皇サチ ドゥフフ :2016/07/05(火) 19:46

本当になげーな。お兄ちゃんがまだ出てきてねーぞ( ̄▽ ̄)

61:ナッツ せやな :2016/07/05(火) 20:31

あ、、やっぱお兄ちゃん消す!笑
消す=死ぬ 笑笑笑笑

ドゥフフとかキモ笑笑

62:竜皇サチ あるある :2016/07/06(水) 06:55

仕方ないよ。ランダムなんだから( ̄▽ ̄)

63:おちびまる なるほど :2016/07/06(水) 17:02

リュウの、やばい「ドゥフフ」

64:竜皇サチ (笑) :2016/07/06(水) 18:48

ドゥフフ
リュウの役割サイコーだぜ
いいキャラだなww

65:おちびまる なるほど :2016/07/06(水) 18:59

はっ☆どこがやねん!笑笑

66:ナッツ すご〜い :2016/07/07(木) 07:49

ちびちゃん、ちびちゃんの名前なにがいい?

67:雪菜:2016/07/07(木) 16:52

めちゃめちゃ進んでてびっくりしましたw

ひなきの過去ーーー!りゅうってサチのことですか?

続き楽しみにしてます!

68:リュウ すご〜い :2016/07/07(木) 17:36

リュウを出してって頼んだよね〜!

69:ナッツ:2016/07/07(木) 19:04

この過去の小説は2話か3話くらいで終わるんよ!


てかもう70だっっ!笑



はよ、ちびちゃん名前言いなさい。
そうしないと私が決めますよー?

70:おちびまる なるほど :2016/07/07(木) 20:16

「まお」で!

71:ナッツ (;`・ω・)つdice3:2016/07/08(金) 16:04

まるとおちびで?笑笑

おっけー
まおにする!

72:おちびまる (;`・ω・)つdice3:2016/07/08(金) 17:51

( ̄^ ̄)ゞ

73:リュウ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/08(金) 20:44

わかりやすいなww

74:ナッツ (;`・ω・)つdice3:2016/07/13(水) 08:00

ま「ひなくん!」
リュ「ひぃなぁきぃ!」

ひなきの唯一の友達、まおとリュウがにっこりとしながらひなきを呼んだ。

ひ「___。」
ま「ひなくん?」

いつも あぁとかは返事するのに今回は返事をしないひなきにまおは首をかしげた。

75:リュウ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/07/13(水) 14:21

ついに返事をするのも嫌になったのか‼

76:ナッツ ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/07/13(水) 20:06

それ、まおとリュウ嫌われすぎだろ笑笑

続きはまた今度かくー

77:ナッツ (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/07/15(金) 20:06

マオは女の子ですよ!笑



*******************



ま「ねえ、ひなくん。」
リュ「ひぃなぁきぃ?」

何度呼んでもひなきは返事をしなかった。
その態度にマオはカッとなってどなった。

ま「ひなくんっっ!なんで無視なのっ!?」

その時、ひなきの肩がぴくっと動いた。
怖かったのだろうか。いつものひなきなら思い切り睨むのに。
すると、
ひなきがガタッと椅子から立ち上がった。

ひ「___ごめん。」

静かにひなきはつぶやいた。そして教室のドアをすり抜けて消えていった。
マオとリュウはそのひなきの背中をただ見つめているだけだった。

ま「何がごめんなの?ごめんって言うなら無視しないでよ!」

どうして追いかけなかったのだろう。今なら間に合う、間に合うのに...........マオは追いかけなかった。追いかけたらダメな気がしたから。どうして........だろうか。

リュ「ひなきは何を思って、どこへ行ったのだろう。」

リュウの言葉は授業の始まりを告げるチャイムによってかき消された。





それからひなきは教室に戻ってこなかった。




そして、次の日____。

マオの後ろの席には誰も座っていなかった。
いつも窓を眺めているひなきがいないだけでこんなに変わる。
先生が入ってきてマオは挨拶もせずに言った。

ま「先生!夏峰さんはどうしたんですか!」

先「それを伝えようとしたんだ。」

ま「____は?」

先生の意外な言葉にマオは聞き返した。

ま「せん.....せい、何を伝えるんです...か?」

先「今日、夏峰くんは___。」

マオとリュウはごくり、とつばを飲み込む。

先「転校します。」

そして先生はゆっくりと告げた。

ま「あ、はははは。せ、先生......冗談はよしてください......よ。ね、先生、ひなくんは........休みなだけです....よ、ね。」

ノートを持っていた手がブルブルと震える。やっとのことで出した声だった。

先「あぁ、休みだ。もう、夏峰くんはここに来ない。永遠の___休みだ。」

それでもマオは信じられなかった。
どうして何も言わずにいってしまうの。
片思いして........何年たったというのだろう。
もうすぐ告白しようとしたのに。

悲しさと怒りがまじったマオの頬を流れる涙は何の光もなく ただ、ポタポタと音をたて流れていった。
そしてまおは持っていたノートを落とし、リュウの手を引いて教室から出て行った。



それを先生は止めなかった。
分かっていたからだ。マオが行くということを。リュウも行くとは予想していたかったが。

先「___間に合え。」

先生はマオとリュウに向かってつぶやいた。



*******************

78:リュウ (;`・ω・)つdice3:2016/07/15(金) 20:34

なんか、この先生かっこよすぎない?
間に合えって普通の先生言わないでしょ
永遠の休みって先生は詩人か( ̄Д ̄)ノ
こんな先生に持ってもらいたい

79:ナッツ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2016/07/16(土) 08:09

いやいや、それ言ったら終わりでしょ笑
そりゃぁ間に合えなんか先生言ってくれないよねー笑笑


「ごらぁっ!待ちなさいっ!」

でダッシュして追っかけてきそう笑笑笑

80:ナッツ:2016/07/16(土) 17:03

今回で終わりです!
長いけど中々感動すると思う笑


*******************



「「はぁはぁはぁはぁ」」

走ってきたので2人とも息が荒い。

ま「ひなくんは......はぁ、まだ.....行って....ない.......よね......。」

リュ「そう信じるしかないよ......。」

目の前にあるのは何度か遊びに来たひなきの家。まだ、トラックが止まってるから行ってないようだ。そのことが分かってマオとリュウは同時につぶやく。

「「良かった.......。」」

ゴクリ、とつばを飲み込み前を見た。
そして、震える手でゆっくりとチャイムを鳴らした。

_____ピーンポーン。

「え?あ、マオちゃん達ね。学校は?」

でてくれたのはひなきのお母さんだった。

ま「大丈夫です。それよりひ、ひなくんは」

「ひなき?あぁひなきならずっと部屋にこもってて。」

部屋にこもる?(ニート?自宅警備員?笑)

ま「その部屋に!入らせてもらっていいですか!?ひ、ひなくんに......会いたいんです」

「................少しだけならいいけれど。でも散らかってるわよ、」

リュ「気にしませんっ。」

「なら」

数秒後、ドアが開いた。

「どうぞ。」

ま「あ、ありがとうっございます。」

「ごめんね、ひなきが何も言わずにね。そこの階段を上がって右よ。」

ま「はい!お邪魔.......します。」

言われた通り、階段を上がり右のドアを開いた。
中には目を赤くしたひなきがベッドの上に座っていた。


___泣いているのだろうか?今まで一度も涙を流すことのなかったひなきが。

ひなきはびっくりした顔でリュウとマオを見つめた。

ひ「何で......来るんだ.....?」

ま「ひなきがいなかったからだよ。いなくなるって聞いたからだよ。引っ越しってどうして教えてくれなかったの......?」

ひ「ごめん____。お前らが知ったら今みたいに駆けつけるだろう?それでまた俺が........泣いて......」

ひなきの声がだんだんかすれてきて、またポトリと涙を流した。

リュ「ひなきの泣いているところ初めてみたよ。」

ま「ひなきは........大切な人の前でしか泣かないって聞いたことあるけれど本当だったんだね。最後にひなきの泣き顔を見れてすごく嬉しいよ。私たちは......ひなきの大切な人なんだね。」

気がつくとマオの頬から濡れてきた。
あぁ、涙なんだ。
マオもすぐ分かったのだった。
それでも必死に笑おうとして泣き笑いの表情になった。
そして、告白をした。

ま「____私ね。ひなくんのことが__好きだったんだよ。ずっと前から__。」

ひなきは気づいてなかったのか目を見開きじっとマオのことを見つめて少し笑った。
リュウはというとこくりとうなずいている。分かっていたのだろうか。

ひ「............ありがとう、俺も__。」

ひなきも?ひなきもマオのことが好きだったのだろうか?

ひ「絶対、いつか........戻ってくる。絶対。それまで泣かないから。お前らの前でしか絶対ッ泣かないから!」

それはひなきが言ってくれた

初めての約束だった。

ま「............うん。でも、本当に泣きたい時は泣いていいんだよ。いつでも私たちのところに来てね。名前を呼んだらすぐに駆けつけるよ。」

リュ「助けてほしかったら助けてって叫ぶんだよ。必ずだよ。ひなきはしっかりしてるようでいろいろ抜けてるんだから。引っ越してから........友達が出来るといいね。」

ひ「あぁ......そうだな......。約束する。」



それから____3人は狭い部屋で泣きながら笑い続けた。
それが永遠と続くといいなとマオは思っていた、が。
分かっている、もう、別れなんだって。











「ひなくん、待っているよ。いつまでも。」


マオの言葉はひなきを乗せた車の音でかき消された。
それでもマオは
何度も言い続けた。





「絶対会いに来てね。」







*******************



過去編、終わり。

81:ナッツ (ノ>_<)ノ ≡dice5:2016/07/16(土) 17:04

おぉーーめちゃめちゃひなきくんかっこええーーーーー☆
自分で言う奴笑
過去編が終わりなだけでまだまだ本編は続くよ!ゆきのやつね笑

82:リュウ #dice:2016/07/16(土) 21:55

うぉーーーーー!
リュウーーーー!
リュウはひなきも好きだが、リュウの方が好きだ〜(^O^☆♪
まおはうん、かわいいね。なんか告白のシーン、リュウがすごくかわいそう。絶対リュウはリア充爆発しろって思っていただろうww

83:なっつ:2016/07/16(土) 22:04

リュウはあまりしゃべってないな笑笑
ひなきぃーーーー!笑

84:ナッツ 52の続き!:2016/07/17(日) 20:31

*******************




やっぱり、何か嫌.......だな。
分からないけど。好きじゃないけど。
なぜか。ひなきがどうなるのか怖いから。
でも私は弱い。世界中の誰よりも。知っている。

雪「今日だね。」

梨「うん!緊張するぅっ!ってかさ。雪は好きなんだって思ってたけど違うんだね〜。
雪がひなきくんのこと好きだったら私ムリだったよー雪は可愛いし。よかった!」

可愛い........か。
言われて嬉しい人もいるけど

私にとってはお世辞って分かってるから

逆に傷つく。

どうしてお世辞なんか言うのだろうか。

えー!__ちゃんだってそうだよぉー!

とでも言って欲しいのだろうか。

傷つくだけなのに。誰もわかってくれやしない。

雪「成功するといいね。」

心にもないことを雪はつぶやいた。








_____そして放課後。

ひなきと梨琉以外は帰って雪は廊下に立っている。ドアに耳を当て中の声が聞こえるように。

梨「ねぇひなきくん。」

梨琉が甘ったるい声でひなきに話しかけたのが雪には分かった。

ひ「あ?」

ひなきの返事はいつもより短い。

梨「私、ひなきくんのこと好きになっちゃった。」

ひ「で?」

梨「で、付き合ってくれないかなぁって。」

ひなきは遠くを見つめてゆっくりと言い放った。

ひ「...........無理。」

梨「ど、どうして?」

ひなきの言葉が意外だったのか、梨琉は動揺したように聞き返した。

ひ「別に何とも思ってないし、てか、お前のこと今初めて知った。それに」

何とも思ってない、言われたことのないことを言われて梨琉の口から間抜けな声が漏れた。

梨「...........は。そ、それに?」

ひ「約束したから。」

梨「や、約束?どんな?」

ひ「教えて何の得がある?」

梨「得........。し、知りたいだけ。」

ひ「無理。................じゃあ。」

そうひなきは言ってからドアが開いた。
ひなきは雪を1度見てから歩いていった。

そのひなきを見て、雪はハッとした。
どうして、あんな悲しい顔をしてたの?
無理ってそっけなく断ったのにどうして
泣きそうな顔をしたの?
それが知りたくて雪はひなきが通った道をゆっくりと見つめた。




その頃、ひなきは____。

「まお____。」

人のいないところで

小さく

小さく

あの人の名前をいった。

「...........やっぱり嘘か。」

分かっていたことなのに、
ひなきはさっきよりも悲しい顔をした。

分かっていたことなのに、
分かっていたことなのに........。

マオの言葉を信じていた。

____私たちの名前をいったらどこからで も駆けつけるよ。

「まお____。」

何度も呼んでも絶対に駆けつけて来ない。








それでも












ひなきは呼び続ける。






*******************


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