未来と現在、過去

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1:美音◆.wmpFy.Zyhxio 小説掛け持ちしすぎww(私が):2016/09/08(木) 17:38

美音です!今回は、今までと違った小説にチャレンジします。
掛け持ちをたくさんしているので、更新が遅れると思いますが、
よかったら感想や意見をください!

ちなみに、この小説は主人公の過去と未来、そして現在について
書きたいと思っています。

62:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/19(水) 17:34

>>61
あぁなんだ、そうだったんだぁ………(;´ー`)
スマホは便利だもんねぇ。(とか言ってスマホでしか来たことないくせにw)
この後更新しよー。

63:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/19(水) 18:05

小説

「いいよ。もう大丈夫だし。こっちこそ、心配かけちゃってごめんね。」

私はそう言って、笑った。

少しでも、輝君が笑ってくれたら、元気になってくれたらいいなって。

輝君は笑わなかったけど、もう焦った様子はなくて、こう言った。

「あ、うん。で、ちょっと考えてみたんだけど。」

ほう。

「環と別れようかなって。」

え、え、えええっ!?

な、なんで急に、そんなことを?

「ど、どうしたのっ、いきなり!」

思わず叫ぶ。

「いや、環のこと嫌いじゃないけど、このままだったら関係が複雑になるだけだし。」

う〜ん、それもそうだけど………。

「お姉ちゃんは、どう思う?」

えっ、私!?

「いやぁ…………、まだなんとも言えないかな。っていうか、電話で議論してたら
大変だからさ、また今度どっかで話さない?二人だけで。」

その方が、絶対いいと思ったから。

「う、うん。いいけど………。お兄ちゃんに怒られない?」

はぁっ?

「なんで?別に怒らないと思うけど。」

そうだよ。

なんで翔に怒られるのか、さっぱりわからない。

「え………。だって、付き合ってるんじゃないの?」

は、は、はぁっ!?

なんで、そういう話になるの?

「そんな訳ないでしょっ!私たち、大学受験控えてるんだから、そんな暇ないって!」

しかも、なぜに付き合ってる前提で話が進んでんの?

「なんだ、そうなんだ。てっきり、付き合ってると思ってた。」

あのねぇ。

「勝手な妄想はやめてよね。」

ほんっと、どうかしてる!

「ごめん、ごめん。で、いつ話す?」

そうだよっ、それ大事!

「じゃあ、来週のさっきと全く同じ場所、同じ時間は?」

もうそれぐらいしかないもん。

「いいよ。じゃあ、また来週。」

うん。

64:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/20(木) 17:41

小説

「行ってきます。」

そう言って、家を出た。

今日は土曜日。

輝君と話すんだ。

途端、お母さんの苛立った声。

「奏、どこ行くの?先週も出かけてたけど、部活を引退したからって遊んで
ばっかいないでよ。そんなんじゃ、桃ヶ丘大学、受からないわよ。」

う。

「ごめん。すぐ帰るから。」

そう言って家を出た。

桃ヶ丘大学っていうのは、私と翔が受けようとしている大学。

主に教育学部を中心にしている大学なんだ。

実は私、小学校の教師になろうかなって思ってるんだ。

桜ちゃんたちを見たとき、かわいいなぁって思ったし、この子たちに勉強を
教えてみたいっていう意欲が湧いた。

その時からの夢なんだ。

「お姉ちゃん。こっち、こっち!」

公園に入ると、鉄棒に寄り掛かってる輝君がいた。

「輝君。待った?ちょっとお母さんに捕まっちゃって。」

そう言って、えへへっと笑った。

「いいよ。俺も来たばっかだし。」

前から思ってたんだけど、輝君ってすごい大人だよね。

翔もまあ、私たちの学年では大人びたほうだったけど、輝君ってそれ以上だよ。

「じゃあ、どっから話す?」

そんなことを考えてる私とは裏腹に、輝君は冷静だった。

やっぱり大人だぁ…………。

私はまず、思ったことを言ってみた。

「えっとまず、桜ちゃんを黙らせるための方法じゃない?輝君の言ってる、
環ちゃんと別れるって言うのは、逆に桜ちゃんが輝君と付き合おうって
思うんじゃない?」

輝君も頷いた。

「やっぱりそうだよね。だったらもう、話し合いで和解するしかなくない?」

うーん、やっぱりそれしかないか………。

でも桜ちゃんの問題が。

「でも、桜ちゃんが冷静になって話し合ってくれれば良いけど、先週みたいに
混乱しちゃうかもよ?」

そうなんだよね…………。

65:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/21(金) 16:55

小説

「でもさ。」

輝君が吐き出すように言った。

「それでどんどん、『あれだからだめ』ってやっていったら、最終的には
結論が出せなくなる。だから、桜が暴れても我慢するしかない。」

言葉が出なかった。

輝君って、すごい。

私の考えよりも、上だ。

それはなんとなく、翔と似てる感じ。

「そっか……………。そうだよね。」

それぐらいしか、返せなかった。

圧倒されて。

カチンカチンに固まる私を、見向きもしないで輝君は続ける。

「じゃあ、どうする?また、皆で話す?」

あ。

「ごめん、輝君。もう受験だからさ、今日も来るときにお母さんに捕まったんだ。
だからあんまり、出れないかも………。」

桜ちゃんたちの事も大切だけど、夢を叶えることも同じぐらい大切だ。

「じゃあすこし、間を置く?」

そうだね。

「じゃあ、そういうことで。」

そう言って私は、家に帰ろうとした。

「そういえば、なんでこの間、お姉ちゃんは泣いたの?」

へっ!

いやぁ、それはちょっと………。

って思ったけど、話さなきゃね。

「実は私、前に同じ経験をしたことがあるんだ。その時、これをやられた。」

そう言って私は、服の裾をまくった。

そこにあるのは、あの傷。

まだ地味に、後が残ってるんだ。

「これ………、酷い。傷がすごく深いよ。」

うん。

「で、そのことを思い出してちょっと泣いちゃったんだ。ごめんね、役に立たない18歳で。」

そう言いながら、ふぅっと溜め息をついた。

その時、だった。

「お姉ちゃん………?それに………、輝?なんでこんなとこに。」

そう。

桜ちゃんたちが公園の入口に立っていたのだった。

環ちゃん、それから翔もいた。

「なんでって………、ちょっと話してただけだよ。」

輝君が言った途端、その場に張り詰めていた空気が硬くなった。

うわ………。

雰囲気悪いよ。

66:ルルー◆Lck:2016/10/21(金) 20:29

う・・・確かに
桜ちゃんと環ちゃん来ちゃった・・・
う〜ど、どうなるのー!

67:カラー◆jk:2016/10/22(土) 17:25

続き気になります!

68:カラー◆jk:2016/10/22(土) 17:25

あ、いきなりすみませんでしたm(。>__<。)m

69:ルルー◆Lck:2016/10/22(土) 18:07

カラーさんよろしくお願いしますーw

70:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/25(火) 17:08

>>66
どーなるでしょーか?w
>>67-68
いーですよ、全然!
よろしくお願いしま〜す(=・ω・=)ヨロシク♪

71:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/25(火) 17:36

小説

「ふーん。」

桜ちゃんはそう言って、近くにあったベンチに腰をおろした。

本当に、反省してないね。

私はちょっと笑いながら、桜ちゃんたちに近づいた。

「で、桜ちゃんたちは何しに来たの?」

桜ちゃんは焦る様子もなく、あくびをした。

「ふわぁ?なんかお兄ちゃんが、話したいことがあるんだって。」

え?

翔が、話したいこと?

私がポカンとしていると、翔はちょっと赤くなって横を向いた。

「寧々華さんのこと。こいつらに話して、あれ以上奏の傷を深くするなって。」

そ、うだったの?

「輝も呼ぼうとしたんだけど、予定が入ってるからって言われた。」

翔はそう言って、伸びをした。

「ま、こういうことだったらしいな。」

うん、そうだよ。

「ねぇ、だったらさ、こうしようよ。」

それまで黙っていた環ちゃんが、そう言った。

「皆で仲直りしようよ!もう、嫌だ。この関係でいるの。早く仲直りしたい。」

あ。

そう。

そうだよね。

なんでこんなに大事なことを忘れてたんだろう。

「私、環ちゃんに賛成。」

すぐに叫んだ。

「俺も。いつまでもこの関係でいるって、相当体力がいるし。」

翔も言った。

「俺もだな。この関係って、面倒臭い。」

輝君も言った。

まだ何も言っていないのは、桜ちゃんだった。

皆の目線が自分に来ていることに気がついて、桜ちゃんは慌てた。

「もーう!しょうがないなぁ。いいよ、仲直りで。」

やったぁ!

「これで解決だよね!」

私は思いっきり叫んだ。


『多分、あと1回か2回で終わると思う!』

        byスレ主

72:ルルー◆zI:2016/10/26(水) 06:54

リョーカイ(^o^ゞ
でも終わるの寂しい…

73:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/26(水) 17:31

>>72
大丈夫!
新しい話を思いついたのだ☆
この小説が終わったら、新しいスレを作ることにしたっ!
ってことで、ルルー&カラーさん、新しい方もよろしく!
(勝手に宣伝すんなよ! by翔)
は、はいぃぃ…………w

74:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/26(水) 18:00

小説

〜1年後?〜  

「おーねぇちゃんっ!」

公園から、桜ちゃんたちの声がする。

その姿は。

中学校の制服。

桜ちゃんはツインテールにした髪の毛と、制服の赤いリボンが似合ってる。

環ちゃんは、ショートカットの髪の毛と紺色の長めのスカートが秀才っぽい。

輝君は、詰め襟の黒い制服がよく似合っていた。

3人とも、大きくなったよね。

そう思って、微笑んだ。

あ、私たちは無事、大学に受かったよ。

自分の夢、絶対叶える!

「入学式、終わったの?」

翔が言った。

私も桜ちゃんたちの声に耳を傾ける。

「うん、終わった。皆同じクラスだったんだよ!担任は柄本先生で………。」

柄本先生!?

まだいるんだ。

「桜ちゃん、柄本先生は大変だよ。すっごい怖い。」

私も一回、名札が傾いてただけで怒られたんだよね。

「てかあいつ、まだいんの?」  

翔も同じことを考えていたらしい。

「マジでぇ、嫌だな。」

輝君がぐったりとして、ベンチにもたれ掛かる。

「あれ?奏さんに翔君。なんでこんなとこにいるの?」

声の主は、なんと寧々華さんだった。

「ね、寧々華さん!?」

びっくりして声を張り上げる。

「あ、驚いちゃった?ごめん、ごめん。」

寧々華さんは笑った。

「なに、この中学生の子たち。かわいい。」

そう言って、桜ちゃんたちに近づいた。

「お姉ちゃん、この人って………。」

環ちゃんが驚いたようにこちらを見る。

「あ、じゃあ紹介するね。この子は、盛山寧々華さん。アナウンサー志望なんだ。」

寧々華さんならもともと、トーク力高いし、きっとアナウンサーになれるよ。

「性格は、桜似。」

翔が苦笑しながら言った。

「え、なにそれ!」

桜ちゃんが叫んだ。

そんな話が続いて、その日も一日が終わった。

75:ルルー◆zI:2016/10/26(水) 19:38

(笑)
おもしろいー❗
もうすぐ終わりは悲しいなー(+_+)

76:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/27(木) 17:38

小説

人には、色々な過去がある。

そして、未来もある。

その過去、未来、そしてもちろん、現在も大切だ。

たくさんの人に出会い、やがて夢を築く。

そして、叶える。

未来は不安かもしれない。

何が起こるかわからない。

もしかしたら今、地震が起きるかもしれない、突然風邪を引くかもしれない。

そんな未来は、不安だ。

当たり前だ。

私だってそう。

でもね。 

人の未来、それは大切だ。

私も、翔や桜ちゃん、環ちゃんに輝君、寧々華さんに出会って、変われた。

自分だけの世界ではなく、人の世界と関わることで、視界を広げられる。

そんな未来。

そして過去、現在。

それを大切にしたい。

だから私も、叶える。

自分の夢。

未来。

「奏!」

「お姉ちゃん!」

「おねーちゃんっ!」

「お姉ちゃん!」

皆の呼ぶ声がする。

そんな毎日、それが私には宝物。

「皆っ!」

今日も、未来に向かって私たちは進んでいる!


終わり。

77:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/10/27(木) 17:39

わー、なんか完結したw
よくわかんない、難しい!

78:ルルー◆zI:2016/10/28(金) 20:18

うー(涙)ヨカッタデス😭
感動しましたーヾ(´▽`*)ゝ

79:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/11/01(火) 17:32

>>78
どうも、ありがとう!ございます!


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