花崎小学校5年2組新聞係!

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1:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/12/15(木) 17:47

美音です。
新しい小説書きます。 
面白くないと思うし、文才無いので文がおかしくなると
思いますが感想&アドバイス(辛口ok)お願いします!

18:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/04(水) 10:40

すいません、>>17名前間違えました。
美音です。

19:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/06(金) 13:56

新聞係って、このメンバーって、いいなぁ。

一緒にいて、全然飽きない。

来年もクラス替えはしないから、皆一緒だよね。

先生も同じだから、また皆で取材できるかも!

未来の事を想像して、私は笑った。 

きっと皆、変わらないんだろうなぁ。



土曜日、私は張りきってスーパーに行った。

「皆、おはよー!」

もう松下君と雅ちゃんと玲は来ていて、あとは榑林だけだった。

「お弁当、何にした?」

雅ちゃんに聞かれ、私はにっこりする。

「サンドイッチ!お母さん特製のやつなんだ。」  

玲が言った。

「私はオムライス。卵ふわふわなんだから。」

玲のお母さんは、料理上手。

「雅ちゃんは?」 

私が聞くと、雅ちゃんがお弁当を指差す。

「実はまだ見てないんだ。お母さんが開けてからのお楽しみって。」

へぇ。

それもそれで面白そうだよね。

「おーい、皆!」 

榑林が来た。

「おい航、お前10分遅刻だぜ。」

もう、榑林ったらだらしない。

「ごめんごめん。」

榑林は頭を掻く。

「全く。じゃあ全員揃ったし、行くか。」

松下君の号令で、皆がいっせいに自転車を漕ぎ出した。

20:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/06(金) 15:00

警察署に着いて、受付で事情を話すと、事務員の人が一人のおじさんを連れてきた。

「私は前田康彦と言います。君達が花崎小学校の新聞係かね?」

前田さんに聞かれ、松下君は返事をする。

「はい。僕は代表の松下慶と言います。」 

手招きされて、咄嗟に一番近くにいた私は口を開く。

「えっと私は、河本遥です。」

そのあとに玲が続いた。

「倉島玲と言います。」

うわぁ、大人だな。

「武田雅です。」

なんか、皆アタフタしないでしっかりハキハキ言えてる………。

私はやっぱりまだまだだなぁ。

「榑林航です。」

いつもはおちゃらけ男子の榑林さえ、しっかり気をつけをして言っている。

「よろしくね。」

前田さんは私たちににっこりし、着いてきなさいと言って私たちを手招きした。

松下君を先頭に、私たちは進んだ。

「取材を始めよう。」

前田さんにがそう言い、私たちの取材はスタートした。


「ふぅ、楽しかったね。」

玲が呟き、私たちも頷く。

前田さんは、正義感のあるとても良い人だった。

「よし、飯食うぞ!」  

榑林がお弁当を出す。

私たちもそれに続いてお弁当を出した。

21:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/07(土) 09:43

今日、楽しかったなぁ。

夜、私はベットに入って今日の事を思い出していた。

また、取材したいな。

それで、皆に新聞の良さを伝えたい!

今はテレビって言う人も多いけど、新聞でも全然良いと思う。

そんな事を考えている間に、私は深い眠りに落ちた。

22:美音◆.wmpFy.Zyhxio (ノ>_<)ノ ≡dice5:2017/01/10(火) 17:59

1週間後、私たちの新聞は全校で配られ、5年2組新聞係の存在が明らかになった。

「やったね!これで学級新聞の良さを皆にわかってもらえるし。」

松下君の机の周りに集まって、私たちは笑い合っていた。

「本当にそうだよね。新聞って素晴らしいって事を伝えられたよね。」

うん!

私たちは元気が良かったのだけれど、松下君はなんだか気分が悪そうだった。

だけど、まぁ大丈夫だよね。

なんて言ったって、松下君はすごい健康だもん。

今年はまだ休んでない気がする。

そう思った瞬間、松下君の身体は重心を失い、ガクッと俯いた。

手はだらんとぶら下がっており、顔は青かった。

「ま、松下君っ!?」

私はびっくりして叫ぶ。

23:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/12(木) 17:58

「お、おい慶、どうしたんだよ。」

榑林が松下君をゆさゆさと揺らした。

それでも松下君は、うんともすんとも言わないのだった。

「と、とりあえず保健室連れてこっ!」

玲が叫んだ。

今は放課後で、先生もいなければクラスメートもいない。

これはもう榑林に頼むしかない! 

「榑林、松下君連れてって!担いででもなんでもして!」

私たちは教室のドアを開け放ち、先に保健室に向かった。

「遥、遥は榑林手伝って。」

玲が凄い形相で私を見た。

へ、なんで?

「だって遥、あんたはこの中で一番男っぽいでしょ。」

え、えぇぇぇっ………………!

わ、私が男っぽい………。

「おい遥、ぽけっとしてないで速く手伝え。」

榑林が睨む。

しょうがない、やろう。

榑林と一緒に松下君を運び、保健室に連れていった。

玲と雅ちゃんが状況を伝えておいてくれたみたいで、保健室の先生は顔色を伺った。

「この倒れ方は尋常じゃない。それに意識が全然無い。救急車を呼ばないと。」

は、はぁぁっ!?

24:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/13(金) 17:02

き、救急車って………。

松下君そんな変な病気なの!?

どうしよう…………、そんな。

「とにかく私は救急車を呼んでくるわ。」

そう言って、保健室の先生は出て行った。

「局長がこんな事になっちゃって………。私たちどうすれば良いの?」

雅ちゃんが呟く。

私も悲しかった。

新聞係がせっかく一致団結できたのに。

25:美音◆KM:2017/01/14(土) 10:23

局長がいなかったら、私たちは新聞を発行できるのだろうか?

せっかく皆に新聞係の存在を知ってもらえたのに。

「河本さん、榑林君、松下君に付き添ってくれない?」

ガララッとドアを開けながら先生が入ってきた。

付き添う?

「私たちは、後で病院に自転車で行くよ。そこの総合病院なら近いから。」

玲が私の肩に手を置く。

私は頷いて、榑林と一緒に学校の正面玄関に向かった。

「慶、無事だと良いけどな。」

榑林がポツンと呟いた。

無事だと良い?

それじゃダメだよ。

絶対無事じゃないと嫌。

無事でいてほしい。

私は雲の流れる空を見つめながら言った。

「きっと、きっと無事だよ。」

流れの早い雲は、私たちの重い心とは裏腹に、するすると気持ちの良い程に流れていく。

時間が巻き戻って、また松下君と、皆と楽しく新聞の事を話したり、色々やったりできたら
どれ程嬉しいだろうか。

私たちの沈黙を、耳をつんざく程の救急車のサイレンがぶち壊した。

着いた瞬間、松下君はストレッチャーに乗せられ、私たちと一緒に救急車に乗り込んだ。

「君、この子が倒れた時はどんな感じだった?」

救急隊員の人が私に聞く。

「あ、えっとなんかいきなり重心を失ってガクッとしてました。」

救急隊員の人は頷き、私は松下君を見下ろした。

26:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/14(土) 10:23

上のトリップ違いました。

27:美音◆.wmpFy.Zyhxio お、おう :2017/01/19(木) 17:19

どうかなんともありません様に!

病院に着いて、私と榑林と玲と雅ちゃんはしばらく待っていた。

松下君はまだ意識が戻っていないらしい。

どうなったのだろうか。

心配で心配で仕方ない。

          *

「親御さんはいらっしゃってますか?」

先生が病室から出てくる。

「あ、まだです。」

確か松下君のお父さんとお母さんは………、高校の先生?

「じゃあ君達ででも話を聞いて貰うかな。」

そう言われて私たちは、診察室に入った。

「簡単に言うと、慶君は脳にガンがあるんだ。手術で取り除けば大丈夫、問題無いけどね。」

松下君が………、ガン!?

「嘘、マジかよ…………。」

榑林が呟いた。

28:美音◆.wmpFy.Zyhxio 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません。:2017/01/23(月) 18:08

それから1週間。

松下君は手術を受けた。

その日は平日で学校があったから行けなかったけれど、土曜日には新聞係皆で行く事にした。

土曜日、私たちは病院に行き、松下君の病室へ駆け込んだ。

「松下君っ!」

松下君は思ったより元気そうで、本当にホッとした。

「あぁ皆、ありがとう。」

そう言って松下君は笑った。

「俺はもう大丈夫だからさ、新聞どうするか話そ。」

こんな時にも新聞かい!

「良いけどさぁ、松下君、まだ後1週間ぐらい入院するんでしょ?その間、局長無しで大丈夫
なのかなぁ。」

玲が置いてあった丸椅子にドスンと腰掛けた。

榑林も腕を組む。

「慶が居なくて良い新聞出来んのかぁ?」

うん、松下君が居ないと新聞係は成り立たない。

「でも俺は、皆に新聞出して欲しいよ?楽しみにしてくれてる人たちがいるんだしさ。」

29:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/24(火) 17:28

松下君のその言葉が、私たちの胸を突いた。

皆、いっせいに黙る。

そうだよね。

新聞を楽しみにしてくれてる人たちが居るんだよね。

だったら、何があっても書かなきゃ!

そう思って、私は口を開いた。

「松下君の言う通りだと思う。だって私たちは新聞係なんだよ?新聞を発行する事が
目的でしょ?だったらその目的を成し遂げなきゃ、何があっても。」

松下君が笑った。

「遥は賛成だよ。俺が居なくて取材とか大変かもしれないけど、頑張って欲しい。」

榑林も玲も雅ちゃんも、頷いた。

よし、私たち4人で頑張ろう!

30:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/25(水) 17:59

月曜日、私たちが学校に行くとあの原川優衣が言った。

「あんたらさぁ、新聞係とか言ってんのに全然発行出来てないじゃん。もう飽きた訳?」  

え?

私たちは硬直する。

「飽きたって、そんな訳ないじゃん。ただ松下君が病気で発行出来てなかっただけなんだけど?」

玲がイライラしながら言った。

私たちも同じだった。

「へぇ。あんたらって局長いないと新聞発行できないんだぁ!マジかぁ。めちゃめちゃ笑える
んですけど。」

は?

この言葉には私もカチンと来る。

「いい加減にしてよ。私たちだって頑張ってんだよ?貴方は軽そうに言うけど、局長が病気って
事は私らにとってショックだったんだから。偉そうにしないでよ!」

雅ちゃんだった。

いつも静かな雅ちゃんがそんな事を言うのは、私たちだけでなく、優衣も驚いた様だった。

31:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/26(木) 16:46

榑林がそれに乗っかる。

「そうそう。ってか元いじめっ子にそんな偉そうな顔されたくないし。」

優衣はますます顔を歪ませる。

「じゃ私たち、新聞について話し合うから。」

終いに玲がそう吐き捨て、私たちは教室の隅に集まった。

「ふぅ、なんなのあの人。」

玲がため息を吐く。

私も頷いた。

雅ちゃんがどんよりしたこの場の空気を変えようと言った。

「まぁまぁ。とりあえず新聞について話そ。」
 
だね。

「えっと………なんか良いネタないかな。」

私は頬杖を着きながら言った。

「ねぇ、今って黙って掃除週間じゃん。だからそれについて書いたらどうかな?」

良いね!

32:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/28(土) 14:17

私たちは記事の割り付けをし、来週の火曜日発行を目指した。

火曜日。

私たちは予定通り火曜日に新聞を発行できた。

「良かったあぁ。ちゃんと発行できて。また原川さんに怒られる前に。」

雅ちゃんが伸びをする。

次の日、やっと松下君が復帰し、久しぶりに新聞係が勢揃いした。

「へぇ、結構良い新聞じゃん。」

松下君が壁に貼り付けられた新聞に目を通しながら言った。

「だろ?慶が居なくても大丈夫だってわかったよ。」

榑林がニッと笑う。

ふぅ、なんかやっと一息つけた。

33:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/28(土) 14:18

私たちは記事の割り付けをし、来週の火曜日発行を目指した。

火曜日。

私たちは予定通り火曜日に新聞を発行できた。

「良かったあぁ。ちゃんと発行できて。また原川さんに怒られる前に。」

雅ちゃんが伸びをする。

次の日、やっと松下君が復帰し、久しぶりに新聞係が勢揃いした。

「へぇ、結構良い新聞じゃん。」

松下君が壁に貼り付けられた新聞に目を通しながら言った。

「だろ?慶が居なくても大丈夫だってわかったよ。」

榑林がニッと笑う。

ふぅ、なんかやっと一息つけた。

とりあえず新聞は、これから今まで通り発行できそうだな。

34:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2017/01/28(土) 14:20

ごめんなさい、>>32は無しって事で。


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