鉄の獣と少年兵

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1:紅めだか:2017/01/28(土) 20:56


ガタンゴトンと大きな音をたて、鉄でできた獣が敷かれた道を走っていく。

『まもなく終点、終点に到着いたします』

鉄の獣はそう鳴くと、スピードを落としゆっくりと小屋へ入った。
たくさんの人々が獣から降りると飼い主が獣の中へ入り、まだ乗客が残っていないかを確かめる。

獣の中には一人だけ、すやすやと心地のよく眠っている小さな子供が取り残されていた。
飼い主は子供を小屋の外へと連れ出し、獣の体を大きなブラシでゴシゴシと乱暴に磨き始める。
乱暴に磨いてはいるものの、獣の体は見違えるほど綺麗になっていく。

まだ寝ぼけている少年は小屋の片隅に座り込み、再び眠ってしまう。
獣を磨き終えた飼い主は少年には目もくれず、どこかに行ってしまった。

『鉄の獣と少年兵』

ゆっくりと書いていきます。

文才はあまりありませんが頑張ります。

感想や指摘、アドバイスなど、なんでも受け付けております。

3:紅めだか:2017/01/29(日) 03:18

軽く登場人物紹介
ギルト・ダンテリア(少年兵)

容姿:見た目は普通の少年。わりと小柄に見える。
一人称 僕、オイラ
二人称:君、お前

エーラ=ルリリギア(鉄の獣)

容姿:ほとんど鉄に近い固い皮膚で覆われている。大きな虎のようにもみえる。
一人称:私
二人称:君、貴様


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