~プロローグ~
「 闘いに負けた者は死ぬ 」
突然の校長の声に一年生は驚く。
パンフレットには何も書いていないその、 " 死ぬ "の言葉。
泣きわめく、子もいる。
でも、私達は平常心を保ち入学式を。
だって、もうなれたから_
>>0002.
>>0003.
〜 始まりの幕開け 〜 side、曩
今年も幕は開ける。始まりという名の。煩いほどの拍手と、一年生の泣き声に耳鳴りが激しかった。
そんなことも、気にせずに校長は続ける。
「 そのためには、死にたくなかったら、たたかえ 」って。
一声にやんだ音にしかめていた顔をそっ、と戻す。
ここの学校は、たたかいが好きな奴とか、知らずに入ったやつでわかれる。
私はどちらでもない。
いや、知ってから入ったから、…
たたかいたかったのかも。
私の幼馴染み、結と葎。初めて新入生を迎えるのに、もう慣れたような表情で校歌を。
終えると共に、ぞろぞろと進んでいく皆についていけば行くほど先は前は薄暗く光が見えなく消えていくようで。
暗くなる廊下にパッとついた明かりとともに部屋についた。
「 戦闘用室、 」
書かれた部屋に。