洋風喫茶の魔法使い。

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1:かてぃあ:2017/03/25(土) 16:06

私がお初に小説を書こうと思います。

元々投稿サイトの作品だったのですが、こっちで不定期更新します…。

感想ご自由にどうぞ〜

9:海兎◆Pw:2017/03/28(火) 23:34

 こんにちは。私海兎と申します。
面白そうなので読ませていただきました。
が、すごいですね。

 名前のなかった少女の、
アンの世界が広がるサマがありありと『見え』る……。
これほどまでに清らかでいて繊細な、かつ芽吹くような出会いを描いた作品は、
正直。そうそう味わえないと思います……。

 続き。楽しみにしてます。では、

10:かてぃあ◆R2:2017/03/29(水) 19:27

>>9

ご愛読(?)・感想ありがとうございます。

今日の更新で書き溜めていた分が終わるのでこれからは不定期になりますがよろしくお願いいたします。
(ちなみに少し短いです…)

11:かてぃあ◆R2:2017/03/29(水) 19:28

喫茶店の階段を二階に上がると、冒険者が滞在する宿屋がある。
そしてその上…、三階には、少女達の暮らす部屋があった。
二人一部屋で、もちろんアンにもルームメイトがいた。
自分の部屋の前に言って
「ただいま」
と、アンが言うより先に
「おかえりー!」
金色の髪をポニーテールに束ねた少女が部屋から出てきた。クララという名前だった。
「新しい仲間パートナー決まったんだって?ねぇねぇ、お話聞かせて。」
アンの手を引っ張る形でクララは部屋に入った。
本日何回目かの出来事だ。
部屋に入るとクララは手を離し、自分のベッドに寝転がる。
「で、どんな人なの?新しいお名前は?」
クララは女の子っぽいと言うか、キラキラした印象の子だ。
「魔法使いだって。新しい名前はアン。」
部屋着に着替えながらアンは片手間に答えた。
「へぇー。じゃあアンちゃんかぁ。よろしくねっ」
可愛い八重歯を見せるように、クララは笑った。
「うん。」
部屋着に着替え終わると、アンはベットに寝転がった。
「でさー。」
クララはアンに向きなおった。
「イケメンだった?」
「は?」
「あ、うん。なんかごめん。」
クララはアンと反対側を向く。
「うーん、でも悪い人そうじゃ無かったかなぁ」
小さい声で言ったつもりなのに、クララはこっちを向き直って
「あんまり男の人好きじゃないアンちゃんがそんなこと言うの珍しいね〜」
と、驚いた顔をした。もうアンちゃんが定着している。
「人を感情が無い人みたいに言わないでください。」
「あ、うん」
「……………」
「……………」
しばらく沈黙が流れると、クララがガバッと起き上がって
「アンちゃん、お風呂行こう!」
じぃーっとアンを見つめた。
「いいよ。最近お風呂先行くこと多くなったね。」
少女達のお風呂や食堂は24時間開いていて、好きな時間に行くことができる。
「だってクララ最近太って来ちゃったんだもん。先お風呂入ると満腹に感じて食べる量減るらしいし、この時間空いてるし。」
「はいはい。じゃあ行くよ。」
アンが風呂の支度を進めていると
「もー、そっちから言ったんでしょっ?」
クララが頬を膨らませた。


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