初めまして。
『ここは明確スイーツ研究部！』
『1%の叶わない恋』
『類木川小学校児童会』
作者の、元モンブラン、莉愛、絵菜。
今はまいです！
一度も聞いたこと(あったらコメント等お願いします)ないですよね。
この物語は、レインボーハッピーというアイドルグループの物語。
では、どうぞ。
わたし、金子藍。ある日、家族と東京に行ったらスカウトされた！思いもしないアイドル生活の中、有名女優の碧里ちゃんと共演!?撮影現場は夢の世界♪特に友情をテーマにした物語
3：まい◆8Q：2017/07/09(日) 13:04 主な登場人物
*金子 藍*
ピアニストを目指していた中学1年生の普通な女の子。
女優の夢歌ちゃんのファン。
スカウトされて芸能界へ。
レインボーハッピーのひとりで、メンバーカラーはピンク。
*見水 夢乃*
夢歌の妹。
スカウトさせて芸能界へ。
レインボーハッピーのリーダーで、メンバーカラーはライトブルー。
*佐山 結奈*
元モデルだけど、アイドルに移った。
レインボーハッピーのひとりで、メンバーカラーはイエロー。
*宇都 りりか*
青空キラリというアイドルグループに入っていたが、レインボーハッピーに移った。
レインボーハッピーのひとりで、メンバーカラーはパープル。
1.東京旅行
ママとパパが先を歩いて、わたし、お姉ちゃんが後ろへ続く。
ここは東京スカイツリー。
ガラス張りで、下が見えて怖いんだけど、東京旅行満喫中だよっ！
「ママ〜！ゴールデンウィーク終わったら、中間テストあるでしょ？テストでいい点とれるように、スカイツリーのお守りほしいなぁ」
お姉ちゃんがママにおねだりする。
そっかぁ。
もうそろそろ中間テストかぁ。
わたしにとって初めての中間テスト。
せっかくゴールデンウィークにスカイツリー来たんだし、勉強のお守り買うってわけね。
「桃のお守り？いいわよ。藍は？お守りいる？」
うーん。
実力テストはだいたい真ん中だったから、ちょっと上がれたら…。
「いります、いりますっ！」
スカイツリー内の店を回る。
キーホルダー、ストラップ、お守り見付けた！
どれどれ？
「ママ、わたし、このオレンジのがいいな〜！」
「わたしは、このピンクの！」
お守りを手に、名前の刺繍をしてもらえるとのことで、ギュッっとお守りを握りしめる。
わたしの名前は、金子藍。
お姉ちゃんの名前は、金子桃。
お守り…効果出るといいな〜。
お土産に、最近遊んでいる、美音ちゃん、陽菜ちゃん、琴ちゃん、千尋ちゃんに買うのは、ストラップ。
5人みんなでスクールバッグに付けるんだ〜。
あ、このキーホルダーも買っちゃお！
ストラップと一緒に付けて。
「藍、そんなに買うの？キーホルダーのお金は、藍が払うのよ。ストラップかキーホルダーどちらかって決めていたでしょ？」
「はいはーい」
サイフサイフっと…。
あ…。
そう言えばさっきお金たくさん使っちゃったんだ。
どうしようどうしよう。
絶対買いたいのに…。
「ママ、返すから、お金払って」
これしか方法は、なぁ〜い〜！
ママは、はぁ〜っとため息をつく。
そして、お金を払ってくれた。
ありがとう、ありがとう〜！
お守りの刺繍も終わったらしく、お守りももらった。
満足満足。
あ〜、楽しかった。
2.スカウト！
「あら、可愛い子発見。あなた名前は何て言うの？」
お姉ちゃん!?
男の人がお姉ちゃんに話しかけている。ナンパ？ナンパ？
ママ、パパ、助けてあげてよっ！
「何の用ですか？」
「わたくしたち、東京のガールズ事務所の者です。これ名刺」
そう言って、わたしたち家族に名刺を配ってくれる。
うん、確かにそうらしいね。
「東京ガールズ事務所では、新しいアイドル、レインボーハッピーをつくっているのであります。それで、このお姉さまをスカウトしたというわけで」
す、スカウト!?
お姉ちゃんすごい！
確かに、お姉ちゃんは可愛いし、綺麗だし、優しいし、穏やかだし。
いいところばっかり。
「すみませんがお断りします。わたしは、アイドルになる気はありません。妹はどうでしょう？藍です」
「そうですかあ。やる気がないなら仕方ない。…妹さんですか？歳は？」
「12歳中１です」
ドクン。
アイドル楽しそうかも。
ピアニストもちょっとは出来そうだしね。
「お姉ちゃんの歳は？」
「16歳高２です」
「お姉ちゃんに、顔は似るのかしら？」
っていうかこの人、男のくせに話し方女なんだけど！
ちょっと気持ちが…。
言わない言わない。
「似ます。母であるわたしが言います」
「よろしい。藍ちゃん、芸能界いいかしら？」
わたしが芸能界にっ!?
「はい、もちろんですっ！」
明スイもだけど、おもしろい！
楽しみにしてます(*´ω`*)
ゆるるんさん、こちらもありがとうございます！
頑張ります！
連載多いなぁ...羨ますぃ。
俺なんて２つしか書いてないんですけど((
いえいえ。
何かとストーリーが思い浮かぶものですから。
こんなに書いていて迷惑でないか心配でありません。
越後さんも、ストーリーたくさん考えて、報告してくださったら嬉しいですね。
越後さんのストーリーも読んでみたいものです。
3.新メンバー
ちょ、ちょっと寒い。
ここは、東京ガールズ事務所。
事務所の人が、涼しくしようって、5月なのにクーラー付けてっ！
初対面だし、言いにくいから言わないけど、寒いったらっ！
「初めまして。見水夢乃です。どうぞよろしく」
入ってきたとたんに、見水さんが自己紹介してくれた。
やっと、ひとりじゃなくなった。
メンバーが来たことにホッっとし、自己紹介する。
「こんにちは、初めまして。金子藍です。よろしくお願いします」
「それが、アイドルの名前でしょ？ニックネーム何にするの？」
ニックネームかぁ。
アイドルやっていく中で、ニックネームは結構大切らしい。
ファンが呼ぶ名前にもなるそうだ。
「わたしは、ゆめりん。金子さんも、ゆめりんって呼んでね」
ゆめりんかぁ。
見水さんが言ったとたんに、あああ！
ママとお姉ちゃんがファンの元モデルの、佐山結奈ちゃんが来た。
「あなたたちがメンバー？あら、あなたかわいい」
結奈ちゃんは、見水さんを指差す。
うん。
わたしも、見水さんかわいいなって思ったもんな。
「わたしは、あなたたちが知っている、佐山結奈。本名、北山結奈よ。よろしくしてね」
北山結奈って言うんだ〜。
わたしって、お姉ちゃんの推薦でなったからなーっ。
推薦って言っても、押し付けたみたいな感じ？
「あ、みんないました。遅くなってごめんなさい。わたしは宇都りりかって言います。お見知りおきを」
宇都りりかちゃんだーっ！
元、青空キラリのメンバーだーっ！
すると、結奈ちゃんが表情を固くしてしまった。
何か、イヤなことでも？
「リーダー決めましょ。立候補、ある人いる？ちなみにわたし、立候補するわ」
4.リーダー決定！
「佐山さんも立候補するの？わたしもリーダーやってみたい」
見水さんもかーっ！
わたしと宇都さんは立候補せずに、ふたりの様子をぼんやり見ていた。
何やら話し合ったあと、見水さんはにっこり笑った。
「レインボーハッピーのリーダーは、わたし、見水夢乃に決定しました！」
わたしと宇都さんは拍手する。
結奈ちゃんは、ちょっと見水さんを見て、苦笑いみたいなのをして、拍手をしていた。
「では、リーダーから提案。改めて、自己紹介しない？金子さんの名前知らないでしょ？あと、ニックネームとか決めちゃお！」
う、わたしの名前を出さないで。
すると、結奈ちゃんはつぶやいた。
「金子さんって言うのね。何かかわいいかも」
でもその声は、誰にも聞こえていなかった。
「わたしは、レインボーハッピーのリーダー、ゆめりんこと見水夢乃です。本名は、見水桃乃です。よろしくお願いしまーす」
桃乃ちゃんなんだ。
ゆめりんって決定したんだね。
いいなぁ。
わたし、考えてもなかったし。
「じゃあ次は、金子さん」
「はい。わたしは、レインボーハッピーメンバーの、金子藍です。本名は、金宮藍です。よろしくお願いします」
みんながにっこり笑ってくれて、次は結奈ちゃんが自己紹介する番だ。
どんな自己紹介かな？
ドキドキ。
「わたしは佐山結奈。本名、北山結奈です」
「最後にわたし、宇都りりか。本名は、宇野りりかです。仲良くしようね」
ごめんなさい。
訂正点を言います。
藍ちゃんの本名→金子藍
アイドルの名前→金宮藍でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
5.あいぴー
すると、レインボーハッピーと書かれているTシャツの男の人が来た。
「こんにちは。僕、レインボーハッピーの活動のお助けマン、小保です。これが、レインボーハッピーの練習着。昨日作ったの」
小保さんは、黒をバッグに、*レインボーハッピー*と書かれたTシャツを2枚ずつ配る。
「練習は、これで来るように。さあ、今から着替えてきてもらうから、各自自分の楽屋で着替えてきてください」
はーい。
Tシャツを2枚握りしめて、わたしの楽屋へ走った。
「あ、リーダー決まってないと大変だから、決めてくれる？自己紹介も済ませてちょうだい」
「小保さん。リーダーはわたし、自己紹介も済んでます」
「優秀なグループじゃない。さ、さ、着替えて着替えてー！」
小保さんはちょっと女っぽい。
楽屋に着くと、オシャレしてきた服を脱いで、Tシャツに着替えてみた。
ピッタリ合って、いい感じ。
楽屋から出ると、結奈ちゃんとばったり会った。
「あ、金子さん。金宮さんって呼んだ方がいいかもね。わたしのことは、ゆっちって呼んでほしいの。ニックネームがずっとそれだから。金宮さんのことは何て呼べばいいの？」
えーっ？
ニックネーム決めてないよ〜。
「あいぴーって呼ぶわ。一緒に、行こう。あいぴー」
かわいいかも、あいぴー。
そう言えば、小学校の頃の親友にも、あいぴーって呼ばれてた。
その子は、小学校の頃、ずっと仲良くしてくれてた。
6.カラーはピンク
「ねえ、あいぴー。一緒に遊ぼ！」
自由気ままに生きてきてた、前島尚子ちゃん。
尚子ちゃんは、何かあれば、あいぴー、あいぴーって呼んできた。
「ねえ、あいぴー。尚子、引っ越すことになったの」
尚子ちゃんが言ってきて、わたしはすっごくショックだった。
わたし、人見知りなんだもん。
尚子ちゃんといたから、みんなとちょっとは話せたけど…。
「尚子も、あいぴーといたいんだよ。でも、お母さんが仕事で」
尚子ちゃんと離れるのか〜。
最後の日、「あいぴー、バイバイ」って言ってお別れした。
わたしは、尚子ちゃんが行っちゃったから、ずっと泣いてたよ。
今では、手紙交換してるんだ！
尚子ちゃん、元気かなあ？
結奈ちゃんの前で、尚子ちゃんのことを思い出していたら、何だか悲しくなってきた。
尚子ちゃんが知らないうちに、芸能界デビューしてるんだから。
「あいぴー、あいぴー」
わたしのことを、結奈ちゃんが呼んでいたのに気付いたのは、結奈ちゃんがわたしのことを38回呼んだときだったそうだ。
「ごめんなさい」
「いいよ。…わたしさ、メンバーカラーイエローがいいの。あいぴーたちと被ったら大変じゃん？」
メンバーカラーのことも考えてなかったよ〜。
ニックネームは、あいぴーでいいや。
メンバーカラーはぁ。
「イエローにする確率、ある？」
「うーん。イエローはないかな。色って、わたしたちが選べるの？それか、この中から選んでくださいっていうのなの？」
「好きなの選べるらしいよ」
ふーん。
わたしはぁ、ピンクにしようかな。
それとも、グリーンはどうだろう。
「あいぴー、ピンク似合いそう」
よーし、ピンクに決まりだっ！
7.え、練習!?
マネージャーさんたちも、みんな黒のTシャツを着ている。
でも、やっぱり先に芸能界デビューしたゆっちと宇都さんは違う。
ゆっちは、Tシャツ大きいから、すみをシュシュで結んでるし。
宇都さんは、袖のところにシュシュ付けてるし。
ふたりとも、オシャレ〜！
「藍ちゃん、ふたりともすごいね」
見水さんが耳打ちしてきて、ふたりでフフッと笑う。
わたしたちは、わたしなりに成長して行けばいいよね。
「いい？レインボーハッピーのテレビの時間は、土曜日の夜7時から9時が取れたの。だから、再来週から流れることになるのよ」
やっぱりこの人、女口調で気持ち…。
言っちゃダメ、言っちゃダメ。
でも、再来週からかぁ。
7時からって、みんなが観てくれる時間帯！
ますます気合い入るねっ！
「とりあえず、椅子に座って」
小保さんに指示されて、ビクンとなりながら椅子を引く。
なぜかこの音が妙に大きい気がするんだけど、気のせいかなっ？
「再来週の企画は、『レインボーハッピーが出来たヨ』よ。まず自己紹介していくの。今からは自己紹介の練習」
自己紹介の練習なんてするのぉ！
そんなのしなくてもいいじゃぁん。
小保さんをちょっとにらむように見たのを、小保さんは見逃さない。
「ちょっと、何よ、金宮さん。ダメだったら、撮り直しになって、帰れなくなってくのよ！」
ひぇ〜！
ごめんなさぁい！
となりに座っているゆっちが、「あいぴー、ちょっとずつカットしながらやるかもだけど、いちいち撮り直ししたら切りないから。練習大事だよ」って教えてくれた。
まあ、ゆっちが言うなら、本当なんだろうね。
ゆっちが言ってなかったら、小保さんのこと無視してたかも。
ふふっ！
8.リズムに乗って？
「じゃあ、金宮さんも落ち着いただろうから、始めましょう。初めは、リーダーの見水さんからよ」
ちょっ、落ち着いたって何よ。
落ち着いたってぇ！
わたしは、ずーっと落ち着いてるよ！
「皆さんこんにちは、初めまして！レインボーハッピーリーダーの、見水夢乃です。ゆめりんって呼んでほしいです！よろしくお願いしま〜す！」
最後に、ペコリとお辞儀して、見水さんの自己紹介は終わり。
なかなかいいと思う。
わたし、こんなに出来ないもんね。
「見水さん。伝えたいことしか言えてないわ。もっと他を考えなさい。青空キラリなんかは、自己紹介ソング作ってみたり、リズムを作ったりしてるのよ。見水さんもそうしなさい」
うぅっ！
小保さん厳しい。
わたし、いつまで経っても終わらないのかも！
そういう宿命なのかも！
わ〜ん。
「見水さんやり直し」
「小保さん。考える時間をください」
「ダメッ！アイドルは、アドリブもあるかもしれないのよっ！そんなことしてちゃダメだわ」
お願いだから、女口調やめてっ！
わたし、気持ち…。
何度これを思ってるか、小保さん分かってますかっ？
「ごめんなさい。では、いきます」
見水さんは、息を吸い込んで自己紹介をした。
「皆さん、こんにちは！初めまして。今から自己紹介をします。手拍子お願いします！」
手拍子？
小保さんが手拍子したので、わたしたちメンバーも同じように手拍子する。
「わ〜たしはゆ〜め〜りん！リーィダァーの〜ゆ〜め〜りん！ありがとうございました！レインボーハッピーリーダーの、ゆめりんこと見水夢乃です！よろしくお願いしま〜す！」
さっきよりバージョンアップしてる！
すごい！
わたしたちも、小保さんを見る。
すると、すごっい笑顔。
「見水夢乃、満点。素晴らしい！」
わぁー！
わたしたちも、小保さんも、拍手！
見水さんは、エヘヘと笑って椅子に座る。
「じゃあ次は金宮さん」
わたしぃ!?
ヤバイ、わたし全然考えてなかった。
でも、見水さんも頑張って考えたんだし、わたしもやらないとっ！
「皆さん、初めまして！こんにちは。では、皆さんわたしが何と言っても、あいぴーと返してください。最後に、わたしがウッソ〜？と言ったら、ウッソ〜！と返してください！」
軽く説明して、ス〜ッっと息を吸う。
「レイハピメンバー！」
「あいぴー！」
「メンバーカラーをここで言います。仮に、ピンクで。ピンクの美少女！」
「あいぴー！」
「子ブスな女の子〜！」
「あいぴー！」
「ウッソ〜？」
「ウッソ〜！」
よし、多分上手くいった！
「ありがとうございました！レインボーハッピーメンバー、あいぴーこと金宮藍です！よろしくお願いします！」
ふぅ。
終わった。
小保さん、結果は？
9.独特自己紹介
わたし、見水さん、ゆっち、宇都さんは小保さんを見つめる。
ドクドクドクドク
心臓の音が、すごく大きく聞こえる。
あぁ、死にそう。
小保さん、結果を、早くぅ。
「金宮さん、オーケー。素晴らしい！次は、佐山さん」
ゆっちは、立って前に出る。
わたしと見水さんはその場でやったけど、やっぱりこういうところも違うんだな〜。
「皆さん、順番に、佐山！結奈！ゆっちと、わたしが言ったら言ってね！」
ゆっちがかわいい笑顔で言って、わたしたちは構える。
「わたし、名前を忘れちゃった！わたしの名字は？」
「佐山！」
「わたしの名前は？」
「結奈！」
「わたしの愛称！」
「ゆっちーっ！」
「はい、ありがとうございます！レインボーハッピーのゆっちこと佐山結奈です！よろしくお願いします！」
わぁっ！
見水さんの時より迫力あるっ！
見水さんとわたしの時みたいに、やっぱり小保さんを見るっ！
「ブラボー！すごいわ！最後、宇都さんお願いするわ」
小保さんが宇都さんを見て、ゆっちは椅子に座り、宇都さんは前に出る。
芸能界では、とにかく前に出たらいいのかな。
「レインボーハッピーのプリンセスはリリー！とびきりキュートなリリー！宇都りりかと言えばリリー！こんにちは。リリーこと宇都りりかです！よろしくお願いしま〜す」
すると、わたしたちの時は、ちょっと間をあけてたのに、宇都さんは。
「オーケー！最高よ。さすが元青空キラリメンバー！」
宇都さんすごい。
やっぱりわたしが一番、ダメだったかも。
10.アイドルって
「次は、自己紹介みんな通してみるわよ。順番は、見水さん、佐山さん、宇都さん、金宮さん。次は、誰。と、ニックネームで呼んでね」
わたしはないけど、どうしたらいいの？キョトンとしていると、小保さんが気付いた。
「金宮さんは、わたしたちフォープリンセス。と言う。そしたら、みんながレインボーハッピー！よろしくお願いします！と言う。いいわね？」
うっ！
結構重要な役割をわたしがっ！
ゆっちと小保さんは、ニヤリと笑って見てくるしっ！
期待みたいな目で見ないでっ！
「よーい、スタートッ！」
「ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。わたし、どんな自己紹介したのか忘れましたぁ！」
わたしが縮こまりながらヒヒッっと笑っちゃう。
見水さんは、クスッっと笑って。
小保さんは、思いっきりにらんできてさ。
ゆっちはため息。
宇都さんは他人事!?
あああ、ごめんなさいごめんなさい。
ごめんなさいぃ！
「でもでもっ！みんなで楽しく、教えあいながらやろうよ、ねっ？」
ゆっち、ありがとうございます。
でも、わたし、本当に分からないんだってば。
「自己紹介は、思い出しといてちょうだい。じゃあ、自己紹介練習は、今日は終わりよ。次の練習は、再来週の、自己紹介後のこと。何をするのか、今決めてちょうだい」
そんなこと決めなくちゃならないの!?
小保さん決めてよ！
でも、みんな当たり前みたい。
ふーん。
アイドルって結構めんどくさい？
まい先生、これだね、コラボする作品‼
芸能人の裏側、って感じで面白い！
一巻終わったらだよね。執筆頑張って！
そうです、これです！
読んでもない作品をコラボにしてごめんなさい。
でも、目を通してくれてありがとう！
感想もありがとね。
執筆頑張ります！
11.ファッションランニング!?
見水さんは、ホワイトボードに『自己紹介後』と書き込んだ。
「えっとぉ。自己紹介が終わったら、何をするのかを決めます。みんな考えてください」
わたしは、小さなため息を着いた。
もう、くたくた。
初めてのことだらけで、着いていけるかも分からないし。
「あいぴー、一緒に考えよ」
「ゆっち！いいよ」
突然声をかけられたので、またグッっと気合いを入れて考えてみる。
うーん。
ロケを流すとか？
「あ、言ってなかったわ。再来週の自己紹介後だけど、撮影現場で出来ることよ。ロケとか行かないから」
ガーン。
わたしの考え、1分しないうちにかき消された。
じゃあ何を考えるの？
撮影現場がどんなところか知らないから無理だしぃ。
「あいぴー、こういうのどうかな？レインボーハッピーメンバーでグランプリを決めようpart1みたいな」
グランプリを決めようpart1？
わたしがキョトンとしていると、ゆっちは説明してくれた。
「レイハピの中で、何が、誰が一番出来るのか競うの。どうかな？」
「いいかも！すごく楽しそう」
わたしとゆっちの案が決まって、見水さんと宇都さんはひとりで考えていたらしく、もうみんな決まった。
「じゃあ、わたしから言います。アイドルへの道です。ちゃんとアイドルになるため、何をしているのか流すという内容です」
アイドルへの道、ね。
宇都さんは、完全にアイドルかもだけど、レイハピとしてのアイドルにってことだよね。
「次、宇都さんお願いします」
「はい。青空キラリの案であったのですが、ファッションを決めてランニングというものです。内容は、自分で服をアレンジして、その服を着て、撮影現場を走ります。誰が一番可愛いか、誰が一番動きやすそうか、誰が一番綺麗か、誰が一番レイハピガールかという4点で競います。それぞれ、何かひとつは持つことが出来ますから、悔いはそんなに残りません」
おお！
いいねえ！
わたし、それがいいかも。
でも、まだゆっちの案が言ってなかったよね。
「最後に、佐山さん&金宮さんペア」
「はい。それは、」
ゆっちが、わたしに出してくれた案をみんなに伝え、椅子に座る。
それぞれの案をホワイトボードに書き込み、小保さんを呼んだ。
「そうねえ。ファッションを決めてランニングpart1で行きましょう」
さすが、宇都さん。
面白くなりそうだよね、ホント。
次は、メンバーカラー決めらしい。
小保さんがいる状態で、メンバーカラーを決める。
「やりたい色を言っていきましょう。わたしは、ピンクがいいです」
ゲッ。
見水さんもピンクか。
わたし、あきらめなきゃかも。
12.見水vs金宮
「わたしはイエローがいい！」
ゆっちは、さっき言ってたカラー。
イエロー好きなんだ。
見水さんもピンク好きなんだねっ！
「わたしは紫がいいわ」
宇都さんとゆっちは決定だね。
わたしが、渋々ピンクと言うと、ちょっと見水さんの顔が強ばって見えた。
ごめんなさい。
そういうつもりじゃ、ないの。
「ピンクがふたりいるわね。ふたりとも、この服を着て、似合う方がピンクに決定よ」
ううっ。
とりあえず、頑張ろう。
わたしは、カーテンを挟んで向こう側の見水さんに話しかけた。
「見水さんと同じカラー選んでごめんね」
「うんん。いいよいいよ。金宮さんが好きな色選んでほしいもんね」
み、見水さん、優しい…。
感激しながら、試着室から出る。
わぁー、見水さんカワイイ。
「金宮さんのこと、藍ちゃんって呼んでいい？」
「いいよっ！夢乃ちゃんって呼んでいいかな？」
「もちろん！」
仲良くなったところで、小保さんのところへ行く。
小保さんは、わたしと夢乃ちゃんとを見比べて、うーんと考え込む。
いい調子？
お願いします、わたしにピンクの座、くださいぃ！
「金宮さん、あなたよ」
ヨッシャーーー！
ありがとうございます、ありがとうございます！
わたしは、何度も何度も小保さんに頭を下げる。
「見水さんは、ライトブルーでどうかしら？」
夢乃ちゃんが納得したので、わたしはピンク。
そして、夢乃ちゃんがライトブルーになった。
まい先生、いえいえそんな事ないです！
この話も明スイとは違った面白さがあるのでコラボ楽しみです！
わたしも解フル☆の1話頑張らないと‼
これからコラボの打ち合わせはここでするんだよね。
話し合いのスレ建てた方が良かったかと思ったけど、どう？
小説の迷惑にならなきゃいいんだけど…………。
一応、話し合いのスレ建てます！
えっと、りのとのコラボと混ぜるってなってるけど、建てる前にはっきりさせちゃお！
どうする？
レインボーハッピーと解フル☆のコラボ、やる？
わたしはOKだけど………
私もOK！
じゃあ、薫先生創作板にスレ建ててもらってもいい？