*レインボーハッピー*

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1:まい◆8Q:2017/07/09(日) 12:38

初めまして。
『ここは明確スイーツ研究部!』
『1%の叶わない恋』
『類木川小学校児童会』
作者の、元モンブラン、莉愛、絵菜。
今はまいです!
一度も聞いたこと(あったらコメント等お願いします)ないですよね。
この物語は、レインボーハッピーというアイドルグループの物語。
では、どうぞ。

72:みぃ◆8Q:2017/08/08(火) 19:07

5.オレンジの力

小保さんのところでも見事合格。
ついに、ダンスを付ける。
出来るかな、わたし。
正直言うと、運動は出来ない。
ダンスなんて出来るわけないんだ。

「わたし、振り付け師の森田美代子。中学生戦隊レインボーハッピーの振り付けをやるわ」

あ、この人、CM撮影の監督、森田監督の妻だ。
森田監督のことは、みぃさんと薫先生のコラボを確認よ!(←藍)

「美代子さんって呼んでください」

はーい。
森田監督みたいに厳しそうじゃなかったので、ホッ。
まず、初めの名前のパート。

「みんな後ろを向いていて。自分のパートのところで前にちょっとジャンプしながら向く!」

うん、簡単だね。
わたしは、美代子さんにやって見せた。さすがにオーケー。
で、ここからが問題。
わたし、歌も歌うとなると無理。
両方をいっぺんには出来ない。

「夢乃、藍、意地よ」

キッっと美代子さんがにらむ。
背中がブルルンッ!
ちょっと恐くなってきたかも。

「動きだけやってみて。せーのっ!」

ゆめりん、ゆっち、リリー、わたし!
順番に前を向く。
以外と、美代子さんも厳しいかも。
ちょっと足が縺れると怒られる。
こんな簡単なこと、どうして出来ないの!?

「はい。藍を除いてまあまあね。藍、もっと努力して」

「はいっ!」

あきらめない。
ここであきらめたら、美音ちゃんたちを裏切ることになる。
わたしのファンになってくれた人にもね。
このアルバムを手にしてくれる人、聴いてくれる人全てが笑顔になってもらいたい。
それは、レインボーハッピー。
みんなの力を合わせて、みんなを幸せにするわたしたち。

「藍以外は休憩。楽屋戻って」

美代子さんが指示して、みんな帰ったと思ったら。
ゆっちがコソコソやって来た。

「わたしも、あいぴーの手伝います。ひとりでも会わせた方がいいし」

ゆっち…。
美代子さんの許可が降りて、オレンジかな?の力になる。
ピンクとイエローを重ねる。
すると、多分オレンジ。

「結奈ありがとう。はい、スタッフ、準備」

曲が流れて、ゆめりん。
ゆっち、リリー。
そして、わたしっ!
振り返ると、美代子さんは笑った。

「初めからそうしなさい。やれば出来るじゃない」

やった、出来た。
ゆっちと思わずハイタッチ。
そして、やっと休憩になったんだ。

73:薫:2017/08/08(火) 21:01

わたしも更新したよ!

遅くなってごめんm(__)m

74:みぃ◆8Q:2017/08/08(火) 22:27

ありがとう!
今から行ってきまーす!
いいよいいよ。
報告ありがとね。

75:消しました:消しました

消しました

76:みぃ◆8Q:2017/08/08(火) 22:41

>>75
どちら様ですか?
小説に関係ないことはお引き取りください。

77:叶*かのう*◆Vw:2017/08/09(水) 17:01

みぃこれからも頑張れ✌

78:叶*かのう*◆Vw:2017/08/09(水) 17:01

>>75
意味不明なこと書くのやめな?

79:みぃ◆8Q:2017/08/09(水) 17:08

>>75
消していただき、ありがとうございました。

かのちゃん、ありがとう!
こっちも見てくれて…(涙)
これからもよろしくね!

(推しメン誰ですかー?教えてくださいな!              藍)

80:叶*かのう*◆Vw:2017/08/09(水) 17:42


私は藍ちゃんだよ~~!
頑張ってる姿がすごいなぁ〜って思う‼

81:みぃ◆8Q:2017/08/09(水) 18:02

藍ちゃんなんだね!

(本当〜?嬉しいーーーっ!かのちゃんだっけ?これからもよろしくお願いしまーすっ!         藍)

(良かったらわたしのファンに…
             りりか)

(リリー!黙ってた方がいいよ 夢乃)

(以上でした!        結奈)

82:ルナ◆3es:2017/08/09(水) 18:03

やっぱり、みぃの小説上手!リレー小説も上手!私もリレー小説やりたいな…

83:みぃ◆8Q:2017/08/09(水) 18:08

ありがとう!
嬉しすぎて泣きそう…。
リレーも見てくれたんだね!
私とルナでコラボしちゃう???

84:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 09:32

6.仲が悪いか

それから、中学生戦隊レインボーハッピーの曲は、振り付けは完璧。
明日、歌も付けてやるんだって。
ちょっとヤバイかな…?

「じゃあ、個人コーナーの発表。夢乃は、『ゆめりんの夢の道』。結奈は、『ゆっちの半径500m散歩』。りりかは、『リリーのニャンニャンワールド』。藍は、『あいぴーの視野世界』。これに決まりました」

あいぴーの視野世界?
何それ。
ゆっちが一番面白そうじゃん。
いいな〜、わたしも行きたいな。

「では、私服に着替えてきて。レイハピガール!の撮影よ」

はーい。
レイハピガール!の撮影現場による撮影は、基本私服。
それか、その時のアルバムなどの衣装とかいろいろ。

「あいぴーの企画面白そう。視野世界って、超広いじゃん」

ゆっちに腕をつっつかれる。
わたしはね、ゆっちが羨ましいよ。
楽しそうな企画でねぇ。

「あいぴー着替えないと」

リリーが楽屋から出ながら言う。
相変わらず、ゆっちには言わない。
ちょっと仲悪い?

「宇都さん、そういうところイヤだなあ。わたしは無視か」

ゆっちも気付いた?
リリーとゆめりんは、もう現場に向かってる。
急がないと!

「藍ー、結奈ー!」

マズイ、見つかる。
わたしたちは、急いで自分の楽屋に飛び込んだ。
えーと。
って、服がない!
時間もないし…仕方ないので、とりあえずハンガーにかかってる、ゆっちとの双子コーデの服を着た。
わたしの服、どこ行ったの〜?

85:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 09:59

7.今回のゲスト

この、ファッションを決めてランニング第二弾が終わったら、個人コーナーのロケ。
今日はすっごいハード。

「本番5秒前ー!5、4、3っ!」

2、1!
ゆめりんが息を吸って、「せーの!」

「レインボーッ!ハッピー!」

イェーイ!
ゆめりんが、司会の紙を見ながらカメラを向く。
この時、わたしたちはゆめりんかカメラを見るんだって。

「今日も!ファッションを決めてランニング、第二弾を行いまーす!」

「カット!」

スタッフさんがチェックして、オーケーが出たので次へ進む。
まだ、わたしが出てるレイハピ一回も見てないや、そう言えば。
学んで直すことができないね。

「はい、今回から、ゲストの人も一緒に闘うことになります。今回のゲストの方に来てもらいましょう。どうぞ」

入場口から、有名女優の菊音ちゃんが入ってきた。
菊音ちゃんって言うのは、碧里ちゃんと同じ時期に入った子。

「改めまして、今回のゲスト、菊音ちゃんでーす!」

「はい、ありがとうございます。わたし、碧里ちゃんと幼なじみの、中菊こと中川菊音です!」

カットがかかって、またすぐ次へ進んだ。
いちいちカットかける理由は?
ちょっと疑問に思ったけど、そのまま続けた。

「では、ファッションを決めてランニング第二弾、スタート!」

また、ショッピングモールへ行く。
今回は、ジェルジェルじゃないところ使おっと。
わたしは、スタッフさんと歩きながらファッションを考える。
うーん。
今回は、子供らしい女の子テーマでやってみようかな。
わたしは、まずジェルジェルのとなりに位置する店。
ベリーチェクスへ足を踏み込んだ。

86:匿名:2017/08/10(木) 10:23

>>81
推しメンは藍ちゃんだけど、でも皆のファンです‼(^ω^)✌

87:叶*かのう*◆Vw:2017/08/10(木) 10:24

ごめん。>>86私です。匿名になってた。

88:薫:2017/08/10(木) 12:14

あいぴーの服、どこ行ったの?

それにこの前の雑誌も…………

続き、絶対読むね‼

89:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 13:12

>>かのちゃん

(わたし!?ありがとうーっ!いつまでも応援してくださいっ! 藍)

(良かったね、あいぴー。 結奈)

(これからもよろしく! 小保)

>>薫ちゃん

(服については、2巻を読めば分かるシステムだよ!藍ちゃんのおっちょこちょいかなwww みぃ)

(わたしが関係しているわ りりか)

(これからも読んでくれる!?ありがとう!よろしくっ! 藍)

90:薫:2017/08/10(木) 17:20

>>89

なんか、これかなーっていうのはわかった‼

あと、リレーの方更新したよ!

91:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 17:33

>>薫ちゃん

(分かったかな。リリーが関係しているでしょ! 藍)

(リレー更新ありがとう! みぃ)

92:みぃ◆8Q:2017/08/11(金) 10:44

8.わたしらしいコーディネート

ベリーチェクスのお店は、スカートコーナー。
ズボンコーナー。
Tシャツコーナーとか。
ジャンル分けされてたんだよね。
わたしは、カワイイピンクのTシャツをカゴに入れる。
それから、ピンクのミニスカート。
子供っぽいコーディネート。
そこに、靴は…スリッポン!
っていう、履きやすいスニーカーみたいなの。

「今回スピードが速いですね」

スタッフさんに言われて、黙々とカゴに入れていたのに気付いた。
ネタにならない。
ごめんなさいっ!

「忘れないうちに買わないと」

「藍らしい…」

スタッフさんがちょっと笑う声が聞こえて、憧れの碧里ちゃんや夢歌ちゃんを思い出す。
こういうとき、「何で笑うの!」って笑いながら言うんだよね。
わたしはスルー。
だからダメなんだ。

「ねぇ、ちょっと。どうして笑ってるの〜!」

スタッフさんと笑いながら買い物を済ませる。
東京ガールズ事務所に戻ってくると、もうみんながメイクを始めていた。
ヤバイ、急がなきゃ。

「えっと、髪の毛はポニーテールで縛ってください。メイクはしなくていいです」

そう。
子供らしさを出すには、普通のわたしだよね。
元から子供っぽいもん。
メイクさんは驚いたけど、スタイリストの人たちが髪の毛や服装を整えてくれて、準備は一番早く終わった。
楽しみだな、菊音ちゃんのコーディネート。
勝てるとはあまり思ってないけど、期待されてる気は、する。
トウナちゃんやミオウちゃんも。
(詳しくは、みぃ先生と薫先生のコラボを見てね!)

「もーしもーし。菊音だよー!」

楽屋をノックする音がして、菊音ちゃんがヒョコッっと出てくる。
多分、企画のコーディネートだと思うな。

「碧里ちゃんがゲストで来たとき、どうだった?」

菊音ちゃんが突然聞いてきたので、アワアワしながら思い出す。
確か、ああ、となりに碧里ちゃんがいる!
って感じだったかなぁ。
それを菊音ちゃんに伝えると、クスッっと笑った。

「それって企画のコーディネート?」

「はい!子供っぽさを出してみました。菊音ちゃんも企画のコーディネートですか?」

「カワイイコーディネート。わたしも企画のよ。説明は企画でするから。じゃあ、よろしく」

あ、あいさつしてるんだ。
わたしが行けば良かったかも。
菊音ちゃんが行った後も、わたしのコーディネートと菊音ちゃんの大人らしいコーディネートを比べて考えていた。

93:薫:2017/08/11(金) 11:30

解フル☆と絡ませてくれてありがとう‼

あいぴー今回も頑張って!

94:みぃ◆8Q:2017/08/11(金) 13:28

いやいや、勝手に絡ませちゃってごめんね!
今回も、レイハピガールになれるか!?
だね。
コメントありがとう。

95:みぃ◆8Q:2017/08/11(金) 22:07

9.ちょっとかたい会話

撮影現場に入り、撮影が始まる。
(何かみんな撮影現場のことスタジオって言ってるっ!)
わたしもスタジオって言おっと。
列みたいに並び、ランニングがスタートする。
この前と同様、最初はゆめりん。
スタジオを三周走る。
今回のゆめりんのコーディネートは、肩出の、前とはうって変わって違う。
カワイイ青のスカンツってやつ。
髪型は降ろしてあって、大人らしさがあって素敵。
靴もヒールが高いし。
ネックレスしてるし。
毎回同様、スピーチタイム。

「今回のコーディネートのタイトルはカフェへの道。大人じゃないわたしには入れない憧れのカフェに入りたいという願いに近づくためのコーディネートになっています」

スピーチも終わり、拍手に包まれる。
いつもなら、そのまま次のゆっちに移るけど、今回は菊音ちゃんが声を上げた。

「タイトルがコーディネートにあってて素晴らしいですねぇ、うん」

わたしたちに話を振ってくれて、すかさずリリーが補助。

「本当ですよね。肩出のところが大人感が増しています」

菊音ちゃんとうなずきあいながらわたしをチラリと見る。
コ、コメントしなきゃ。
とっさに考えたけど、思い付かない。
こんな浮いたアイドルいないよね。
もっと心を落ち着かせて、ゆったり会話するようにしなきゃ。

「あ、そうだ。コーディネートの決め手はどこなの?」

菊音ちゃんがフォローしてくれる。
ありがとうございました。
後からあいさつに行ってお礼言お!

「決め手ですか?そうですねぇ。やっぱり肩出だったり、靴ですかね」

チャームポイントの説明をちょっとして、ゆめりんのランニングは終わり。
何とかして、本当のアイドルらしい姿を菊音ちゃんに見せなきゃ。

96:みぃ◆8Q:2017/08/31(木) 07:48

10.共にすごいコーディネート

次はゆっち。
服は、ゆるめのイエローのワンピースに、足はペッタンコの靴。
頭はヘアピンで綺麗にまとめており、手首にはブレスレットをしている。
走り終わるとスピーチ。

「わたしのランニングはいかがでしたか?服のチャームポイントは、このワンピースなんですけど、裾に虹のワッペンが付いているところです。レインボーハッピーの、レインボーの要素を取り入れました。タイトルは『わたしはレインボーガール』です!」

みんなから拍手が起こる。
ここからはちょっと話さなくちゃ。
菊音ちゃんより先にっ!

「ゆっちのヘアピンかわいいよね」

ゆめりんがわたしたちを振り返ってきたので、リリーとうなずく。

「ヘアピンの先に付いてる黄色のお花がゆっちっぽいよね」

リリーに話を振ると、「うん。服とヘアピンとの使い方がいいと思う。菊音ちゃんは、どう思う?」…良かった。
みんなで話せたし、菊音ちゃんにも話を振れた。

「ブレスレットをしてみたところがいいと思う。ヘアピンと同じ種類を付けるところが素晴らしいと思います」

おおおっ!
ゆっち好評価じゃん!
すっごおい!

「次はわたしよね。では、リリーこと宇都りりか、いきます!」

リリーのコーディネートは、制服!?
普通に公立の制服。
でも、校則はほぼ破ってる感じ。
スカートはめちゃめちゃ折ってある。
上の服には刺繍がされてる。
ネックレス、ブレスレット付き。
そして何よりも、ネイルとポニーテールがすごい。
ネイルのデザインはリリーリリーって感じで、リリー風ネイルだね。
ポニーテールは、ほぼ真上で微妙に前に垂れそうな感じなの。
本当、すごい。

「では、スピーチします。今回は、この辺りの制服を売っているところで全て決めてみました。校則に縛られず、自由な格好をしてみました。靴も、ローファーではなく、クロックスにしてみました!タイトルは、『自由な人』です!」

97:みぃ◆8Q:2017/08/31(木) 08:41

11.わたしのランニング

わたしがすぐ反応。

「リリーの何かすっごいよね!」

「うん。スカート折ってあるところが、校則無視してます感ある!」

ゆめりん、ありがと〜!
すると、またすぐに菊音ちゃんが反応する。

「クロックスを履いていきたいって思ってる子は多いと思うから、すごくいいわね」

ゆっちが反応出来ずに、リリーのランニングは終了。
次は、わたし。

「それでは、あいぴーこと金宮藍、行きまーす」

わたしは、動きやすい格好なので、ちょっとスピードを上げてグングン走っていく。
レイハピガールじゃなくて、動きやすい格好の賞がとれるかも。
あ、ゲストで菊音ちゃんが来たから、ひとり分賞増やしたの。
アイドルガールってやつ。
誰が一番アイドルっぽいかで決める。
わたしは無理そうだなあ。

「わたしのランニング、コーディネートはいかがですか?タイトルは『昔のわたし』です。子供らしいミニスカートに、かわいらしいTシャツで合わせてみました」

特に言うことないな〜。
すると、ゆっちが反応してくれた。

「ミニスカートとTシャツの合わせ方がいいよね。色合いも」

ありがと〜。
リリーとゆめりんも、菊音ちゃんも。
感想言ってくれてありがとう!
最後は、菊音ちゃんのランニング、ドキドキ。

「ではラストで、菊音行きます!」

菊音ちゃんは、スピードを出して駆け出した。

98: 薫+*Mio+*◆v.:2017/08/31(木) 12:27

みぃ、やっほー!
レイハピ、なんか久しぶり(*^^*)
みんなの個性が出てて、今回もスッゴクいい!
リリーのは、ちょっと意外………
でも、ギャップがあって可愛いね!

99:みぃ◆8Q:2017/08/31(木) 18:23

薫ちゃんありがとう!
ずっと、とりあえず勉強してて、手が膨らんだり…。
コメントありがとう。
これからもよろしく!

100:フフフフの日:2017/08/31(木) 18:42

フフフフフフフフフフフフフフフフ?!
風来の、鵜、酢、お仕事
クエッ
ゾゾゾ
そう
ゾゾゾ

101:みぃ◆8Q:2017/08/31(木) 19:02

>>100
やめてください。
私が『*レインボーハッピー*』の小説を書き、それを読んでくださった方がコメントを寄せてくださったりするスレです。
小説に関係ないこと、荒らし行為はお断りしております。
来ないことを願います。

102:府を:2017/08/31(木) 19:17

沸かし?!ヨヨヨ
ヨヨヨヨヨヨヨヨ?
フフフフカノノ
せと?是非
整え

103:こずえ◆Vk:2017/08/31(木) 19:52

>>102
色々な所で荒らさないで下さい

104: 薫+*Yae+*◆j.:2017/08/31(木) 20:38

そうだよ!みぃのスレ荒らさないで!
小説楽しみにしてる人にもみぃにも失礼です!
私のスレ荒らすのは勝手かもしれませんが、友達のスレは荒らさないでください!

105:桜星奈◆Uc:2017/08/31(木) 20:40

みぃちゃんが可哀想だよ!いい加減にして!

106:みぃ◆8Q:2017/09/01(金) 22:38

2巻のあらすじを書き忘れていたので書きますね。

わたし、金子藍。って言うのは本名。芸名は金宮藍。レイハピのピンクガールだよ!今回のお仕事はバラエティー番組の出演。メンバー全員で出たの。いろんな女優さんもいっぱいいたよ!そんな中、個人ロケも。今回のレイハピ、第2巻!

107:みぃ◆8Q:2017/09/03(日) 20:52

12.第2回の賞は?

菊音ちゃんもスピーチが終わり、いよいよ結果発表。
動きやすいガールになるかな。

「まず、レイハピガール!それは、リリー。おめでとう!」

ゆめりんが司会の紙を脇に挟んで拍手する。
リリー、制服のアレンジが高得点のポイントかな。
めちゃめちゃカワイイもんね。

「綺麗ガールは、菊音ちゃん!おめでとうございます!」

菊音ちゃんアイドルガールじゃないの!?
次はカワイイガールっ、ゾクゾク。

「カワイイガールは、わたしです」

おお〜。
コーディネートとか、独特でカワいかったもんね。
尊敬する感じ。

「動きやすいガールは、あいぴー!おめでとう!」

やはり。
ありがとうございます。
動きやすいガールかぁ。
次回は、アイドルガール狙いかな。

「アイドルガールは、ゆっちで〜す」

さっすが元モデルさん。
カッコい〜い。
これで企画は終わり。
一度カットがかかり、菊音ちゃんとレイハピメンバーでコール。

「せ〜のっ!」

『レイハピガール!』

カット。
菊音ちゃんありがとうございました!
みんな頭を下げ合いながら終了。
楽屋に戻った。
これで終わりじゃない。
あいさつ行かなきゃ。

「失礼します、あいぴーこと金宮藍です。あいさつに伺いました」

菊音ちゃんが出てくれて、楽屋に入れてもらう。
綺麗だしカワイイ楽屋。
1日撮影貸し出しの楽屋も、雰囲気が全然違う。

「今日は来ていただいてありがとうございました。もしよろしければ、またの参加待ってます!」

菊音ちゃんにアドバイスを聞いて、ちょっと雑談を交わしてあいさつを終わった。
緊張したな〜。
私服が楽屋に置いてあって、『りりか』と書いてあるし。
そーいえば、リリーの楽屋で着替えたっけ。
…ってへっ!

108:ルナ◆3es:2017/09/03(日) 20:53

レイハピ面白い!
みぃ、小説書いてるメンバーで専スレ作らない?

109:みぃ◆8Q:2017/09/03(日) 20:55

ルナ、ありがとう!
専スレいいよ!

110:みぃ◆8Q:2017/09/03(日) 21:21

13.個人ロケは?

今日はひとり。
東京ガールズ事務所前にいる。
個人ロケ、『あいぴーの視野世界』の撮影なんだ!

「本番5秒前〜!5、4、3っ」

にぃ、いち!

「レイハピガール!イェーイ!はい、今日は、わたし、あいぴーの、初個人ロケをしま〜す!」

ひとりでカメラに向かって拍手。
笑顔とか作りにくいな〜。
すぐにカンペで、『東京有名ラーメンのお店に行く』と書いてある。

「今回は、まず、東京にあるラーメン店にお邪魔しま〜す!では、早速行ってみましょう」

アシスタントの人や、カメラマンの人たちと、菊音ちゃんにアドバイスされたことを注意して話す。

「藍はラーメンバカ食いしそう」

「ちょっとカメラマンさん!?」

何か、話してるとホッっとする。
カンペには、『いい調子!』って。
菊音ちゃんのおかげでこんな風に出来てる。
女優さん、さすがです…。

「着きましたっ、ラーメン店こちらになります、ジャン!」

看板がよく見えるようにして、お店の中に入る。

「いらっしゃい、いらっしゃ〜い!」

入りやすいムードで迎えてくださってるお店かな。
いきなり出てきたのは、醤油ラーメン。このお店1の人気ラーメン。
カンペには、『いただいてください』と書かれている。
はいはい、分かりましたよ。

「では、いただきま〜す!」

ズーッっとラーメンをすすり、しょ、食リポ!
普通のラーメンとどこが違うのか言うんだよねえ、どこかな。

「麺がもちもちしていて、噛みごたえがあってとっても美味しいです!」

お店の店長さんは、わたしに付きっきりでいるんだけど、頭を何度も下げていた。
アナウンサーさんが食リポするの真似しちゃったっ!

「醤油の味がよく絡んでますね」

わたしは、またズーッっとラーメンをすすった。

111: 薫+*Mio+*◆v. 受験合格*プロジェクト!:2017/09/04(月) 15:58

みぃやっほ!専スレ入ってくれるんだね!(私もいるよ〜)
ここでさ、ちょっとアドバイス!(余計なお世話だろうけど……)

あのさ、ファッションをきめてランニングするのあるじゃない?
その洋服を買いに行くロケ、先にやったらどうかな?
ロケは先にやって、スタジオでの撮影はまとめてやる、って聞いたから!(順番はあまり関係ないってことかな)
でも架空の物語だし、みぃのやり方でいいと思うよ!
続き、楽しみにしてるね!

112:みぃ◆8Q:2017/09/04(月) 18:00

薫ちゃん、アドバイスありがとうございます!
全然知らなかったから、テキトーに順番つくって書いてた。
ありがとー。

113:みぃ◆8Q:2017/09/04(月) 18:18

14.ラストカフェで?

カンペには、『次は東京人気カフェ』と書かれている。
カフェッ?
何か楽しみだなあ。
何があるんだろ。
ワッフルあるかなあ、食べたいっ!

「藍、突然ですが、カフェで、あることをしてもらいます」

アシスタントさんがいきなり言ってきて…って、えええええ!
あることってどんなこと!?

「何やるんですか!?」

カンペをよく見ると、『なるべく敬語は使わないこと』と書いてある。
ガーン。
無理無理無理〜、心の準備必要〜!

「アイドルは、いきなりのことは日常茶飯事」

ニチジョーサハンジなの!?
よくあることとか、当たり前のことって意味だよね。
わたし、アイドル失格だ…。
お姉ちゃんが断らなかったら、こんなこと思わないだろーなー。

「ここです!」

アシスタントさんが一軒のカフェを指差した。
わっ、オシャレなお店〜。
カンペは、『ここでラスト』と書かれている。
個人ロケ楽しいな〜。
わたしがメインだし、ね〜!

「着きました!ここが、東京人気のカフェです!」

早速お邪魔すると、チャリンチャリンと鈴が音を鳴らす。
レジに立っている女の店員さんが案内してくれた席は、一番人気の個室。
めちゃめちゃカワイイインテリア!
って、イがみっつも並んでる…。

「うーんと、では、チョコレートワッフルダブルでお願いしまーす」

ダブルって言うのは、ふたつってことね。
シングルだと、少なく感じちゃう。
だってわたし、ワッフルは大好き。

「では、急遽行う、予想画大会ー!」

ヨソーガタイカイ?
ここでカットがかかる。
画ってことは、絵だよね。

「スタート!」

「メンバーは、レイハピメンバー金宮藍。アシスタントの尾伊豆。マネージャーの高橋。プロデューサーの鈴木」

もしかして闘い!?
絶対勝ってやる!
カンペにルールが書かれる。
やっぱり闘いだね、うん。
出てくるものを予想して絵を書くコーナーらしい。

「お題は、金宮藍が頼んだ、チョコレートワッフルダブル。よーいスタートです!」

わたしは、チョコレートワッフルダブルっていろんなところで食べてるんだから。
ゆっちと行ったカフェでも食べたんだよ!
わたしが勝つーーー!

114:みぃ◆8Q:2017/09/04(月) 18:32

13.ファンの子のコーディネート

絵を描き終わって、みんなに見せる。
なぜか、店員さんも見いってる。

「ポイントは、わたしが食べたいチョコレートワッフルダブルです!わたしが好きなのをたくさん乗っけました」

店員さんたちからも拍手が起こる。
やっぱりわたしが一位かなっ?
次に見せたのは、尾伊豆さん。
…一言で、…これワッフルじゃない。
食パン。
ワッフルの模様がない…。
こりゃダメだ。
次は高橋さん、鈴木さんが見せたけど、絶対ワッフルに近いのはわたし。
どうだ、思い知ったか。
ちょうどワッフルが来て、覗き込む。
見えたのは、わたしの絵と一緒!

「わたしの勝っちー!」

フォークとナイフを持って、器用に切り分けて食べる。
もっちもち、ふっわふわ。
チョコレートが生地に絡んでて…。

「すーーっごく美味しいです!」

もっちもち、ふっわふわと言うこと、そして、わたしのカワイイ顔を撮り、終わり!
カワイイかな…?

「はーい、今日は、東京人気ラーメン店、東京人気カフェにお邪魔させていただきました!」

ちょっと間を空けて、スッっと息を吸い込む。
せーのっ!

「レイハピガール!イェーイ!」

カットがかかり、個人ロケは終わった。つ、疲れた〜。
今からは、レイハピ会議。
メンバーもそろそろ個人ロケが終わるから、次はどんな仕事をするのか話し合うの。
何に出られるかな、楽しみ!

「藍ちゃんですよね、サインください!お願いします!」

あれ、ファンの子かな。
自分たちで作ったのか、白のTシャツに『レイハピガール!』とプリントされていた。

「ありがとうございます!はい、どうぞ」

サインを渡すと、とてもいい気分になった。

115:みぃ◆8Q:2017/09/04(月) 19:21

14.初仕事・冷たい視線!?

会議も撮影入り。
これもレイハピガール!で放送するからだって。
真面目にやるんだけど。

「よろしくお願いしまーす!」

撮影はスタート。
今回のコーディネートは、第2回ファッションを決めてランニングのコーディネート。

「オファーが来ているのは、日本を知り尽くしてイKO!が来てるわ」

知ってる知ってる!
いつも家で盛り上がるバラエティー番組だよね。
ゲストみんながロケして、日本の秘密を探ったら、それをみんなで蓄えるって内容。
MCの、『ドリドリ』ってお笑いコンビの大ちゃんって方が面白いんだ!

「いいと思います!わたし、ずぅっとお姉ちゃんが出てるの観て憧れです」

ゆめりんが挙手してにっこり笑顔。
プロデューサーさんたち、うっとり引き込まれちゃったりして。
レギュラーに、そう言えば夢歌ちゃんも入ってたもんな。
いつもカワイイ服装で、お姉ちゃんと話し合ったし。

「わたしも賛成。初のバラエティー番組、やっぱりみんなで出たいです」

ゆっちも出たいよねっ!
わたしも言った方が…。
そこで、リリーが手で制した。

「わたしは出たくない」

ええええっ、どうして!?
バラエティー番組だよ、しかも、すっごく人気な!
リリーはため息をついた。

「日本のことは、何もかも知ってるから出なくていいはず。それに、他に仕事あるでしょ、次は?」

リリーがプロデューサーさんをにらむように見ると、ドキッっとして焦るプロデューサーさん。

「ここのオファーしか来てません」

「そう。なら歌の練習でもしたらいいと思います」

日本の文化っていろいろあるよね。
リリー、出ようよ〜。
わたしがリリーを見ると、ちょっとにらまれた。
そんなに出たくないの〜。
なら、やめた方がいいのかなあ。

「リリー、出ようよ。絶対得する!」

ゆめりんが、リリーを何とか説得するけど、リリーは聞く気もない。
プロデューサーさんはため息をつき、カメラを切った。

「これは放送不可。りりか、ちょっと来なさい。みんなは楽屋で休憩」

そ、そんなぁ。
リリー、何言われるんだろう。
きっと、説得するんだろうな〜。
わたしは、照明の落ちた会議室を後にした。

116: 薫+*Mio+*◆v. 受験合格*プロジェクト!:2017/09/05(火) 16:12

みぃ、余計なお世話だったと思うのに…私の方が感謝ッ!
リリーも、リリーらしいね。
なんか、ミオウに似てる気がする。(なんか…嫌だったらごめん)

117:みぃ◆8Q:2017/09/05(火) 20:45

いやいや、余計なお世話なんかじゃないよ。
私も知らなかったことだし。
教えてくれてありがとう。
私はミオウ推しだから嬉しいよ!

118:みぃ◆8Q:2017/09/05(火) 21:15

15.撮り直し撮影

時間も経ち、『にゃお』も読み終わった時のこと。
プロデューサーさんが廊下で呼びかけている。
リリー、納得したのかな?
おそるおそる会議室へ行くと、リリーは椅子に座っていた。

「りりかもオファー受けたので、流れは同じようにして。いいわね?」

はーい。
分かりましたー。
リリー納得させたプロデューサーさんは、尊敬するけど、本当にそんなので仕事していいのかな。
やる気あり。
根性ありじゃないの?

「行きまーす!5、4、3っ!」

2、1っ!
まずゆめりんが、目の前に設置されているカメラに向かって、「せーの!」と言って!

『レイハピガール!』

プロデューサーさんが、目の前にもカメラ置いたみたい。
四方八方から撮られてるぅ。

「オファー来てる仕事を発表したいと思います!…ジャン!」

ゆめりんが、椅子の下から取り出したボードにカメラ、目線が行く。
効果音と同時に、一枚紙がめくられ、『日本を知り尽くしてイKO!』と書かれたのが見えた。

「わたし、これ出たい!モデルで出る機会なかったから、うん。ぜひ〜」

ゆっちがカメラに向かって笑顔を向けながら手を挙げた。
リリーは書記係に任命され、ゆっちが言ったことをメモ。

「あいぴーは、家で見てどう思う?」

ゆっちに話を振られて、あわてて受け止めた。
そうだなあ。

「お姉ちゃんと、こんなのあったんだねって見たりとか…。MCやってみたいって言ったりするな〜。ゆめりんはどう?」

あわててボールを投げるように、ゆめりんに話を振った。
いきなりごめんなさいっ!
でも、一切動じずに受け止めた。

「お姉ちゃんがレギュラーだから、わたしも出たいって憧れてて…」

あ〜、夢歌ちゃんレギュラーメンバーだもんね。
家でゆめりんが見るときも、毎回夢歌ちゃんがいてね…。

「リリーはどう?出たいよね」

ゆめりんが視線をリリーに投げ掛けると、書く手を止めた。
ちょっと悩み込み、静かに言った。

「日本の歴史、文化、学べることもいっぱいあるだろうから、出てみたいと思います」

リリー、落ち着いてて敬語!
アイドルって、やっぱりこういう時は真面目に敬語使った方がいいかな。
プロデューサーさんが、「オファー受理しまーす、レイハピよろしく!」と声を上げる。
わたしたちは、ゆめりんの席に集まって、受理ボタンをみんなで押す。

「せーのっ!」

 ポチッ!
受理、完了しましたー!

「せーのっ!」

『レイハピガール!』

「カット!」

わたしは、ふっと肩を落とした。

119:みぃ◆8Q:2017/09/05(火) 21:38

16.現場あいさつ

今日は、『日本を知り尽くしてイKO!』の撮影の日。
わたしは事前にロケ行ってきたんだ。
ひとりでね。
名古屋城へ訪問させていただいたわけで、恥ずかしながら自分のVTRも見るんだよね。
初めて自分が出てるの見るな〜。
暇がなくて、録画したのも見れてないから。

「藍ちゃんだよね、わたしは夢歌。夢乃がいつもお世話になっております」

あわわわ、わたしから楽屋へお邪魔させていただこうと思ってたのに。
自販機でお茶を買っていると、夢歌ちゃんが話しかけてくれた。
って言うか、超カワイイじゃん!
ぷっくりした頬。
クリッっとした目。
優しい瞳。

「初めまして。いつもテレビで観てました。夢歌ちゃんのファンの金宮藍です。夢乃さんにはこちらがお世話になっております」

夢歌ちゃんとちょっと話して、お茶を楽屋に置いたらあいさつへ向かう。
レギュラーメンバーは、夢歌ちゃん、美濃ちゃん、宮野さん、森さん。

「失礼します。レインボーハッピーメンバーの、あいぴーこと金宮藍です」

ドアの前で美濃ちゃんに話しかける。
美濃ちゃんは、ゆっくりドアを開け、にっこり笑った。

「初めまして。川上美濃です。よろしくお願いします」

美濃ちゃんも、夢歌ちゃんと同じくらいカワイイ!
夢歌ちゃんは、元気タイプだけど、美濃ちゃんって清楚タイプなんだよね。
憧れる性格だ〜。

「レイハピガール毎回見てます。良ければ呼んでください」

「ありがとうございます。美濃ちゃんも来ていただけたら現場が盛り上がります。よろしくお願いします。失礼しました」

ドアを閉め、宮野さんと森さんも同じことをする。
現場を乱さないよう、気を付けて頑張らなきゃね!

120:みぃ◆8Q:2017/09/05(火) 21:53

17.撮影開始!

ちょっと効果音があり、みんな拍手。
MCがいつもと違い、大塚さんがMC台に立っていた。

「さあ、今日もやって来ました、日本を知り尽くしてイKO!イェイ!」

レイハピガール!のコールみたいに、みんなイェーイと盛り上がっている。
あとちょっとで現場に入る!
撮影現場の、ゲスト入場口で、大塚さんの声をよく聞く。

「記念すべき第500回放送のゲスト、こちらの方です、どうぞ!」

入場口が開き、ゆめりんから撮影現場に入っていく。
わたしが最後になり、ゆめりんがいつものコール。

「せーのっ!」

『レインボーハッピー!』

みんなから拍手があり、頭を下げながら軽い自己紹介。
ゆめりんから、わたしへ回ってくる。

「レイハピのピンクの美少女、あいぴーこと金宮藍です!よろしくお願いしまーす!」

辺りから拍手の雨。
自己紹介は、とりあえずうまくいったよね、良かった〜。
わたしたち用の椅子に座って、早速VTRを見る。
ゆめりん、ゆっち、リリー、わたしの順番で。
ゆめりんが映ると、背後には清水寺があった。

121:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 20:50

18.わたしのVTR

いよいよわたしの番か。
ゆめりんのVTRでは、日本の素敵な文化をより理解できた。
ゆっちは海へ行っていた。
沖縄の綺麗で鮮やかで透き通っているかのような水。
日本にも、海外にはない美しさがあると言うことが分かった。
リリーのVTRでは、ディズニーへ行っていたんだけど、夢の国を改めて実感できた。
わたしのVTR、学んでください!
大塚さんがボタンを押すと、わたしがムービーに現れた。


「こんにちは!あいぴーこと金宮藍。レイハピメンバーです!」

わたしは、カメラに向かって笑いかけて、背後の名古屋城を紹介する。
特に知らなかったから、「ここは、愛知県の名古屋に位置する名古屋城になります!」だけ、言っといた。
緊張するな、夢歌ちゃんも観るんだからね。
美濃ちゃんも。

「名古屋城で、わたしは東海地方の文化について学びたいと思いま〜す。では、お邪魔しま〜す」

名古屋城に入り、ちょっと進むごとにもリポートしながら進む。
野次馬が来ていて、やたら緊張する。

「ここが、名古屋城のいいところですよね。落ち着いたムードで、観光客がいっぱいいらっしゃる」

カメラに語りかけるように言うと、アシスタントさんたちはにっこり。
初めましてだったから、怖かったな。
『日本を知り尽くしてイKO!』のアシスタントさんは、気さく。
だからホッっとしてるけど…。
『残り1分の締めくくりで!』ってカンペに書き込まれてる。
は、早い。

「はい、では、そろそろ時間です!スタジオの夢歌ちゃん、美濃ちゃん、いかがでしたか?」


ここで、わたしのVTRは終わり。
夢歌ちゃんと美濃ちゃんを見ると、ふたりともにっこり笑って言った。

「ひとりのロケだし、すごく上手い!初めてでしょ?」

「わたしが初めてやったのよりめちゃめちゃ上手いよ、藍ちゃん!」

わぁー、ありがとうございます!
わたしはその気持ちを向けて笑い返した。

122:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 21:01

19.みんなでコール

番組最後の締めくくり。
もう終わりか〜。

「今日はありがとうございました!では、最後にコールさせていただくので、良ければ皆さんもお願いします」

ゆめりんが、レギュラーメンバーの人たちに『レインボーハッピー!』と言うのを教えている。
レイハピのプロデューサーさんに怒られそうだな。
コールが地味すぎって。
ゆめりんが案出してくれて、『レイハピガール!』も、『レインボーハッピー!』も、みんな同じポーズするんだけど…。

「ではいきます!せーのっ!」

『レインボーハッピー!』

「ありがとうございました〜!」

ちょっと間が空き、カット。
オーケーが出たので、撮影は終了。
一時間に渡って行われた撮影…。
楽しかったな。

「皆さん、本当にありがとうございました。またよろしければ、レイハピガール!にも来てくだ〜さい!」

ゆめりんさすが。
しっかり宣伝とかするね〜。
わたしたちは東京ガールズ事務所帰ったら、次回の撮影項目会議!
服装は、第1回ファッションを決めてランニングのコーディネート。
『レイハピガール』に昇格されたコーディネートって考えるとウキウキするんだ。
みんなにそのコーディネートを見てもらえるから。
わたしは、ロケバスに乗り込み、事務所に帰った。
さあ、仕事仕事!
明日からまた学校行けるんだから。
学校から帰ってきたら、録画したのも見なきゃ。
あ〜、やることいっぱい!

「ちょっと藍、聞いてる?」

「はい、すみません!」

小保さんに怒られちゃったっ!
エヘヘ〜。
でもこれがわたしのキャラだし、気にしな〜い、気にしない。
わたしは、会議の服装に着替えた。

123:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 21:11

20.突然訪問!

「ただいま〜」

ソファーにスクールバッグを投げ、録画をチェックする。
一回目と二回目の『レイハピガール!』の録画がされている。
計4時間分か。
とりあえず第一回っ。
リモコンでセットして、いよいよ…。

「自己紹介来た〜!」

ヤバイ、ひとりで盛り上がっちゃったな〜。
わたしが出てる。
レイハピが出てる!
わたしが出てる。

「あいぴーこと金宮藍です!」

おお〜、わたし自己紹介してる〜。
意外といい顔立ちにはなれたかも!
結構前よりはマシだよねっ?
自己紹介が終わり、『ファッションを決めてランニング』。

「はい!ファッションを決めてランニング第一回で〜す」

ゆめりんしゃべってる〜。
いちいちプロデューサーさんがカットを入れたところで、企画説明が表示された。
こういうためね、なるほど。
 ピンポーン

「藍出て〜」

「はーい」

わたしは、ドアを開けた。
って、美音ちゃん、陽菜ちゃん、琴ちゃん、千尋ちゃんじゃん!

「どうしたの!?みんな!」

「いや、休めてるかなって。大変だったでしょ?仕事」

美音ちゃん…みんな…嬉しい!
みんな励ましてくれたり、応援してくれたり…。
第三回の『レイハピガール!』の宣伝もとりあえずしてお別れした。
明後日まで学校。
明明後日から仕事。
ゆっくりゆっくり休んで、たっぷりたっぷり仕事する!
わたしの座右の銘決定!
『明日のわたしは今日の自分、今日のわたしは昨日のわたし』。
一歩一歩明日を変えるのはわたしだ!
わたしは、録画のチェックのボタンをポチッっと押した。

             (つづく)

124:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 21:15

あとがき

こんばんは。
『*レインボーハッピー*』略して『レイハピ』作者のみぃです!
今回の二巻、いかがでしたか?
藍ちゃんの個人コーナーにバラエティー番組。
果たして藍ちゃんは上手く話せたのでしょうか。
創作板で詳しく載せる予定です!
感想・コメント・質問・アドバイスお待ちしております!

*コメントコーナー*
読んだらコメントをくださる、薫ちゃんをはじめとする皆様。
本当に本当にありがとうございます!
次回、三巻もよろしくお願いします!

ではでは。
ここで終わりとさせていただきます。
次回、三巻でも、あなたとお会い出来るのを楽しみにしております。

        笑顔いっぱいのみぃ

125:みぃ◆8Q:2017/09/06(水) 21:17

*次回予告*
個人ロケ本格始動!
なかなかレイハピメンバーみんなが集まらなくて団結が乱れる!?
アルバム『中学生戦隊レインボーハッピー』全4曲も完成!

楽しみにしててね!

126: 姫百合 ◆og:2017/09/07(木) 16:11



お疲れさまです〜!
陰ながら閲覧&応援させて頂いていた姫百合です。
2巻が終わったということで、我慢できずに参上したわけであります。
個人的には藍ちゃんLOVEです♡私もピアノをやっているもので。
続きも楽しみにしています、お互い頑張りましょう!
では、失礼しました〜
 

127: 薫+*Mio+*◆v.:2017/09/07(木) 16:30

おおっ、2巻完結おめでと!
色々面白かったよ!
藍ちゃんのポジティブ見習いたい!
3話も楽しみにしてるね!

128:みぃ◆8Q:2017/09/07(木) 20:12

>>126
初めまして!
作者のみぃです。
目を通してくださっていてありがとうございます!
藍ちゃんLOVEなんですね!
これからも良ければよろしくお願いします!
お互い執筆頑張りましょう!

>>127
薫ちゃんありがとう!
おかげさまです!
途中トラブルもありながら…。
完結出来て嬉しい限りだよ!
これからもよろしくお願いします!

129:みぃ◆8Q:2017/09/07(木) 20:19

『*レインボーハッピー* 3』

*金子 藍*
メンバーカラーはピンク。
スカウトされて芸能界へ。
愛称はあいぴー。
特技はピアノ。

*見水 夢乃*
メンバーカラーはライトブルー。
レイハピのリーダーで愛称はゆめりん。
スカウトされて芸能界へ。
夢歌の妹。

*佐山 結奈*
メンバーカラーはイエロー。
元モデルからアイドルへ。
愛称はゆっち。
特技は英語。

*宇都 りりか*
メンバーカラーはパープル。
元青空キラリメンバー。
愛称はリリー。
特技は写真撮影。

130:みぃ◆8Q:2017/09/07(木) 20:40

1.わたし、藍!

お弁当を学食へ持っていく。
となりには、わたしを応援してくれたり、相談に乗ってくれたり。
良き友達がいるんだ!

「藍ちゃん、こっちこっち!」

その中のひとり、琴ちゃんに手を引かれてみんなの輪に入る。
左手は琴ちゃん、右手は千尋ちゃんが握って。

「5人分の机空いてたね!いつも空いてないのに」

美音ちゃんが腰を下ろして、みんなもそれに続く。
陽菜ちゃんがお弁当を開いた。

「今日のお弁当、レイハピイメージなんだ〜」

陽菜ちゃんは家庭科が得意。
だから、お弁当は陽菜ちゃんが作ってるんだって。

わたしは藍!
名字は金子。
だけど、芸能界の中では、金宮藍。
愛称はあいぴー。
レインボーハッピー、略してレイハピメンバー!
アイドルだよっ!
ひょんなきっかけでスカウトされて。

わたしもお弁当を開く。
いつもお母さんが作ってくれるお弁当だよ。
中身は…普通の。
でも、お母さんはお料理が得意だから、すっごく美味しいの!

「いただきま〜す」

学校内でも、先輩後輩の関係なく、普通に野次馬は来る。
色紙持ってくる人もいる。
先生の中にもいる。

「藍ちゃんどう?仕事は」

「そろそろ初アルバム出るよ!」

『中学生戦隊レインボーハッピー』。
これが初アル。
わたしたちレイハピも頑張ってるよ!
今日も帰ったら仕事。
本格的に歌の練習が始まってて、『中学生戦隊レインボーハッピー』は覚えたけど、『コトバのタネ』が覚えられないんだよね〜。

「頑張ってね、藍ちゃん!」

「うん!」

わたしが学校に来ると、話題はだいたいわたしのこと。
だし…これからまた来れなくなる。
そろそろ初の中間テストなのにぃ。

131: 薫+*Sena+*◆T.:2017/09/08(金) 16:16

みぃ、単刀直入にお願い!
ガルトの私の言葉を見て!
お願い!!!!!!

132: 薫+*Sena+*◆T.:2017/09/08(金) 16:22

連レスごめん!

みぃ、私、みぃの小説大好き!
話したことも、全部忘れない!
コラボも、小説も放ってゴメンね。
詳しくはガルトで!
これからも、永遠友!!!
またね!
何度も言うけど、詳しくはガルトで!

133:岬◆8Q 元みぃです!:2017/09/09(土) 07:59

薫ちゃん、読んできたよ。
これからも永遠友でいてね。
私、薫ちゃんの小説放りたくないから続きから私書こうか?

134:岬◆8Q:2017/09/09(土) 09:07

2.幼なじみ・優ちゃん

電車に乗って、参考書を見る。
数学の解き方だけど。
xとかyとかaとかbとかcとかっ!
意味分かんないよーーー!
わたし、授業受けられない分、参考書で勉強してるの。
みんなが授業受けてない範囲も先取りしちゃってね!

「次は〜泉川〜泉川〜」

ここだ!
制服で着ていてちょっと暑い。
まだ冬服だからね。
6月終わりなのに。
7月から夏服オーケーとか無理っ!

「あ、藍ちゃん!」

後ろを振り向くと、幼なじみの優ちゃん!?
中学校を受験してね、女子校行った子だけど…。

「藍ちゃん、レイハピに入ったんだよね。『レイハピガール!』見てるよ」

「ありがとう!そろそろ、アルバムも出すんだよ!」

優ちゃんは、「もちろん買うから」って言ってくれた。
女子校の制服、さすが、カワイイ!
スカートはチェック柄で短め。
上は紺の、ボタンに一個一個校章が描かれてるのだった。

「藍ちゃんそこの事務所でしょ?行っていいよ!じゃあね!」

「バイバ〜イ」

わたしは、事務所に走った。
途中で、わたしに気付いた人がいたっぽいけど。
鬼ごっこみたい。
事務所に入ると、ゆめりんが先に来ていた。

「こんにちは、ゆめりん!」

「あいぴー!」

ゆめりん___見水夢乃ちゃん。
本名は、見水桃乃ちゃん。
わたしがファンの女優さん、夢歌ちゃんの妹なの!

「ごきげんよう、ゆめりんたち」

あ、リリー!
リリー___宇都りりかちゃん。
元青空キラリっていうアイドルグループのメンバー。
本名は、宇野りりかちゃん。
と、最後に。

「あいぴー」

ゆっちが走ってきた。
ゆっち___佐山結奈ちゃん。
元モデルで、本名は北山結奈ちゃん。

「みんなそろったね!美代子さんに言ってきていい?」

美代子さん…。
曲の振り付け師さん。
ちょっと厳しいんだ。
わたし、ダンス経験なかったから。
歌も、音楽でちょっとやるくらい。
それを同時になんて、キツイ。
マイクも、衣装もあるのに。
でも、初経験のゆめりんは出来る。
きっと努力してるんだよね〜。
わたしは、ボイトレくらい。

「みんな来たわね。やるわよ」

この人は小保さん。
れっきとした男なんだけど、しゃべり方が気持ち…。
言わない言わない。
小保さんって、マネージャーかな。
多分。
いろいろやっててよく分からないんだけど、多分ね、マネージャー。

「美代子さんお願いします」

うっ、来た。
小保さんの後ろに続いたのは美代子さん。
その後ろに続いたのは、スタイリストさん。

「今月中に、アルバム作成終了しちゃうから。学校は、藍みたいにテストの日以外は休み」

はーい。
わたしは、『中学生戦隊レインボーハッピー』の立ち位置に立った。

135:岬◆8Q:2017/09/09(土) 09:19

3.コトバのタネクリア!

みんな制服のままのレッスン。
スタイリストさんが言うには、『中学生戦隊レインボーハッピー』の衣裳は、制服。
そこから脱ぎ捨てて新たな衣裳だそう。
めちゃめちゃ暑いから注意って。
無理っ!

「はい、いくよー、マイク持ってー」

マイクをもらって、曲は小さな声で。
躍りをメインに曲を通す。
全部通すと、ずっと練習してきたので、あっさりオーケー。
次は、なぜか『コトバのタネ』。
わたし、苦手なんだってば〜!
でも美代子さんはお構いなし。
ガンガン進んでく。
CDで『コトバのタネ』が流れる。
この曲、振り付けがちょっと迫力あって、何と言うか、動きがキビキビっ!

「ちょっと!」

美代子さんがCDを止める。
お、怒られるっ!
わたしは目をギュッっと閉じて身構える。
すると…。

「りりか!?どうして動けないの。ひとりだけ遅れてる。藍が出来るようになれたのに」

えっ、わたし出来てた!?
やった〜!
ゆっちが見てきて、にっこり笑う。
リリーは、美代子さんに指導を受けてね。

「はーい、やるわよ。スタート」

また曲が流れて、わたしは真ん中に動くんだ!
ちょっとずつ歩みながら、トン、トン、トントントン!
オーケー出来たっ!

「藍すごいわ!『コトバのタネ』出来たじゃない。その調子」

「ありがとうございます!」

『コトバのタネ』難しいのに。
次のレッスンは、『中学生戦隊レインボーハッピー』の歌付き。
演奏だけて音楽が流れる。
1・2・1、2、3、4っ!

136:岬◆8Q:2017/09/09(土) 19:07

4.脱退危機!?

『レインボーハッピー』

最後の歌詞を歌い終わって、決めポーズ。
曲が止まると、美代子さんがゆめりんのとなりに並ぶ。
リリーの代わりかな。
美代子さんがリリーの立ち位置に行って、リリーは弾き飛ばされる。

「りりか下手になったわね。もっと大きく見せること。いい?」

リリーはションボリしながら聞いていて、また曲が流れた。
美代子さんが代わりに立っている。
普通に歌っていいのかな?
戸惑いつつも、みんなと合わせながら歌う。
リリーは、体育座りでわたしたちを見ていて、やがてため息をついた。

「わたしは元青空キラリ。国民的アイドルだったの。なのにどうしてわたしばっかり注意されるの?」

曲が流れている最中も、美代子さんに向かってリリーは反発。
小保さんが曲を止める。

「りりか、美代子さんは正しいことを言っているわ。聞きなさい」

「イヤよ。わたしは間違ってない」

リリーは、美代子さんと小保さんをにらむ。
いつもいい子のリリーがにらんでいて、ちょっと足がすくんだ。

「レイハピより、青空キラリの方が良かったのかしら」

「やめてリリー。せっかく仲良くなれてきたし、レイハピやろうよ!」

ゆめりんがリリーに訴えかける。
この前もあったな。
リリーが自分の意思を貫いてたこと。
きっとそれだ。

「いい?りりか。元青空キラリでいい子だからってひいきしない。気を抜かないでちょうだい」

「気は抜いてないわ。わたしは何事も一生懸命よ!」

リリーは一生懸命やってるけど…。
美代子さんや小保さんが言うことも一理あるし…。
リリーがわたしたちを見る。

「この三人グループでレイハピ作ればいいじゃん。わたしは青空キラリに戻るから!」

リリーは怒って楽屋に戻った。
レイハピメンバーひとり脱退危機!?
なんとしてでも止めないと!
わたしは、リリーの楽屋に走った。
レイハピメンバー四人合わせなきゃ、全然レイハピじゃない。
わたしは、祈るような気持ちでドアをノックした。

137:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/11(月) 18:43

これからレイハピはどうなるのっ!?
気になる!
それと、私の小説でレイハピ出しても良いかな?

138:岬◆8Q:2017/09/11(月) 21:33

ありがとう、リリカ!
(絶対何とかして見せる!藍)
ぜひ出してくださいな。
これからもよろしく〜!

139: 星鷹、 ◆6k 初音:2017/09/12(火) 06:56


わたしもレイハピ出していいかな?

140:岬◆8Q:2017/09/12(火) 06:57

ぜひぜひどうぞ〜!
(こんな駄作で良ければ)

141:  星鷹、 ◆Lt.:2017/09/12(火) 16:15


ありがと〜
(いや、駄作じゃないよ)

142:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/12(火) 17:19

ありがとう!

143:岬◆8Q:2017/09/12(火) 20:38

みんなの小説のお役に立てて何より!
使ったら報告よろしく!
飛んでくから。

144:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/12(火) 20:54

じゃ、報告するねー!

『時を駆けて、初恋*します。』で使ったよ!
夏音がレイハピの事が大好きって、事で!
これからも、出していいかな??

145: ゆめうさぎ、 ◆6k 初音だよー:2017/09/12(火) 21:06

報告!

『Crystal・Clear・Landscape -瞳に映る景色-』で使ったよ〜
くるはちゃんと凛と色々な子が好き設定だよ!←え、雑!
あと、藍ちゃんって『あい』ちゃん?『らん』ちゃん?

146: 薫+*Mio+*◆v.:2017/09/13(水) 15:34

岬、やっほー!
レイハピどうなっちゃうのか、メチャクチャ気になるっ!
やっぱ、リリーとミオウに共通点沢山ある気がする……。

あのさ、私ものっかって、レイハピ出していい?
解フル☆に。
一応コラボもしてるし、知り合い設定だけど……。
あ、嫌ならビシッと断ってくださいねっ!
ではまたっ☆←なんとなくトウナ風

147:岬◆8Q:2017/09/14(木) 20:17

リリカ、ありがとう!
チェックするね。
使ってくれてありがとう!
これからもぜひ使ってね!

ういちー、あいちゃんだよ。
あいぴーこと藍ね。
使ってくれてありがとう。
こちらもチェックするね!

薫ちゃん、ぜひぜひ!
私も黙ってたまに出しててごめん…。

148:  初音、 ◆Lt.:2017/09/14(木) 20:26

>>147

あ、そうだったね!!実は藍凪(あいな)ちゃんだそうと思ってたんだよ~
被ってるかな(思われるかわかんないけど)?っておもわれそうで聞いた…
どうでもいいね( ˘ω˘ )
これからも使うからよろしくね!

149:岬◆8Q:2017/09/14(木) 20:29

あ〜、全然気にしないで〜。
藍凪ちゃんね。
了解!
チェックするときに要注意して見る!
ぜひぜひ使ってねーーー!

150:岬◆8Q:2017/09/14(木) 20:39

5.思わぬ言い合い

リリーは、渋々ドアを開ける。
キッっとにらまれて、思わず足がすくんだ。

「今更何よ、金宮さん」

「リリーこそどうしてっ!」

「楽しくないもん。青空キラリって今は3人グループでしょ?レイハピは3人グループ、青空キラリは4人グループになるのはダメ?」

わたしたちは…3人グループ?
リリーキライなの?
レイハピ。
わたしは大好き。
楽しいし、パァッっと明るくなれる。

「金宮さんもさ、レッスンしたら?」

「リリーはさ…」

勇気を振り絞って、リリーを見つめる。凜とした目で。
力強く、語りかけるように。
リリーの顔が強ばってゆく。

「どうしてレイハピ入ったの?」

「オファーが来たからよ。特に理由なんてない」

わたしは、拳を固めてにらんだ。
レイハピに入るため、わたしがずっと考えてきた合言葉。
『アイドルは笑顔屋にあり』。
笑顔を届けられないアイドルなんてアイドルじゃない。

「ダメ!青空キラリに戻っても一緒。何をやっても上手くいくわけない!」

リリーの目には大粒の涙が溜まっていた。
瞬きした瞬間、涙がボトッっと頬を伝った。

「ずっと一般人だった金宮さんに言われたくない…!大してかわいくもないくせに…!」

リリーは、わたしをドンと押して楽屋を出ていった。
途方にくれたわたしは、レッスンしていた場所へ戻った。

151:岬◆8Q:2017/09/14(木) 20:54

6.見捨てられた?

ゆめりんとゆっちが手を取り合って待っていて、わたしが来ると、小保さんたちもわたしを囲んだ。

「りりかは?りりかはどこへ行ったのよ」

小保さんが追い詰めて来ながら聞く。
思わず後ずさりする。

「帰りました。すみません」

うつ向きながら答えると、小保さんが頭を抱えてうなった。
レイハピの結成1ヶ月ちょっとなのに脱退メンバーってね…。

「わたし、リリーを追い掛けてくる」

ゆめりんが走っていったけど、美代子さんは止めた。
どうせ帰ってくるって。
だけど、一向に帰ってこない。

「アイドルが必ず通る道よ。りりかもそう。気にしなくていいはずよ」

アイドルとしての心構えが足りない気がするけど。
わたしに言われたくない気持ちは分かるけど。
だけど事実じゃん。

「気にせずにレッスンレッスン!」

美代子さんが手を打って呼びかける。
動きたくないけど…。
どうせリリーはどこに行ったかも分からない。
戻っても来ない。

「何よ夢乃。わたしのせいだとでも言いたいの!?」

美代子さんがゆめりんに切れる。
きっと、美代子さんもこんなに怒りたくないんだろうな。
先生よく言うよね。
怒りたくて怒ってるんじゃないって。
それもあるけど、レイハピが壊れないかって怖いんだと思う。
ゆめりんも押さえてるし。

「いいえ。レッスンお願いします」

冷静な対応にホッっとしつつ、『コトバのタネ』のダンスレッスン。
右、左、上、下、右。

「もうダンスレッスンは終わり。もうやれないわ」

美代子さん!
でも引き留めれず、あっさり帰してしまった。
どうしたらいいの…?
レイハピメンバーは、3人で立ちつくしていた。

152:岬◆8Q:2017/09/21(木) 21:23

7.突然の電話

何をすることも出来なかった。
レイハピメンバーとしてダメ〜!
 プルルルルプルルルル

「藍出てー」

ママがキッチンから声を上げ、わたしは受話器を取る。
美音ちゃんからだった。

「藍ちゃん今大丈夫?」

「うん、オーケー」

美音ちゃんと約束して、近所の公園へ行く。
ちょっと長くなるらしい。
久しぶりにブランコに乗りながら美音ちゃんを待つ。

「あ、金宮さん」

この呼び方と言えば!
ストレートのロングヘアー。
高くて透き通ったような声。
身長も高くてカッコいい美少女。
リリー!?
この辺りに住んでたの!?
美音ちゃんがリリーと会うとまずいので、とりあえず家に帰ってもらう。
それから、訪問することにした。

「すぐそこの家。宇野って表札あるから」

リリーは引き返して、白い、一際目立つ家に入った。
さすがリリー。
小さい時から働いているだけあって、儲かってる!
家もめちゃめちゃ大きいもん。

「あれ、藍ちゃん!」

美音ちゃんが別の入り口から入ってきた。
リリー見られてないよね。
反応はしてなかったのでホッっとしつつも、リリーの家をながめた。

「ベンチ座ろ」

美音ちゃんが指差したベンチには、気付かなかったけど、陽菜ちゃん、琴ちゃん、千尋ちゃんがいた。

「みんな!」

わたしはベンチに駆け寄る。
久しぶりに会ったかもだよね。
琴ちゃんが、千尋ちゃんと身を乗り出した。

「何か美しくなったね!」

「へっ?」

千尋ちゃんの、唐突な誉め言葉に照れつつも、陽菜ちゃんのヘアピンに目を止めた。

「ヘアピン変えた?」

「藍ちゃん気付いてくれたぁ!ありがとう。これ、ママが買ってくれたの」

買ってくれたってワードで思い出したけど、わたしお金返してない。
東京旅行の。
わたしが貯めてるお金で余裕に返せるけど。

「美を研究してる子みたい」

琴ちゃんがにっこり笑う。
研究なんかしてないよ。
ただ、ゆっちを真似してるだけだもん。美しくなった…。
うんん。
美しいのは、ゆっちだよ。
普通の女の子のわたしは、うっすりため息をついた。

153:岬◆8Q:2017/10/09(月) 21:40

8.みんなの支え

千尋ちゃんは、心配そうに顔を覗き込んだ。

「大変そうだけど、大丈夫?リリーが抜けるとか何とか」

もうバレてるんだ。
世間に出るのって本当に早いんだな。
思わずビックリしつつ、うなずく。

「リリーのブログに書いてあった。青空キラリに戻るって」

「レイハピ欠けるの早いよ〜」

美音ちゃんと陽菜ちゃんが悲しそうにつぶやいた。
確かに早い。
結成2ヶ月とか聞いたことないもん。

「すごい大変だと思ったから、ちょっと呼んだの。来るのだけでも疲れたかもだよね」

「うんん、ありがと」

琴ちゃんに背中をさすられて、ちょっと冷静になれた気がする。
リリーはそう言ってる。
だったら仕方ないんだ。
レイハピに戻る気はないんだから。
なら、青空キラリよりレイハピって思えるようにしなくちゃ。

「どう、落ち着いた?」

美音ちゃんに聞かれて、わたしは肩の力、いろんな力が抜けたのに気付いた。

「みんな、ありがとう」

わたしは立ち上がって、みんなを見回す。
夕暮れの公園。
みんなはホッっとした顔で解散した。

154:みゆ◆x.:2017/10/25(水) 20:47

名前変えました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
9.レイハピの華

みんなと別れた後、わたしはこっそりリリーの家へ向かった。
確かに、宇野さん家だね。
ドアフォンを鳴らすと、リリーの声が聞こえた。

「入ってちょうだい。ドアを開けて、入ったらすぐ閉めて」

そうだね。
特定されたら本当に大変。
リリーなんかはねえ。
わたしなんかより人気だし。

「お邪魔します」

言われた通り、ドアをすぐ閉める。
リリーが立っていて、リリーの部屋に案内された。

「うわっ、リリーの部屋カワイイ」

「そう?普通でしょ。あとさ、宇都って呼んでくれる?」

とうとう名字呼び!?
でも、ここで反論して話が聞けないなんてダメだ。
ここは我慢我慢。

「宇都、で、いい?」

「ええ」

さんも付けずに呼ぶと、リリー…宇都も金宮と呼んできた。
なんか、ヘンなかーんじ。

「金宮、わたしが青空キラリ戻ったらどうなると思う?」

わたしは、うーん?と考える。
宇都がいなくなったら、結構変わると思う。
だから、一番大きなことを考えていると、宇都はつぶやいた。

「一瞬で出ないくらい、わたしの存在って小さいのよ」

「そんなことない、だって…」

「金宮にわたしの何が分かってそんなこと言えるの!?青空キラリから抜けてから、普通のところにブログ立ててやってるけど、抜けたこと書いたわよ」

もうあっという間に拡散されてる、ってことだよね。
宇都は、天井を仰ぐ。
悲しそうな目で。

「わたしはね、宇都がいなくなると、レイハピの華がなくなると思う」

わたしの言葉に、宇都は息を漏らした。

155:みゆ◆x.:2017/10/25(水) 20:55

トリップも変えました。
証拠に前のトリップ。
今のが↑。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
11.届いた気持ち

宇都に見つめられて、ちょっとたじろぐ。
だけど、体勢を立て直す。

「そりゃあね、わたしやゆめりんは、スカウトだから初めてだよ。宇都みたいな、元からやってる子とは違うのは仕方なくない?」

「だからよ!なのに、わたしばっかり指摘する。それだけ邪魔なのよ」

「違うってば。宇都が元からやっててわたしたちと違うから、伸びて欲しいんだよ。指摘ってそういうことだよ。伸びてほしくない人に教えない」

我ながらいいこと言った!
そんなことを思いつつ、宇都を見る。
宇都はにっこり笑った。

「ありがとう。あいぴー。やっぱり、あなたはいい子ね。だからスカウトされたのかも」

あいぴーって呼んでくれた!
宇都…うんん、リリーは、スマホに向かって何か打ち付けている。
それが終わって、見せてもらう。

『タイトル やっぱり戻るのです!
内容
わたしは恵まれてるね〜♪
みんなが応援してくれてるし、あいぴーって仲間が。
レイハピって仲間がいるから。

戻るね…!
迷惑かけてごめんなさい。
わたしはレイハピが大好き!』

伝わった!
この思い。
わたしはリリーと微笑みを交わして、家へ帰った。

156:みゆ◆8Q:2017/10/25(水) 21:09

すみません。
トリップ変えるの忘れてました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
12.ゆっちだけがいない

今日は個人ロケ!
東京ガールズ事務所へ向かう途中、優ちゃんとおしゃべりしていた。
たまたま会ったんだよね。

「頑張ってね、藍ちゃん!」

「優ちゃんもね!」

別れると、事務所へダッシュ。
そのまま階段を駆け上がる。
すると、リリーがスタイリストの人に髪の毛をアレンジしてもらっていた。
いるじゃん、リリー。

「おはおは〜。リリーじゃん!ブログ見たよ。あいぴーナイッス」

ゆめりんがピースする。
わたしもし返した。
楽屋でレイハピTシャツに着替え、レッスン室へ。
まずは朝礼みたいなのから。

「今日は、佐山さんが撮影で一泊二日の日程でいません。個人ロケを行います。前に行ったロケは、それで放送。第2回の個人ロケです」

小保さんが説明する間、あくびが止まらなかった。
今日が個人ロケって聞いて、めちゃめちゃ練習してたもん。

「ちょっと、藍?あくび禁止」

「すんません」

小保さんににらまれて、ドッっと笑いが起こる。
ちょっとみんな!
ここ、笑うタイミングじゃないでしょうよ!

「今着ている黒のレイハピTシャツで行います。以上」

朝礼が終わり、スタイリストさんにセットしてもらう。
ゆっちがいないと寂しいな。
いつもだいたいふたりだし。
アイドルって、メンバー決まってるから、誰かとだけ特別な関係とかダメなんだけど。

「藍ちゃんは髪型どうする?」

「編み混みしてください」

スタイリストさんが編み混みしてくれているとき、すごく思った。
わたし、個人ロケ大丈夫かなって。
だって眠いもん。

157:みゆ◆x.:2017/10/25(水) 21:31

今のがこれ。
分かっていただけましたでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
13.ようかんの食リポ

オーケー、レッツゴー!
スタッフさんたちも引き連れて、『日本が誇るスイーツ広場』へ。
人気メニュー、ようかんと大福をチェックします!
カンペに、『笑顔で周りの人に話しかけて!』と書いてある。
その通りに話しかけていく。

「おはようございま〜す」

「あ、あいぴー!」

「レインボーハッピーの子よ!」

「テレビで見たことある〜」

わぁー、結構有名じゃん。
もうこんなにいけてんだね。
ブレイク早い…。

「ありがとうございま〜す」

みんながわたしたちを取り囲む。
スタッフさんたちが、みんなをもうちょっと離れるように指示。
かわいそうに。
別にいいのにさ。

「はーい!ここは、東京都にある、日本が誇るスイーツ広場でーす!」

わたしが声を張り上げる。
みんなにお辞儀しながらお店に入る。

「失礼しま〜す。わたしは、レインボーハッピーのあいぴーこと藍。ようかんと大福をチェックしに来ました!」

「いらっしゃあい!」

一番大きな個室へ案内してもらい、スタッフさんと話す。
リリーとかは、多分スタッフさんと友達になってるんだろうな〜。

「あいぴーはようかん好き?」

「食べたことないんですよ〜。だからめっちゃ楽しみです!」

これはマジね。
本当にようかんって食べたことない。
大福はあるけど。
よーし、逆に聞いてみよ。

「スタッフさんは好きなんですか?」

「ま、まあ…」

「嫌いそっ」

わたしが突っ込むと、辺りが笑いに包まれた。
こんな感じでいいかな〜。
すると、店員さんがようかんを持ってやって来た。

「こちらが、本店人気のようかんになります!」

「ありがとうございまーす。わぁっ、カワイイ〜!美味しそ〜う」

この形カワイ〜イ。
フォークで小さな塊にして、パクリ。
店員さんもわたしを見ている。

「ん〜!」

めちゃめちゃうまい!
何このスイーツ。
こんなものが存在してたの!?

「めちゃくちゃうまいです。超絶美味しい!柔らかいし、甘さがちょうどいい感じで」

ようかんをあっという間に平らげると、次は大福がきた。
イチゴが乗っかった、真っ白な。
まるで透けるくらい。

158:みゆ◆x.:2017/11/05(日) 20:36

14.アイドルリポーター

すぐに大福も来て、わたしの目はさっき以上に輝いた。
すごいいい香り!
落ち着くんだよね、大福の香り。
よく食べてるからかなあ。

「美味しそ〜う!じゃあ早速食べてみたいと思います。いただきます!」

大福を、一口小さく。
中に何が入っているのか分かるようにするためだよ。
カメラが、大福の中を撮す。

「うわぁっ!美味し〜い。今まで食べたことないくらい美味しいです!」

大福を、また一口と食べていく。
食リポも忘れずにね。

「すごく濃厚で、口いっぱいに大福の甘さが広がります!いちごも甘酸っぱくて最高です」

大福も、ようかんと同じように平らげると、最後にお店の人に質問。
これが結構大事らしい。

「大福って1日どれくらい売れるんですか?」

「そうですね。多い日ですと、50個くらい売れますね」

「多い〜!売り切れちゃいますね!」

カンペを見ると、『作ってるところ見ます』と書いてある。
見れちゃうの〜?
私、大福の作ってるところは見たことない。
見る機会もなかったし。
レイハピやってて見れるなんて!

「なんとですね!大福の作ってる工程を見せていただくことになりました」

ひとりでカメラに向かって拍手する。
席を立ち、厨房へ向かう。
大福の香りがもっとする!

「いい匂いめちゃめちゃするんだけど!ヤバイ!」

カメラで伝わらない香り。
これはめちゃめちゃ伝える!
厨房の中で、クルリと一周して、カット。
ここで、エプロンを着るの。
厨房で働いてる人と同じエプロン。
着ると、また同じところでクルリ。
ここから撮影がスタート。

「厨房で働く、金宮でーす!厨房の様子をリポートします」

まずは、店長さんが作ってるようかんの様子からリポートする。

「私がさっき食べたようかんでーす!こんなに手間かけて作ってまーす」

ようかんコーナーを終わり、次に大福を作ってるところへ。
リポーターも楽しいな。
アナウンサーになれば出来るかも。
ちょっとニヤニヤしながらリポーターとしてリポートしたのだった。

159:相原梨子◆x.:2017/11/27(月) 21:48

15.書道教室でロケ!

お店を出ると、早速カンペに何か書いてある。
『読んでください。』と。
読み終わると、カンペがめくられる。

「え〜、今度は、今までスイーツとか食べてたんですけど、日本の和を知るために、書道教室へ行ってみたいと思いまーす!」

ひとりで手を叩くと、すかさずスタッフからつっこみ。

「カンペ丸読み…」

「ちょっ、思っても言わないでくださいよ〜!」

ちょっと歩き、ロケ車に乗って書道教室へ向かう。
わたし、字下手なんだよね…。
ちょっとゆううつかも。
ロケがイヤなんて言えないけど。
スタイリストの人たちに格好を直してもらい、ロケ車は停車。

「降りてくださーい」

降りた時点で、カメラは回る。
ロケ車を降りるとき、「着いた〜」とつぶやいてみた。
とりあえず話すことって大切だよね!?

「その書道教室。こちらになります」

スタッフが指差してカメラが向けられた建物。
いかにも和ってイメージ。
それをそのままつぶやきながら、足を傾ける。

「すごいね、ここ。カッコいい」

すると、カンペに大きな字で『ワープジャンプ』と書いてあるのに気付いた。ワープジャンプとは、レイハピロケで決めた言葉。
ジャンプしたら移動してるとか、変わってるみたいな加工の仕方の撮影法。

「では!」

あれっ?
またカンペに書いてある。
『着替えまーす、せーのって言って』って、そのまま〜!?

「ちょーっと着替えたいと思います!せえのっ!」

カメラが切られ、着替え。
私服だったけど、書道教室の一角で和服、袴を着る。
まだ生徒さんと会っていない。
こっそり、音を立てないように。

「せーのっ、だんっ!袴、着替えましたよ〜。和服って聞いてたんですけど、レイハピあいぴーって洋服のデザインでーす」

さ〜、サプライズみたいな感じで、生徒さんを喜ばしちゃうよ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前変えました。

160:相原梨子◆x.:2017/11/27(月) 21:56

16.みんなとLet's 書道!

「失礼しま〜す!わたしは、レインボーハッピー略してレイハピのあいぴーこと金宮藍です!よろしくお願いします!」

生徒さんは、口をあんぐり開けていて、ビックリしている。
結構有名になってきたかな…。

「みんなわたしのこと知ってるかな?あ、書道頑張ってね、ごめんね」

書道の先生、峰音先生から物の名前を教わる。
墨とか硯とか文鎮とか、ムズイ!
だけど、頑張って覚えること30分。
やっと筆を握ります!

「藍って大きく書いてみてください」

真っ白な半紙にのびのびと書かれた峰音先生の『藍』。
わたしの前にある真っ白な半紙に、真っ黒な墨を浸した筆を近付ける。

「のびのびしてていいですよ!」

わたし上手いっ?
最後の止めを書き終わる、と。
峰音先生はうーんと腕を組む。

「あいぴーはのびのびしてますから、もっと上手くなります」

ウソ!
もう無理かと思ってた。
わたしは、峰音先生にもっと教わって、ロケも忘れてみんなと仲良く藍の字を書いた。

161:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 18:51

17.素のままのわたし

カットがかかる。
休憩時間だ。
レイハピの事務所の方で用意していた飲み物をちょうど教室に来ていた生徒さんや峰音生徒に配る。

「藍、ちょっと」

スタッフさんに呼ばれて、書道教室から出る。
怒られるのかな…。
ドクンとしつつ、スタッフさんの口元をずっと見つめる。

「すごく、途中から楽しそうにやってて、良かったんだけど…。初めが固かったわ」

「すみません」

スタッフさんは「いいのいいの」と言って背中を押した。

「どうして藍がスカウトされたかっていうと、お姉さんが断ったからって思ってない?」

「思っています」

スタッフさんは微笑んだ。
そして、一枚の紙を取り出した。

「小保が書いてた紙。藍は、素のままで笑っていけるって言ってたわ。出来てる?」

出来てないかも。
すると、またスタッフさんは口を開いた。

「視聴者さんが見たいものって何?藍がスカウトされる前、どんなテレビが好きだった?」

「えっと、好きな芸能人が出てるテレビ、ドッキリ、ホラー…」

「これはドッキリやホラー企画じゃないでしょ?藍が、好きな芸能人になればいいのよ。そのためには、どうしたらいいと思う?藍の好きな芸能人は誰なの?」

好きな芸能人は、夢歌ちゃん。
それから〜、菊音ちゃんも大好き!
それをスタッフさんに言う。

「夢歌ちゃんや菊音ちゃんのどんなところが好き?」

「う〜ん。いつも楽しそうにしてるところや、飛び抜けた欠点があるところです。面白いから」

スタッフさんは、わたしの両肩をガシッっと掴んだ。

「それを真似してみたら?きっと大好きな芸能人になれるわ。わたしは藍を信じてる」

書道教室にスタッフさんと入る。
何でこんなこと知ってるんだろう。

「そろそろいいですかね〜?」

誰かがそう言って、わたしは定位置である席に座った。

162:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 19:05

18.初サイン

出来上がった『藍』。
我ながら上出来〜!
峰音先生は、はなまるを朱液で書いてくださった。

「ありがとうございまーす!」

最後に、書道の片付けまでやらせていただく。
墨の香り、忘れないようにしなきゃ!
めちゃめちゃいい香りだもん。
筆をペットボトルの中で洗い、書道教室の貸し筆ボックスに返却する。

「藍、上手かったね」

うったんこと内海さんが親指を上に立てる。
良かったって意味。
良かった〜。
自信なかったもん。

「来ていただいてありがとうございました!またお越しください」

峰音先生がお辞儀する。
わたしをはじめとするスタッフさんもお辞儀した。
うったんが小さな声でわたしを呼ぶ。
カンペに何か書いてある!
これを読めばいいの?

「ここに、レイハピの藍が来た記念にサイン書いてもいいですか?」

「もちろんです。お願いします」

うったんが差し出した色紙に、ゆっちが考えてくれたサインを書く。
慣れてきたかも。
前、めちゃめちゃ練習したから。

「ありがとうございました!失礼しました!」

書道教室のドアを開け、生徒のみんなに手を振った。

「バイバ〜イ!」

いい思い出!
カンペに書いてあるのは、『企画終了まで1分前。早くなるの大丈夫』。
そろそろ締めくくりね!

「はい、ということで、和菓子と日本の文化を紹介すると共に身につけていきました!これからもどんどん身につけていきたいと思いま〜す!」

拍手して、終わりだけど〜と困ったところに、カンペを読むという指示が。
ふむふむ、そういうことね!

「レイハピガール!」

カットがかかり、ロケが終わった。
ロケ車に乗って事務所に帰る。
は〜、疲れた。
わたしはロケ車でゆっくり寝た。

163:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 19:17

19.レイハピらしく

翌日の朝。
久しぶりに全員がそろった。

「なんか久しぶりだね、リリー」

ゆっちが、ちょっとヘンな感じだけどつぶやいた。
相変わらず、ゆっちとリリーってヘンな空気なんだよね。

「ねえねえ、明日ついに初ミニアルバムが売られるよ!何か明日したくない!?わたしやりたい!」

ゆめりんが声を上げた。
中では一番ゆめりんと仲良しのリリーがそれに乗った。

「そうね…。青空キラリだった時は、アルバムが…」

「ねえ、リリー。もうやめない?」

ゆめりんが突然リリーに言う。
どうしたことかと静まった。
みんな、ゆめりんを見つめる。

「青空キラリは、青空キラリはって言うの。わたしたちはレイハピだから、レイハピらしくやろうよ!」

小保さんがちょうど着ていて、ゆめりんの話を聞いていたみたい。
リリーが話し出そうとしたのに、小保さんがなぜか口を開く。

「さすが夢乃。レイハピメンバーで考えたらいいと思うわ」

こちらも相変わらず語尾に『わ』が付いていて、ちょっと気持ちわ…。
続きは言わない言わない。
もう慣れてきたしね!

「じゃあ、こんなのどうかな!朝早くちょっと地味な格好で売り場に行き、一番初めに買ってくれた人に一曲歌ってあげるの!」

わたしの案に、ゆめりんはすぐ賛成。
ゆっちも「いいね」と言ってくれた。
小保さんも、「やってみよう」と言い、すぐ売り場へ電話をかけた。

「あいぴー、あの時は本当にありがとね。戻してくれて。救われたわ」

「うんん」

わたしは、明日が待ち遠しかった。

164:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 19:30

20.ついに発売日

とうとう発売日がやって来た。
事務所のとなりのショッピングモールの一角、CDショップへ入る。
この近くにステージを作ってもらい、ここでひとり買ってもらった時点で一曲歌うことになった。
衣装は、レイハピ練習着。
新しいTシャツ作ったんだって。

「そのTシャツの上に、暑いけどもう一枚Tシャツ着て。下は、メンバーカラーのスカートね」

小保さんがハンガーにかかったTシャツとスカートを指差した。
カワイイスカート。


ロケ車の合間をぬってショッピングモールへ向かう。
CDショップ〜!
レイハピコーナーが出来ていて、大量のミニアルバムが置かれていた。

「昨日、ミニミニミニミニ〜ライブの練習したでしょ?中学生戦隊レインボーハッピーの。頑張るよ!」

「あっ、開店だ」

お客さんは、続々と入ってくる。
バレないように、頑張るぞ。

165:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 19:55

21.初ミニミニミニ〜ライブ!

おっ、手に取った!
ミニアルバムを10枚くらい持ち、レジへ向かう。
他のお客さんもミニアルバムをどんどん購入してゆく。

「みんな、みんな!」

ゆめりんが呼びかけ、ひとり目の人がレジを通り過ぎると共に、みんなでドドドッっとつっこむ。

「せーのっ!」

ゆめりんが声をかけ、みんなで地味な服を脱いで、練習着に!

「お買い上げいただき、」

『ありがとうございましたーーっ!』

周りでスマホを手にしている人たちがたくさんいる。
ファンの方だよね!

「じゃあ、ちょっとこっちに来てください!」

一番初めの方を、小さなステージに案内する。
人だかりがそのまま来て、噂などを聞き付けた人たちも来た。

「皆さん、集まっていただき、」

『ありがとうございまーーーす!』

みんな「わーわー!」と盛り上がっていき、どんどん人は増えていく。
自己紹介からだよね。

「では、自己紹介したいと思います!あいぴー」

「はーい。では、わたしの自己紹介やっていきます。レイハピガール!を見ていない人も、真似してください」

自己紹介が一通り終わる。
ゆめりんまでいってもまだまだ人は増えていくばかり。

「では、わたしたちの初めてのミニアルバム初日発売をもちまして、ミニミニミニ〜ライブをします!聴いてください、中学生戦隊レインボーハッピーです!」

ゆめりんが言い終わると、曲が流れ始める。
マイクを握り、前を見る。
そして、にっこり!

「わたしっ、初代リーダーゆめりん」

「わたしっ…」

『レインボーハッピー!!!』

中学生戦隊レインボーハッピーの曲が終わった。

「ありがとうございまーす!これで、残念ですが、お別れになります」

ゆめりんの言葉に、みんなは「えーーーーーーー」と声を張り上げた。
メンバーからコメントの時間。

「まずわたしから!レイハピのリーダーやってて、こんなにまとまれたことはないって思ったし、感動したことはないって思いました。こんな気持ちをさせてくれて、ありがとーーー!次はリリー」

「はい!わたしは、元青空キラリメンバーで、全然レイハピと違うなって思いました。個性的なメンバーがそろっているレイハピが大好きです!次はゆっち!」

「初めてミニアルバムを出させていただいて、本当に本当に感謝です!これからもレイハピ活動続けていきますので、応援よろしくお願いします!最後はあいぴー」

「本当は泣くつもりじゃなかったんですけど、泣いちゃいましたーっ!…でも、みんなに会えて嬉しいからだと思いますので!本当にありがとう!」

みんなのコメントが終わり、本当にお別れした。
わたしは、嬉しさと悲しさの涙がポロポロ流れてきた。

             (つづく)

166:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 20:00

あとがき

こんばんは!
『*レインボーハッピー*』の作者、相原梨子です。
3巻はいかがですか?
なかなかいろいろありましたね。
私も、どんなことが起こるんだって不思議でした。

初ライブで涙の藍ちゃん。
皆さんは感動して泣いたことありますか?
私はあります。
小説を読んで泣きました。
私が書いている小説で、涙を流してくれる人がいてくださったら嬉しいです。泣いたら、報告お願いします!

最後になりましたが、コメントをくださった方々、読んでくださった方々、本当にありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いします!

     初ライブが嬉しい相原梨子

167:相原梨子◆x.:2017/12/16(土) 20:01

次回予告

ついにライブ本格始動!
初めての本格ライブにレイハピはどう動く!?
アルバムも、ライブに合わせて大量に出ます!

168:相原梨子◆x.:2017/12/17(日) 20:43

『*レインボーハッピー* 4』

人物紹介

*金子 藍*
メンバーカラーはピンク。
スカウトされて芸能界へ。
愛称はあいぴー。
特技はピアノ。

*見水 夢乃*
メンバーカラーはライトブルー。
レイハピのリーダーで愛称はゆめりん。スカウトされて芸能界へ。
夢歌の妹。

*佐山 結奈*
メンバーカラーはイエロー。
元モデルからアイドルへ。
愛称はゆっち。
特技は英語。

*宇都 りりか*
メンバーカラーはパープル。
元青空キラリメンバー。
愛称はリリー。
特技は写真撮影。

169:相原梨子◆x.:2017/12/17(日) 20:55

1.わたし、藍!

今日も撮影。
現場に入り、指定された椅子に座る。
次回から現場がリニューアルされるので、この現場とはおさらば。
最後の撮影になるんだ。

「あいぴー、楽しみだねっ!」

あいぴーとは、わたしのこと。
本名は、金子藍。
芸名は、金宮藍です!
どうして芸能界に入ったかって?
それはスカウトされたから。
本当はお姉ちゃんをスカウトしたんだけど、断ったの。
お母さんが、わたしとお姉ちゃんは似るって言ったから、芸能界に入ったってわけで。
今では、国民的アイドル、レインボーハッピーのメンバーです!

「おーい、あいぴー?」

「はいぃぃぃ!」

呼んできたのは、ゆっちこと佐山結奈ちゃん。
元モデルで、同じレインボーハッピーメンバーなの。
特に仲良しの友達だよ!

「その服で撮影するの?」

わたしは、さっきまで初シングルを出すので、その練習をしていて、練習着のままだということに気付いた。
一番初めにもらった黒いTシャツ。

「ありがとう、ゆっち!」

ちょうど担当の小保さんがいなくて、ほっとしたのもつかのま。
楽屋の私服にすぐ着替えた。
レインボーハッピー、略してレイハピの番組は、レイハピガール!
その撮影は、基本私服で行う。

「急いで、あいぴー!始まるって!」

ウソ!
わたしは、急いで着替えたのだった。

170:相原梨子◆x.:2017/12/17(日) 21:13

2.撮影開始!

撮影の司会は、リーダーのゆめりんこと見水夢乃ちゃん。
しっかり者で、わたしの憧れの見水夢歌ちゃんの妹なの!

「今日は、ゆっちが一泊二日で行ってきたミニ旅と、あいぴーの視野世界、前編をお届けしま〜す!」

「イェーイ!」

すると、大画面にゆっちが映し出された。
VTRだ。

「レイハピガーーール!イェーーイ、やって来ました、ここはどこだと思いますか?」

スタッフさんが「ダダダダダダ」と効果音を付けている。
ゆっちが「ダン!」と声を上げる。

「都内にある、和歩旅館です!ここ、和歩旅館に来た理由は、中に行けば分かるということですので、早速行ってみたいと思いま〜す!」

ゆっちが和歩旅館のドアを開ける。
すると、懐かしの峰音先生が着ていたような着物を着ているおかみさん。

「いらっしゃいませ!」

おかみさんや、若おかみさん、大おかみさん一同が頭を下げる。
皆さんが顔を上げると、ゆっちが息を大きく吸った。

「わたしは、レインボーハッピーの、ゆっちこと佐山結奈です!よろしくお願いしま〜す!」

若おかみさんに案内されて、えっと…極楽の間に向かったみたい。
ここで、コンピュータの文字で『この時、結奈は知らなかった。極楽の間が怖いことを。』と書いてあるのが見えた。

「ヤバかったんだよね、これ」

ゆっちがつぶやく。
それと同時に、VTRも一時停止。
おしゃべりしてくださいの時間だ。

「気になるね、怖いってどういうことなの?オバケ〜?」

わたしがゆっちに尋ねる。
ゆっちは「まだ、言えないな〜」とつぶやいた。
そして、またVTRがスタートする。

「お人形さんいっぱいいますね、ここの部屋。なんかすご〜い」

もしかして、これがオバケ!?
たまにあるよね、ホラー番組で。
お人形さんがいっぱいいる旅館に泊まって、リアクションとか、深夜のカメラ見る番組!
それやったのかな、ゆっち。

「佐山さん、いいですか?」

「はいはい!」

ゆっちは、荷物を置いて、ざぶとんの上に正座する。
スタッフさんはその前のざぶとんに腰かけて、カメラを回している。

「この企画ですが、内容分かりましたかね?」

「あの…ホ、ラー…です、か?」

「アタリです!」

うわっ、やっぱり。
ゆっちかわいそっ!
VTRの中で、小さくゆっちが泣いている姿があった。

171:ありふこ◆x.:2017/12/25(月) 21:14

3.担当マネージャー

夜に時間が飛ぶ。
ゆっちが、スタッフさんとくつろいでいるところが映っている。
仲良くおしゃべりしていた。

「結奈はどう?ホラー」

「絶対無理なんだってば!本当に怖いし。みったん来てよ〜」

みったんは愛称で、内海美津子マネージャー。
ゆっちの担当マネージャーなの。
ちなみにわたしの担当マネージャーさんは、おなじみのうったん。
ゆめりんは、こったんこと、内海琴美マネージャー。
リリーは、りったんこと、内海律子マネージャー。
みんな姉妹なんだって。

「そろそろ出るね」

「待ってよ、みったーん」

みったんは、ゆっちのお願いも無視して、別室で部屋を覗いている。
なんだかかわいそうなんだけど。

「まあ、いいや。何かあっても起きなければいいんだよね?」

ゆっちが言い聞かせるようにつぶやいて、カメラに向かって手を振る。
そして、早送りでスマホをいじっている様子が映り出され、早送りが止まった。

「何か、すみません。この時、怖くてラインしてました」

スタジオでゆっちが言う。
ゆめりんが「しょうがないでしょ。怖いもん」と励ます。
ゆっちもにっこりしたところで、VTRが再生。

「じゃあ、おやすみなさ〜い」

そうして、またも早送り。
深夜の2時になった。
ゆっちは起きていない。

「何かあったの?」

スタジオでゆっちが声を上げる。
文字で『まだこの時の映像を結奈は見ていなかった。』と書いてある。
コンピュータだね。
VTRが流れる。
すると。

「わわわわっ!」

別室にいるみったんが叫ぶ。
おもちゃが、ひとりでに動いた!
小さな音が聞こえてくる。
ゆっち、気付かないの!?

「待って待って待って。こんなことがあったの!?」

ゆっちが叫ぶ。
確かにビックリだよね。
リリーがうなずいた。
あんまり、リリーがゆっちに絡むことってないから、新鮮。

「ヤバイですよ、ヤバイですよ!」

みったんがひとりではしゃいでいる。
文字で書かれている言葉。
これに思わず吹いてしまった。
だって『ひとりでにはしゃいでいるマネージャー』と書かれている。
みったんを、微妙なおもちゃ扱いってことでしょ!?
スタッフさんの間でも笑いが広まる。
めちゃめちゃウケるんだけど!


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