豊田真由子

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1:匿名:2017/07/18(火) 20:42

 私、豊田真由子。女子高校生で、衆議院議員。
 青春も、お仕事も、両方頑張っちゃうんだから!
「あ〜疲れた!」
 宿題を終えて、キンキンに冷えたコカ・コーラ片手に、私はテレビをつけてみる。
「臨時ニュースです。ただいまNASAが発表したことによりますと、ただいま巨大隕石が
地球に接近中で、来週には地球に衝突する危険性があるとのことです。東京大学宇宙物理学部の
久保田学教授によりますと、この隕石がもし地球に衝突すれば、人類が滅亡することはまず間違い無いだろう、ということです」
 私は、顔を真っ青にしながら、テレビを消した。
「え、ええ、ええええええええっ!?それじゃ、私の青春は!?私のお仕事は!?」

8:匿名:2017/07/18(火) 21:29

 結局、集まったのは、30人だけだった。老若男女、様々だ。
 小さな男の子で、泣いているのがいる。
「僕のパパも、ママも、ナマハゲになっちゃった」
 私は、
「大丈夫。私たちで、きっと元に戻すことができるよ」
と勇気付けた。
「…さて」
と、由紀夫さんが皆に言った。
「一体、誰がナマハゲになり、誰がナマハゲにならなかったのでしょうか?偶然?それとも、
何か法則があるのでしょうか?まずは、それを探るためにも、皆さんで自己紹介をしましょう」
 わかったことは、会社員、銀行員、作家、ロックンローラー、学生、自衛隊員、政治家…様々な人種が満遍なくここに集合しているので、
一見、この職業の人はナマハゲになる、というような法則性を導き出すことはできないようだった。
 ふと、工場の入り口のドアが強引に開かれ、そこに一体のナマハゲがいて、
「寝ないこはいねえがあ!?」
と私たちに襲いかかった。
 しかし、警察官人が簡単にそれを取り押さえてしまった。警察官は、やや興奮気味に、
「殺しますか!」
と私たちに聞いてきたが、そこですかさず私が、
「違うだろ〜!!!」
と叫んだ。
「生かして、檻に閉じ込めて、ナマハゲから元に戻す方法を探った方がいいでしょう」


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