お悩み相談委員会!

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1:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/19(水) 19:15

書き方が、多少似たりするかも(恐らく)。

prologue

誰かを助けたい!
それが、私の夢。
その夢を叶えるため、今日もがんばるの!

2:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/19(水) 19:27

1,お悩み相談委員会、発足

玉井七瀬、どうってことない、小学6年生。
今は、委員会のPRタイム。
5年生が新しく入るから、是非とも我が委員会に!ってやつ。

「七瀬、だいじょーぶ?」

親友の、玉来心海が聞く。
うん、昨日も練習したから、

「全然だいじょーぶ!それより、心海、我が委員会に入ってくれない?」

心海はすまなさそうに、(でもホッとしたような)

「ごめん、体育委員会に入ったから、ムリ」

・・・・・全然、傷ついてないからね!
でも、何故か目から雫が。
ハァァ!
自信が無くなってくる!
がんばるんだ、私!
やればできる!

「では、続いて、お悩み相談委員会からの、PRタイムです」

司会が、淡々と言う。
緊張する。
5年生全員の、視線が集中。

「お悩み相談委員会、委員長になった、玉井七瀬です。お悩み相談委員会は、一昨年ありましたが、去年は無かったので、今年新しく、発足しました。主な活動は、皆の学校生活の悩みを解決する事です。是非、入ってください!」

言えた!
パチパチ
拍手が送られた。
あぁあ!
誰か入ってくれると良いなぁ!

3:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/19(水) 21:24

「良かったじゃん、PRタイム」

心海が、ニコッとと笑って褒めてくれた。
良かった!
あんなに練習して!
でも、ドキドキなのは、5年生が入ってくれるか!
6年は、私だけだし・・・・。
あっ、でも、まだ委員会に入ってない6年もいるから、積極的に行こう!

2,メンバー探し!

うーむ、誰に頼もう?
恋愛のスペシャリストとか、いたら役に立ちそうなのに。

「ちょっと、退いてよね?」

悩みながら、廊下を歩いていたら。
後ろから、声をかけられた。
えっと・・・誰?

「あの、誰、ですか?」

後ろにいたのは、ポニーテールの切れ長の目が特徴的な女子。
女子は、あきれたように、溜め息を吐く。

「高橋こばと。知らなかったの、6年間も」

高橋こばとは、苛々と、

「退いてよね、私忙しいんだから」

「あ、あの!」

このチャンスは、逃せない!

「高橋こばとは、委員会入ってない?」

高橋こばとは、ハァ?と頭に疑問符を付けて、

「何勝手に呼び捨て・・・入ってないわよ?」

と、答えた。
よっしゃぁあ!
キターーーー!

「あの!お悩み相談委員会に、入ってくれない?」

4:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/20(木) 20:18

「何それ・・・・あぁ!今日のPRタイムでやってた、あれ?」

良かった!
高橋こばとの記憶に残ってた!
高橋こばとは、あきれたような溜め息を吐く。

「生憎、私は小説書いてるの。だから・・・あっ!」

「小説??」

高橋こばとは、気まずそうに、

「今、聞いてないことにしてくんない?」

私は、ニコォと笑って、

「秘密にしてあげるから、その小説、見せてくれない??」

5:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/21(金) 15:14

高橋こばとは、眉をひそめ、

「なんで、あんたに見せなきゃなんないの?」

ううう!
言われるのを覚悟してたけど、言葉の暴力だーーー!
私は、気を取り直して、

「じゃあ、良いんだ。みんなー!高橋こばとは、小説書いて・・・ムガムガ」

高橋こばとに、口を塞がれる。
でも、こんな事で諦めないもんねー!

「みんなー!・・・・フガムガ」

高橋こばとが、私の耳に囁く。

「あんた、何言ってんのよ!」

私は、ニヤリと笑う。

「見せてくれないと、言うからね?」

高橋こばとは、頭をかきむしってから、

「あーもう!見せれば良いんでしょ!?」

と、手に持っていたノートを私に押し付ける。
ノートは、四つ葉のクローバーが描かれていて、表紙には、『小説ノート♪』と、可愛く書かれていた。

「取り敢えず!今日の授業終わるまでに読んでおいてよ!?」

高橋こばとは言い捨てて、廊下をノシノシと歩いて行った。
ムフフ♪♪
あっさりゲット!
教室に向かって歩きながら、ノートを開けると。
丁寧な文字が、沢山書かれている。
第一話しか読めなかったけど、主人公の気持ちや、綺麗な喩えや文が魅力的だった。
私は、改めて決心した!

「絶対、高橋こばとをお悩み相談委員会に入れるぞ!」

6:まい◆8Q:2017/07/21(金) 15:53

またまたリリカ先生!
新しい作品おめでとうございます。
リリカ先生は、題名で人の心を小説へ引き込む力、原動力があります。
わたしも、こちらの作品も応援しております。

               まい

7:燕人@猿人ではない◆8s:2017/07/21(金) 16:59

ほう、題名に拘りが見える。
私も題名にもうちょっと拘りをいれようかな。
とりあえず読ませていただいた。
頑張ってくれ。以上です。

8:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/21(金) 17:25

>>6
ありがとうございます!!!!!!!!!!!
明スイも、応援しています!

>>7
ありがとうございます!!!!!!!!!!!

9:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/21(金) 18:04

3,小説を書くのは

高橋こばと(長いから、こばとでいいやっ!)は、かなり文才がある。
小説をあまり読まない私がそう思うのだから、みんなが読んだら、驚くだろうなぁ。
主人公と幼なじみ、恋人との永遠の別れ、そして新しい出会い。
引き込まれるような、共感する物語。
こばとは、天才作家かも!
他にも、パラパラとページをめくると。
キャラクターの設定が書かれている、ページが。
うわぁ・・・・。
そのキャラクターの性格や特徴、家族構成まで事細かく書いてあって、すごい。
もう、コレは・・・・・。
恋愛のスペシャリストと言っても、過言じゃないっ!
読み過ぎて、授業中という事を忘れてしまう。

「玉井!玉井!」

桂木先生の声で、ハッとした。
隣の席の、心海が顔を寄せてきて、

「何、真剣に読んでるの?」

聞いてきたから、慌ててノートを閉じる。
このまま読んでたら、国語の成績が下がってしまう!
それだけは、イヤだ。
今年は、授業も委員会も、成功させるって、決めたんだから!
慌てて、授業の国語ノートを出す。
えっと・・・・今は、どこまで行ったっけ?

キーンコーンカーンコーン

ノートを開けて、鉛筆を出した時、チャイムが鳴って、授業が終わった。
うわーーーーーー!
絶対、成績下がったよ!
軽いショックを受け、ヨロヨロと立ち上がる。

「これで、4限の国語を終わります。礼!」

当番が声をかけて、私も仕方なく礼をする。

「七瀬、ポジティブに行こうっ?」

心海が私を励ます。
嬉しいけど・・・・。
はぁ、今まであんなに授業すっぽかした事、無かったのでかなり考えがおぼつかない。

「それよりも、七瀬。今日、給食当番だよ?」

ええっ!?
更にイヤだ。

10:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/21(金) 21:06

まぁ、不幸中の幸いというか、今日の給食は、カレー。
私、給食の中でもカレーが好きなんだよね!
しかも、ルーを盛る係だから尚更嬉しい。

「親友サービスで、盛ってくれない?」

心海がヘンな事を言う。
もう!

「そんなのやったら、男子に怒られるし!公平じゃないから、ダメね」

真面目に切り返したら、心海は泣き真似をして、

「七瀬チャンは、マジメなんだからぁ〜」

と、おばさん口調で言った。
私って、意外にもマジメなんだぁ・・・・。


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